水路をゆく・第二運河 21年2~3月のご案内

水路をゆく・第二運河にようこそ!
土木建造物や船の大好きな管理人が、水運全盛期への愛惜を胸に、全長21ft(約6m)の小さなモーターボートに乗って、東京周辺の川や運河をうろついたり、素敵な川景色や、舟運時代の面影を求めて、水辺や博物館を訪ねるブログです。
少しづつですが、東京とその近郊にある可航水路の、全線ご紹介を目指しています。

ボートオーナーの方へ…当ブログに掲載された水路を航行され、事故を起こされても、管理人は責任を負いかねますので、航行にあたっては、各艇長の責任で安全航行をお願いいたします。
小さい画像は、クリックすると別窓で拡大表示できます。
当ブログ掲載の本文、画像の無断使用はご遠慮ください。
各記事と関連のないコメントは、できれば、この「ご案内」のコメント欄にお願いいたします。

当ブログは、Doblog「水路をゆく」の姉妹編として、20年4月6日に開設、「航行水路メモ」を主な記事にしてまいりましたが、21年2月8日以降、Doblogに障害が発生、更新が不可能になったため、本文記事をこちらで継続することとなりました。

【3月29日更新】タイトルバック画像を更新しました。建設中の臨海大橋、鋼桁橋部分です。21年3月15日撮影。
【3月22日更新】タイトルバック画像を更新しました。東京港・10号地その1埠頭で組立中の、臨海大橋のトラス部分です。21年3月15日撮影。
【3月16日更新】タイトルバック画像を更新しました。東京港若洲沖で出会った、東京消防庁の消防艇・みやこどりです。21年3月15日撮影。
【3月13日更新】タイトルバック画像を更新しました。足立区、花畑運河、六ツ木水門です。20年12月30日撮影。
【2月11日更新】タイトルバック画像を更新しました。葛飾区、中川、上平井水門です。20年12月30日撮影。
【2月10日】Doblog障害のため、本文記事をこちらで続けることにしました。

しんめい丸の上に…

(『最近の大横川南支川』のつづき)

3066.jpg大横川南支川から汐浜運河に戻り、吹き抜ける風で、まるで波板ガラスさながらの、きれいなさざ波が立った水面を東へ。

この日のような好天に恵まれると、がぜんヤル気が奮い立ち、めぐる水路の距離も増えようというもの。
いつもより余計に回っております(笑)。


3067.jpg汐浜運河の東端を右折すれば、曙北運河。少し南下した左側に見える、古賀オールの揚搭設備…。
傾きかけた日差しを浴びて、黒いバージと曳船・しんめい丸が接岸している、私にとってはおなじみの光景です。

…あれ? 今日は何かが違うような…。

3068.jpgあっ、しんめい丸のキャブの上に、
犬が乗っている!
船で飼われているのでしょうか、茶色い犬が、ウロウロと狭いトップを歩き回っています。

数十年前の、水運が盛んだった時代の写真集をひもとくと、艀を住家としていた人々が、船上で犬猫を飼っていた光景を見ることができますが、ナマで見たのはこれが初めてかも…。

3069.jpg前を通り過ぎ、我が艇の引き波で、しんめい丸がゆらり、ゆらりとローリングしだすと、ワン君はいささか慌てた様子で、ウロウロ運動を加速させていました。

ゆっくり走ってはいたのですが、ワン君を驚かすには、充分な波高(?)だったようです。「ゴメンネ、落ちないように気をつけてね」と、声をかけつつ遠ざかりました。

3070.jpg曙北運河の南口、砂町運河との接続点近くでは、クレーンバージが出動して、護岸の改修工事中でした。

手前の曳船が、台船に船首を押し付けつつ、ゴォン、ゴォンとエンジンをふかして、器用にその場回頭中。エンジン音の高まりとともに、エクゾーストから白煙が噴き出すさまはなかなか勇壮で、お仕事ブネの力強さを堪能することができました。
撮影地点のMapion地図


(21年3月15日撮影)

(『運河の巡視艇』につづく)

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タグ : 汐浜運河 曙北運河 曳船 古賀オール

最近の大横川南支川

(『最狭水路を抜けてみたい!…3』のつづき)

