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関宿水閘門と横利根閘門の写真

91001.jpg水運に関連した古い絵葉書の写真は、当然ながら岸や船上など、低い視点から撮影されたものがほとんどを占めています。

なので、高所から俯瞰したものというだけでも動悸が高まるのですが、加えて被写体が大好物の閘門で、それも昭和初期の撮影、さらに組で航空写真付きとくれば、確実にオフィシャルなものですから、動悸どころかお熱も上がろうというもの。
他にもさまざまな意味で印象深い4枚でしたので、熱の上がるにまかせてあれこれと、暑苦しく…もとい、アツく語ってみたいと思います。お付き合いいただければ幸いです。

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タグ : 横利根閘門関宿水閘門閘門横利根川利根川江戸川利根川高瀬舟水郷絵葉書・古写真

「ノジュール」5月号は水辺記事満載

月刊誌「ノジュール」の「想い出の一角から、知る人ぞ知る“迷所”まで―私の好きな東京名所」と題した記事に、船頭も登場させていただきました。東京生まれの9人が、「My名所」ともいうべきベスト3を挙げ、それぞれへの思い入れを語るという企画です。

コメントを寄せられた方々は、川本三郎氏、安西水丸氏、泉麻人氏と著名人ばかりで、誌面を開いて冷汗が出たのですが、川本氏が岩淵水門をベスト1に挙げられただけでなく、泉氏もお茶の水の聖橋あたりを写真付きで推されているなど、水辺を取り上げる方が少なくなく、大いに意を強くしたものでした。

ちなみに船頭儀、僭越ながら自分のベスト3とさせていただいた水路は、江東デルタ地帯、お茶の水分水路、芝浦運河地帯。ううむ、いまさらですが、改めて見るとなじみのない名前ばかりで、ちょっとわかりにくかったかしら。まあ、関心を持っていただけて、検索されるきっかけにでもなれば…と、いい方に考えることにします。はい。

JTBパブリッシングのことは、旅行関連の雑誌や書籍の版元としてよく存じていましたが、このような月刊誌を発行されているとは、恥ずかしながら、今回お話をいただくまで知りませんでした。
この5月号、表紙にもあるように、スカイツリー開業にからめた東京名所の特集とあって、水辺のスポットが多く紹介されており、ゲートブリッジや湾岸の夜景も登場、写真もきれいで楽しめます。なお、本屋さんには常備していない、定期購読のみの雑誌だそうです。

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タグ : ノジュールJTBパブリッシング

Doblogそっくりなブログサービス

すでにご存知でしたらごめんなさい。先日、ひょんなことから、今は亡きDoblogとそっくりな構成のブログサービスがあるのに気付いて、驚かされました。ポータルサイト「ASRAN WEB TERMINAL」から、参加している各ブログをご覧になってみてください。

かつてのDoblogとくらべて、テンプレートのデザインや機能が増えてはいるものの、そっくりどころでなく、レイアウト・構造ともほぼ同じです。
天端のバーに配されたパスワード欄や、サムネイル表示のみ・1記事5枚までの画像(しかも、容量無制限まで同じ!)など、かつてと変わらぬディテールにすっかり懐かしくなって、新着リストに上がっているブログを、次々とクリックしてしまいました。

まあ、いくら新着ブログを追っても、Doblogでおなじみだった面々がいるはずもなく、我に返って少ししぼんだのですが、気を取り直して、スタッフブログらしい「運営者概要」を見てみたら、「システム開発・保守・機能改善は株式会社NTTデータアイ」。ああ、ねえ…と、何か納得した気分に。

参加ブログのカレンダー欄を見ると、2005年からの表示が…。Doblog消滅時にここを知っていたら、引っ越し先として選んだかしら。まあ、このサービスの設立趣旨や参加ブログのテーマからして、道楽者とは最も縁遠い位置にありそうなことは明白ですので、いらぬ迷惑をかけないという意味でも、やはり考えてしまったような気がします。

ともあれ、ブログを始めたころのあれこれが思い出されて、懐かしく、ちょっと嬉しいひとときではありました。

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タグ : Doblog

4月8日のお花見水路…7

(『4月8日のお花見水路…6』のつづき)

90031.jpg北岸、施工区間の終端に目を引かれました。石垣風の化粧板(こういうの、何ていうんでしょう)が、旧護岸から少し浮き気味に取り付けられているのがわかります。

ちょうど船着場の部分で中断しており、段差に土嚢が置かれただけで、柵もされていないところを見ると、まだ供用は先のようですね。それとも、この先の護岸の出来上がった区間まで、一気に施工してから公開するのでしょうか。

