満漢全席小名木川…8
(『満漢全席小名木川…7』のつづき)
●タイル張りも素敵な管理棟の外観。築34年ほどのはずですが、手入れがよいのかなかなかきれいで、周囲には職員の方の手慰みなのか、鉢植えが花を咲かせておりのどかな雰囲気。
玄関の表札には「公益財団法人 東京都公園協会 扇橋閘門管理所」とありました。
●正面、シャッターが半開きになった1階の室内をのぞいてみると、ご覧のとおり配電盤とエンジンが。非常用の発電装置でしょうか。
この暑熱とあって、室内に一歩足を踏み入れただけで、だいぶ楽に感じられるほど。ここでちょっと休憩して、興奮した熱気を冷ましてゆこう…。
●手前の柵に説明板が下がっていました。やはり自家発電設備で、360馬力のディーゼルを備えているのですね。
以前ここを通ったとき(過去ログ『扇橋閘門』参照)、ゲートが運転されると、エンジン音と排気臭がしたことがあったのですが、もしかして、この発電設備を使って動かしていたのかな? 職員の方に聞いておけばよかった…。

●ちょっと欲しくなった、扇橋閘門の銘入り救命浮環。空気でふくらますそれでない、カポックか何かの硬質な手ざわりがいいんですよね。
だいぶ前、古船具屋で、今は亡き自衛艦隊のフリートオイラー「はまな」の救命浮環を手に入れ、先代艇で実際に使っていたという、非常にイタい過去を思い出しました。
●公式ウェブサイトでもおなじみ、扇橋閘門の概要と仕組みの図解、それに江東デルタの地盤沈下の状態と断面図を描いた説明板。
あれれ? ウェブサイトでは、竣工・昭和51年度とあったのに、こちらでは完成・昭和52年とある。…ははあ、年度としては51年度でも、実際の暦では52年になってからの竣工ということですか。
(22年9月4日撮影)
(『満漢全席小名木川…9』につづく)

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玄関の表札には「公益財団法人 東京都公園協会 扇橋閘門管理所」とありました。

この暑熱とあって、室内に一歩足を踏み入れただけで、だいぶ楽に感じられるほど。ここでちょっと休憩して、興奮した熱気を冷ましてゆこう…。

以前ここを通ったとき(過去ログ『扇橋閘門』参照)、ゲートが運転されると、エンジン音と排気臭がしたことがあったのですが、もしかして、この発電設備を使って動かしていたのかな? 職員の方に聞いておけばよかった…。

●ちょっと欲しくなった、扇橋閘門の銘入り救命浮環。空気でふくらますそれでない、カポックか何かの硬質な手ざわりがいいんですよね。
だいぶ前、古船具屋で、今は亡き自衛艦隊のフリートオイラー「はまな」の救命浮環を手に入れ、先代艇で実際に使っていたという、非常にイタい過去を思い出しました。

あれれ? ウェブサイトでは、竣工・昭和51年度とあったのに、こちらでは完成・昭和52年とある。…ははあ、年度としては51年度でも、実際の暦では52年になってからの竣工ということですか。
(22年9月4日撮影)
(『満漢全席小名木川…9』につづく)

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満漢全席小名木川…7
(『満漢全席小名木川…6』のつづき)
●アナウンスがあって間もなく、前扉がモーターの音を響かせて下がってゆきます。ここからだと、巻上機室内の音もよく聞こえ、扉体上端のワイヤーやプーリーの動きも観察できて、血が熱くなる思い。
視点が違うということは、かくも感動的なことなのかと、当たり前のことにいちいち感じ入る船頭。

●と、ここで一つ目についたモノが。
コレ(赤矢印)は何だろう? 角材がぶら下がっていますが…。

●ぶら下がり物件をアップで。何本もの番線でぶら下げられた角材の中央に、あらら、一枚だけ寂しくCDがひらひらと。
ははあ、トリさん除け…のなれの果てのようですね。以前は、もっと何枚もCDがひらひらしていたのでしょう。ぶら下がって年月を経たせいか、角材がスェイバック(だったっけ?)しているのが味わい深い。

●ここで閘室横に降り、最近見学用にあつらえられたと思しきテラスから、閘室を出てゆく「大艦隊」を見送って。
何しろ6隻分の排気が立ちこめ、さらに水路めぐりの船ばかりとあって、乗船人数も相当なもの。その賑やかさは、例え毎日閘門を眺めていたとしても、そうそうお目にかかれるものではないでしょう。この日訪ねた幸運に、重ねて感謝したくなりました。
●最後の一隻が閘室を出てゆくと、先ほどの喧騒がウソのように静まり返る扇橋閘門。長途の航海に出る船でもないのに、出船を見送るのは、なしてこんなに切ないのか。似合わない発言をしてすみません。
ここでようやく、少し冷静さを取り戻して、周囲のディテールにも目を向けてみる気になりました。
(22年9月4日撮影)
(『満漢全席小名木川…8』につづく)

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視点が違うということは、かくも感動的なことなのかと、当たり前のことにいちいち感じ入る船頭。

●と、ここで一つ目についたモノが。
コレ(赤矢印)は何だろう? 角材がぶら下がっていますが…。

●ぶら下がり物件をアップで。何本もの番線でぶら下げられた角材の中央に、あらら、一枚だけ寂しくCDがひらひらと。
ははあ、トリさん除け…のなれの果てのようですね。以前は、もっと何枚もCDがひらひらしていたのでしょう。ぶら下がって年月を経たせいか、角材がスェイバック(だったっけ?)しているのが味わい深い。

●ここで閘室横に降り、最近見学用にあつらえられたと思しきテラスから、閘室を出てゆく「大艦隊」を見送って。
何しろ6隻分の排気が立ちこめ、さらに水路めぐりの船ばかりとあって、乗船人数も相当なもの。その賑やかさは、例え毎日閘門を眺めていたとしても、そうそうお目にかかれるものではないでしょう。この日訪ねた幸運に、重ねて感謝したくなりました。

ここでようやく、少し冷静さを取り戻して、周囲のディテールにも目を向けてみる気になりました。
(22年9月4日撮影)
(『満漢全席小名木川…8』につづく)

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