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「東京人」7月号は橋の大特集

249043.jpg6月3日発売の月刊「東京人」7月号に、記事を書かせていただきました。平成27年8月号の水上散歩特集以来、5年ぶりのお声掛かりとなったこの号は、「橋と土木 浮世絵で歩く」と題した、古今の橋の大特集です。

トップの目玉記事はお題のとおり、江戸・明治期の浮世絵に描かれた、橋と水辺風景を前に考察する座談ですが、ここに掲載された橋の浮世絵と写真絵葉書、多くが座談の中心人物である紅林章央氏(前・都建設局橋梁構造専門課長)の所蔵なのに驚かされ、かつ「さすが紅林氏!」と大いにうなずかされたものです。

まったく素晴らしいコレクションで、質量ともに圧倒されると同時に、紅林氏が抱く橋への熱い想いが伝わってくるように感じられ、これだけでも一読の価値ありといっていい過ぎでないほど。

熱心な研究家が多いジャンルだけに、特集各記事の内容も濃厚で、磯部祥行・藤田哲史両氏による特選30橋、冒頭見開きの橋の型式と構造解説は、「橋梁趣味の入門編」として素晴らしい記事。また実に読み応えがあったのは、中井祐氏による橋梁技術者たちの評伝‥‥キリがないのでこのへんにしておきますが、とにかく盛りだくさん。掲載史料も目を見張るものが少なくなく、ライトなファンからベテラン勢まで楽しめる特集といってよいでしょう。

私は「モーターボートに乗って川面から眺める愉しみ」で、水路徘徊時に橋を桁裏から仰いだ際の面白さをお話させていただきました。純和式の木造桁橋から、クレーン船で豪快に一括架設される現代の鋼橋まで、都内に限らず、橋に関心のある方々すべてにお勧めしたい号であります。

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タグ : 東京人 都市出版

新潟日報の川蒸気特集に‥‥

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お知らせが遅くなり恐縮ですが、4月2日付新潟日報の「おとなプラス」欄、特集「川蒸気 交通の黄金時代」のお手伝いをさせていただきました。所蔵の絵葉書2枚と、電話取材によるコメント(ほんの一言ですが)が掲載されたものです。

7年前、「新潟の川蒸気史覚え書き」でもお話ししたように、新潟の川蒸気航路はかつて全国でも有数の規模を誇っていて、河川舟運ファンとしても見逃せない地域。川蒸気を意匠にしたお菓子「河川蒸気」もあるように、関心は決して低くなく、むしろ関東にくらべて親しまれている感じすらします。

記事では地元の研究者として、新潟市歴史博物館「みなとぴあ」の伊東佑之館長、新潟大学大学院の原直史教授ほかの解説があり、航路図や貴重な写真も掲載されて、読み応えのある内容でした。何分新聞なので、見かけたらぜひお手に取って‥‥といえないのが残念です。

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タグ : 新潟日報 川蒸気船 信濃川

「東京エキマチ」Vol.15に…

210028.jpg東京駅構内のみで配布している、フリーペーパー「東京エキマチ」Vol.15に掲載された記事、「日本橋川 マニアック水路の旅」の取材のお手伝いをさせていただきました。

今号の特集は「乗りつぶし大特集」。東京駅周辺の街を採り上げるという、ある種タウン誌に近い本誌の性格上、取材地は日本橋、大手町、京橋といったエリア限定で、水路の紹介も江戸橋~常磐橋に限られていますが、街場として長い歴史を有するこの辺り、探索のタネにはこと欠きませんよね。

特集の他の記事も「エキマチ水路サイクリング」(荻窪 圭氏)で川跡や橋の痕跡をたどり、「ガード下ディープ散歩」でレンガの高架とガード下を訪ねと、その筋の人が読んでも楽しめる内容。

もちろん、美味で鳴らした老舗をはじめとしたタウンガイド、巻末には東京駅構内の詳しい案内図や、周辺地図に路線図も付いてと懇切で、「東京駅のタウン誌」として遺漏はありません。東京駅構内7か所で無償配布しているほか、ウェブサイトのPDFでも読むことができます。ぜひご覧ください。

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取材時のスナップを少しご覧に入れましょう。船は東京湾クルーズの「エスエスNANO2」、過去に水路上でたびたび出会った「エスエスNANO1」の略同型船で、プラ製シートをぎっしり並べた収容力重視のカタマラン。乗り心地も良く、船長の腕と抜群の操縦性で、見どころギリギリまで寄せてくれるなどサービスも満点。上天気も手伝い、お客さんを満載して日本橋船着場を出発。

カメラマンさんの撮影の都合上もあり、右舷の最前列に座らせてもらったのはよいのですが、足元にスピーカーがあったのは失礼ながら盲点ではありました。航行中は当然ながらガイドさんの説明が続くため、ライターさんと会話するのにも大声で‥‥。いや、難しいものであります。

210030.jpg常磐橋の工事現場にさしかかったところ、おお! クレーンが動いていて、ちょうど石材を吊り上げたところに遭遇。貴重なシーンを喜ぶとともに、まだ解体が終わっていないことに驚かされもしました。

クレーンは石材を吊ったまま、我々の方にぐるりとジブを回してきて‥‥イヤ、最微速ながら船は進んでいるのに、えーと、大丈夫かしら?


