南前堀…4
(『南前堀…3』のつづき)
●北側に見える団地は、都営東糀谷六丁目アパート。アパートの手前から、隣の東糀谷保育園南側に至る、水路沿いの一角は東糀谷第一公園です。
Googleマップの航空写真を見たら、ちょうど桜の時期に撮ったようで、公園内は満開の桜でピンク色に染まり、お花見客も多く繰り出しているのが見えました。水路からのお花見、ここでもできるのではないでしょうか。ただ、4月初旬の日中となると、潮位の方がちょっと心配ですね。
【撮影地点のMapion地図】
●前方に橋が見えてきました。いよいよ終端部も近づいてきたようですね。
橋脚の高さと水路幅の、縦横比がしっくりくるのか、岸の低さがイイあんばいなのか、なぜか気持ちの安らぐ、「東京最南端の高架下水路」…。
その狭隘さでは、古川(『古川再訪…1』以下のシリーズ参照)に勝るとも劣らないものがあると思うのですが、まあ、よほどウマが合ったとしか思えません。
●ここでようやく、どうやら現役らしい艇と遭遇。
「係船禁止」の断り書きは、まだ途切れることなく続いていますが、最奥部の船溜に近いせいでしょうか、周囲の雰囲気にも少し変化が見えてきました。
●南前堀唯一の橋と、その手前には2本の水管橋…一本は隠れていて、よく見えませんね。
左手のフェンスも、ここで途切れます。上の写真の艇は、いったん上流側に回って出入りしているのでしょう。

●2本目の水管橋の下から振り返って。今まで走ってきた分の橋脚群をこうして眺めると、わずかな距離ながら、圧倒的な物量を感じさせられます。あっ、今、何だか惹かれる理由のひとつがわかった気が…。これは後ほどお話ししましょう。
ちなみに、Mapion「キョリ測」で測ったところによると、南前堀の可航区間全長は、480mほど。羽田周辺船溜群の中では、群を抜いて長く、文句なしの第一位です。埋め立てられた元の水路(現南前堀緑地)を含めた延長は、約920mでした。
【撮影地点のMapion地図】
(21年12月13日撮影)
(『南前堀…5』につづく)

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Googleマップの航空写真を見たら、ちょうど桜の時期に撮ったようで、公園内は満開の桜でピンク色に染まり、お花見客も多く繰り出しているのが見えました。水路からのお花見、ここでもできるのではないでしょうか。ただ、4月初旬の日中となると、潮位の方がちょっと心配ですね。
【撮影地点のMapion地図】

橋脚の高さと水路幅の、縦横比がしっくりくるのか、岸の低さがイイあんばいなのか、なぜか気持ちの安らぐ、「東京最南端の高架下水路」…。
その狭隘さでは、古川(『古川再訪…1』以下のシリーズ参照)に勝るとも劣らないものがあると思うのですが、まあ、よほどウマが合ったとしか思えません。

「係船禁止」の断り書きは、まだ途切れることなく続いていますが、最奥部の船溜に近いせいでしょうか、周囲の雰囲気にも少し変化が見えてきました。

左手のフェンスも、ここで途切れます。上の写真の艇は、いったん上流側に回って出入りしているのでしょう。

●2本目の水管橋の下から振り返って。今まで走ってきた分の橋脚群をこうして眺めると、わずかな距離ながら、圧倒的な物量を感じさせられます。あっ、今、何だか惹かれる理由のひとつがわかった気が…。これは後ほどお話ししましょう。
ちなみに、Mapion「キョリ測」で測ったところによると、南前堀の可航区間全長は、480mほど。羽田周辺船溜群の中では、群を抜いて長く、文句なしの第一位です。埋め立てられた元の水路(現南前堀緑地)を含めた延長は、約920mでした。
【撮影地点のMapion地図】
(21年12月13日撮影)
(『南前堀…5』につづく)

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南前堀…3
(『南前堀…2』のつづき)
●北側、建設中の巨大な新校舎に圧倒されるようにして、羽田中学校の旧校舎の一部が顔をのぞかせていました。
外壁もきれいだし、一見した限りでは、そんなに痛んでいるようには見えないのですが、「建築業界ニュース東京版」によると、旧校舎は昭和33年竣工とのこと。なるほど、建て替えの時期ではありましょうが、同記事に「人口・生徒数は減少傾向」とあるのを見ると、立派な新校舎も、何だか竣工早々もてあましそうな気がしてしまいますね。
●南側は、工場跡地を利用した、広大な駐車場のようです。車列の向こうにチラリと見える建屋は、荏原製作所の工場でしょうか。
南岸はほとんど建物がなく、岸に沿って潅木が生えている程度ですので、外光がよく差し込み、高架の高さの割には明るい水路と言えます。
●万里の長城のように続く、フェンスのフロート側面をふと見ると…えっ、和歌山県?
もしかして、よその自治体で使っていたものを、再利用したものなのでしょうか。
●ここで例によって、ちょっとした航路情報を。写真左手、赤い矢印をつけた部分に注目。枠組みされた木材のようなものが、フェンスを内側に押しやっているのが見えますね。
可航区間のほぼ中ほどになると思いますが、ここは危険ですから、写真右側(北側)に避けてください。沈んだポンツン桟橋が、航路水面下にはみ出しているのです!
●ピンボケ写真で恐縮ですが、緊迫の一瞬を撮ることに成功。斜めにかしいで沈没した桟橋が、フェンスのこちら側、水面下にはみ出しているのが見えるでしょうか。
アッと気づいたときには、もう直上を通過中で、背筋に冷たいものが走りましたが、何とかペラを引っかけることもなく、胸をなでおろしました。高い潮位に助けられたのだと思います。写真はもちろん、帰路に撮ったものです。
(21年12月13日撮影)
(『南前堀…4』につづく)

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外壁もきれいだし、一見した限りでは、そんなに痛んでいるようには見えないのですが、「建築業界ニュース東京版」によると、旧校舎は昭和33年竣工とのこと。なるほど、建て替えの時期ではありましょうが、同記事に「人口・生徒数は減少傾向」とあるのを見ると、立派な新校舎も、何だか竣工早々もてあましそうな気がしてしまいますね。

南岸はほとんど建物がなく、岸に沿って潅木が生えている程度ですので、外光がよく差し込み、高架の高さの割には明るい水路と言えます。

もしかして、よその自治体で使っていたものを、再利用したものなのでしょうか。

可航区間のほぼ中ほどになると思いますが、ここは危険ですから、写真右側(北側)に避けてください。沈んだポンツン桟橋が、航路水面下にはみ出しているのです!

アッと気づいたときには、もう直上を通過中で、背筋に冷たいものが走りましたが、何とかペラを引っかけることもなく、胸をなでおろしました。高い潮位に助けられたのだと思います。写真はもちろん、帰路に撮ったものです。
(21年12月13日撮影)
(『南前堀…4』につづく)

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