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満漢全席小名木川…11

(『満漢全席小名木川…10』のつづき)

37051.jpg名残惜しくも、おいとまする時間が来てしまいました。
操作室で皆さんにお礼を言って桟橋に向かうと、最初にもやいを取ってくださった職員の方が見送ってくださり、本当にありがたい限り。職員の方の好々爺然とした雰囲気(失礼)も手伝い、何だか、久しぶりに実家に帰って来たような感じに襲われてしまいました。

桟橋のすぐ横、水中から立ち上がっている、この野太いパイプは?

37052.jpgトラロープに説明板が下がっていました。東側河川に感潮域の水を送る、サイフォンなのですね。

閘室の注排水だけで、水位低下化河川の水をまかなっていると思ったのですが、こうして時々水を取り入れ、水質を保っているわけですか。



37053.jpgちなみに、艇を着けさせていただいた桟橋も、単なる閘門の交通用というわけではなく、防災船着場の扱いなのだそうです。

このときも、結構な人数の見学者が桟橋に出入りして、我が艇はまるで、桟橋の使用例を示す展示品の一部のよう。衆目環視の中乗り込むのは、ちょっと恥ずかしいな。


37054.jpg
さらばラバウル、いや扇橋閘門、また来るまでは! しばし別れの涙はにじみませんが、次にあの桟橋から上陸できる日は、まず当分来ないであろうことを思うと、やはり名残惜しいことには変わりありません。

さて、時間も迫っているので、急いで帰らなければ…。

37055.jpg
おまけ。素敵な閘室横のホイストと前扉のツーショット。

しかし、「大艦隊」の2度の通航に興奮して頭が沸騰したせいか、せっかくのこのチャンスに、肝心なことをまったく訊けなかった大間抜けぶり。
帰宅してから我に返り、頭を抱えましたが後の祭り。お客様を放置したばちがあたったのかもしれません。


(22年9月4日撮影)

(『東雲北運河に拾う…1』につづく)

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タグ : 小名木川江東内部河川扇橋閘門閘門