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6月13日のトリさん

(『6月13日の運河風景』のつづき)

267036.jpg13日に出会ったトリさん‥‥ほとんどカルガモですが、最後にまとめさせていただきましょう。

新芝北運河、芝潟橋~霞橋間で、前方からピヨピヨと可愛らしい声が聞こえてきました。季節の風物詩、待望の鴨さんヒヨコ艦隊です! 天敵に捕食されやすい時期とて、これだけの数を守って引き連れている親鳥は立派なもの。引き波を立てないよう、最微速で接近。

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曇りで暗いのでうまく撮れませんでしたが、12羽のヒヨコ艦隊を確認。もうぽやぽやの時期は脱して、そこそこの大きさに成長しています。親鳥が緊張の面持ちなのにくらべて、雛たちは羽繕いをしたりと、無邪気な様子がまた萌えさせますね!

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高浜運河、新港南橋の西詰にはなぜかテトラポッドが積んであるんですが、ここにも鴨さん一家が! 親鳥は警戒のため水面に残りながら、雛たちを上陸させ休ませているのがまた、いじらしい感じでいいじゃないですか。体を寄せ合って「ヒヨコ玉」を形成しつつあるのも最高です!

このあたり、テラスは親子連れ(人間の、ね)で結構な賑わい。子供たちと手を振りあうこともしばしばだったのですが、「ここに鴨さんがいるよ!」と教えてあげても、皆さん首をかしげるばかり。鴨は人の目線の死角を選んで休んでいるのですから、テラスの人から見えないのは当然で、うかつでありました。

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こちらの群れは親鳥はいませんでしたが、まあ、ツブれてお餅のようになった姿の、可愛らしいことったら! 親の姿が見えないこともあり、天敵に発見されないよう警戒しているのでしょう、息を殺すようにして押し黙っていました。

267040.jpg何分曇り空なのでサエなくて恐縮ですが、朝潮運河の小トラスの上で胸を張る、鵜さんのスナップで終わるとしましょう。

数の上からいえば、夏場の都内水鳥界(?)は、鷺と鵜の天下といってもいい過ぎではありません。この日はそう暑くはなかったのですが、飛んできた直後だったのか、ハァハァとまだ息も荒いご様子でした。


(令和3年6月13日撮影)

(『6月13日の水門たち』につづく)

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タグ : 新芝北運河 高浜運河 朝潮運河 水辺の鳥たち

5月15日のトリさん…3

(『5月15日のトリさん…2』のつづき)

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トリさん話の最後は、母港でハクセキレイ君に見つめられた一件で締めたいと思います。

出港準備をしていたら、船首から数m先の手すりにハクセキレイが飛来。可愛らしい姿に惹かれて、すぐに一枚スナップしたのですが、作業に戻ってもそのまま動かず、ものいいたげにじっとこちらを見つめていたのです。

そのときは単に、「人懐こい個体なのかな?」と思っただけで、「じゃあ、行ってくるね」と声をかけて出港したのですが、帰ってきて、どうもそうではないことに気づかされたのでした。

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帰港して片づけていると、またも目の前の手すりにハクセキレイ君飛来。さっきと同じ個体なのかな? よく見ると、右足に足環をつけています。人に飼われていたことがあって、それで人を恐れないのか? それとも何かの調査で足環をつけられて、放鳥されたのでしょうか。

266073.jpg出港前との違いは、餌である虫をくわえていたこと。艇の近くに巣があって、育雛中なのだろうと見当がつきました。

自艇の桟橋を離れてトイレに立っても、虫を口にしたまま追いかけてきて、私をじっと監視(?)するありさま。これは明らかに、船頭個人に対して何かを訴えかけているに違いありません。

266074.jpgお隣の艇にでも巣立ち雛が隠れていて、私がいるせいで給餌ができないのか、まさか、ポンツン桟橋のフロートと歩み板の空間に巣を作ったのか‥‥。

お隣の艇の中や、桟橋の裏をのぞき込んだりと、あちこち探し回ってみたものの、雛の姿ありませんでした。というわけで、ハクセキレイ君に見つめられる原因はついにわからず。

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お向かいの艇のレドーム上に陣取り、「UFOに乗って宇宙から来たトリ星人」といった風情のハクセキレイ。掃除をしている間じゅう、つぶらな瞳でじいっ‥‥と見つめられ続け、何とかしてやりたいと思いながらも、どうにもならずに艇を離れたのです。

帰宅後、まさか自艇のどこかに雛が‥‥? と考えたものの、カディまで含めて目視点検はしたし、小鳥の入るすき間はないしで、恐らく迷惑はかけなかったと思うのですが。ともあれ、何か心残りな一件ではありました。

(令和3年5月15日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 水辺の鳥たち

5月15日のトリさん…2

(『5月15日のトリさん…1』のつづき)

