橋の裏側…4
●今年後半に撮った、橋の裏側をご覧に入れます。
●大横川、平木橋。8月9日撮影。
片やぺったり座り、片や羽づくろいと、おくつろぎ中のハト夫婦。鋼桁橋の桁下スペースは、ハト君の社交場(?)になっている場合が多いです。平木橋のような、江東内部・西側河川の低い橋をくぐる際は、びっくりしたハトたちが、いきなり眼前に飛び出てくる場合もありますから、ご注意!
●境川、今川橋。8月16日撮影。
繋留のために植えられた河岸棒、橋台の角で釣り糸を垂れる人など、浦安らしいノンビリした雰囲気の裏側風景。
●日本橋川、豊海橋。10月18日撮影。
特徴のあるフィレンデールの構造部分はクリーム色ですが、中にはまった桁部分は、ご覧のとおりきれいなブルー。全く別の橋を見ているような印象です。

●神田川、地下鉄丸ノ内線神田川橋梁。10月18日撮影。
いつも、くぐる瞬間にちょうど電車が来てしまい、頭上でゴオッとやられて首をすくめるのですが、このときは珍しく出くわさず、心おきなく撮影に成功。構造を通して漏れてくる陽射しが、きれいでした。

●東京港、レインボーブリッジ。11月15日撮影。
このとき初めて、橋脚の内側に出入り口があることに気づきました。毎度のことながら、漫然と走っているので、数年がかりで「発見」することも少なくありません。橋脚の間を抜けられそうなのも、ちょっと惹かれるものがありますね。

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片やぺったり座り、片や羽づくろいと、おくつろぎ中のハト夫婦。鋼桁橋の桁下スペースは、ハト君の社交場(?)になっている場合が多いです。平木橋のような、江東内部・西側河川の低い橋をくぐる際は、びっくりしたハトたちが、いきなり眼前に飛び出てくる場合もありますから、ご注意!

繋留のために植えられた河岸棒、橋台の角で釣り糸を垂れる人など、浦安らしいノンビリした雰囲気の裏側風景。

特徴のあるフィレンデールの構造部分はクリーム色ですが、中にはまった桁部分は、ご覧のとおりきれいなブルー。全く別の橋を見ているような印象です。

●神田川、地下鉄丸ノ内線神田川橋梁。10月18日撮影。
いつも、くぐる瞬間にちょうど電車が来てしまい、頭上でゴオッとやられて首をすくめるのですが、このときは珍しく出くわさず、心おきなく撮影に成功。構造を通して漏れてくる陽射しが、きれいでした。

●東京港、レインボーブリッジ。11月15日撮影。
このとき初めて、橋脚の内側に出入り口があることに気づきました。毎度のことながら、漫然と走っているので、数年がかりで「発見」することも少なくありません。橋脚の間を抜けられそうなのも、ちょっと惹かれるものがありますね。

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11月15日のフネブネ…2
(『11月15日のフネブネ…1』のつづき)
●有明西運河の保安庁バースにもやう、測量船「海洋」。
621tと小柄ながら、自沈した北朝鮮工作船の探査に活躍したことで知られる、優秀な測量船です。建物の影になり、ちょっとうらぶれた感じに写ってしまいましたが、建造から16年、まだまだ活躍することでしょう。

●今回のイチオシが、汐浜運河で出会ったこの曳船。
古風な木造曳船ながら、化粧直しから間がないのか、白く輝く船体に、グリーンのライニングがよく映えて美しく、可愛がられているさまが見て取れます。
後部ににょっきりと後付けされた、監視用のボックスが少々アンバランスですが、それすらもこの船が現役バリバリであることがうかがえて、嬉しくなるくらいです。
●面白かったのが、エンジンルームのケーシング側面から、排気管が延々とスターンまで伸ばされていたこと。
本来の排気は、直上のファンネルから出されているはずですから、この排気管は警戒船として停泊中、ボックスに人が入っている際に、油煙がかからないようにするためのものでしょうね。
●お客さんを満載して、砂町運河を西に向かう派手な塗装の船は、新木場の貯木場に桟橋のある、江戸前汽船の屋形船。
昔の都電を思わせる、黄色と赤の個性的な船体は、砂町~豊洲運河ではおなじみの姿。ハッチから半身を出して舵を取っていたのは、ひっつめ髪もいなせな女船頭さんでした。
●砂町運河と曙運河・曙北運河の十字流で、前方を横切っていった港内曳船。背の高いキャブと、船首をぐっと上げたブルワークのラインは、この船の活躍の場が川や運河筋ではなく、海であることを物語っています。
桁下にぶつからないよう、マストを後ろに倒して、これから橋や水門をくぐり、港内へ出掛けるのでしょう。
(21年11月15日撮影)
(この項おわり)

