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水路をゆく・第二運河 21年4~6月のご案内

水路をゆく・第二運河にようこそ!
土木建造物や船の大好きな管理人が、水運全盛期への愛惜を胸に、全長21ft(約6m)の小さなモーターボートに乗って、東京周辺の川や運河をうろついたり、素敵な川景色や、舟運時代の面影を求めて、水辺や博物館を訪ねるブログです。
少しづつですが、東京とその近郊にある可航水路の、全線ご紹介を目指しています。

ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
小さい画像は、クリックすると別窓で拡大表示できます。
当ブログ掲載の本文、画像の無断使用はご遠慮ください。
各記事と関連のないコメントは、できれば、この「ご案内」のコメント欄にお願いいたします。
いただいたコメントは、承認後の表示となります。

当ブログは、Doblog「水路をゆく」の姉妹編として、20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。
なお、閉鎖されたDoblog「水路をゆく」の記事は、FC2ブログ「水路をゆく 過去ログ」に順次移設しています。

【6月26日更新】タイトルバック画像を更新しました。旧江戸川畔、新川東水門です。21年6月7日撮影。
【6月19日更新】タイトルバック画像を更新しました。旧江戸川流頭部近くにある、河原水門です。21年6月7日撮影。
【6月13日更新】タイトルバック画像を更新しました。江戸川から見た、市川市の柳原水門です。21年6月7日撮影。
【6月7日更新】タイトルバック画像を更新しました。晴海埠頭に接岸中の、メキシコ海軍帆装練習艦、クアウテモックです。21年6月7日撮影。
【6月3日更新】タイトルバック画像を更新しました。汐見運河と曙北運河の丁字流にある、JR・東京レールセンター(越中島貨物駅)のクレーンです。21年3月15日撮影。
【5月31日更新】タイトルバック画像を更新しました。隅田川、永代橋付近の川景色です。21年5月3日撮影。
【5月30日】Doblogの閉鎖にともない、「水路をゆく」が消滅しました。長らくのご愛顧、ありがとうございました。
【5月29日】水路をゆく 過去ログ」を開設しました。
【5月24日更新】リンク集を作りました。まだ未整理の部分があるので、これからも随時追加します。
【5月23日更新】タイトルバック画像を更新しました。隅田川から見た、亀島川水門です。21年5月3日撮影。
【5月17日更新】タイトルバック画像を更新しました。隅田川、東武線花川戸橋梁です。21年5月3日撮影。
【5月4日更新】タイトルバック画像を更新しました。神田川、水道橋分水路です。21年5月3日撮影。
【5月3日更新】コメント欄での、木場在住の大阪人さんのご指摘を受けて、「新砂水門の謎の穴」に追記しました。ありがとうございました!
【4月26日更新】タイトルバック画像を更新しました。砂町運河、新砂水門です。21年3月15日撮影。
【4月18日更新】タイトルバック画像を更新しました。旧江戸川、江戸川閘門です。21年4月5日撮影。
【4月11日更新】タイトルバック画像を更新しました。旧江戸川、浦安付近です。21年4月5日撮影。
【4月5日更新】タイトルバック画像を更新しました。江東区、満開の桜並木が見事な、大横川(旧大島川)の風景です。21年4月5日撮影。

竹芝散策

(『視察船「新東京丸」』のつづき)

8006.jpg新東京丸と別れた後、少々欲求不満気味だったこともあって、付近をお散歩してフネブネの姿を眺め、乾きを癒すことに。

竹芝埠頭に接岸するのは、さるびあ丸と並んで、東海汽船の顔であるかめりあ丸。定期航路のあるここは、私にとってなじみのある晴海と違い、活気があります。


8007.jpg竹芝のデッキ上から、隅田川上流方を望んで。かつては勝鬨橋の向こうまで、本船が出入りしていたことを思うと、東京港の本質はまさに、河口港だったことがわかります。

ちなみに、私が小学生のころ習った記憶では、「タケシバサンバシ」「シバウラガンペキ」と、なぜか桟橋と岸壁で呼び分けられて教わりました。「埠頭」という呼び方は難しいと思われたのか、授業で出てきた記憶がありません。
撮影地点のMapion地図

