ゲートブリッジを眺めて5年

優美な吊橋や斜張橋が目立つ長大橋の世界で、私好みの武骨なトラスを主体としたこともあり、またホームグラウンドである運河地帯の、目と鼻の先で展開されるスペクタクルの数々に惹かれて、橋脚の立ち上げからたびたび訪ねたものでした。
●以下、すでにご覧に入れたものばかりで、しかも見どころの多かった21年に集中しているのが痛いところではありますが、出会ってから竣工までの写真を並べ、悦に入ってみたいと思います。なお、初出記事は各写真の下にリンクしましたので、ご参照ください。
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水門をくぐる

●正確にいえば、くぐらずに抜けるものもありますが、鉄とコンクリートで組み上げられたいかにも堅固そうな質量感を味わいながら、間近に迫りくる信号の灯器やハンドレール、扉体に打ち込まれたボルト、縦横に走る構造といった、ディテールを堪能できるのは艇ならではのありがたさ。
扉体によって隠されていた風景が、くぐった瞬間に一気に目に飛び込んでくる面白さもあり、同じ水門をくり返し通っても、飽きさせない魅力があります。
●例によって思いつきで、水門をくぐった瞬間、くぐる前、またくぐった後に振り返って、さては他艇が水門を出てくるシーンも少し含めて、おなじみの水門たちの、ちょっと変わったアングルから見た姿を集めてみました。
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小型曳船はワンオフ乗物趣味最後の牙城(なのか)

しかし、こういうモノに惹かれる嗜好を、何て言ったらいいんでしょう。仮に「ワンオフ乗物趣味」とでもしておきますが、何百何千と量産され、デザインも洗練されたモノよりも、無名の鉄工所で一台だけ造られた、無骨な、いかにもこなれていない外観の乗物に、魅力を感じてしまう性癖のことです。
オカの乗物の世界で、どうやらそういったたぐいのモノが、絶滅に瀕しているように見受けられる今日このごろ、水路徘徊の道々で、個性的な姿を楽しませてくれる小型曳船たちをこうして並べてみると、これら「ヒキブネ」の世界こそ、ワンオフ乗物趣味最後の牙城(しかも保存物でなく、現役の姿を楽しめる!)のように思えてきたのですが、いかがでしょうか。
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タグ : 曳船
極小閘門づくし

閘門が大好きです。
近場にある江戸川・扇橋・荒川の3閘門を、自艇でたびたび訪ねては通航するのも、もちろん大好きですが、陸路おもむいて他地方の閘門を見に行ったり、観光船を借りて通航したりするのも、自艇で通るのとは、また違った楽しさがあるものです。
●中でもどういわけだか、自分の艇ではちょっと通ることの難しそうな、小さな小さな閘門たちに、以前より特に惹かれるものがありました。小粒ながら、一人前に扉体で水を受け止めるミニ閘門たちを前にすると、何か模型を見るような楽しさがあり、つい時間を過ごしてしまうこともしばしばでした。
例によって、写真を並べて一人悦に入ってみたくなったこともあり、今回は、今までに出会った極小閘門のスナップを集めてみましょう。
以下に並べたものは、あくまで私の感覚で選んだものですが、改めて選んだものを見てみると、大体径間4~5m以下のものに、グッとくるところがあるようです。なお、陸路訪ねて銘板が確認できたものには、極力寸法などを明記することにしました。
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