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水門先生と江東運河地帯…2

(『水門先生と江東運河地帯…1』のつづき)

12006.jpg東雲北運河で最初にくぐる橋が、江東運河地帯には珍しい下路式の橋、タイドアーチの暁橋。普通は両側に一対配されるアーチが、道の中央に一本のみと、構造面でもちょっと変わっています。

短距離の水運がまだまだ盛んだった、震災復興期に架けられた橋は、十字流など交差点の手前の橋を、船からの目印になるよう、トラスなどの下路式としてきた例がありますが、この橋にもそういう意図があったのでしょうか。

12007.jpg水面上に突き出したガントリークレーン、スロープにはリフトの赤錆びた線路、そして年季の入った曳船と、仕事をする水辺の雰囲気満点な風景が楽しめるのが、東雲北運河のいいところ。

ここにもご覧のとおり、小ぎれいなビルやマンションが迫って、お仕事ブネたちの憩いの場も危うくなりつつありますが、何とか頑張っていただきたいものです。

12008.jpg三ツ目通りの八枝橋をくぐります。手前には水管橋、頭上には首都高9号深川線と、橋が集中しているだけに、当然ながらその下には巨大な日陰が生じて(笑)いるわけで。

まだほんの短時間とはいえ、オープントップで陽にあぶられた身には、この日陰が実にありがたく感じられるもの。お2人も「ああ~、涼しい~!」と、恍惚の表情。ムフフ、橋のもう一つの楽しみ方、おわかりいただけましたですかい…。
撮影地点のMapion地図

12009.jpg東雲北運河の出口で右に折れ、平久運河へ。おわかりかと思いますが、素直に核心に近づいたりせず、ひねくれたようにぐるりと遠回りしています。おとなしい水路でじらした(?)方が、後のショック…いや、喜びも大きいような気がして…。

とはいえ、写真の枝川橋はすでに、桁下高A.P.4.0m。だんだんイイ感じに狭まってきております、はい。

12010.jpg平久運河と、汐見運河の十字流に店を構える運河のスタンド、第一石油販売。マリーナ以外では、プレジャーボートに燃料を入れてくれるところは数少なく、珍しい存在ですが、営業は平日のみ、しかもガソリンは扱っていないとのことで、顧客のほとんどは曳船なのでしょう。

背後の陸上にある建屋が、ちゃんとスタンドの格好をしているところにも萌えますが、このあたりには日曜しか来たことがないので、残念ながら給油シーンにお目にかかったことはありません。
撮影地点のMapion地図

(21年8月9日撮影)

(『水門先生と江東運河地帯…3』につづく)

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タグ : 東雲北運河平久運河第一石油販売