「高瀬舟さかい丸」に乗って…2
(『「高瀬舟さかい丸」に乗って…1』のつづき)
●船着場の柵に掲げられていたご案内。渇水期は運休するとはいえ1日4便があり、定休日の月曜以外は、平日もきちんと運行されているあたりが素晴らしい。航路の正式名称は「境の渡し周遊航路」というのですね。なるほど、高瀬舟というよりは、かつてあった渡船の雰囲気が味わえそうでもあります。
ちなみに境町の公式サイト内にある「高瀬舟さかい丸」によると、艇の全長は13.4m、重さ4.2t、定員45名だそうです。
●先客にお詫びしつつバタバタと飛び乗ると、間なしにもやいが解かれて上流に向かい出航。写真は後ろを振り返ったところで、船着場とその奥の境大橋が、操舵室越しに遠ざかってゆきます。
ちなみに船着場のすぐ下流には、「さかい丸」の上架設備なのか、立派なスロープがあり、PWCが盛んに出入りしていました。先ほど関宿で見たPWCも、ここから来たのでしょう。駐車場完備で東京のようにうるさくないとなれば、PWCの皆さんにとっては、格好のゲレンデなのかもしれませんね。
●テープでの説明によると、この先しばらく澪筋が限られるので、左右に舵を転じつつ進むとのこと。障害物のワッチでしょうか、船頭さんの一人は舳先に立って前方をにらんでいます。このあたりの舟航路としての厳しさが、伝わってくるようでした。
左舷に座ったので、何とはなしに千葉県側を見ていたら、岸近くから河道の半分くらいまででしょうか、広大な砂洲が広がっているのが目に入りました(下写真)。これでは茨城県側の岸に寄せてギリギリを走るのも、無理はありません。

●ふと気になったのが、木張りの甲板上のちょうど真ん中あたりにぽこり、と出っ張っていたコレ。四角い穴のあいた板状のものが取りつけられています。
あ、と思い当るものがありました。以前、どこかは思い出せないのですが、「さかい丸」を採り上げたサイトで、ダミーの帆を掲げていたのを見たことがあったからです。ホンモノの和船では「守」と呼ばれた、帆柱の基部ですね。ダミーでもいいから、オーニングを外して帆を掲げた晴れ姿、見てみたくなりました。
(23年5月4日撮影)
(『「高瀬舟さかい丸」に乗って…3』につづく)

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ちなみに境町の公式サイト内にある「高瀬舟さかい丸」によると、艇の全長は13.4m、重さ4.2t、定員45名だそうです。

ちなみに船着場のすぐ下流には、「さかい丸」の上架設備なのか、立派なスロープがあり、PWCが盛んに出入りしていました。先ほど関宿で見たPWCも、ここから来たのでしょう。駐車場完備で東京のようにうるさくないとなれば、PWCの皆さんにとっては、格好のゲレンデなのかもしれませんね。

左舷に座ったので、何とはなしに千葉県側を見ていたら、岸近くから河道の半分くらいまででしょうか、広大な砂洲が広がっているのが目に入りました(下写真)。これでは茨城県側の岸に寄せてギリギリを走るのも、無理はありません。


あ、と思い当るものがありました。以前、どこかは思い出せないのですが、「さかい丸」を採り上げたサイトで、ダミーの帆を掲げていたのを見たことがあったからです。ホンモノの和船では「守」と呼ばれた、帆柱の基部ですね。ダミーでもいいから、オーニングを外して帆を掲げた晴れ姿、見てみたくなりました。
(23年5月4日撮影)
(『「高瀬舟さかい丸」に乗って…3』につづく)

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