なんちゃって閘門・豊水門…2
(『なんちゃって閘門・豊水門…1』のつづき)
●よく見ると、背割堤の上はコンクリートのフタをされていたりと、明らかに違う雰囲気を発してはいるものの、この角度からのたたずまい、実に閘門っぽくて、惜しい感じすらするのですが。
排水機場の建物の向こうには、堤防を貫通した樋門があり、小堀川の余水を利根川に排水するしくみになっていました。「なんちゃって閘門」は、排水機場の呑口であったわけです。
●小堀川は、堤防と田んぼに挟まれたかたちで、利根川とほぼ平行して流れており、人家からは少し離れているため、水門の周りも至ってのどか。
やはり、ここも穴場のひとつなのか、釣り人さんの姿はちらほら見られましたが、例によって私がウロウロしだすと、いつのまにかいなくなってしまいました。ゴメンナサイ。
いや、大声で騒いだり、走り回ったりなどしていませんよ、決して。

●巻上機室を見上げて。堰柱はコンクリートの地肌のまま、トップのみ白く塗り上げられており、その塗装も少々くたびれているあたり、ひなびた田園の水門らしい雰囲気…。
閘門でなかったのは、さすがにがっかりはしたものの、水の匂いをかぎつつ、水門の表情を眺めるのは、やはり楽しいもの。寄り道してよかった!
●…とは言いつつも、まだあきらめ切れていない部分もあり、「なんちゃって閘門」の、閘室になるはず(でもなんでもない)だった部分を、じっと眺めてしまう船頭。
この角度から見ると、フネ通れそうなんだよなあ…イヤ、もういい加減あきらめましょう。
●「なんちゃって閘門」の正式名称は、豊水門導水路ゲート。水門を閉じた後も、その上流と下流いずれからも自在に排水ができるよう、考えられた仕組みのようですね。
この閘門バカをかつぐとは、さすが水郷、あなどれない…と、いつもと同じようなことをつぶやきつつ、何度目かの水郷訪問を終え、帰路につきました。
(21年7月20日撮影)
(この項おわり)

にほんブログ村

排水機場の建物の向こうには、堤防を貫通した樋門があり、小堀川の余水を利根川に排水するしくみになっていました。「なんちゃって閘門」は、排水機場の呑口であったわけです。

やはり、ここも穴場のひとつなのか、釣り人さんの姿はちらほら見られましたが、例によって私がウロウロしだすと、いつのまにかいなくなってしまいました。ゴメンナサイ。
いや、大声で騒いだり、走り回ったりなどしていませんよ、決して。

●巻上機室を見上げて。堰柱はコンクリートの地肌のまま、トップのみ白く塗り上げられており、その塗装も少々くたびれているあたり、ひなびた田園の水門らしい雰囲気…。
閘門でなかったのは、さすがにがっかりはしたものの、水の匂いをかぎつつ、水門の表情を眺めるのは、やはり楽しいもの。寄り道してよかった!

この角度から見ると、フネ通れそうなんだよなあ…イヤ、もういい加減あきらめましょう。

この閘門バカをかつぐとは、さすが水郷、あなどれない…と、いつもと同じようなことをつぶやきつつ、何度目かの水郷訪問を終え、帰路につきました。
(21年7月20日撮影)
(この項おわり)

にほんブログ村
| HOME |