江戸川閘門スナップ
(『水位差上等!』のつづき)
●お花見の時季とは違って、管理橋上で眺める人も、たった一人。賑やかな閘門も嫌いではありませんが、アガリ症の小心者としては、やはり人目は少ないほうが、集中して楽しめるというものです。
上流側ゲートが上がると、お楽しみもいよいよ終わり。まあ、水したたる扉体をくぐって出たときの、開放感も好きなのですけれど。…おや、水路の左に何か異物が…。
●最初は、ちょっとした枯れ草のかたまりか何かだと思っていたら、枝のたっぷりついた流木、しかも幹は結構太そう…。
枝が水中に伸びていたら大変と、右の側壁に艇を思い切り寄せて、恐る恐る通過。たかが潅木とはいえ、ペラにからみでもしたら、ことですからね。
●前後しますが、閘室横、背割堤上にある、今やおいそれと見なくなった型の、小さな電話ボックス。中身はご覧のとおり、玄関にあるようなインターホンです。
以前も触れましたが、コレを以前から、一度使用に及びたいと思いつつも、やはり用もないのに使うのは気が引けて(当然ですが)、15年間果たせず。使ったことのある方、ぜひコメント欄に体験談を!
●こちらは、江戸川閘門周辺の風景の中でも、私が特に好きなアングル。背割堤下流側です。
ずん胴の水位計測施設に杭の群れ、その向こうに見える対岸には、河原水門と、古風なアパート…。切り取られたもの全てが、ほどよく風化したコンクリートの肌を持つ建造物ばかり。陽に焼けたコンクリートの匂いが漂ってくるような、のどかな川景色です。

●上流側から、閉まりゆく扉体を眺めて。こんもりと茂った葉桜の緑がひたすら濃く、竣工後60年以上を経た閘門を、覆いつくさんばかりに見えます。
この閘門と出会って15年…いや、正しくは16年目ですね…、ほとんど姿を変えずに元気で活躍してくれているのは、本当に嬉しいもの。私の生まれた街ですら、この16年間は、街並みが一変するほどのすさまじい変貌振りでしたから、なおさらそう思えるのでしょうね。
(21年6月7日撮影)
(『江戸川散歩…1』につづく)

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上流側ゲートが上がると、お楽しみもいよいよ終わり。まあ、水したたる扉体をくぐって出たときの、開放感も好きなのですけれど。…おや、水路の左に何か異物が…。

枝が水中に伸びていたら大変と、右の側壁に艇を思い切り寄せて、恐る恐る通過。たかが潅木とはいえ、ペラにからみでもしたら、ことですからね。

以前も触れましたが、コレを以前から、一度使用に及びたいと思いつつも、やはり用もないのに使うのは気が引けて(当然ですが)、15年間果たせず。使ったことのある方、ぜひコメント欄に体験談を!

ずん胴の水位計測施設に杭の群れ、その向こうに見える対岸には、河原水門と、古風なアパート…。切り取られたもの全てが、ほどよく風化したコンクリートの肌を持つ建造物ばかり。陽に焼けたコンクリートの匂いが漂ってくるような、のどかな川景色です。

●上流側から、閉まりゆく扉体を眺めて。こんもりと茂った葉桜の緑がひたすら濃く、竣工後60年以上を経た閘門を、覆いつくさんばかりに見えます。
この閘門と出会って15年…いや、正しくは16年目ですね…、ほとんど姿を変えずに元気で活躍してくれているのは、本当に嬉しいもの。私の生まれた街ですら、この16年間は、街並みが一変するほどのすさまじい変貌振りでしたから、なおさらそう思えるのでしょうね。
(21年6月7日撮影)
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