春の嵐と消防艇…2

(『春の嵐と消防艇…1』のつづき)

5006.jpg客船待合所の前まで来ると、それまで埠頭に平行して走っていた消防艇たちは、縦陣のまま沖に向かって回頭してゆきます。

艇のスピーカーから、号令らしきものもかかったので、どうやら埠頭のデッキ上に、観閲官がいる想定のようですね。


5007.jpgあっ、こちらでしたか。
消防庁の方らしい数名が、演習の様子を見守っています。

本番のときは、この場所に偉い方が立って、各艇からの敬礼を受けるのでしょう。



5008.jpgおお、こんなに近くまで寄ってきた…。
消防艇と同じく、ハルを赤く塗られたPWCも2隻いて、激しい波にピッチングしながら、高速で走り回っています。後ろに引いている小さなラフトみたいなものは、何でしょうか。

仕事とはいえ、この海象で演習をするのは、さぞかし大変でしょう。ご苦労さまです…。

5009.jpg豊洲側には、消防艇隊の旗艦的存在、「みやこどり」の姿が見えました。しかし、この強風下、貼りついたようにピタリと停止して、船位を保ち続ける操船の見事さ…ため息が出るようでした。

風は全く衰えを見せず、気温も低くないのに、肌寒くなってくるほどです。

5010.jpg一度は左右に離れた2隻のPWCが、ふたたび接近して行き合う陣形運動と同時に、沖の2隻から、ついに放水が始まりました!

息苦しいほどの強風が続いているものの、これは帰るわけには行きますまい。寒いのはガマンして、もうちょっとねばってみよう…。

(21年4月26日撮影)

(『春の嵐と消防艇…3』につづく)

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タグ : 消防艇 春海運河 東京港

春の嵐と消防艇…1

4月26日(日)は、海上保安庁の観閲式が、羽田沖で行われる日。以前から一度、白亜の巡視船群が一堂に会するさまを、自艇で海上から見てみたいものだと、楽しみにしていたのです。

当日は晴れたものの、風は相当強く、ちょっと不安が…。天気予報では南西の風、風速8mとありました。東京湾に出れなくとも、春海運河で出港風景だけでも見たいものだと、マリーナに向かってみたら…。
やはり、強風のため出港停止。まあ、東京灯標観測の最大風速が、20数mとのことでしたから、木っ端ブネにとって死にに行く(笑)ようなものと、素直にあきらめました。

5001.jpg帰り道、オカからせめて写真だけでもと、晴海埠頭へ寄り道。まだこの時間は、観閲式が行われている最中で、巡視船群は戻ってきていません。

埠頭の入口には、こんな看板が立っていました。いつもよりクルマや人通りも多く、なんとなくざわついた雰囲気です。
海の荒れ具合でも眺めていようと、客船待合所に行ってみることに。



5002.jpg客船待合所に近づくと、低い爆音がして、船が何隻かいることがわかりました。デッキの上に上がってみると…。

おおお、三角波の立つ春海運河を、たくさんの消防艇が盛んに動き回って、何か訓練している模様。ちょうど豊洲大橋の手前で、埠頭に船尾を向け、横陣を組みつつあるところです。
寄り道してよかった!

5003.jpg消防艇たちは、風上に向かって回頭すると、縦陣で堂々の行進を始めました。

スピーカーから号令がかけられ、風波を衝いての行進は、実にダイナミックで、気合が入った感じです。保安庁同様、こちらも観閲式があって、その練習をしているのだと気づきました。
(参照:『平成21年水の消防ページェント開催のお知らせ臨港消防署

5004.jpg消防艇「はるみ」が、眼前を航過します。

南西の風とくれば、完全な向かい風、船首に砕ける波は飛沫となって降り注ぎ、舷側に威儀を正して立つ隊員の方々の苦労は、並大抵ではありますまい。
こちらも敬礼で応えたくなるようなシーンでした。


5005.jpg隊列の最後に現れたのは、ターレットノズルを持つ、中型の消防艇「すみだ」(39t)。

ご覧のとおり、引き締まった感じのする格好のよい船で、低い爆音を響かせて、波をものともせず進む頼もしさがありました。
撮影地点のMapion地図



(21年4月26日撮影)

(『春の嵐と消防艇…2』につづく)

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タグ : 消防艇 春海運河 東京港

運河の水を押し分ける

3099.jpg前後しますが、綾瀬川や臨海大橋を訪ねたあと、辰巳運河に入ったときのこと。

ふと思いついて、航行中のバウ(船首)の様子を写真に収めてみたくなりました。行き合いブネがいないことを幸い、舵をあずけてハンドレールから身を乗り出し、カメラを構えることに。
撮影地点のMapion地図