8008.jpgデッキを歩いていて、ふと足元を見ると、漢字柄のタイルが散りばめられている…。

よく見てみると、みな舟偏のつく漢字です。さすが東京港最古の埠頭のひとつ、粋な計らいをしてくれますね。



8009.jpg竹芝埠頭のデッキから降りて…う~ん、まだ食い足りない! もうちょっとこう、水路成分(?)が欲しい…。

…と、さらにお散歩。埠頭沿いの道を行き止まりまで進むと、汐留川のきわにご覧のようなバラック風二階屋が。「海上バス 水上バス けい船場」…ははあ、水路側から見ると、いつもここの桟橋に、水上バスがもやっている、あれの詰所ですね。
撮影地点のMapion地図

8010.jpg何分こちらはあまり縁がないので、陸側からのぞくのは初めて。水上からは見慣れた風景を、改めて陸上から見るのは、やはり新鮮です。

ううう、まだまだ腹くちくならないなあ…。まあ、せっかく来たことだし、もうちょっとお散歩して、あれこれ眺めてみることに。


(21年6月26日撮影)

(『浜離宮散策』につづく)

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タグ : 竹芝埠頭東海汽船東京港水上バス

視察船「新東京丸」

6月26日は、午後半休をもらい、港湾局の視察船、新東京丸に乗ってきました。

浜離宮前の桟橋にもやっている姿は、以前からよく見かけてはいるものの、乗船には団体での申し込みが前提とあって、乗る機会に恵まれなかったのですが、今回、地元の商工会主催で、東京港の見学会があるとの知らせを受け、さっそく申し込んだのです。

8001.jpg昼前に仕事場を出て、竹芝埠頭の南端、竹芝小型船ターミナルに到着。古川や芝浦運河に接する、竹芝運河の入口でもあります。立派な専用桟橋ですね。 

この日は蒸し暑く、海上にはガスがかかっていましたが、出港時間が近づくと、雲が少しづつ切れて、陽が差してきました。


8002.jpg船室は中央に楕円のテーブルがあり、会議室のような雰囲気。補助椅子までほぼ満員、あまり立ち上がってウロウロできなそう…。幸い、最前列に陣取ることができたのですが、やはり窓越しでは視界が限られます。

何分、物見遊山では決してなく、あくまで「視察」のたてまえですから、ここは欲望を抑えて、ジッとがまんしなければなりますまい。「視察船『新東京丸』利用案内」(東京都港湾局)にも、「新東京丸は東京港の視察を目的として運航しておりますので、遊覧目的や船内のご案内を聞かない方はご乗船できません。」と、はっきり断り書きがありますしね…。

まあ、ここは見方を変えて、新東京丸の乗り心地を楽しむことにしました。
この日は南風が少し強く、第一航路に出るとさっそく波が荒くなり、船首から盛大にスプレーが降り注ぐくらいの海象だったのですが、さすが197t、安定感のある走り振り。我が木っ端ブネなら、波に翻弄されて難航しているところです。

ちなみにコースは、芝浦から第一航路を南下、中防の周りを一周して元に戻るコース。説明を担当された方は、もと海員らしい、潮枯れしたいい声の初老の男性で、「×時の方向に見えますのが…」というセリフが入るのも海の男らしく、楽しいお話でした。

8003.jpg乗り心地は上々なのですが、船内の見学はできなそうだし、外の風景は、いつも自艇でうろついている見慣れた水域(笑)ですので、正直ムズムズして過ごしました。せっかく乗せていただいたのにすみません。

写真は、唯一興奮したシーン。東海汽船のジェットフォイル、セブンアイランド愛が、右舷の間近をドォーッと水煙を上げて追い越してゆく、迫力の一瞬。窓越しで、しかもスプレーが間断なくかかるので、よく見えないのが残念でしたが。

8004.jpg約1時間半の「視察」を終え、我々を降ろすと、新東京丸はふたたび出航してゆきました。スラスターがついているので、肥えた外見に似合わず(失礼)、機敏な離着岸ぶりです。

