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江戸川散歩…4

(『柳原水門の表情』のつづき)

7059.jpg柳原水門の前から、上流側を見たところ。先ほどまでたくさん浮かんでいた白雲たちが、急に少なくなり、空を映した水面とともに、視界のほとんどが青く染め上げられたようになりました。

吹く風も穏やかで、その分暑さも厳しくなり、最初の江戸川行を思い出させます。

7060.jpg北総線の鉄橋の手前にある、茶色い丸屋根でおしゃれをした小さな樋門。栗山浄水場の取水施設なのだとか。

ここにも釣り人さんの姿が何人か見られます。水の流れの関係で釣果がよいのか、それとも寄る辺のない河原では、やはり建物のかたわらが、安心できるということなのでしょうか。

7061.jpg北総線の江戸川橋梁をくぐります。これも他の橋同様トラスですが、コンクリートの桁を備えた道床のある橋のため、列車が通ってもゴォッという音がせず、静かなものです。

この先あたりから、流れは少しゆるやかになるため、洲ができやすい区間が続きます。魚探の感に注意しつつ、ゆっくり進むとしましょう。

7062.jpgはるか向こうに、お客さんを満載して横切る和船が見えてきました。矢切の渡しです。
このお天気ですから、渡し舟も大盛況でしょう。

河道ほぼ中央を直進していると、案の定、ここで魚探の感が急速に怪しくなり、1mを切り始めました。写真にも、左右の端にぽつぽつとブイが写っていますが、やはり以前にくらべて、洲が多くなり、全体的に河床が上がってきているようです。

7063.jpgジグザグの針路を取り、澪筋を探りながらの航行。少し千葉県側に寄ったほうが良いようです。

写真は柴又の船着場ですが、すぐ下流側に洲ができてしまったらしく、ブイで水面を囲ってありました。肝心の船着場で、水深を確保できていないとは…、航路としては、ずいぶん荒廃してしまったなあと、考え込んでしまいました。
撮影地点のMapion地図

(21年6月7日撮影)

(『江戸川散歩…5』につづく)

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タグ : 江戸川矢切の渡し