3061.jpg大島川西支川を攻めた余勢を駆って、今ひとつの短い狭水路、大横川南支川ものぞいてみることに。改築成ってから入るのは、これが初めてです。

護岸の整備をしてしばらく後、今度は繋留施設の工事が始まったので、以前のように船溜として利用されるのかしら、と思っていたら、今のところ繋留船はいないようですね。

3062.jpg西岸には、青く塗られたドルフィンが立ち並んでおり、二ヶ所に鋼製の階段も設けられています。ドルフィンの間隔から見て、小型艇向けの設備ではないようです。

少なくとも、乗り合いの釣り船か、屋形船程度の大きさの船が、横付けするために造られたのでしょう。


3063.jpg階段のアップ。干満の水位差に備えて、3ヶ所の踊り場で乗降できるような造りです。

乗り降りの便だけ考えると、ポンツン桟橋のほうがよいようですが、メンテナンスの手間や耐久性の面からすれば、固定桟橋が有利なのかもしれません。自治体などの防災桟橋も、このような多段式が増えているようですね。

3064.jpgドルフィンの対岸は、ゴムのフェンダーがずらりと取り付けられていました。

こちらには、アイやビットなど、繋留用の設備はなかったので、ドルフィンに接岸した船を、保護するためのものなのでしょう。やはり、大型船の進入を考えているのですね。
フェンダーに傷が付いていることから、頻繁に利用されている様子がうかがえました。

3065.jpg改架されてまだ間もない、西洲崎橋。渡っている人とくらべると、可愛らしさが際立ちます。

塗装は、青の濃淡のツートンだと思っていたのですが、どうやら光の加減で見間違えたようですね。ブルー一色です。(以前の様子は、過去ログ『大横川南支川、ようやく完走…12』参照)
撮影地点のMapion地図

(21年3月15日撮影)

(『しんめい丸の上に…』つづく)

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タグ : 大横川南支川 西洲崎橋 洲崎南水門 江東内部河川

最狭水路を抜けてみたい!…3

(『最狭水路を抜けてみたい!…2』のつづき)

3056.jpg視界の右端に、壁にこびりついた黒い貝の群れを見ながら、第一狭窄部(?)を突破。むふぅ~、と力んだ息を吐きました。

漁船の脇を抜ければ、しばらく繋留船の列は途切れるのですが、問題の福島橋手前までは、あとわずか。気持ち的には、もう少し時間がほしいような…。



3057.jpg考えるヒマもなく、あっというまに着いてしまった(泣)。スロットルを中立に戻し、恐る恐る近づいてみました。

残り3隻、手前の2隻は、私の艇とほぼ同クラス…奥の一隻が、少々大型です。ブルーのシートをかぶった2隻目は、岸との間に桟橋があり、若干出っ張っているのがわかります。手前2隻の陰になって、一番奥の艇の様子が、よくわかりません。我が進路の死命を制する(笑)一隻、祈る気持ちでのぞき込んでみると…。

3058.jpg無理。絶対無理。
桟橋だけならまだしも、太い河岸棒を挟んでおり、対岸にも何本か棒が立っているとくれば、さすがに木っ端ブネの我が艇でも、すり抜けられる幅はありますまい。

写真の2隻が、はすにもやっていて、航路(?)がかぎの手になっているのも、気持ちが萎えた理由の一つではありました。右の壁にこすりつける気持ちでゆけば、あるいは突破できたかも知れないのですが、転舵の際、どちらかの艇にぶつけてしまう危険を考えると、断念せざるを得なかったのです。

ここで、この一年ほど、怨念のこもった目(笑)で眺めていた、問題の地点のGoogle航空写真をご覧いただきましょう。
おそらく3年ほど前の撮影と思われますので、位置こそ変わっていますが、同じ艇が写っており、桟橋も現在と変わりないようですね。


大きな地図で見る

時折、この写真を開いては、「舷側を壁で削るつもりなら、イケそうだなあ…いや、やっぱり無理か」などと、詮無い妄想を繰り返していたのです。
もっとも、前回触れたように、南口には2隻の屋形船が控えており、仮にここを突破できても、脱出が難しいという問題があって、挑戦を躊躇せざるを得なかったのですが…。