ちなみに船内では、東京港に関する書籍やパンフレットも販売されています。もちろん降りる間際に全点購入。
撮影地点のMapion地図

8005.jpgおまけ…。

席に着いて、ふと目の前を見ると、ちょっと懐かしくなるようなデザインの内線電話が。現役で使われているのかな…。



(21年6月26日撮影)

(『竹芝散策』につづく)

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タグ : 新東京丸ジェットフォイル東京港

橋の裏側…2

6月7日に撮影した、橋の裏側をご覧に入れます。

7079.jpg春海運河、豊洲大橋。

完成が待たれる、春海運河の新しい顔。日差しの強いこの季節、大きな橋のつくる影がもたらす涼感は、実に爽やかで、ありがたく思えるものです。



7080.jpg砂町南運河、若洲橋。

旧橋を橋脚から持ち上げて、画面奥の方向へ移動中。手前に見えるのは、一部完成して供用中の新橋です。




7081.jpg江戸川、江戸川大橋。

継ぎ手に多数のボルトが打ち込まれた、物々しい耐震補強を施された橋脚が目を引きます。リベット組みの昔の橋梁のようで、かえって魅力的かも。



7082.jpg江戸川、総武線・江戸川橋梁。

複々線橋梁の、どっしりとした量感。構造の間から差し込む陽光が、橋脚に破線の模様を描いています。




7083.jpg江戸川、京成電鉄本線・江戸川橋梁。

草いきれでむせ返りそうな初夏の河原に、ささやかな影を作りながら吸い込まれてゆくトラス…。





(すべて21年6月7日撮影)



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タグ : 春海運河砂町南運河江戸川豊洲大橋若洲橋江戸川大橋橋の裏側

6月7日のフネブネ

(『江戸川散歩…6』のつづき)

7074.jpg6月7日、江戸川行の道々で出会ったフネブネをいくつか。

工事中の臨海大橋を望む有明沖で、港湾局の浚渫船、雲取に出会いました。旧ブログでも、何度も紹介している船影ですが、カラクリの権化のような、メカメカした姿を目にすると、やはり嬉しくなってしまいます。

7075.jpg後ろから。デリックブームをいっぱいに広げたポーズも、また佳し。

左に接舷しているのは、土運船・しゅんかい1号・2号のどちらか。雲取から受け取った土砂を降ろす際、船体そのものが真ん中からパカッと割れるという、なんとも豪快な構造の船です。
雲取とその仲間たちについては、港湾局の「雲取船団ガイド」に詳しく載っています。必見!

7076.jpg旧江戸川では、以前からいくつか、護岸改修工事の現場が見られたのですが、これは…。バージと護岸との間に、泥が流出しないようにフェンスを張っていることから、護岸の改修ではなく、川底を浚渫しているようですね。

願わくば、旧江戸川だけとは言わず、このままず~っと江戸川を遡り、関宿まで浚渫してもらえませんかねえ…。あっ、できれば、そのまま利根川を下りながら、長門川との合流部くらいまで、ずずずい~っと川ざらえしていただけると、さらにありがたいのですが…。イヤ、もう浚渫船さえいてくれれば、どこへでも行けそうな気がしてくるのが不思議です(私だけ?)。
…などと、水運バカの妄想はとどまるところを知りません。浚渫船って、オトコの夢ですよね!

7077.jpgこれも旧江戸川、新川東水門(タイトル参照)のかたわらにもやっていた曳船。

何度か見かけていたはずなのですが、今回改めて眺めてみると、ちょっと惹かれるものが。
う~ん、上部構造の造作が、何かを思い出させて、懐かしい感じ…。

7078.jpg白く塗り上げられたキャブ、角を丸めた独特のライン、そうだ、昔の冷蔵庫に雰囲気が似ている…。
大げさなレバーの突き出た、やはり角丸のエンジンルーム側面ハッチもそれっぽく、もはや脳内のイメージは、動かしがたいものになってしまいました。

キミのあだ名は「冷蔵庫」に決定。


(21年6月7日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 浚渫船雲取土運船しゅんかい曳船