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新芝運河に拾う…1

(『日の出水門のウラ事情』のつづき)

20096.jpg新芝運河については、過去ログ「芝浦の運河めぐり…1」ほかで紹介済みですが、改めて気になった部分を拾ってみましょう。

テラスに設けられた、簡単な船着場。芝浦の運河群では、このような船着場が各所に設けられており、急傾斜ながら、水際が法面とされた護岸とあいまって、通航する艇から眺めると、どこか優しさが感じられる水路でもあります。

20097.jpg旧海岸通りを渡す桁橋、竹芝橋は斜めに架かっている上幅が広く、トンネル水路のおもむき。テラスもここで、いったん途切れてしまいます。

竹芝橋の耐震補強…と言うより、落橋防止装置とでも呼ぶべきアレですが、なかなか面白い眺めでした。後ほどまとめて紹介しましょう。
撮影地点のMapion地図

20098.jpgテラスの幅の分だけ、護岸が旧河道(?)に前進しているので、このように岸につかんばかりに寄せても、安心なのがこの手の水路のよいところ。

あそこに立っているのは、テラスについて書かれた説明板のようですね。「新芝運河周辺案内図」とあります。ズームで撮れるかな…。

20099.jpgううう、うまく撮れなかった(泣)。でも、左下の絵はテラス護岸の断面図であることは、かろうじてわかりますね。図のように、水面下には出っ張りがないので、船にとっては安心できる水路なのです。

説明文には、「この遊歩道は、台風の時の高潮や地震の時の津波によって起こる被害から、私たちのまちを守るためにつくられた護岸を利用したものです」とありました。

20100.jpgサックスや笛をかなでる、しゃれた銅像がベンチに座っている一角も。頭にハトが乗ってるの、反則です(笑)。ちょっとうらやましい。

柵もよく見ると、Vの字になった部分にカモメがあしらわれていたり、全体に波型の塗装が施されていたりと、単調さを救うための工夫があることがわかりますね。


(21年12月13日撮影)

(『新芝運河に拾う…2』につづく)

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タグ : 新芝運河