266066.jpgうまく撮れませんでしたが、干潮で現われた基礎護岸上で、最も多く見られたトリさんはハトに他なりません。江戸橋近くの基礎護岸にてスナップ。

まだ干き切っていない、彼らの腹を濡らしそうなくらいの水深があっても、つま先立ちするようにして三々五々と降り立つ姿が見られます。ハトたちにも、水に触れられる場所が必要なのだなあ‥‥と思わせるものがありました。

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日本橋川の河口に戻ってきたところで、興味深いシーンが展開されていました。徐航しつつ隅田川に出ようとすると、カァ! カァ! と険のある鳴き声が下流側角から聞こえてきて、思わず目を向けたところ、カラスがアオサギに向かって、しきりと威嚇している様子。

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いや、威嚇などという生易しいものではありません。カラスはアオサギの周りを飛び回って、突っ込んだり、跳び離れたりと大いに剣呑な雰囲気。攻撃態勢といってもいい過ぎではありません。

しかし、体格差のせいでしょうか、カラスの方は少々腰が引けていて、突っつくまでには至らないのが何とも。対するアオサギはというと‥‥。

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特に羽毛を逆立てたりもせず、悠然と落ち着いた感じで、明らかに相手にしていませんでした(笑)。カラスもくたびれたのか、すぐ近くに降り立って鳴きもせずにハァハァ‥‥。

カラスも子育ての季節ですから、すぐ近くに巣立ち雛がいて、そこへ大きな鳥が進入してきたため、追い払おうと威嚇したのかも、と想像。しかし鷺さんの肝の太さには驚かされますね、これが人間だったら、一目散に逃げ出しているでしょう。

266070.jpgまたアオサギ先生か、といわれそうですが、こちらは旧源森川河口(?)で出会った鷺氏。凛とした、という言葉がしっくりくる立ち姿。

何度か触れていますが、大型の鳥がこれほど河畔に増えたことすなわち、その胃袋を満たすに足る、餌になる生き物‥‥この場合は魚が、安定して生息している何よりの証。人だけではない、鳥たちでも賑わう水辺、子供のころを思うと、実に大きな変化だなあとしみじみしてしまいます。

(令和3年5月15日撮影)

(『5月15日のトリさん…3』につづく)

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タグ : 水辺の鳥たち 日本橋川 隅田川

5月15日のトリさん…1

(『整備成った旧源森川…4』のつづき)

266061.jpg季節柄、鴨類は姿を消しており、絶対数ではぐっと少なくなったものの、この日はトリさんたちの魅力的なシーンに恵まれました。何回かに分けて紹介しましょう。

暖かくなると目立ってくるのが、鷺類の姿。さっそく砂町運河の旧貯木場コンクリート柵で、悠然と歩を進めているアオサギに出会いました。もっとも不審船の通航とあって、こちらをにらんでややおかんむりです。

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豊洲運河、南口角付近にいた鵜さん。首をくねらせて、ボリボリと一心に羽づくろいをするさまが可愛らしいですね。水かきのついた平たい足で、テラスの手すりから滑り落ちやしないか、ちょっと心配になりました。

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同じく豊洲運河は朝凪橋、工事現場のフェンスに仁王立ちして陣取ったアオサギ君、グレーの羽毛も美しく凛々しい立ち姿。先日、5月4日もここに留まっていましたから、よほど穴場なのでしょう。

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日本橋川に入ったところで、頭上を十数羽ほどの群れがさあっ、という感じで低空を飛んできて、基礎護岸上にぱらぱらと散るようにして着陸。飛び方や歩くしぐさなどが、いつも見る鳥と違うのと、羽毛の柄がとてもきれいなので、「あまり見ない鳥だな、珍しいヤツかも?」と気になっていました。

その後教えていただいたところでは、「キョウジョシギ」というシギの仲間で、東南アジアなどから繁殖地の北極海に渡る途中、日本に立ち寄るのだそう。なるほど、短い期間しか見られない、レアな鳥なのですね。ちょこまかとよく動くため、残念ながらうまく撮れませんでした。

266065.jpgキョウジョシギたちと並んでくつろいでいた、こちらはおなじみカルガモさん。

この日の日中は大干潮時で、露出の時間が長いこともあって、基礎護岸上は鳥たちで大賑わい。ハトが最も多く、カモメ、カルガモがそれに次ぎ、ハクセキレイ、カラスの姿も見られました。


(令和3年5月15日撮影)

(『5月15日のトリさん…2』につづく)

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タグ : 水辺の鳥たち 砂町運河 豊洲運河 日本橋川

9月21日のトリさんと‥‥

(『9月21日の水路風景…4』のつづき)

255066.jpg道々に出会ったトリさんたちの姿とともに、積み残し分も少々まとめてご覧に入れます。

今はもうだいぶ肌寒くなり、これから冬鳥たちの姿が期待できる時期となりましたが、先日出たときは何分まだ9月のこととて、顔ぶれは夏のそれと変わりません。

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タグ : 砂町運河 辰巳運河 曙北運河 平久川 水辺の鳥たち