大横川親水公園には…

93021.jpg北十間川のテラスを散策した後は、業平橋(右写真)から南へ、大横川親水公園を歩いてみることにしました。

すでに各所で紹介され、見どころも心得ているつもりでしたが、百聞は一見にしかず、驚かされた物件もいくつかあって、予想以上に楽しむことができました。

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タグ : 大横川親水公園

北十間川テラスを歩く…4

(『北十間川テラスを歩く…3』のつづき)

93016.jpg昨年6月22日にお散歩がてら撮っておいたものを、覚え書き的に4枚ほど。これは北十間川樋門のかたわらにあった、江東デルタ地帯と内部河川の説明図です。

東側の浅くすり鉢状にくぼんだゼロメートル地帯と、それに対応して水位低下化区間とされた河川群や、デルタ地帯をぐるりと囲む外郭堤防と各水門の位地、そして水位と堤防高などなど、デルタにまつわるもろもろの関係が、よく理解できる秀逸なもの。
立てられたのはだいぶ前なのでしょう、図上にまだ閘門様はなく、小名木川排水機場の名前のみ記されていました。

93017.jpg写真を物色していたら、ひとつ忘れていたものを発見。東武橋の改装工事についてのお知らせを、この日撮っていたのでした。

橋台の補修や落橋防止装置だけでなく、継目の伸縮装置や舗装の全面更新、高欄の改修と、単なる補修にとどまらない、近代化改装ともいうべき、大がかりなものであることがわかりました。


93018.jpg京成橋の上から東、西十間橋の間で行われていたテラス工事の様子を見たところ。かつては一直線だったコンクリート堤防の天端が、無造作に切り取られて、道路とほぼツライチになり、緩いカーブを描いているのが印象的でした。

西十間橋の近くに、少しだけ以前の高さのままの堤防が残されており、取り去られた分がひと目でわかっただけに、なおさら興味をひかれたのでしょう。

93019.jpg豪気な切り取りっぷりに惹かれた勢いで、現場の上に立ってみました(もちろん柵の外ですが)。

堤防の切断面が意外ときれいで、まるで人造石のようです。「カミソリ堤防」と揶揄されたこれも、小名木川のもの同様屋上屋を重ね、また厚みを増していったのか、一枚でなく層をなしていて、そばで見るとがっちりとした印象でした。
撮影地点のMapion地図

93020.jpg
噴水もポンツン橋も見えないこの角度から眺めれば、いやもう、どう見てもまごうかたなき可航水路の表情! この区間を我が木っ端ブネでお散歩できる日が、そして閘門を通って、隅田川まで打通できる日が、果たして来ますか否や。


(24年4月29日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 北十間川 江東内部河川 水位低下化河川

北十間川テラスを歩く…3

(『北十間川テラスを歩く…2』のつづき)

93011.jpg東へさらに歩いて、もう一群の噴水が間近に見えるところに来ました。歩くと少し汗ばむくらいの陽気だったので、柵にもたれてしばし涼味を分けてもらいます。

水平の噴水、このくらいの高さなら、通過時に舷側で水しぶきを上げるくらいで、何とかやり過ごせそう…。しかし、噴水の周りにはパイプか何かで囲った、ガードを設けてほしいなあ…などと、じっと眺めていたら、またぞろ妄想が湧き出てしまいました。

93012.jpg上の写真にも少し写っていますが、噴水のすぐ隣に出っ張っていたコレ、何でしょうか。直上に小さいボックスがあるところを見ると、噴水に関係ある設備のようですね。水の栄養がよいのか、藻で毛むくじゃらです。

噴水のノズルが横にあるのですから、仮に船が入ってきてもまず近づきますまいが…。せっかく河道を狭めてまでテラスを設けたところへ、水面下に不安な突起物をはみ出させてしまうというのは、処理の仕方としては、ちょっと首をかしげざるをえません。

93013.jpg
京成本社ビルの見える、京成橋橋詰近く。真新しい建物ばかり目にしてきたせいでしょうか、この外観にはどこかホッとさせられるものがあります。

そうだ、その前にあるテラスの、スロープが設けられたあたり、昨年6月に工事中の写真を撮ってあったのだった。

93014.jpg化粧板を張った法面に、赤い線でマス目が描かれ、左から一つ一つに番号が振られています。下端はまさにスロープの形どおり、右へゆくほど下っていますね。いわば、現物に描いたケガキ線というわけです。

この東側の現場では、実際にダイヤモンドカッター(でしたっけ? あの丸ノコみたいなもの)で、護岸を鋼矢板ごと切っているのに出くわしました。外側から新護岸、鋼矢板、旧護岸と、まるでバウムクーヘンのように層をなした断面が見られ、面白く思ったものです。

93015.jpg京成橋の橋脚も、耐震補強とともに塗装が施され、面目を一新していました。この下にも、いずれテラスが延伸されるのでしょう。

端部に石張り装飾を施した、古典味のあるディテールが失われたのは残念でしたが、これで当分は現役で頑張れそうですね。
撮影地点のMapion地図

さて、ポンツン橋や噴水周りについて、色々とものいいをつけたのは、わけがあります。
江東内部河川の通航ルールを改正します!」(東京都これまでの報道発表)にあるように、従来「船舶等通航禁止区域」とされていた京成橋から東武橋まで、まさにスカイツリー前の区間が、船体寸法の制限付きとはいえ、この4月から通航可とされたからです!

