旧豊洲橋の撤去工事…2
(『旧豊洲橋の撤去工事…1』のつづき)
●同じく9月6日の豊洲側橋脚。こちらももちろん、桁は撤去済みです。
しかし、背後の新豊洲橋、歩道のフェンスがやけに高いですね。これでは、眺望があまりよくないのではないでしょうか。
あ、もしかすると、いずれ旧橋側に拡幅するので、こちら側の歩道は仮設、ということなのでしょうか?
●一月ばかり間をあけて、10月18日に通ってみたら…。おや、水管橋の橋脚が消え失せている!
工事は一段落したどころではなく、速度を落とさずに進んでいることを実感。再開発著しい豊洲に渡る、この道路の拡幅は急務なのでしょうね。

●新豊洲橋を、南側から眺めて。旧橋脚の高さとくらべると、新橋の橋脚や、桁下高の高いことが際立っています。
臨海部の歴史を眺めてきた、古い橋がなくなるのは寂しいですが、これで大型艇の通過も楽になり、船にとってはますます、走りやすい運河となることでしょうね。

●初めて走ったときの写真は見つからなかったのですが、平成7年8月の江戸川遡航時に撮ったものが、ちょうど上の写真とほぼ同じアングルでしたので、ご覧に入れましょう。
いや~、空が広いですね! 豊洲橋も心なしか、堂々として見えます。橋の向こうに顔を出す、水管橋の3連タイドアーチ、桁下にチラリと見える、豊洲水門の扉体は赤く塗られているなど、ちょっとしたことにも、隔世の感を覚えてしまうあたり。
ついこの間のこととばかり思っていましたが、もう、ずいぶん昔のことなのですね…。

●おまけにもう一枚、上の写真の直前に撮ったものも。豊洲橋をくぐった直後、南側を見たところ。
左手では、マンションの建設がすでに始まっていますが、右のクレーン付き上屋、奥に見える港湾局専用線・晴海線の豊洲橋梁(現在は撤去されて、橋脚のみ残っています)と、港湾部の雰囲気が横溢する、魅力的な水路風景が広がっていました。
豊洲橋梁が意外と低く、おっかなびっくりくぐったっけ…。
まあ、お役ご免になった旧豊洲橋のみならず、自分もトシをとるわけだ…と実感した、そういうお話です、はい。
(この項おわり)

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しかし、背後の新豊洲橋、歩道のフェンスがやけに高いですね。これでは、眺望があまりよくないのではないでしょうか。
あ、もしかすると、いずれ旧橋側に拡幅するので、こちら側の歩道は仮設、ということなのでしょうか?

工事は一段落したどころではなく、速度を落とさずに進んでいることを実感。再開発著しい豊洲に渡る、この道路の拡幅は急務なのでしょうね。

●新豊洲橋を、南側から眺めて。旧橋脚の高さとくらべると、新橋の橋脚や、桁下高の高いことが際立っています。
臨海部の歴史を眺めてきた、古い橋がなくなるのは寂しいですが、これで大型艇の通過も楽になり、船にとってはますます、走りやすい運河となることでしょうね。

●初めて走ったときの写真は見つからなかったのですが、平成7年8月の江戸川遡航時に撮ったものが、ちょうど上の写真とほぼ同じアングルでしたので、ご覧に入れましょう。
いや~、空が広いですね! 豊洲橋も心なしか、堂々として見えます。橋の向こうに顔を出す、水管橋の3連タイドアーチ、桁下にチラリと見える、豊洲水門の扉体は赤く塗られているなど、ちょっとしたことにも、隔世の感を覚えてしまうあたり。
ついこの間のこととばかり思っていましたが、もう、ずいぶん昔のことなのですね…。

●おまけにもう一枚、上の写真の直前に撮ったものも。豊洲橋をくぐった直後、南側を見たところ。
左手では、マンションの建設がすでに始まっていますが、右のクレーン付き上屋、奥に見える港湾局専用線・晴海線の豊洲橋梁(現在は撤去されて、橋脚のみ残っています)と、港湾部の雰囲気が横溢する、魅力的な水路風景が広がっていました。
豊洲橋梁が意外と低く、おっかなびっくりくぐったっけ…。
まあ、お役ご免になった旧豊洲橋のみならず、自分もトシをとるわけだ…と実感した、そういうお話です、はい。
(この項おわり)

