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帝国データバンク史料館で‥‥

ごめんなさい、お知らせするのがすっかり遅くなってしまいましたが、帝国データバンク史料館からお声がかかり、企画展に所蔵の航路図を提供させていただきました。以前、「東京通運時代の河川航路図二題」で紹介した、「東京地方新航路図」(下掲)です。

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企画展は「取材記者 清水三十六 山本周五郎 最後のサラリーマン生活」と題したもの。すでに4月19日より始まっており、10月7日までの開催だそうです。

データバンクと山本周五郎というと、一見縁が薄いように思えますが、山本周五郎は作家デビュー前後の若いころ、帝国データバンクの前身である帝国興信所(日本魂社)の社員だったのですから、このお題もうなずけようというもの。

お声がけいただいたのは2月で、大好きな「青べか物語」(参考:過去ログ「映画『青べか物語』を見て」)の周五郎先生の足跡をたどる企画展とうかがい、少しでもお役に立てればと、提供させていただくことにしました。なお展示の様子は、上掲の史料館サイトトップにある、VRミュージアムからも見ることができます。

VRで館内に入り、大きく引き伸ばされて展示された航路図の前に立つと、蒸気河岸に就航していた2船社のことから、“川蒸気通勤”をしていた周五郎の通勤経路まで、詳しい解説が付され「さすがデータバンク!」と唸るとともに、大いに喜んだものでした。

“水路文学”と自分で勝手に分類している「青べか」なかりせば、このご縁もなかったことでしょう。お声がけいただき、ありがとうございました! VRで拝見しても楽しいものでしたが、近々足を運んでこの目で拝見したく思っています。

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タグ : 川蒸気船東京通運帝国データバンク史料館

BS-TBS 「噂の! 東京マガジン」、「川さんぽ」2回目

277050_1.jpg3月20日日曜日放送の「噂の! 東京マガジン」、「川さんぽ」コーナーに引き続きお声がかかりました。ありがたいかぎりであります。

今回は前回と異なり、自艇に風見しんごさんとスタッフをお乗せしてのご案内ということで、運航責任の緊張感から大したスナップはありませんが、お目汚しまで。
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タグ : BS-TBS噂の!東京マガジン砂町運河汐見運河曳船

BS-TBS 「噂の! 東京マガジン」に…

276020_1.jpg昨13日日曜日、13:00よりBS-TBSで放送された「噂の! 東京マガジン」の「川さんぽ」コーナーに、ご案内役として出演させていただきました。以下、当日のスナップをご覧に入れます。

出発地は日本橋船着場。仕事を抜けさせてもらい、早めに着いたので少し周辺をお散歩。首都高の桁側面に掲げられた立派な銘板も、いずれ失われると思うとカメラを向けたくなりますね。
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タグ : BS-TBS噂の!東京マガジン日本橋川神田川隅田川高架下水路清掃船

月刊「土木技術」10月号に…

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月刊「土木技術」10月号に、記事を書かせていただきました。「土木技術」誌といえば、察しのよい方はピンと来たでしょう。そう、「構造物偏愛のすすめ」です。趣味者、研究者の方々が、土木構造物についての愛情と魅力を語る見開きシリーズで、これまでもその筋の通であるお歴々が、執筆されてきたことで知られています。

今回でVol.33を数える「構造物偏愛のすすめ」のお話をいただいたとき、真っ先に浮かんだお題は、やはり大好きな閘門。「閘門に惹かれて」という何のひねりもないタイトルですが、ブログではすでにおなじみの閘門を6つ、暑苦しい(?)キャプションとともに写真で紹介させていただきました。

なお今月の特集は「偉人と土木」で、渋沢栄一からトラヤヌス帝まで、著名な偉人による意外な土木との関係や功績を紹介。興味深い読み物となっています。業界誌の体裁を取りながらも、“社会と土木を結ぶ総合雑誌”のサイブタイトルにたがわず、趣味誌的な一面も併せ持っていることが、今回拝読して理解できました。

ご担当の方には、昨年末という早い時期からお声掛けいただいて、内容のご相談から校正、出来本の発送まで懇切にご対応いただき、楽しくやらせていただきました。ありがとうございました!

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タグ : 月刊土木技術理工図書土木技術社

「東京人」7月号は橋の大特集

249043.jpg6月3日発売の月刊「東京人」7月号に、記事を書かせていただきました。平成27年8月号の水上散歩特集以来、5年ぶりのお声掛かりとなったこの号は、「橋と土木 浮世絵で歩く」と題した、古今の橋の大特集です。

トップの目玉記事はお題のとおり、江戸・明治期の浮世絵に描かれた、橋と水辺風景を前に考察する座談ですが、ここに掲載された橋の浮世絵と写真絵葉書、多くが座談の中心人物である紅林章央氏(前・都建設局橋梁構造専門課長)の所蔵なのに驚かされ、かつ「さすが紅林氏!」と大いにうなずかされたものです。

まったく素晴らしいコレクションで、質量ともに圧倒されると同時に、紅林氏が抱く橋への熱い想いが伝わってくるように感じられ、これだけでも一読の価値ありといっていい過ぎでないほど。

熱心な研究家が多いジャンルだけに、特集各記事の内容も濃厚で、磯部祥行・藤田哲史両氏による特選30橋、冒頭見開きの橋の型式と構造解説は、「橋梁趣味の入門編」として素晴らしい記事。また実に読み応えがあったのは、中井祐氏による橋梁技術者たちの評伝‥‥キリがないのでこのへんにしておきますが、とにかく盛りだくさん。掲載史料も目を見張るものが少なくなく、ライトなファンからベテラン勢まで楽しめる特集といってよいでしょう。

私は「モーターボートに乗って川面から眺める愉しみ」で、水路徘徊時に橋を桁裏から仰いだ際の面白さをお話させていただきました。純和式の木造桁橋から、クレーン船で豪快に一括架設される現代の鋼橋まで、都内に限らず、橋に関心のある方々すべてにお勧めしたい号であります。

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タグ : 東京人都市出版