城南島の水辺風景

到着したのがすでに夕方といってよい時間帯で、おまけに雲行きも怪しくなってきたため、少々薄暗い空の下でのお散歩となりましたが、いつもは沖を通っているところを陸側から眺めるのはやはり面白く、短時間ながら楽しい散策でした。
【▼「続きを読む」をクリックしてご覧ください】
ヒロタキのクレーンが!
(『ぎっしり閘室、今年も体験ならず』のつづき)
●辰巳運河から東雲運河の六叉流に出て、東雲北運河を通って帰ろうか…と針路を転じたところで、目についたものがありました。東雲北運河と平久運河の交わる角地、運河に突き出すクレーンを擁する今や数少ない建物、ヒロタキの前に、何やら台船らしき船がもやっているのに気づいたのです。
はて、日曜日にお仕事とは珍しい…いや、違う! これは!? 思わず「うわーっ!」と、声をあげてしまいました!

●クレーンのトラスが、撤去されている!

●クレーンの本体はもとより、上に見られた可動式の庇や、中にあった小型の橋型クレーンまですでに取り去られ、建屋の中はすでにがらんどうです。
寂しさを噛みしめながら、舵を取りつつカメラを向けました。また一つ、運河とともに歩んできた建物が、終わりを迎えてしまったか……。
●すぐ近くにある古賀オールと異なり、こちらは周囲をマンションで囲まれて、この手の業種にはつらそうな環境となっていましたから、無理もないこととは思いましたが、こうも早く終焉が訪れるとは。
運河が名実ともに物流の道たりえた時代は、同様のクレーン付き建屋が立ち並んでいたことでしょう。この地域で最後まで生き残り、往時の面影を今に至るまで伝えてくれたことに、感謝したいと思います。

●「東雲北運河に拾う…1」ですでに紹介した写真を再掲して、現役のころをしのびたいと思います。クレーン稼働中に通ったのは、これがほとんど唯一だったと思いますが、その貴重な一枚も少々ピンボケなのが、何とも悔しいところです。
もう少し待っていれば、バージからの荷揚が見られたのでしょうけれど、これも残念なことに時間がなく、通過するだけとなってしまいました。ともあれ、お疲れさまでした…と、クレーンと、この設備を守ってきた皆さんに申し上げたいです。
【撮影地点のMapion地図】
(24年8月5日撮影)
(この項おわり)

にほんブログ村

はて、日曜日にお仕事とは珍しい…いや、違う! これは!? 思わず「うわーっ!」と、声をあげてしまいました!

●クレーンのトラスが、撤去されている!

●クレーンの本体はもとより、上に見られた可動式の庇や、中にあった小型の橋型クレーンまですでに取り去られ、建屋の中はすでにがらんどうです。
寂しさを噛みしめながら、舵を取りつつカメラを向けました。また一つ、運河とともに歩んできた建物が、終わりを迎えてしまったか……。

運河が名実ともに物流の道たりえた時代は、同様のクレーン付き建屋が立ち並んでいたことでしょう。この地域で最後まで生き残り、往時の面影を今に至るまで伝えてくれたことに、感謝したいと思います。

●「東雲北運河に拾う…1」ですでに紹介した写真を再掲して、現役のころをしのびたいと思います。クレーン稼働中に通ったのは、これがほとんど唯一だったと思いますが、その貴重な一枚も少々ピンボケなのが、何とも悔しいところです。
もう少し待っていれば、バージからの荷揚が見られたのでしょうけれど、これも残念なことに時間がなく、通過するだけとなってしまいました。ともあれ、お疲れさまでした…と、クレーンと、この設備を守ってきた皆さんに申し上げたいです。
【撮影地点のMapion地図】
(24年8月5日撮影)
(この項おわり)

にほんブログ村
ぎっしり閘室、今年も体験ならず
(『今井水門と江戸川水閘門』のつづき)
●例年と同じく、ドック入りを経て1週間後に帰港することに。
先週と変わらぬ猛暑に加え風もあまりなく、最初の江戸川行を思い出させるような、ちりちりと焦げそうな炎天下。振り返った江戸川大橋の上に広がる空が、絵に描いたように爽快な夏空なのが救いです。
●閘門の前で待っていると、後から次々とPWCが追い付いてきました。カップルあり、お子さん連れありの7隻と一緒の通航、やはり自艇一隻で通るより、楽しいものですね。
扉が開ききらないうちに、気の早いPWCは続々と閘室へ。引き波で水面がキラキラと乱反射し、鋼矢板護岸の袋になった部分に、打ち寄せる波がタプンタプンと音を立てて賑やかです。

●PWCフリートと一緒の排水待ちを楽しみながら、「ああ、そういえば、フネでギュウ詰めの閘室を一度体験してみたいと思っていたけれど、なかなか機会がないものだなあ」などと考えつつ、ふと後ろを振り返ったら、ご覧のような横断幕が管理橋に!
そうだ、江戸川は花火大会があって、観覧するフネブネで大混雑するのだった! 今年の花火大会は、この日の前日の4日土曜(『江戸川区花火大会』参照)、またしても「ぎっしり閘室」体験のチャンスを逃してしまいました。
●旧江戸川を出た後は、久しぶりにゲートブリッジを訪ねてみました。
もっとも陽射しの強さにへきえきして、ほとんどは橋の作る影の下で漂泊しながら過ごしてしまい、何をしに行ったのかわからないだらしなさ。東寄りの風のおかげで波もなく、穏やかではあったので、ゆっくり涼をとることはできましたが…。

●辰巳運河を通って帰ることにしました。まだ真新しい紺色の塗装が美しい、辰巳橋を見上げつつのんびりと。
この後、のんびりした空気が吹き飛ばされるような、衝撃的なシーンが待っていようとは!
【撮影地点のMapion地図】
(24年8月5日撮影)
(『ヒロタキのクレーンが!』につづく)

にほんブログ村

先週と変わらぬ猛暑に加え風もあまりなく、最初の江戸川行を思い出させるような、ちりちりと焦げそうな炎天下。振り返った江戸川大橋の上に広がる空が、絵に描いたように爽快な夏空なのが救いです。

扉が開ききらないうちに、気の早いPWCは続々と閘室へ。引き波で水面がキラキラと乱反射し、鋼矢板護岸の袋になった部分に、打ち寄せる波がタプンタプンと音を立てて賑やかです。

●PWCフリートと一緒の排水待ちを楽しみながら、「ああ、そういえば、フネでギュウ詰めの閘室を一度体験してみたいと思っていたけれど、なかなか機会がないものだなあ」などと考えつつ、ふと後ろを振り返ったら、ご覧のような横断幕が管理橋に!
そうだ、江戸川は花火大会があって、観覧するフネブネで大混雑するのだった! 今年の花火大会は、この日の前日の4日土曜(『江戸川区花火大会』参照)、またしても「ぎっしり閘室」体験のチャンスを逃してしまいました。

もっとも陽射しの強さにへきえきして、ほとんどは橋の作る影の下で漂泊しながら過ごしてしまい、何をしに行ったのかわからないだらしなさ。東寄りの風のおかげで波もなく、穏やかではあったので、ゆっくり涼をとることはできましたが…。

●辰巳運河を通って帰ることにしました。まだ真新しい紺色の塗装が美しい、辰巳橋を見上げつつのんびりと。
この後、のんびりした空気が吹き飛ばされるような、衝撃的なシーンが待っていようとは!
【撮影地点のMapion地図】
(24年8月5日撮影)
(『ヒロタキのクレーンが!』につづく)

にほんブログ村