90032.jpg途中、東航するカヤック艇隊に追いつきました。声をかけて、最微速で追い越しにかかると、その中の一隻が、バウに何か、白くて細長いものを乗せているのに気づきました。

はて、ぬいぐるみかな…と追い越しながらチラチラ見ていたら、何と、真っ白なコバタン! カゴの上につかまって、陽射しが気持ちよいのか羽をゆるめ、いかにもリラックスした風情なのが泣かせます。きっと、ご主人とあちこちの川を一緒にお散歩して、水路慣れしているのでしょうね。

犬を乗せている艇は何度か見かけましたが、トリさんは初めてです。いうまでもなく、トリ好きの我が艇は大騒ぎ、一枚撮らせてもらったのはいいものの、ボケボケになってしまいました…。またお会いしたいです。

90033.jpg

90034.jpg人道橋・塩の道橋をくぐるとき、ずいぶん人通りが多いのでおやと思っていたら、南岸の仙台堀川公園には桜並木があったのですね(上写真)。公園内の水路から排水があるので、あまり近づいて眺めることができませんでしたが、ここが可航水路のままだったら、迷わず入ってみたくなったでしょう。

あとは番所橋まで、500mあまりに渡って上空にさえぎるものなし。小名木川らしい一直線の爽快さが味わえる最終コースです。

90035.jpg
旧中川に出ると、まだ小さく若木の風情ながら、桜並木がありました。東大島駅南側の高水敷で、間隔はまばらですが、水辺のお花見スポットとしても悪くない場所だけに、成長が楽しみですね。

南からの風がますます強くなってきました、艪漕ぎにはちょっと難しくなってきたかな…。この後、色々と面白くはあったのですがいったんお休み、いずれ改めてお話しさせていただきます。
撮影地点のMapion地図

(24年4月8日撮影)

(『BSプレミアム「東京下町水辺紀行」に出演させていただきました』につづく)

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タグ : 小名木川旧中川江東内部河川水位低下化河川

4月8日のお花見水路…6

(『4月8日のお花見水路…5』のつづき)

90026.jpg閘室に入ってみると、やはり変化がありました。「後続船を確認中です、しばらくお待ちください。」と放送があり、扉体は開け放しのまま、後から入ってくる艇がいないか待つことに。

一回の操作でなるべく多くの艇を通航させ、少しでも効率的な運用をしたいという方針のようですね。複数隻での通航が嬉しい当方としては、どんな艇が入ってくるか、楽しみなひとときではあります。

閘室からのぞいていると、小名木川を東進してくる艇は数隻いたものの、ほとんどは手前で左右に舵を切り、大横川に入ってしまいました。

中には、ゲートの前でしばらくたたずんだあげく、転回して戻ってしまうなど、閘門側からすれば判断に苦しむような行動をする艇もいましたから、通航の心得みたいなものが、艇長さんたちにもう少し周知できるといいですね。閘門から一隻一隻、放送で確認するのも大変でしょう。

90027.jpg
そんなわけで、待つことむなしく通航は我が艇一隻のみ。水位差0.8mはちょっと物足りない気がしましたが、いかに感潮域の潮が引いているかが、体感できるひとときでもあります。

おお、ここにも桜並木が…。そういえばここ、東京都公園協会が管理しているんですよね。

90028.jpg
扇橋閘門を、上航待ちのカヤックとすれ違いつつ出て、工事中のテラスを眺めながら東進。左手、北岸のフェンス越しに咲く一群が、ささやかながら目を引きます。看板には、都立墨東特別支援学校とありました。

90029.jpgこのあたりは桜があまりないので、毎度おなじみテラスの進捗状況を観察。進開橋西側では、旧来のテラス撤去と堤防の低下、新護岸の築造が成り、周囲はすっかり片付いていました。第一期工事終了といったところでしょうか。

ここで2隻のプレジャーボートと反航。


90030.jpg進開橋をくぐったすぐ東側が、旧中川から西進してきたテラス工事の、現在の到達点。「2月18日の内部河川」で、仕上げ工事中のところを通りましたが、柵や船着場もすっかりできあがり、いつでも供用開始できそうです。

相変わらず炭カル袋が水面下にひそんでいるので、右に左にと避けながらのフラフラ航行。少し風が出てきて、狭い水面もさざ波が立ってきました。
撮影地点のMapion地図

(24年4月8日撮影)

(『4月8日のお花見水路…7』につづく)

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タグ : 扇橋閘門閘門小名木川江東内部河川水位低下化河川