メキシコ艦が来航!…2
(『メキシコ艦が来航!…1』のつづき)
●お客さんの名前は、CUAUHTEMOC。「船舶入出港予定」(東京都港湾局)で入港予定を知ったとき、ハテ、何て読むのかしらと調べてみたら、クアウテモックとのこと。メキシコ海軍の帆装練習艦です。総トン数、1153t。
純白の船体が夏日の強い陽射しに映えて、期待を裏切らない美しさです。
●背後に高いビルや煙突があるため、横からだと、マストの構造美が今ひとつ楽しめません。岸壁に近寄って、ぐっと見上げる形で…。
「2009/05/19 メキシコ海軍艦艇の訪日に伴うホストシップの派出等について」(海上自衛隊)によれば、メキシコ海軍艦艇の東京寄港は6年ぶり、4回目とのこと。艇を出した日が、たまたま滞在期間に当たっただけとはいえ、実に幸運でした。
●船魂様…いや、フィギュアヘッドは、盾を持った戦士像のようです。
艦名のクアウテモックは、いにしえのメキシコに覇を唱えた、アステカ王国の王様から採ったのだそうで、現在でも国民的英雄として人気が高いのだとか。この戦士像も、クアウテモック王の姿を模したものなのでしょう。
フィギュアヘッドの手前には、足場が下がっているところを見ると、補修中だったのかもしれません。
その真上、ネットに隠れてよく見えませんが、バウスプリットの根元では、士官が一人で長電話中…。彼以外、ほとんど艦上に人影はなく、のんびりした雰囲気でした。
●何かの記念日なのか、満艦飾を実施中。白雲がぽつぽつ浮かぶだけの快晴ですから、掲げられた信号旗群の色が、一段ときれいに見えます。
天を突くマスト、複雑に交錯する索具…帆船特有の造形の面白さに、首が痛くなるまで見上げ、しばし堪能。
●もっと、もっと…と、岸壁に艇を寄せて、ビルがマストの後ろに入らない角度を探していたら、ぎりぎりまで近寄ってしまいました。
このとき折悪しく、警察の艇が接近。注意されるかな…と首をすくめたら、特におとがめはなく、警備艇はそのまま沖へ去ってゆきました…ホッ。
各所で取り上げられているので、ご存知とは思いますが、前の寄港地は横浜で、開港150周年の記念イベントに合わせて来航、一般公開もされ、大変な人気だったようですね。東京では、一息入れてゆっくりしていただきたいものです。
(21年6月7日撮影)
(『メキシコ艦が来航!…3』につづく)

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純白の船体が夏日の強い陽射しに映えて、期待を裏切らない美しさです。

「2009/05/19 メキシコ海軍艦艇の訪日に伴うホストシップの派出等について」(海上自衛隊)によれば、メキシコ海軍艦艇の東京寄港は6年ぶり、4回目とのこと。艇を出した日が、たまたま滞在期間に当たっただけとはいえ、実に幸運でした。

艦名のクアウテモックは、いにしえのメキシコに覇を唱えた、アステカ王国の王様から採ったのだそうで、現在でも国民的英雄として人気が高いのだとか。この戦士像も、クアウテモック王の姿を模したものなのでしょう。
フィギュアヘッドの手前には、足場が下がっているところを見ると、補修中だったのかもしれません。
その真上、ネットに隠れてよく見えませんが、バウスプリットの根元では、士官が一人で長電話中…。彼以外、ほとんど艦上に人影はなく、のんびりした雰囲気でした。

天を突くマスト、複雑に交錯する索具…帆船特有の造形の面白さに、首が痛くなるまで見上げ、しばし堪能。

このとき折悪しく、警察の艇が接近。注意されるかな…と首をすくめたら、特におとがめはなく、警備艇はそのまま沖へ去ってゆきました…ホッ。
各所で取り上げられているので、ご存知とは思いますが、前の寄港地は横浜で、開港150周年の記念イベントに合わせて来航、一般公開もされ、大変な人気だったようですね。東京では、一息入れてゆっくりしていただきたいものです。
(21年6月7日撮影)
(『メキシコ艦が来航!…3』につづく)

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