水路をゆく・第二運河 23年1~3月のご案内

【ご案内】
■「水路をゆく・第二運河」にようこそ!
モーターボートなのになぜか艪がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、全線ご紹介を目指しています。
■幅192ピクセルの小さい画像は、クリックすると別窓で拡大表示できます。
■当ブログ掲載の本文、画像の無断使用はご遠慮ください。
■いただいたコメントは、承認後の表示となります。
■各記事と関連のないコメントは、できれば、この「ご案内」のコメント欄にお願いいたします。
■ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
■当ブログは、Doblog「水路をゆく」の姉妹編として、20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
■なお、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」の記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に移設しました。
モーターボートなのになぜか艪がついている、全長わずか21ft(約6m)の木っ端ブネに乗る道楽船頭は、川や運河をうろつくのが大好き。いにしえの水運全盛期に思いを馳せつつ、閘門・水門や橋、フネブネの姿を楽しみながら、各地の水辺や博物館、遊覧船を訪ね歩くブログです。東京とその近郊にある可航水路の、全線ご紹介を目指しています。
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■ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
■当ブログは、Doblog「水路をゆく」の姉妹編として、20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
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【更新履歴】
■【3月25日更新】タイトルバック画像を更新しました。荒川、東武伊勢崎線荒川橋梁下流で出会った独航艀です。22年12月29日撮影。
■【3月17日更新】タイトルバック画像を更新しました。荒川可航域上流部を下る艇にて。22年12月29日撮影。
■【3月13日更新】タイトルバック画像を更新しました。神田川、水道橋から下流側を見たところです。23年3月6日撮影。
■【3月13日】東北・太平洋沖地震を中心とした震災にて被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
■【3月6日更新】タイトルバック画像を更新しました。水道橋の上から見た、文京区主催の神田川・分水路ツアーの様子です(詳細は本文記事)。23年2月27日撮影。
■【2月28日更新】タイトルバック画像を更新しました。砂町運河と、曙運河・曙北運河の十字流西側から京葉線の高架を見たところです。23年2月13日撮影。
■【2月21日更新】タイトルバック画像を更新しました。隅田川、永代橋から上流側を見たところです。23年2月13日撮影。
■【2月13日更新】タイトルバック画像を更新しました。水郷十六島、新左衛門川の加藤洲閘門です。23年1月2日撮影。
■【2月5日更新】タイトルバック画像を更新しました。稲敷市江戸崎、小野川に架かる大正橋です。23年1月2日撮影。
■【1月30日更新】タイトルバック画像を更新しました。大島川西支川、緑橋です。23年1月9日撮影。緑橋については過去ログ「大島川西支川…2」参照。
■【1月23日更新】タイトルバック画像を更新しました。荒川、首都高6号向島線の新荒川橋です。(この橋に『新荒川橋』という名前があることにようやく気付きました。参考:荒川下流河川事務所・新荒川橋)22年12月29日撮影。
■【1月20日更新】「オークランドの閘門つきマリーナ」に追記しました。
■【1月16日更新】タイトルバック画像を更新しました。荒川から見上げた、首都高中央環状線の五色桜大橋です。22年12月29日撮影。
■【1月9日更新】タイトルバック画像を更新しました。荒川より、高水敷越しにさくらそう水門を見たところ。22年12月29日撮影。
■【1月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。芝川、領家水門です。22年12月29日撮影。
■【1月1日】あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
■【3月17日更新】タイトルバック画像を更新しました。荒川可航域上流部を下る艇にて。22年12月29日撮影。
■【3月13日更新】タイトルバック画像を更新しました。神田川、水道橋から下流側を見たところです。23年3月6日撮影。
■【3月13日】東北・太平洋沖地震を中心とした震災にて被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。
■【3月6日更新】タイトルバック画像を更新しました。水道橋の上から見た、文京区主催の神田川・分水路ツアーの様子です(詳細は本文記事)。23年2月27日撮影。
■【2月28日更新】タイトルバック画像を更新しました。砂町運河と、曙運河・曙北運河の十字流西側から京葉線の高架を見たところです。23年2月13日撮影。
■【2月21日更新】タイトルバック画像を更新しました。隅田川、永代橋から上流側を見たところです。23年2月13日撮影。
■【2月13日更新】タイトルバック画像を更新しました。水郷十六島、新左衛門川の加藤洲閘門です。23年1月2日撮影。
■【2月5日更新】タイトルバック画像を更新しました。稲敷市江戸崎、小野川に架かる大正橋です。23年1月2日撮影。
■【1月30日更新】タイトルバック画像を更新しました。大島川西支川、緑橋です。23年1月9日撮影。緑橋については過去ログ「大島川西支川…2」参照。
■【1月23日更新】タイトルバック画像を更新しました。荒川、首都高6号向島線の新荒川橋です。(この橋に『新荒川橋』という名前があることにようやく気付きました。参考:荒川下流河川事務所・新荒川橋)22年12月29日撮影。
■【1月20日更新】「オークランドの閘門つきマリーナ」に追記しました。
■【1月16日更新】タイトルバック画像を更新しました。荒川から見上げた、首都高中央環状線の五色桜大橋です。22年12月29日撮影。
■【1月9日更新】タイトルバック画像を更新しました。荒川より、高水敷越しにさくらそう水門を見たところ。22年12月29日撮影。
■【1月1日更新】タイトルバック画像を更新しました。芝川、領家水門です。22年12月29日撮影。
■【1月1日】あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
平成7年のスナップに拾う