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621tと小柄ながら、自沈した北朝鮮工作船の探査に活躍したことで知られる、優秀な測量船です。建物の影になり、ちょっとうらぶれた感じに写ってしまいましたが、建造から16年、まだまだ活躍することでしょう。

●今回のイチオシが、汐浜運河で出会ったこの曳船。
古風な木造曳船ながら、化粧直しから間がないのか、白く輝く船体に、グリーンのライニングがよく映えて美しく、可愛がられているさまが見て取れます。
後部ににょっきりと後付けされた、監視用のボックスが少々アンバランスですが、それすらもこの船が現役バリバリであることがうかがえて、嬉しくなるくらいです。

本来の排気は、直上のファンネルから出されているはずですから、この排気管は警戒船として停泊中、ボックスに人が入っている際に、油煙がかからないようにするためのものでしょうね。

昔の都電を思わせる、黄色と赤の個性的な船体は、砂町~豊洲運河ではおなじみの姿。ハッチから半身を出して舵を取っていたのは、ひっつめ髪もいなせな女船頭さんでした。

桁下にぶつからないよう、マストを後ろに倒して、これから橋や水門をくぐり、港内へ出掛けるのでしょう。
(21年11月15日撮影)
(この項おわり)

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11月15日のフネブネ…1
(『11月15日の川景色…2』のつづき)
●11月15日に出会った、フネブネの姿をご覧に入れましょう。
●曙運河を出た右手、辰巳埠頭には、青ヶ島通いの貨客船、伊豆諸島開発の黒潮丸が接岸していました。
レンボーブリッジ西詰近くのバースでは、何度か見かけたことがありますが、こちらで出会うのは初めてです。角に丸みをつけた、ウイングのないのっぺりした船橋が個性的ですね。
●曳船に曳かれて、貯木場の囲いに入ってゆく台船を見送っていたら…。
おや、真後ろに大きく電話番号を書いた看板が掲げられています。台船で宣伝とはと、珍しく思って帰宅後検索してみたら、旧綾瀬川と隅田川の合流点にある、おなじみ伊澤造船の持ち船でした!
●東雲沖にて。この船社の真っ赤な通船、何度も出会っているんですが、その強烈な塗装のせいか、警戒船の任についていることが多いですね。
いや、実はその逆で、警戒船専従にするため、あえて派手な塗色にしたと言ったほうが、正しいかもしれません。
●旧ブログでも紹介しましたが、神田川で最も気になるのが、柳橋の船宿街にもやう、小松屋さんの第二小松丸。
昭和55年に建造された、東京唯一にして最後の、木造純和船型屋形船とのことで、和船好きとしても惹かれるものがあり、以前から乗ってみたいと思っているのですが、いまだ果たせず…。この船で、同好の方々と水路・水門めぐりなどしたら、楽しいでしょうねえ。

●隅田川河口、豊海埠頭沖にて、観光汽船のヒミコと反航。バックのマルハのマークが日に輝いて、なかなかカッコ良し。
私的に大洋漁業は、子供のころに缶詰で刷り込まれたせいか、「は」を○で囲んだ、ストレートなマークの時代が印象深く、この新しいマークでは、いまいち食欲が湧かなかった覚えが…(失礼)。
【撮影地点のMapion地図】
(21年11月15日撮影)
(『11月15日のフネブネ…2』につづく)

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●11月15日に出会った、フネブネの姿をご覧に入れましょう。

レンボーブリッジ西詰近くのバースでは、何度か見かけたことがありますが、こちらで出会うのは初めてです。角に丸みをつけた、ウイングのないのっぺりした船橋が個性的ですね。

おや、真後ろに大きく電話番号を書いた看板が掲げられています。台船で宣伝とはと、珍しく思って帰宅後検索してみたら、旧綾瀬川と隅田川の合流点にある、おなじみ伊澤造船の持ち船でした!

