高浜運河に拾う…2
(『高浜運河に拾う…1』のつづき)
●新港南橋をくぐると、左側に台船と、曳船らしき船が停泊しているのが見えてきました。
浚渫だったら嬉しいな…。動いている様子はないので、作業はしていないようです。近づいてみましょう。
●大きな赤いデンヨーを載せた台船は、手前の船の影になってよくわかりませんが、スパッドを打ち込んで留まっているので、やはり浚渫船の匂いが濃厚。
横付けしている船は、浚渫船とコンビを組んで働く、揚錨船ですね。肥えた平べったい船体は、スマートさなどかけらもありませんが、安定感があり、むしろ頼もしく写ります。

●船名は「あさぎり」。正面近くから見ると、幅の広さから台船ぽい感じがしましたが、サイドビューはまた違った印象です。ぐっと反り返った上甲板のラインが、フネらしさを強調してくれているせいでしょうか。
舷側はボコボコと凹みが見られる上、錆びて塗料もすっかりはげた、まさに満身創痍のありさまですが、かえって日常のまめまめしい働きぶりを想像させて、惹かれるものがありました。
●「あさぎり」の後ろにもやっていたコレ、鉄舟ですね。軍用ではよく使われていたと聞いていますが、こういった工事用ではどうなのでしょう、ご存知の方のお話をうかがいたいところです。
交通艇兼作業艇として使われているのでしょう、白と船底色の塗装がいかにもらしいのに加えて、「タートル2号」なる船名も雰囲気にピッタリ。すっかり気に入ってしまいました。
●小所帯ながらも、お仕事ブネらしい表情を楽しませてくれた「あさぎり船団」を後に、高浜運河をさらに南下。
いや、「あさぎり船団」は、もう一隻いたのでした…次回ご紹介しましょう。
(21年12月13日撮影)
(『高浜運河に拾う…3』につづく)

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浚渫だったら嬉しいな…。動いている様子はないので、作業はしていないようです。近づいてみましょう。

横付けしている船は、浚渫船とコンビを組んで働く、揚錨船ですね。肥えた平べったい船体は、スマートさなどかけらもありませんが、安定感があり、むしろ頼もしく写ります。

●船名は「あさぎり」。正面近くから見ると、幅の広さから台船ぽい感じがしましたが、サイドビューはまた違った印象です。ぐっと反り返った上甲板のラインが、フネらしさを強調してくれているせいでしょうか。
舷側はボコボコと凹みが見られる上、錆びて塗料もすっかりはげた、まさに満身創痍のありさまですが、かえって日常のまめまめしい働きぶりを想像させて、惹かれるものがありました。

交通艇兼作業艇として使われているのでしょう、白と船底色の塗装がいかにもらしいのに加えて、「タートル2号」なる船名も雰囲気にピッタリ。すっかり気に入ってしまいました。

いや、「あさぎり船団」は、もう一隻いたのでした…次回ご紹介しましょう。
(21年12月13日撮影)
(『高浜運河に拾う…3』につづく)

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