いずれも平成7年8月初旬に撮ったもので、懐かしい、などというのは大げさな気がしないでもありませんが、この足掛け17年間の水辺の変貌ぶりは凄まじく、こうして眺めてみると、当時は想像もつかないような変わり方をした場所も少なくありません。
●カメラは家から持ち出した安物の一眼レフで、舵を取りつつ扱うには鈍重過ぎ、フィルムも限られていたこともあって、勢い撮る数も少なくなろうというもの。「アレを撮っておけばよかった!」と、後でずいぶん後悔させられたものでした。
ここでも懐かしくなるというか、軽快で思うさま撮れる、デジカメのありがたさを改めて実感してしまいます。まあ、写真のまずさはこのころから相変わらずですが、お目汚しまで。
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水道橋分水路・お茶の水分水路のまとめ
●先日の分水路ツアーの折にいただいた資料をもとに、以前Googleマップ上に作った「神田川・お茶の水分水路略図」に追記し、題も「神田川・水道橋分水路・お茶の水分水路略図」と改めてみました。
以下、神田川の可航分水路2系統3区間についての、船頭なりのまとめということで、気になったところをかいつまんでご紹介できればと思います。過去の記事「分水路まつり覚え書き」、「お茶の水分水路覚え書き」と、あわせてご覧いただければ幸いです。

ホンモノのGoogleマップで神田川・水道橋分水路・お茶の水分水路略図を表示
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以下、神田川の可航分水路2系統3区間についての、船頭なりのまとめということで、気になったところをかいつまんでご紹介できればと思います。過去の記事「分水路まつり覚え書き」、「お茶の水分水路覚え書き」と、あわせてご覧いただければ幸いです。

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日本橋の絵葉書
●「日本橋が洗われたらしい…1」ほかで、すっかりキレイになった日本橋を堪能してから、改めてこの橋のかつての姿に興味がわいてきました。集めた昔の絵葉書から、日本橋を主題としたものを取り出しては眺めていたのですが、その中でも特に気に入っているのが、以下に掲げた5葉の人着写真です。
日本橋の絵葉書は点数が多いこともあって、比較的入手しやすく、書籍やウェブ上で公表されているものも少なくないため、あるいはご覧になったものもあるかと思いますが、水路とともに栄えた商業街の中心として、輝いていたころの日本橋と、人着写真独特の味わいを楽しんでいただければ幸いです。

●下流側南岸、現在の野村証券があるあたりから望んだ日本橋。市電の型や背景から、大正末から昭和初期といったところでしょうか。右径間をくぐる舟に、竿さす船頭さんの姿が見えるのもいい感じです。
バックの帝国製麻ビルのレンガ色がよく出ていて、目に沁みるようですね。帝国製麻ビルは、東京駅も手がけた建築家・辰野金吾によるもので、大正3(1914)年の竣工。日本橋の外観ともよくマッチした、橋詰を代表する建物でした。のちに大栄不動産の所有となってから、惜しくも解体され、現在は大栄不動産の新しいビルが建っています。

●これも南岸、やや西側の上空から見たところで、現在では絶対に拝めないアングルでもあります。画面右手には旧魚河岸の建物と桟橋群が見られることから、震災前は確実で、大正初めごろでしょうか。中央、今でいう室町1丁目の家並の中に、仁丹の広告がにょっきり突き出しているのに目をひかれますね。
おっ、と気付かされたのは、上流の橋脚左側に、防護杭が見られること。舟がひしめいていた時代ですから、増水時には流れ出した舟が橋脚に衝突することも、少なからずあったことでしょう。