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旧豊洲橋の撤去工事…1
●豊洲の名を冠した橋というと、今では春海運河に建設中の、豊洲大橋の方が有名になってしまいましたが…。豊洲運河の第一橋、豊洲水門にほど近いところに架かっていた旧豊洲橋は、私にとってなじみ深い橋でした。
併設された新橋の竣工にともない、撤去工事が進んでゆくさまを、ここ数回の航行の折に、カメラを向ける機会がありましたので、例によってまずい写真ではありますが、ご覧に入れたいと思います。
●8月9日、佐藤氏と江東内部河川をめぐった帰りに通ってみると、中央径間がすでに外され、鈑桁の断面があらわになっていました。
「橋の断面が見られるのは、めったにありませんよ!」などと、思わず余計な観光ガイドをしてしまいましたが、普段見られないものを目の当たりにするのは、正直興奮するものです。
●工事は豊洲側から始まっていたようで、桁はそのほとんどが外されており、わずかに一対を残すのみでした。
橋脚の右手に立つ鋼管は、併設されていた水管橋の脚、その右は船がぶつからないようにする、防護工です。
●上の一週間後、境川を走った帰路、8月16日の状態。
日にちもたっていないことだし、あまり変わりはないかな…と思っていたら、ちゃんと進捗していました。

●何ていうんでしょう、仕切りというか、肋材というか、断面にあった部材が一枚おきに外されて、互いが動かないように、ロープが渡されていました。
ゲルバー鋼桁橋の特徴、中央径間を支える突桁部の形状が見られるという、またとない機会とはいえ、橋の終焉―それも決して古過ぎるとは思えない、昭和36年竣工の橋―に立ち会っているのですから、寂寥感がないわけではありません。
17年前ですか、初めて豊洲運河を訪れたときは、まだ運河沿いにクレーンを突き出した上屋が建ち並び、臨海部の艀船運河のムードが、色濃く残っていたことを思い出します。今のように巨大マンション群が林立することなど、想像もできない雰囲気でした。
●9月6日、臨海大橋のクレーン群を見た帰りに立ち寄ると、さすがに桁は、きれいさっぱり撤去済み…。
水管橋の橋脚に設けられていた、足場も取り払われて、工事も一段落した雰囲気ですね。
【撮影地点のMapion地図】
(『旧豊洲橋の撤去工事…2』につづく)

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併設された新橋の竣工にともない、撤去工事が進んでゆくさまを、ここ数回の航行の折に、カメラを向ける機会がありましたので、例によってまずい写真ではありますが、ご覧に入れたいと思います。

「橋の断面が見られるのは、めったにありませんよ!」などと、思わず余計な観光ガイドをしてしまいましたが、普段見られないものを目の当たりにするのは、正直興奮するものです。

橋脚の右手に立つ鋼管は、併設されていた水管橋の脚、その右は船がぶつからないようにする、防護工です。

日にちもたっていないことだし、あまり変わりはないかな…と思っていたら、ちゃんと進捗していました。

●何ていうんでしょう、仕切りというか、肋材というか、断面にあった部材が一枚おきに外されて、互いが動かないように、ロープが渡されていました。
ゲルバー鋼桁橋の特徴、中央径間を支える突桁部の形状が見られるという、またとない機会とはいえ、橋の終焉―それも決して古過ぎるとは思えない、昭和36年竣工の橋―に立ち会っているのですから、寂寥感がないわけではありません。
17年前ですか、初めて豊洲運河を訪れたときは、まだ運河沿いにクレーンを突き出した上屋が建ち並び、臨海部の艀船運河のムードが、色濃く残っていたことを思い出します。今のように巨大マンション群が林立することなど、想像もできない雰囲気でした。

水管橋の橋脚に設けられていた、足場も取り払われて、工事も一段落した雰囲気ですね。
【撮影地点のMapion地図】
(『旧豊洲橋の撤去工事…2』につづく)

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