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水門先生と江東運河地帯…5

(『水門先生と江東運河地帯…4』のつづき)

12021.jpg大横橋(A.P.+2.5m)を通過、一つ橋をすり抜けるごとに低くなり、じりじりとクライマックスに向かうこの高揚感。イヤ、これだから大横川はやめられませなんだ。

佐藤氏も、後ろに流れてゆく頭上の桁を見上げつつ、ポンポンと手で触れたりして楽しんでおられる様子。都内の水路多しといえど、橋を触って愛でられる場所は、そうそうありますまい。

12022.jpg右手に現れた、「正義の味方引越センター」の商標に、特撮ヒーローに造詣が深いF氏が、「あんなのがあるんですねえ!」とツボにはまった模様。

世代の近いオトコ3人の中では、正義の味方の顔つきが、「どこかミラーマンに似ているよね」ということで、意見の一致を見ました(笑)。

12023.jpgやはり右手、豊木橋東詰にある、横十間川親水公園の排水機場の存在感に、今度は佐藤氏がツボにはまり、しきりと感じ入っておられました。

確かに、結構なカサのコンクリート構造物が、はすに構えてヌッと現れるさまは、周りが住宅地だけに、唐突な感じがしますね。いえ、そんな瑣末なことではなくて、もっと高尚なところで感じ入っておられたのかもしれませんが…。

12024.jpg豊木橋(A.P.+3.3m)を振り返って。この橋だけ桁下高が高いので、初めてのお二人には、ちょっと肩透かしを喰らって、クールダウンさせられた感じかも…。

ともあれ、水路の狭さにはタマランものが(私だけ?)あり、嬉しくて表情に締りがなくなるのを、抑えることができません。ええ。


12025.jpg
茂森橋、接近。 
西側河川の最低橋、その桁下高、実にA.P.+2.3m。

「最低橋」の名にたがわない、あまりの低さに、艇上は騒然となり(うそ)、同乗者から口々にもらされる通過への不安。
う~む、確かにちょっと…。以前、19年3月に来て、「最低橋に挑戦!」というタイトルで紹介(過去ログにはまだアップしていません、ごめんなさい)したときより、だいぶ水位が高い気が…。
ちょっと到着が早過ぎたかも、とは感じていたので、もし通れなければ、水位が下がるまで、しばらく岸にもやって待ってもよいだろう、と割り切っていました。

いったんスロットルを中立にし、行き足だけでじりじり近づいて、観察してみると…イヤ、行けます! フロントグラス上端から、桁の下面がかろうじて見える!

最低橋を前にして、笑いながらも顔をこわばらせるお二人のことはすっかり忘れ去り、ほくそ笑む最低船頭。
これは新記録になるかもしれない…(ニヤリ)。
撮影地点のMapion地図

(21年8月9日撮影)

【21年10月3日追記】旧ブログの「最低橋」記事、ようやく過去ログにアップしました。

最低橋に挑戦!…1
最低橋に挑戦!…2
最低橋に挑戦!…3
最低橋に挑戦!…4

(『水門先生と江東運河地帯…6』につづく)

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タグ : 大横川茂森橋最低橋大横橋豊木橋江東内部河川