10月11日の旧江戸川…1

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このタイトルと同じ日、エンジンの修理に向かうため、毎度おなじみ旧江戸川を遡上。幸いからりとした上天気で、状況が許せばちょっと遠出したいほどでしたが、ここは用心して万が一に備えなければなりませんから、行き足を押さえてゆっくりと。

浦安が見えたあたりで、牛の歩みの我が艇をビュンビュン追い越すPWC艇隊。ちぎれ雲が浮かぶ爽やかな空が堪能できるのは、家並が低く、視界の開けた江戸川筋ならでは。

41002.jpg浦安橋下流のこのあたり、千葉県側では護岸のテラス化工事が続いており、クレーンや重機を積んだ台船が出張って、休日も作業を行っているようです。

台船に接舷しつつある曳船は、防舷物で船名はよく見えませんでしたが、第22拓洋丸でしょうか。


41003.jpg妙見島のニューポートに近づいたあたりで、下航してくる大型艇を発見。

おお、あの塗装は清掃船ですね。休日に珍しい。とはいっても今日は月曜日、お仕事ブネにとっては、国民の休日も平日扱いですから、出会うのもむべなるかな。


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船名は建河清第2号、コンベア船ですね。神田川に来るそれより、だいぶ大型のようです。大河川向けタイプといったところでしょうか。

もうすでに作業は終わり基地に帰るのか、船首両舷に作業員の方はおらず、オーニングの下で休憩しておられました。
撮影地点のMapion地図

41005.jpg今回の注目物件。
千葉県側の堤防に、このようなぐにゃりとうねった排水管が何ヶ所か設けられているのは、過去にも紹介しましたが、勢いよく放水しているところを見るのは、実は初めてかも。

考えてみると、これも堤防を貫通していないだけで、樋管の一種と言えるのかもしれませんね。向こう側はどうなっているのでしょうか。


(22年10月11日撮影)

(『10月11日の旧江戸川…2』につづく)

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タグ : 旧江戸川 曳船 清掃船 妙見島

新砂水門にて

31005.jpgこの記事のつづきなんですが、強風で白波の立つ荒川河口に、追い波に尻を振られつつ進入。ちょっとでも行き足がつきすぎると波頭に頭を突っ込むので、ここは用心してスロットルで微調整しつつ、原速でじりじりと。

機走で沖に出るヨットも、激しいピッチングを繰り返し、船首で波をすくい上げています。


31006.jpg河口橋梁群をくぐったところで斜め左に変針、少しの間横波でゆさぶられるのを我慢すると、砂町運河に入ったところで波はおさまり、一息つけるわけです。

新砂水門の開口部を透かして、出船が何隻か重なって見えました。狭窄部では出船優先が原則、右に避けて速度をゆるめ、待機していると…。

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おお、水辺ラインの水上バスが。こちらで出会うのは珍しいですね。

ヨットが水門をかわって道を譲ったところで、ぐっと爆音を高めて、行き足をつけてきました。

31008.jpgスロットルを中立にして、堪能させてもらいましょう。船名は「さくら」、いつもながらキレイにしていますね、白く塗り上げられた船体には、錆垂れひとつ見られません。

速度が増すのに比例して、ザーザーという水切り音も高まり、船首のフレアで巻きあがった波が砕けてゆきます。


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真横に来たところで、客室をのぞいてみると、お客さんはまったく乗っていないようでした。どこかへ回航かしら。少なくとも、チャーター便ではなさそうですね。

しかし、せっかくキレイにしているのですから、フェンダーはもう少し、スマートなものに替えてあげたほうがいいような…。
撮影地点のMapion地図

(22年6月13日撮影)

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タグ : 砂町運河 東京水辺ライン 水上バス 新砂水門

小型曳船はワンオフ乗物趣味最後の牙城(なのか)

例によって、一人悦に入らんがために、過去に紹介した曳船の写真を集めてみただけなんですが…。

しかし、こういうモノに惹かれる嗜好を、何て言ったらいいんでしょう。仮に「ワンオフ乗物趣味」とでもしておきますが、何百何千と量産され、デザインも洗練されたモノよりも、無名の鉄工所で一台だけ造られた、無骨な、いかにもこなれていない外観の乗物に、魅力を感じてしまう性癖のことです。