いや、実はその逆で、警戒船専従にするため、あえて派手な塗色にしたと言ったほうが、正しいかもしれません。

昭和55年に建造された、東京唯一にして最後の、木造純和船型屋形船とのことで、和船好きとしても惹かれるものがあり、以前から乗ってみたいと思っているのですが、いまだ果たせず…。この船で、同好の方々と水路・水門めぐりなどしたら、楽しいでしょうねえ。

●隅田川河口、豊海埠頭沖にて、観光汽船のヒミコと反航。バックのマルハのマークが日に輝いて、なかなかカッコ良し。
私的に大洋漁業は、子供のころに缶詰で刷り込まれたせいか、「は」を○で囲んだ、ストレートなマークの時代が印象深く、この新しいマークでは、いまいち食欲が湧かなかった覚えが…(失礼)。
【撮影地点のMapion地図】
(21年11月15日撮影)
(『11月15日のフネブネ…2』につづく)

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11月15日の川景色…2
(『11月15日の川景色…1』のつづき)
●神田川を下り、美倉橋をくぐると、塗装工事でもしているのか、高欄がすっぽりとメッシュで覆われていました。
横断幕には「美倉橋工事中のため航行注意 平成21年8月中旬から平成22年2月中旬」とありました。神田川特有の上路式鋼アーチ群、大切にしていただきたいものです。
●ふたたび隅田川に出て、新大橋下流の屈曲部、日本橋消防署・浜町出張所の桟橋をふと見ると…妙なモノを発見。
桟橋に降りる階段の踊り場に、「火の用心」「火災予防運動」ののぼりが何本か立てられているのはいいのですが、その手前…昔風の半鐘と、はしごに取り付いてそれを鳴らそうとしている鳶風の男性が。…あれ? よく見たら人形でした。
署員の皆さんの手作りでしょうか?
●消防艇が出払って、桟橋ががらんとしていたのを珍しく思い見ていたら、上の「半鐘人形」を発見したわけですが、あんなところに人が登って、何をじっとしているのかと、一瞬ドキリとさせられました。
桟橋に掲げられた横断幕のとおり、火災予防運動の一環として展示されたものなのでしょう。少なくとも、河上から見たドッキリ効果は抜群のようです。
●隅田川から、大島川水門をくぐり、大横川(旧大島川)にも入ってみましょう。高密度の桜並木で知られた水路だけに、紅葉もたっぷり楽しめそうです。
入ってみると、予想通り、いい塩梅の色づき具合。お花見の季節でなくともこの素晴らしさ、時間が許せば、ゆっくり櫓走して愛でてみたい気持ちになりました。

●ちょっと葉が疎らになっているところもあるのが惜しいですが、奥に目をやるほど赤味が増してゆく、グラデーションの妙味を楽しむことができ、大いに満足。
すでに潮は6分どおり満ちており、低い橋の続くこの区間と、平久川を抜けて外に出るにはギリギリの時間帯だったのですが…寄り道して良かった!
(21年11月15日撮影)
(『11月15日のフネブネ…1』につづく)

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横断幕には「美倉橋工事中のため航行注意 平成21年8月中旬から平成22年2月中旬」とありました。神田川特有の上路式鋼アーチ群、大切にしていただきたいものです。

桟橋に降りる階段の踊り場に、「火の用心」「火災予防運動」ののぼりが何本か立てられているのはいいのですが、その手前…昔風の半鐘と、はしごに取り付いてそれを鳴らそうとしている鳶風の男性が。…あれ? よく見たら人形でした。
署員の皆さんの手作りでしょうか?