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石材が真上に! (ブルブル)‥‥ま、まあ、無事生還できたとことですし、めったにないスリリングな体験ができて、よかったと思うことにしました。

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取材区間を過ぎると、ついいつもの調子に戻ってしまい、のんびり(ごめんなさい)川景色を楽しむひととき。

お茶の水橋上流の屈曲区間の向こうから、三崎町中継所に向かう曳船とバージが現われました。こういうとき、最前列はよいもので、力強く河水を分ける曳船の雄姿をバッチリと。幸い基礎護岸のない区間で行逢したので、曳船は大きく面舵を切り、岸ギリギリまで寄せて避けてくれました。

210033.jpgそうそう、「統一デザイン水門」(『源森川水門、竣工間近』参照)に取りこぼしがあったのだった。隅田川に出たとき撮った、清澄排水機場樋門の更新後の姿。いやもう、見事にパターンを踏襲しています。可航水路の水門でないので、すっかり頭から抜け落ちていました。

スタッフのお三方の細やかなお心遣いのお陰で、またお天気にも恵まれ、楽しくお手伝いすることができました。ありがとうございました!

(29年9月9日撮影)

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タグ : 東京エキマチ 日本橋川 神田川 高架下水路 曳船 常磐橋

「銀座百点」7月号に…

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月刊誌「銀座百点」よりお声がかかり、6月22日発売の7月号に掲載された巻頭座談会、「水路の街・東京の今」の一人として登場させていただきました。「Tokyo Great Tours」の肥塚由紀子氏、「水都東京を創る会」の早瀬仁人氏との鼎談です。

肥塚氏は昨年12月2日にNHKで放送された「金曜EYE あなたも知らない!TOKYO発見旅」(『最近のお手伝い4題』参照)にも出演され、お顔は拝見していましたが、お会いするのは初めてです。

失礼ながら、「銀座百点」について名前以外よく存じ上げておらず、銀座のタウン誌という認識しかなかったのですが、「銀座百店会のご紹介」を読んでみると‥‥。

「銀座百点」は、商店会である「銀座百店会」により昭和30年創刊。アレ、何で「百店」なのに「百点」なんだろう? と思ったら、結成の目的に「サービス・信用とも百点の街を目標に、銀座の発展に寄与し、<世界の銀座>の実現に努力する」とあり、なるほど! とヒザを叩きました。「百点の街」を目指すという意味だったのですね。

そんな高い志の下に刊行されているだけあって、執筆陣も錚々たる方々ばかりで、緊張することこの上ないのですが、色々とお話しさせていただきました。本文とは別に、プロカメラマンの撮影による水路風景もカラーを8ページもおごって下さり、横判も手伝って美しい川景色が楽しめます。

お送りいただいた7月号を拝読して、個人的にすごく興味を惹かれた点が一つ。宮本亜門・山田五郎両氏の対談「ふるさとは銀座です」で、宮本氏が現在は高速道路になっている、築地川に水があったころの想い出を語られている下り。

「演舞場公演の初日の前に、あの川から役者たちが船を仕立てて築地川から上がって小屋入りする風習があったんですよ」(原文ママ)‥‥おおお、「船乗り込み」のシーンを生で見られた世代だったとは! 
堀割は過去のものとなっても、こうしたお話しがさらりと出てくるあたり、さすが「銀座」の看板を掲げた雑誌ならではと、大いにうなずかされたものでした。こういった地元の方ならではの想い出話があったら、もっと読んでみたいものですね。

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タグ : 銀座百点

フジテレビ「ノンストップ!」に…

204041.jpgフジテレビの情報番組「ノンストップ!」よりお声掛けいただき、5月2日放送のゴールデンウィーク企画「東京再発見! 水路の旅」の解説役として出演してまいりました。

アガリ症は治癒する気配を見せず、相も変わらずお恥ずかしいかぎりではありましたが、それでもロケの道々に、合間を見ていくつかスナップをものすることができました。以下、お目汚しまで掲げさせていただきます。
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タグ : 隅田川 日本橋川 曳船 月島川水門 高架下水路