3059.jpg残念ですが、ここで退却するしかありますまい。

最狭水路での転回は、少々面倒です。
まず、西岸にバウをそろりと接し、連れにボートフックで岸の柵を引っ掛けさせ、エンジンを中立にしてじっと待ちます。すると、満潮で生じた流れが、艇の尻をゆっくり振ってくれるので、自然と艇はもと来たほうを向く、という寸法。
潮の引いた時間帯とあって、護岸にへばり付いた貝の群れが、格好のフェンダー代わりになってくれ、バウをさほど傷つけずに済んだのは幸いでした。

3060.jpgというわけで、大島川西支川完走には至らなかったもの、実際に最狭窄部を自艇の上から見ることができ、満足ではありました。一番奥の艇の出港時に当たる幸運(?)を夢見て、また訪ねることにしましょう!

しかし、一昨年の訪問時は「バウフェンダーと、コーナーフェンダーが必要」などと書いていたのが、今回はわりとすんなり(ウソ、冷や汗かきました)すり抜けに成功したところをみると、私の操艇術も少しは、マシになったのかもしれません。


(21年3月15日撮影)

(『最近の大横川南支川』につづく)

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タグ : 大島川西支川 福島橋 江東内部河川

最狭水路を抜けてみたい!…2

(『最狭水路を抜けてみたい!…1』のつづき)

3051.jpg一昨年のやはり3月、この大島川西支川に北側から入ったものの、あまりの狭さと繋留艇のギッシリ具合に、涙を呑んで(大げさだな)反転したことがあったのです。(過去ログ『大島川西支川…2』参照)

ここから、一昨年の退却地点である、永代通り・福島橋の向こうまで、わずか230mの未踏破区間。
大横川南支川や、越中島川のときも、航行のたびに機をうかがい、繋留船の移動や、出港時に運よく出くわし、進入に成功した例もあるので…。屋形船の出かけているのを見て、今日がまさにそのときかと、奮い立ったわけでアリマス!

3052.jpgフェンダーを全部下ろし、連れにはバウでボートフックを構えてもらい、転回して針路を定めてから、おもむろに進入開始。

まずは巽橋(A.P.+3.5m)を初くぐり。ここまでは、まだ何とか余裕ですが、ご覧のとおり、その向こうの狭いことったら! 
本来の岸から前進する形で、新しい柵付き護岸を設けるのはパターンとはいえ、こんな狭い水路に造りつけるとは、いささかやり過ぎの感、なきにしもあらずと言ったところです。

3053.jpg緊張のせいか、ちょっとブレて写ってしまいましたが、巽橋の裏側と橋台。

朽ちて骨組みだけになった舟か、得体の知れないモノが水面に顔を出して、何とも不気味な雰囲気です。我が艇は、生きて戻れるのか…(笑)。

3054.jpg巽橋の向こうから、いよいよ狭さが本格化。潮は上げてきており、流れは手前から奥に向かっているので、スロットルを一杯にしぼっても、艇はずんずん進みます。

手前の2艇の横は、全幅の倍寸はあるので、大丈夫そう。問題はその奥ですが、もう戻れません。覚悟を決めて、慎重にすり抜けなければ。

3055.jpgう~ん、狭い。これは狭い。しかも、オーナーらしい人が、ベカのような緑色の小舟に乗って、漁船の舷側をメンテ中。挨拶をしたいのですが、緊張のあまり声が出ない…。
ん? よく見ると、コーティングはされているものの、全木製の純和船だ! この非常時に何を考えているのだ私は。

右側の壁にぶつけるつもりで、舵をだましだまし当て、ギリギリまで艇を寄せて、何とか無事すり抜け成功。しかし、水路幅はテーパーがついたように、どんどん狭くなっている…。果たして、最狭水路の最奥部に、希望はあるのでしょうか?
撮影地点のMapion地図

(21年3月15日撮影)

(『最狭水路を抜けてみたい!…3』につづく)

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タグ : 大島川西支川 巽橋 福島橋 江東内部河川