仲江間閘門を通る!…2
(『仲江間閘門を通る!…1』のつづき)
●樋管とは、堤防を貫く暗渠…と、改まって言うほどのことではありませんが、堤防だけでなく、堤防道もくぐるので、その細さとあいまって、結構な長さに感じられます。
側壁には、打ち込まれたアイにロープが渡され、もやいが取れるようになっていました。閘門の注水待ちのためでしょうね。
●エンジンの爆音が反響してきて、船尾まで樋管に入ったことがわかりました。
う~ん、しかし、このギリギリ感、タマランものが…。左右の幅だけでなく、どうやら天地方向もほとんど余裕がない模様。まさにサッパの通航のために、あつらえたような雰囲気です。
半ばまで入ると、バサバサと羽音がして、ハトらしい鳥が外へ出てゆきました。よく見えませんでしたが、ハトが巣を作るような横穴が、どこかにあったのでしょうか?
●樋管を抜けると、いよいよ愛しの閘門に進入開始!
古びたコンクリートの肌を見せる構造、泥がべったりついた扉体がいっぺんに視界一杯に広がり、テンション急上昇。
築50年は下らないと思われる、スライドゲートの珍しい極小閘門を、何はばかることなく(当たり前ですが)通航できる!
甲板が広かったら、踊ってみたくなるくらいの嬉しさ(笑)。

●嬉しさで息詰まる、扉体をくぐる瞬間。まだ、水がわずかに滴っている…。
もう樋管よりギリギリ感が凄い。頭上数cmしかない。
船頭さんからは特にコメントもなく、エンジンを絞って、粛々と入閘。その静けさがかえって、くぐった瞬間の印象を深いものにしたようです。
●閘室に入りました。おお、下流側扉体がほとんど隠れるほどの、イイ感じの満水状態…。
高い緑の生垣に囲まれた、集落の真ん中に設けられた小閘門。このたまらなく魅力的な場所に、こうして、舟でふたたび来られたことを、もう天に感謝したい気分。とは言っても、これで終わりではありません。
生まれて初めて、スライドゲートの運転されるさまを、通しで見られるんですから!
そう、お楽しみはこれからだ!
(21年7月20日撮影)
(『仲江間閘門を通る!…3』につづく)

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側壁には、打ち込まれたアイにロープが渡され、もやいが取れるようになっていました。閘門の注水待ちのためでしょうね。

う~ん、しかし、このギリギリ感、タマランものが…。左右の幅だけでなく、どうやら天地方向もほとんど余裕がない模様。まさにサッパの通航のために、あつらえたような雰囲気です。
半ばまで入ると、バサバサと羽音がして、ハトらしい鳥が外へ出てゆきました。よく見えませんでしたが、ハトが巣を作るような横穴が、どこかにあったのでしょうか?

古びたコンクリートの肌を見せる構造、泥がべったりついた扉体がいっぺんに視界一杯に広がり、テンション急上昇。
築50年は下らないと思われる、スライドゲートの珍しい極小閘門を、何はばかることなく(当たり前ですが)通航できる!
甲板が広かったら、踊ってみたくなるくらいの嬉しさ(笑)。

●嬉しさで息詰まる、扉体をくぐる瞬間。まだ、水がわずかに滴っている…。
もう樋管よりギリギリ感が凄い。頭上数cmしかない。
船頭さんからは特にコメントもなく、エンジンを絞って、粛々と入閘。その静けさがかえって、くぐった瞬間の印象を深いものにしたようです。

高い緑の生垣に囲まれた、集落の真ん中に設けられた小閘門。このたまらなく魅力的な場所に、こうして、舟でふたたび来られたことを、もう天に感謝したい気分。とは言っても、これで終わりではありません。
生まれて初めて、スライドゲートの運転されるさまを、通しで見られるんですから!
そう、お楽しみはこれからだ!
(21年7月20日撮影)
(『仲江間閘門を通る!…3』につづく)

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