桟橋に掲げられた横断幕のとおり、火災予防運動の一環として展示されたものなのでしょう。少なくとも、河上から見たドッキリ効果は抜群のようです。

入ってみると、予想通り、いい塩梅の色づき具合。お花見の季節でなくともこの素晴らしさ、時間が許せば、ゆっくり櫓走して愛でてみたい気持ちになりました。

●ちょっと葉が疎らになっているところもあるのが惜しいですが、奥に目をやるほど赤味が増してゆく、グラデーションの妙味を楽しむことができ、大いに満足。
すでに潮は6分どおり満ちており、低い橋の続くこの区間と、平久川を抜けて外に出るにはギリギリの時間帯だったのですが…寄り道して良かった!
(21年11月15日撮影)
(『11月15日のフネブネ…1』につづく)

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11月15日の川景色…1
(『11月15日の臨海大橋…2』のつづき)
●11月15日に散策した水路の表情を、いくつか拾ってみました。
●臨海大橋観賞の後は、船影がないのをいいことに有明西運河を飛ばし、西側水面へ。
西寄りの風のせいか、低いうねりが入ってきており、軽くピッチングしながらの高速航行。薄もやのかかっていた前回と違い、視界は良好、鮮やかな港内風景が楽しめました。

●港内を横切り、芝浦に寄せてから隅田川に入ろうとしていたら…。あっ、つい最近まで赤い扉体だった、芝浦東運河の日の出水門が、青く塗り替えられている!
しかも、例によっていかにも保護色っぽい、淡いブルー…。う~ん、遠くから見ると、ビルや橋の間に埋もれてしまうような…。通航する船舶にとっては、視認しやすい色に塗っていただいた方が、安全面からも良いと思うんですがねえ。
●隅田川から日本橋川に入り、例のごとく高架下水路と、古い橋たちを楽しみながらの遡上。
雉橋をくぐったとき、中天に達した陽射しが首都高のすき間から射し込み、何ていうんでしょう、橋台の水際にある球形の装飾をくっきりと照らし出して、造形の美しさを再認識。この時代の橋って、本当に、水上からの視線を意識したデザインになっているんですよね…。

●神田川に入って、本郷台の堀割区間に至ると、すでに木々の葉は紅く色づき、ちょっとした紅葉狩りの気分でした。
●日が短くなったこの時期は、日陰の多い神田川に入ると、底冷えがしたものですが、この日は幸いにして小春日和の暖かさ。心ゆくまで街中の渓谷美を満喫できたのは、何よりでした。
前日まで降雨があったにもかかわらず、水も比較的きれいで、艇上から魚が泳ぐ姿も見られるほどの透明度。文句なしの川走り日和といったところです。
【撮影地点のMapion地図】
(21年11月15日撮影)
(『11月15日の川景色…2』につづく)

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●臨海大橋観賞の後は、船影がないのをいいことに有明西運河を飛ばし、西側水面へ。
西寄りの風のせいか、低いうねりが入ってきており、軽くピッチングしながらの高速航行。薄もやのかかっていた前回と違い、視界は良好、鮮やかな港内風景が楽しめました。

●港内を横切り、芝浦に寄せてから隅田川に入ろうとしていたら…。あっ、つい最近まで赤い扉体だった、芝浦東運河の日の出水門が、青く塗り替えられている!
しかも、例によっていかにも保護色っぽい、淡いブルー…。う~ん、遠くから見ると、ビルや橋の間に埋もれてしまうような…。通航する船舶にとっては、視認しやすい色に塗っていただいた方が、安全面からも良いと思うんですがねえ。

雉橋をくぐったとき、中天に達した陽射しが首都高のすき間から射し込み、何ていうんでしょう、橋台の水際にある球形の装飾をくっきりと照らし出して、造形の美しさを再認識。この時代の橋って、本当に、水上からの視線を意識したデザインになっているんですよね…。

●神田川に入って、本郷台の堀割区間に至ると、すでに木々の葉は紅く色づき、ちょっとした紅葉狩りの気分でした。

前日まで降雨があったにもかかわらず、水も比較的きれいで、艇上から魚が泳ぐ姿も見られるほどの透明度。文句なしの川走り日和といったところです。
【撮影地点のMapion地図】
(21年11月15日撮影)
(『11月15日の川景色…2』につづく)

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