ゲートブリッジの開通した日…1

●2月12日は、東京ゲートブリッジの開通日。寒さ厳しい折柄といえども、やはりのんびりとしてはいられません。橋を眺めがてら近場回りをしてこようと、本年初出港となりました。
道々、砂町運河の艀溜で、憩うバージの船首を一枚。コイルして整理された索具類、ほどよく年季の入った黒い舷側、水線付近に点々とついた貝と、働き者らしいディテールも愛おしいもの。またブルワークに掲げられたマル中のマークと、「中島第三一号」の書体も味わい深いものがあります。お仕事ブネの魅力が、ここ船首に凝縮されているようでした。

この日は風速最大10m、マリーナでも出港注意の黄旗が掲げられるほどで、木っ端ブネで第三航路に出るのは少々厳しい気もしましたが、せっかくの記念すべき日、まずは行けるところまで行ってみようと、続けて前進。

●強風下とあって、空は抜けるような青さ。タワーマンション群を背にした辰巳桜橋も、寒風も手伝ってかどことなく引き締まった表情に見えます。

もちろん日曜日とあって休んでいたものの、水路の底ざらえはありがたいことなので、手を合わせずともやはり、熱い目線を送ってしまいます。

「羽田側桁下注意 2月下旬まで」「この先、辰巳橋に吊り足場が設置されています H.W.L+3.7m(橋桁より50cm下がり)設置期間:平成23年8月1日~平成24年2月中旬」…ははあ、すぐ下流にある、湾岸道路の辰巳橋が工事中なのですね。もっとも、もうすぐ工事も終わりのようで、足場を撤去している最中でした。
【撮影地点のMapion地図】
(24年2月12日撮影)
(『ゲートブリッジの開通した日…2』につづく)

にほんブログ村
| HOME |