●洋風建築が増えていることから、こちらは2枚目よりだいぶ後の撮影のようです。荷足か艜(ひらた)かはわかりませんが、かなり大型の荷船が竿さして橋をくぐりゆくさまに、嬉しくなったものです。ここでも帝国製麻ビルが目立っています。橋詰広場の位置に緑が見えますが、今と違って、木を植えていた時期もあったのでしょうか。
三越をはじめとする巨大ビル群を背景に、電車の轟音と、行きかう人々や船頭たちの話し声までが聞こえてきそうな活気あふれる一枚で、「あきんどの街」の魅力が詰まった写真ですね。

●一枚目とよく似たアングルながら、こちらは珍しい夜景を写したもの。ほのかに浮かび上がる日本橋の白い石積み、窓から漏れる白熱球の灯りと、それを映した水面が実に美しく、ボカシ処理も見事で、人着写真としても秀逸なものに思えます。

●最後も「日本橋の夜趣」と題した夜景ですが、こちらはアングルも背景もぐっとモダンで、昭和戦前も二桁といった感じがします。人着写真というよりはもはや絵画で、いかにも明治風な装飾を施した橋灯と、バックの直線的なビル群のシルエットが対照的です。
撮影者(いや、画家?)も、そんな「モダン東京」と、星霜を経た日本橋のコントラストを意識して、視点を決めたのかもしれませんね。

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日本橋の絵葉書は点数が多いこともあって、比較的入手しやすく、書籍やウェブ上で公表されているものも少なくないため、あるいはご覧になったものもあるかと思いますが、水路とともに栄えた商業街の中心として、輝いていたころの日本橋と、人着写真独特の味わいを楽しんでいただければ幸いです。

●下流側南岸、現在の野村証券があるあたりから望んだ日本橋。市電の型や背景から、大正末から昭和初期といったところでしょうか。右径間をくぐる舟に、竿さす船頭さんの姿が見えるのもいい感じです。
バックの帝国製麻ビルのレンガ色がよく出ていて、目に沁みるようですね。帝国製麻ビルは、東京駅も手がけた建築家・辰野金吾によるもので、大正3(1914)年の竣工。日本橋の外観ともよくマッチした、橋詰を代表する建物でした。のちに大栄不動産の所有となってから、惜しくも解体され、現在は大栄不動産の新しいビルが建っています。

●これも南岸、やや西側の上空から見たところで、現在では絶対に拝めないアングルでもあります。画面右手には旧魚河岸の建物と桟橋群が見られることから、震災前は確実で、大正初めごろでしょうか。中央、今でいう室町1丁目の家並の中に、仁丹の広告がにょっきり突き出しているのに目をひかれますね。
おっ、と気付かされたのは、上流の橋脚左側に、防護杭が見られること。舟がひしめいていた時代ですから、増水時には流れ出した舟が橋脚に衝突することも、少なからずあったことでしょう。

●洋風建築が増えていることから、こちらは2枚目よりだいぶ後の撮影のようです。荷足か艜(ひらた)かはわかりませんが、かなり大型の荷船が竿さして橋をくぐりゆくさまに、嬉しくなったものです。ここでも帝国製麻ビルが目立っています。橋詰広場の位置に緑が見えますが、今と違って、木を植えていた時期もあったのでしょうか。
三越をはじめとする巨大ビル群を背景に、電車の轟音と、行きかう人々や船頭たちの話し声までが聞こえてきそうな活気あふれる一枚で、「あきんどの街」の魅力が詰まった写真ですね。

●一枚目とよく似たアングルながら、こちらは珍しい夜景を写したもの。ほのかに浮かび上がる日本橋の白い石積み、窓から漏れる白熱球の灯りと、それを映した水面が実に美しく、ボカシ処理も見事で、人着写真としても秀逸なものに思えます。

●最後も「日本橋の夜趣」と題した夜景ですが、こちらはアングルも背景もぐっとモダンで、昭和戦前も二桁といった感じがします。人着写真というよりはもはや絵画で、いかにも明治風な装飾を施した橋灯と、バックの直線的なビル群のシルエットが対照的です。
撮影者(いや、画家?)も、そんな「モダン東京」と、星霜を経た日本橋のコントラストを意識して、視点を決めたのかもしれませんね。

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地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます

また、避難された方々ならびに、被災者の救助や被災地の復興に働かれている方々の無事をお祈り申し上げます。
●私の身の周りは、家屋や設備などに若干の被害はあったものの、家族や同僚、知人に怪我人もなかったことは、本当にありがたいことだったと思っております。
本日、マリーナに艇の様子を見にゆくことができましたが、こちらも幸いにして無事でした。ただマリーナは水道・電気などのインフラの一部、桟橋や敷地に破損箇所が出て、復旧には少し時間を要するとのことでした。

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