大横川で艪走
(『2月10日の茂森橋…2』のつづき)
●握ったロウデに力を込めて、ゴトリ、ゴトリと前進開始。狭い水路での艪走のいいところは、自分の速度が体感できること。
何しろ、0.5ktに満たない行き足とくれば、広い水路や海の真ん中では、進んでいることを実感するのは難しいでしょう。その点両岸が間近に迫る狭水路なら、景色がわずかづつ後ろに流れるのがわかり、ゆっくり漕いでいても楽しめるわけです。

●おおお、ちょっとでも気を緩めると、艇があさっての方向に…。でも、これ以上ないくらいゆっくり進んでいるので、仮にゴツンとやったところで、大したことにはなりません。
流れも風もなし、艪漕には最高のコンディション。子供に手を振ったり、橋から見下ろすおじさんに「どこまで漕ぐんですか?」と声をかけられたり、オカとの距離が近しいだけに、結構忙しくもあります。
●のんびり漕いで、南北に伸びる区間を消化し、沢海橋の南、例の狭くてイイ感じの急カーブ区間も、流れがないおかげで順調に通過。
写真のように艪を「押さえ」の状態で立てて、いったん動きを止めると、艪が「舵櫂」の役目をして、ゆるい行き足に応じて右へ頭を振ってくれます。
●大横川南支川との丁字流から、新田橋を望んで。ちょっと息切れしてきたなあ…、以前にも増して、体力の衰えを感じるおトシごろ。
ここも丁字流とあって、普段なら流れが複雑なところなのでしょうが、憩流時の静けさは素晴らしく、艪を休めても、艇は行き足以外の動きをしません。いや、この機会に訪ねられて、本当にラッキーでした!

●平野橋を前にして、艪を収めることにしました。チルトダウン、機関始動、ハイオを外し艪を上げ、後部ベンチを戻しロックピンを入れ…と、さっきと逆の工程で機走モード(?)に戻すのですが、流れも風もないお陰で、落ち着いてゆっくり作業できたのは嬉しかったです。
艪走距離、わずか1km強ながら、芯から堪能できました。微速前進、内部河川を抜けて戻るとしましょう。
【撮影地点のMapion地図】
(25年2月10日撮影)
(『曙北運河の浚渫工事』につづく)

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何しろ、0.5ktに満たない行き足とくれば、広い水路や海の真ん中では、進んでいることを実感するのは難しいでしょう。その点両岸が間近に迫る狭水路なら、景色がわずかづつ後ろに流れるのがわかり、ゆっくり漕いでいても楽しめるわけです。

●おおお、ちょっとでも気を緩めると、艇があさっての方向に…。でも、これ以上ないくらいゆっくり進んでいるので、仮にゴツンとやったところで、大したことにはなりません。
流れも風もなし、艪漕には最高のコンディション。子供に手を振ったり、橋から見下ろすおじさんに「どこまで漕ぐんですか?」と声をかけられたり、オカとの距離が近しいだけに、結構忙しくもあります。

写真のように艪を「押さえ」の状態で立てて、いったん動きを止めると、艪が「舵櫂」の役目をして、ゆるい行き足に応じて右へ頭を振ってくれます。

ここも丁字流とあって、普段なら流れが複雑なところなのでしょうが、憩流時の静けさは素晴らしく、艪を休めても、艇は行き足以外の動きをしません。いや、この機会に訪ねられて、本当にラッキーでした!

●平野橋を前にして、艪を収めることにしました。チルトダウン、機関始動、ハイオを外し艪を上げ、後部ベンチを戻しロックピンを入れ…と、さっきと逆の工程で機走モード(?)に戻すのですが、流れも風もないお陰で、落ち着いてゆっくり作業できたのは嬉しかったです。
艪走距離、わずか1km強ながら、芯から堪能できました。微速前進、内部河川を抜けて戻るとしましょう。
【撮影地点のMapion地図】
(25年2月10日撮影)
(『曙北運河の浚渫工事』につづく)

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