オカの乗物の世界で、どうやらそういったたぐいのモノが、絶滅に瀕しているように見受けられる今日このごろ、水路徘徊の道々で、個性的な姿を楽しませてくれる小型曳船たちをこうして並べてみると、これら「ヒキブネ」の世界こそ、ワンオフ乗物趣味最後の牙城(しかも保存物でなく、現役の姿を楽しめる!)のように思えてきたのですが、いかがでしょうか。

「続きを読む」をクリックしてご覧ください。うんざりするほど曳船の写真が出てきます

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タグ : 曳船

三土氏と水路行…5

(『三土氏と水路行…5』のつづき)

39021.jpg日本橋川を出た後は、久しぶりに綾瀬川は綾瀬新橋の様子を見にゆこうということになり、隅田川を遡上。途中、吾妻橋まで来ると、新設間もない、東京都観光汽船の浅草発着所の建物が目に入りました。

かつての待合室は、堤防の外に張り出し、水面近くまで建屋が迫っていましたが、新しいそれは堤防上に建てられ、テラス上にあるのはポンツン桟橋までのスロープのみ。これで増水時も建物が水に浸かることはなく、安心というわけですね。

39022.jpg旧綾瀬川に入ると、綾瀬橋は塗り替え工事中なのか、すっぽりと足場で覆われて窮屈そう。都内の橋が塗り替えられているところはよく見かけますが、そういえば、我が茂森橋にはなかなかお鉢が回ってこない模様ですね。う~ん、大丈夫なのか最低橋。

話を戻して…ちょうど左を反航してきたPWCが、検水口からの水柱を高々と上げており、橋にかかりやしないかと心配していたら案の定、橋の裏側に張られたベニヤに一直線の水跡をつけて、全速力で通り過ぎてゆきました。橋に水をかけながら走る艇は、初めて見たかも!

39023.jpg荒川を横断、綾瀬水門をくぐって綾瀬川に入ってみると…うぐぐ、何だかモノ凄い浮流物の数!

写真ではよくわからないかもしれませんが、以前も「綾瀬川再訪…3」でも紹介したような、枯れ草や枝が島のように固まったものとか、船外機艇の天敵、水面下を浮遊する炭カル袋などが大艦隊を組んでこちらに向かってきており、怖気をふるいました。

39024.jpgひるがえって、下流側を眺めてみると、これまた赤潮のような濃厚に変色した水面が広がり、とにかくコンディションがかなり良くないのは一目瞭然。

何分エンジンが不調ということもあり、この上ゴミでも吸いこんで、冷却系に打撃を受けたりしたら面白からざることになると、大事をとって綾瀬川遡上を断念。お二方にはお詫びして、帰途につくことにしました。
撮影地点のMapion地図

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薄曇りの空の下、穏やかな荒川を下って帰港。おっ、今日の河川情報板、「荒川下流部は船舶の通航方法が定められています」うんぬんと、ちゃんとフネに向けたメッセージを発信している! 
いつぞやは自動車税のことを教えてくれたりして、ちょっとピント外れな感じでしたから、安心しました。やればできるじゃない(偉そうだ)!

帰りの道々、三土氏は沿岸や橋に設けられた通航標識に興味深々で、楽しまれたご様子。別れ際、ようやく相まみえた分水路に縁ある者同士として、がっしり握手して記念写真に納まっていただきました。ありがとうございました。


(22年9月19日撮影)

(この項おわり)

【22年12月25日追記】三土氏がデイリーポータルZに「御茶の水分水路ツアー」をアップされました。大野氏撮影の発進縦坑の写真は圧巻! ぜひご一読ください。

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タグ : 隅田川 旧綾瀬川 綾瀬川 荒川

「東京水路をゆく」ご紹介御礼と正誤表

「東京水路をゆく」を上梓させていただき、約1か月が経ちましたが、その間多くの方にブログ上などで拙著のご紹介、またご批評を賜り、船頭儀、感謝に堪えません。

ここで、拙著を採り上げていただいた記事をまとめてご紹介し、皆さんへの御礼に代えさせていただきたいと思います。ありがとうございました。今後も発見次第、随時追加させていただきます。

また併せて、誤記、校正漏れなどの正誤表も後半に掲げさせていただきます。こちらも掲載したもののほかに、お気づきの点がありましたら、お手数ですがメールにてお知らせいただければ幸いです。

「続きを読む」をクリックしてご覧ください

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タグ : 東京水路をゆく 東洋経済新報社 神田川