11月15日の臨海大橋…1

曙運河を通ると、湾岸道路の橋の一つが、何やら工事中。橋脚の補修でしょうか、よく見なかったのでわかりませんでした。

沖に出ると、ビルの間から富士山が顔を出しているのを発見、トクをした気分になりました。今年になって富士山を見るのは、初めてではないでしょうか。

周囲に比較する建物がないせいでしょうか、一基6000tの重量があるとは思えないほど、小さくて、華奢な構造物に見えるんですよね。

●逆光にぎらつく波の上に、次第に大きくなって迫り来る、中防側トラスのシルエット。まあ、当たり前なんですけれど、さすがにここまで近づくと、圧倒的な質量がのしかかってくるのですね。おなじみさんにもかかわらず、ゴクリ、とつばを飲み込む迫力。
橋上では、ご覧のように上部トラス(正式には、何と呼ぶのでしょう)の組み立てが進んでいました。素人考えでは、あのクレーン船隊で吊り上げるスペクタクルが、上部トラスでも味わえるのでは…、と思い込んでいたので、現地組み立てとわかり、ちょっと残念です。

抜けるような、蒼穹と呼ぶにふさわしい青空をバックに、長々と鋼桁橋を従えたトラスは、まさにくろがねの龍! こうして訪ねるたびに、新しい表情を見ることができるのは、建設中の土木構造物の醍醐味でしょう。
【撮影地点のMapion地図】
(21年11月15日撮影)
【追記】ちょぶさん(がーちゃんフォトアルバム Vol.2)に教えていただいたのですが、「東京港臨海道路第Ⅱ期事業」(PDF)によると、まだ中央径間トラスと、中央径間箱桁の架設に巨大クレーン君たちが出動する模様です。ご教示ありがとうございました!
(『11月15日の臨海大橋…2』につづく)

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