お役所のお墨付きも出て、名実ともに可航水路となったわけです。例の閘門計画が進行中であることも併せ、この区間の今後に大いに希望が持てたのですが、ご覧の現状です。考え込んでしまうのも、無理からぬことといえるでしょう。

フネブネで賑わう可航水路か、それとも「お庭の泉水」か…。ベクトルがどちらに振れるのやら、現状ではちょっと見当がつきません。しかし、完全に河道が閉塞しているわけではないことに光明を得て、今後の動向を見守ってゆきたいと思います。


(24年4月29日撮影)

(『北十間川テラスを歩く…4』につづく)

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北十間川テラスを歩く…2

(『北十間川テラスを歩く…1』のつづき)

93006.jpg
ポンツン橋に近づいてみると…ううむ、思ったより、ずいぶん幅が広いですね。通路幅の優に3倍はとってあります。

何かの拍子に人が片方に寄ったりして、転覆でもしたらことですから、安全上はこれが正しい答えと思います。しかし、これだけの幅があると、船の通航時に半回転して片寄せ、航路を開けるといった芸当はとてもできなそう…。個人的な妄想がどんどん打ち砕かれてゆく船頭。

93007.jpg楽しそうに渡る人声を聞きながら、ディテールを検分。ポンツン橋の固定は杭でなく、両岸上下流に各2本づつ、計8本のもやいで繋がれており、アイを設けたところは柵を凹形にして、スペースを取ってありました。

アイの回りも、擦れ止めにステンレスの板をツライチにはめ込むなど、万全かつスマートに処理され、このあたりはさすがスカイツリーのお膝元と、感心させられたものです。

93008.jpg橋とテラスの間に架けられた歩み板も、がっちりした手すりのある頑丈そうなもの。テラスの柵が開閉式になっているということは、一応、橋を取り外す前提で考えられているのでしょうか。それとも、単に夜間は閉鎖するから?

この手の橋というと、えてして「ふれあい橋」系(笑)の名前が付いていそうなものだと、橋名板がないか探し回ったのですが、見つかりませんでした。

93009.jpgフワフワとした、ポンツン橋の感触を楽しみながら渡り、橋詰から水面を眺めていたら、大きな亀さんが急速浮上。周りの皆さんも「亀だ!」「カメがいるよ!」とちょっとした騒ぎに。

潜望鏡ならぬ鼻先を水面から出して、ノンビリと我々を見回した後、ぷくり、と潜っていってしまいました。



93010.jpg亀さんだけでなく、ピチピチと水音を立てながらせわしなく動き回る、何やら種類のわからない小魚の群れも。

水面があまりきれいでないように見えるのは、噴水で撹拌されて泡立っているのと、吹き寄せなのか、このときは東側からの流入がかなりあって、浮流物が吹きだまっていたことによるものです。透明度は決して低くなく、水深1mほどの河底が透けて見られました。

(24年4月29日撮影)

(『北十間川テラスを歩く…3』につづく)

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「観光文化」213号はスカイツリー特集

日本交通公社発行の隔月刊雑誌、「観光文化」編集部よりお話をいただいて、20日発行の213号、「東京スカイツリーの景観形成と観光資源としての考察」特集号に、記事を書かせていただきました。

「日本交通公社」というと、旅行会社のJTBがかつて名乗っていた名前を思い出しますが、「観光文化」発行元であるこちらは、「財団法人・日本交通公社」(今年4月より『公益財団法人』)。

名前が同じなのもそのはず、現在のJTBを営業部門として昭和38年に分離、財団の方は調査研修など、公益的事業をもっぱらとするようになったのだとか。いわば、JTBの母体といってよい法人だったのです。

懐かしい名前のままなのもさることながら、JTBが二つ(正しくありませんが)あることを初めて知って、二度ビックリといったところ。

今回のお話がなければ、まず一生知らないまま過ごしたであろうだけに、ご縁というのはまことにありがたいものであります。

私の記事ですが、スカイツリーに関連した水路の話題を、というお話から、やはり江東水路の楽しさと、お膝元である北十間川について触れてみようと思いました。

好機到来とばかりに、例の閘門計画についてご担当筋にうかがってみたのは、いうまでもありません。詳しくは記事をお読みいただきたいのですが(発行1ヵ月後にPDF化されるとのこと)、結論だけかいつまむと、計画は今もって進行中だそうです! うひょひょ。

誌面を眺めて、水辺イベントを大いに推進すると宣言しておられた石原慎太郎都知事の巻頭言、また、スカイツリーのデザインを監修された澄川喜一氏へのインタビュー、この二つは特に興味深く拝読しました。

なお、体裁や特集タイトルでお察しとは思いますが、主に関連法人や図書館に配布されるもので、一般の書店では取り扱っていません。

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タグ : 観光文化 日本交通公社