高浜運河に拾う…3
(『高浜運河に拾う…2』のつづき)
●御盾橋をくぐると、逆光の中にもう一隻の台船が。
蛇口のように先端が曲がった、長いパイプを舷側に突き出しています。先ほどの浚渫船が、水と一緒に吸い込んだ河底の泥を、ここで吐き出して艀に積むのですね。
●反対側から見たところ。台船の左に、護岸に沿わせたパイプが続いているのが見えます。輪切りにしたチクワのようなブイを数mおきにかませて、パイプを水面上に支えるしくみです。
「蛇口」の支えは仮設然としているので、台船もこの仕事を専門としているわけではなさそうですね。
●御盾橋を振り返って。橋の向こうに小さく、「あさぎり船団」が見え、右端にはブイを連ねたパイプが、船団に向かって伸びているのがわかります。
ここのトリさんたちは、おとなしく写真左側に寄ってくれたので、乱舞する騒ぎにはなりませんでした。
●天王洲運河との十字流から、西側・天王洲橋を望んで。天王洲運河が、鶴の首のような変わった形をしているのは、ここが目黒川の旧河口で、堆砂により大きく蛇行していた地形を、そのままなぞるようにして埋め立てたためです。
また、この奥から右側(北側)には、かつて貨物ヤードに挟まれて、大きな船溜が広がっており、鉄道と艀輸送の結節点となっていたところ。昔の地図や航空写真を見ながら、今の姿とくらべると、変遷のさまが興味深く、惹かれる場所でもあるのです。
【撮影地点のMapion地図】
●新東海橋の橋詰、テレビ東京の天王洲スタジオ。そうそう、ここに来たことがあったんだった…もう10年も前のことですが。
通された部屋は、運河風景が窓いっぱいに広がる眺めのよい部屋で、その上たまたま船が横切ったりしたため、思わずガラスに張り付いたことを思い出しました。写真を撮っておけばよかった…。
(21年12月13日撮影)
(『東品川橋の工事』につづく)

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蛇口のように先端が曲がった、長いパイプを舷側に突き出しています。先ほどの浚渫船が、水と一緒に吸い込んだ河底の泥を、ここで吐き出して艀に積むのですね。

「蛇口」の支えは仮設然としているので、台船もこの仕事を専門としているわけではなさそうですね。

ここのトリさんたちは、おとなしく写真左側に寄ってくれたので、乱舞する騒ぎにはなりませんでした。

また、この奥から右側(北側)には、かつて貨物ヤードに挟まれて、大きな船溜が広がっており、鉄道と艀輸送の結節点となっていたところ。昔の地図や航空写真を見ながら、今の姿とくらべると、変遷のさまが興味深く、惹かれる場所でもあるのです。
【撮影地点のMapion地図】

通された部屋は、運河風景が窓いっぱいに広がる眺めのよい部屋で、その上たまたま船が横切ったりしたため、思わずガラスに張り付いたことを思い出しました。写真を撮っておけばよかった…。
(21年12月13日撮影)
(『東品川橋の工事』につづく)

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