3100.jpg頭をほとんど逆さにして、バウから水面をのぞきこんでみると、速度を絞っているにもかかわらず、ザーザーという水切り音が耳をつき、なかなか迫力があります。

初めて見る、航行中の自艇が水を押し分ける姿…。巻き上がるしぶきが、陽光にキラキラ反射する美しさに、しばらくシャッターも切らずに見とれてしまいました。

3101.jpg低い波を乗り越えた瞬間、さあっと水の膜がハルの表面を登ってゆき、重力に負けて水面に戻るさまが面白く、何度もシャッターを切って記録を試みたのですが…。
やはり、そう甘くはないようです。十数枚撮って、何とか見られる出来のものは、ここに掲げたほか、数枚にとどまりました。

水の膜の落ちつつある瞬間が、ちょうど捉えられたようで、液体らしからぬ硬そうな質感に見え、まるで氷細工のよう。

3102.jpg視点を変えて、ほぼ真正面から見てみると…。
側面からでは鋭く見えて、水を切り裂くという表現がピッタリに思えた我が艇も、この角度からだと少々鈍重な厚ぼったさが感じられ、まさに「押し分ける」と言ったほうがしっくり来ます。

でも、スマートさがない分、今度はがんばって走っている風の、健気さ(?)が感じられるような…。自分の艇にもかかわらず、「ガンバレ!」と応援したくなるから不思議です。

3103.jpg
いつもこうして走ってくれているんだなあ、ありがとう。
今日も帰ったら、念入りに洗ってやろう…。


(21年3月15日撮影)

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タグ : 辰巳運河

4月5日のフネブネ

去る4月5日に行き合った、フネブネの姿をいくつか…。

4070.jpg隅田川、吾妻橋下流で、ヒミコに接近遭遇。吾妻橋の中央径間を通過しようと、ぐっと船足を落としたところです。

背後に見える、屋形船の船溜と対照的な雰囲気。都大路の賑やかな川景色は、やはり出船入船あってこそです。




4071.jpg新砂水門を出たところで出会ったのは、独特なデザインの屋形船を就航させていることで知られる、あみ達さんの持ち船。

真っ白な船体もさることながら、トップの前をなめらかに下げた姿はなかなか斬新。加えて、船首の曲線的な形のせいもあるのでしょう、遠目にはナメクジのような、生き物じみたシルエットでした。

4072.jpg旧江戸川河口近くの船溜、堀江ドックに入港する、底引き網漁船でしょうか。

船尾に網を高々と掲げ、白い引き波を立てて走るさまは勇ましく、いかにも頼もしげです。



4073.jpg旧江戸川をさらに遡上していると、前傾したキャブに回転窓を備えた、通船らしい艇が下ってきました。船体がグレーに塗装されていることもあり、警備艇のようでもあります。

甲板に立つ男性は、カメラを持っていますね。



4074.jpg真横から見ると、キャブが平行四辺形につぶれた印象で、船首尾をわずかに上げた甲板のラインが、重心の低そうな落ち着きを与え、働くフネの雰囲気充分。

男性もカメラを構え、こちらを撮っています。おたがいを撮りあいっこしたところで、何気なく笑顔になり、手を振り合って別れました。


(21年4月5日撮影)

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タグ : ヒミコ 屋形船 底引き網漁船 通船 隅田川 旧江戸川 水上バス

ちょっとやる気が出てきました

懸案事項とは言いながら、この数年間うっちゃっておいたことを、そろそろ実行に移そうと、少しづつ準備らしきものを始めてみました。

まずは先週、帰宅の途中で寄ったDIY店で、安売り中のLEDヘッドランプを発見、購入。

見てくれはパチっぽいのですが、ライトの明るさは3段階に調整可能、生活防水と、必要にして充分の機能。




次は、12Vのクランプつきライトがいるなあ、バッテリーにつなぐクリップと、コードも5mほど必要だ…。

そんなことを考えながら、親戚の営む電器屋を訪ねて、これこれをくださいと申告すると、「すぐあつらえてあげるよ」とのこと。喜んでお言葉に甘えさせていただきます。
あ、スイッチもつけてもらえばよかったかな…まあ、いいや。

さて、何の準備でしょう?
正解しても、何もさし上げられませんが…。
答えは少し先になります、ご了承ください。


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