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5月14日の水路風景…5

(『5月14日の水路風景…4』のつづき)

125026.jpg水道橋2号分水路に、久しぶりの突入。照明は我が艇備え付けのささやかなクランプ球でなく、スタッフご持参の撮影用ライトですから、その明るいことはくらべものになりません。

内部にはこれといった変化もなく、三方の壁面も変わらずさっぱりしていて、健全かつ十全に機能を発揮している模様でありました。はい。


125027.jpg本流に戻って神田川を下ると、堀割区間では3本のスパッドを差し込み、ショベルを盛んに動かして、結構な幅のある浚渫船が作業中。

ここを浚渫していただくのは、もちろんありがたいのですけれど、神田川・日本橋川の可航区間中に何ヶ所かある、謎の凸部…沈置物らしきモノを取り除いていただけないかしら…と、妄想がむくむく。


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先日も触れた、お茶の水駅下にもやう土運船。H艇長の艇とくらべるとわかるように、可航幅の半分を占めようというかなりの大きさです。昨日、7月25日夜に聖橋を通った際に見下ろしたら、さらに台船やら足場が増えていて、物々しい雰囲気でした。

紅林課長によれば、お茶の水駅のバリアフリー化に関連する工事とのこと。検索してみると「JR御茶ノ水駅、ようやくバリアフリー化へ」(朝日新聞)、「JR中央線御茶ノ水駅バリアフリー整備について」(JR東日本・PDF)がヒット。駅上空に人工地盤を設ける大工事で、7年はかかるとのことです。聖橋と人工の大渓谷を擁する、都内の川では屈指の景勝地も、当分は落ち着かない状態が続きそうですね。

125029.jpg再開発が急速に進む交通博物館跡地も、高架下の工事が急ピッチで進んでいました。レンガアーチの下にコンクリートの補強が巻かれ、ガラスも入り始めていますね。この下が、博物館の展示室であったころを思い出して、しみじみ。万古不変と思い込んでいたものが、瞬く間に姿を変えてゆくあたり、水辺の構造物といえど例外ではありません。

と、一番下流側のアーチに「いつ、かつぐの?!」と書かれた謎の看板が。どうやら、神田祭に関連したツイッターのタグみたいですが、横浜は大岡川で見た「人間性回復のチャンス」(『大岡川に拾う…1』参照)を、一発で思い出してしまいました。
撮影地点のMapion地図

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(25年5月14日撮影)

(『5月14日の水路風景…6』につづく)

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タグ : 神田川水道橋分水路分水路台船