満漢全席小名木川…6
(『満漢全席小名木川…5』のつづき)
●写真撮影は自由とのことでいい気になり、引き続き眼前に並ぶ計器類を撮らせていただく。帰宅してからモニターで見てみたら、悲しいことに揃って見事にピンボケかブレブレ(泣)。
ううん、ちゃんとモードも室内向けにして、普段とは違い落ち着いて両手でしっかり撮ったのに…。暑熱でカメラがダレたのか、感動のあまり手が震えていたのか。
と、周りが騒然としはじめたので、モニターを見てみると…。

●それどころじゃなくなっていた。
5隻を下らない船型もさまざまなフネブネが、単縦陣で接近中!
うわあ、こりゃ大艦隊だなあと、もちろん声には出さず見守っていると、
「大艦隊だね」
と職員の方。
GJ!!
●そうですよ、水に浮いているモノが隊列をなしていれば、それだけでもう大艦隊呼ばわりするに値する。それがたとえ、鴨の群れであろうと、発泡スチロールの箱であろうと(断言)。
脳内の構造に近しいモノを感じ(失礼)つつ、いやが上にもてんこ盛りに盛り上がる「大艦隊」での通航シーン!
食いしん坊さんに例えれば、山海珍味を選りすぐったご馳走のお皿が、隊列をなしてテーブルに向かってくる、そんな光景でしょう。この日、この瞬間に居合わせたことを、天に感謝したくなりました。
●大艦隊発言に意識を奪われていたら、早くも先鋒、第一船が閘室に進入開始!
自航バージタイプの、甲板を広く取った艇で、船尾のオーニングには対空表記が。品川の船宿・平井さんの東海道丸で、東京湾クルーズの広告も大書きしてあります。橋の上からの目線を意識しているのですね。
●第二船。おお、これは大きい釣り船ですね、船名は第五丸長丸。京浜運河の船宿、丸長さんの持ち船。隠顕式ブリッジを一杯に引っ込めて、低い桁下高をかわしてきたようです。船溜が運河にある船ならではの装備ですね。
職員の方によると、この船と後に続く釣り船は、「神田川船の会」の川めぐり船団なのだとか。猛暑ではありましたが、穏やかな絶好の川走り日和、皆さんも楽しまれたことでしょう。

●何と総勢6隻。閘室進入完了!
「ぎっしり閘門」とまではいかなかったものの、夢にまで見た「大艦隊」での通航シーンが、たまたま訪れたこの日に拝めるなんて!
●待ち受ける操作室側は、緊迫した空気に包まれていた…かというとそうでもなく、皆さんニコニコと至ってなごやか。
いや、誤解してもらっては困りますが、放送で前に詰めて繋船してもらうようお願いしたり、モニターと目視で安全を確認しつつ操作をしたりと、なかなか忙しいのですが、全てがテキパキと気持ちよくこなされ、一連の動作にはいい意味で隙がありません。
エンジンの爆音と排気臭があたりに立ちこめ、騒然とした閘室内は、誰が何と言おうと、殺伐とした男の職場の雰囲気横溢(?)。何だか泣けてきそう…。
(22年9月4日撮影)
(『満漢全席小名木川…7』につづく)

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●写真撮影は自由とのことでいい気になり、引き続き眼前に並ぶ計器類を撮らせていただく。帰宅してからモニターで見てみたら、悲しいことに揃って見事にピンボケかブレブレ(泣)。
ううん、ちゃんとモードも室内向けにして、普段とは違い落ち着いて両手でしっかり撮ったのに…。暑熱でカメラがダレたのか、感動のあまり手が震えていたのか。
と、周りが騒然としはじめたので、モニターを見てみると…。

●それどころじゃなくなっていた。
5隻を下らない船型もさまざまなフネブネが、単縦陣で接近中!
うわあ、こりゃ大艦隊だなあと、もちろん声には出さず見守っていると、
「大艦隊だね」
と職員の方。
GJ!!
●そうですよ、水に浮いているモノが隊列をなしていれば、それだけでもう大艦隊呼ばわりするに値する。それがたとえ、鴨の群れであろうと、発泡スチロールの箱であろうと(断言)。
脳内の構造に近しいモノを感じ(失礼)つつ、いやが上にもてんこ盛りに盛り上がる「大艦隊」での通航シーン!
食いしん坊さんに例えれば、山海珍味を選りすぐったご馳走のお皿が、隊列をなしてテーブルに向かってくる、そんな光景でしょう。この日、この瞬間に居合わせたことを、天に感謝したくなりました。

自航バージタイプの、甲板を広く取った艇で、船尾のオーニングには対空表記が。品川の船宿・平井さんの東海道丸で、東京湾クルーズの広告も大書きしてあります。橋の上からの目線を意識しているのですね。

職員の方によると、この船と後に続く釣り船は、「神田川船の会」の川めぐり船団なのだとか。猛暑ではありましたが、穏やかな絶好の川走り日和、皆さんも楽しまれたことでしょう。

●何と総勢6隻。閘室進入完了!
「ぎっしり閘門」とまではいかなかったものの、夢にまで見た「大艦隊」での通航シーンが、たまたま訪れたこの日に拝めるなんて!

いや、誤解してもらっては困りますが、放送で前に詰めて繋船してもらうようお願いしたり、モニターと目視で安全を確認しつつ操作をしたりと、なかなか忙しいのですが、全てがテキパキと気持ちよくこなされ、一連の動作にはいい意味で隙がありません。
エンジンの爆音と排気臭があたりに立ちこめ、騒然とした閘室内は、誰が何と言おうと、殺伐とした男の職場の雰囲気横溢(?)。何だか泣けてきそう…。
(22年9月4日撮影)
(『満漢全席小名木川…7』につづく)

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