平和島運河
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平和島運河
所在地:東京都大田区大森東2~大田区大森南5
延長:1.8km
最小水深:A.P.-1.0m
最小桁下高:A.P.+4.5m
メモ:ガスミオ運河(青印)を入口とし、昭和島の西、大森との間を隔てる水路と、京浜南運河(赤印)と干潟を二分し、京浜運河と海老取運河(緑印)を結ぶ南方水面に分けられる。運河の名称となった、平和島西側を通る水路は、昭和56年に埋め立てられ、後に平和の森公園が整備された。
大森側に内川水門(青鋲印)、貴船水門(赤鋲印)、呑川水門(緑鋲印)(いずれも一径間)がある。北端には業務船の船溜が、また各水門の奥も船溜になっており、地元の船の出入りがある。
南方水面は、多摩川を経て神奈川方面に抜ける、内水ルートの一部であり、各河川に船溜が多い水域であることもあって、業務船・プレジャーボートを問わず、通航が頻繁である。
航空写真でもわかるように、水面中央に干潟があるため、澪筋は昭和島と大森に沿って、迂回するような形で通っているが、これを知らずに直行しようとして、干潟に乗り上げる事故が絶えない。干潟の北西角には、オレンジ色のブイ(空色印)も設置されているので、特に満潮時はよく確認してから通航したい。
また、昭和島の西から南方水面に出る部分、モノレール高架の直下あたりは非常に浅く、干潮時の航行が困難な場合がある。



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平久運河
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平久運河
所在地:東京都江東区塩浜1~江東区枝川1
延長:1.2km
最小水深:A.P.-2.5m
最小桁下高:A.P.+3.3m
メモ:平久川の延長部にあたる運河。汐浜運河(青印)から別れて南下、汐見運河(赤印)の十字流からほぼ南東に向かい、東雲運河(緑印)の末端部と接続している。北端の白妙橋は、本運河で最も桁下高が低いので、通過時の潮位に注意されたい。
両岸の枝川1~2丁目は、大正末から昭和初期にかけて、ゴミ処分場として造成された埋立地で、後に工業用地として運河の利用がはかられたが、現在では荷揚げ施設も減少し、通航する船もあまり多くない。



【白妙橋・20年9月16日撮影】

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タグ : 平久運河
春海運河
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春海運河
所在地:東京都中央区佃3~中央区晴海5
延長:3.1km
最小水深:A.P.-4.0m
最小桁下高:A.P.+5.1m
メモ:晴海・豊洲の2大埠頭に挟まれた、本船のための水面であった本運河も、再開発による豊洲埠頭の閉鎖や架橋で、次第に内水化している。
北端部、広大な旧貯木場を擁する、隅田川派川・豊洲運河(青印)に接する水域は、各水路とのジャンクションとして通航が多い。再開発によって生まれた「ららぽーと豊洲」には、水上バスの桟橋(赤印)が設けられ、複数社による運航が行われているので、定期船の出入りが頻繁にある。また春海橋南側には、小野田レミコン(太平洋セメント)(緑印)の岸壁があり、小型の本船が着岸する。



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豊洲運河
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豊洲運河
所在地:東京都江東区越中島2~江東区豊洲4
延長:1.5km
最小水深:A.P.-4.0m
最小桁下高:A.P.+4.0m
メモ:砂町運河を経由し、荒川~隅田川間を連絡するルートにあたるため、業務船・プレジャーボートを問わず通航が多い。東雲運河(青印)、汐見運河(赤印)、汐浜運河(緑印)、春海運河(空色印)が接続する。北西側末端部には、豊洲水門(2径間、青鋲印)がある。
区間中央付近には、東京都専用線の廃線跡である橋脚(赤鋲印)が、2基残されている。橋桁は撤去済みで、橋脚天端には灯標が取り付けられているので、夜間航行の際も、注意していればすぐ視認できる。
豊洲水門近くの豊洲橋は、20年9月現在、橋の新設工事が行われており、また豊洲三丁目付近も再開発の工事で、業務船が繋留していることが多い。



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