8月13日のトリさん

(『源森川水門、竣工間近』のつづき)

8月13日の散策で、道々見たもろもろを以下に垂れ流します、お目汚しまで。まずは久しぶりにトリづくしとまいりましょう。

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209077.jpg平和島運河の干潟水路、モノレールが河底トンネルにもぐってゆくケーソンの周りには、コンクリートの防護杭が並んでいます。その1本1本に1羽づつ、水鳥たちがちょんちょんと乗っているのですから、そりゃもうトリ好きとしてはカメラを向けたくなるというもの。

上のアオサギ君のように、飄々と立っているのも佳し、カモメ君のようにまったりツブれるのも佳し。

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使われなくなって久しい羽田可動橋のフェンスは、鵜さんの社交場。クルマも人も通らぬ道端は格好のくつろぎ空間となり、安心してボリボリ羽づくろいする姿も見られました。

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今年はついに、鴨のヒヨコ艦隊に出会わず終わってしまいそう‥‥と思っていたら、今回何とか一つの群れを発見することができました。

もっとも、ポヤポヤの小さなヒヨコたちではなく、親とさして変わらないくらい成長した、若鳥といってもよいサイズのもの。オカの鳥でいったら、巣立ち雛というところでしょうか。それでも、まだ甘えん坊な雛の雰囲気を残しており、可愛らしいものでした。

209080.jpg東雲北運河の北端、京葉線の高架下にある朽ちた丸太の桟橋は、近所の水鳥の休憩所になっているのですが、何度かカメラを向けても、決まってピントが合わない場所でもありました。

今回も鵜たちがびろ~んと羽を広げて乾かしたり、鴨たちがツブれているところを見て吸い寄せられ、カメラを向けたものの‥‥結果はご覧のとおり。ううう(鵜だけに)。

(29年8月13日撮影)

(『8月13日の川景色…1』につづく)

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タグ : 水辺の鳥たち 平和島運河 東雲北運河 砂町運河 海老取運河

前川の白鳥

(『大洲閘門ふたたび…3』のつづき)

201016.jpg大洲閘門を堪能した後、前川畔をぶらぶらとお散歩しました。北岸には、宅地に面してご覧のような並木道があり、砕石を敷かれた道端には花壇や、一部には水際に降りる階段にベンチもあって、ちょっとした公園のおもむきです。

ときおり薄日が差すなか、階段のベンチに腰をおろして一息ついて、閘門をバックに水鳥たちの遊ぶ姿を眺めていました。

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手前には白鳥、遠方に点々と見える黒い水鳥は、オオバンでしょうか。クォッ、クォッという哀愁を帯びた鳴き声がときどき川面を渡って、実にのどか。白鳥と閘門、絵になりますのう。

腰をおろしてしばらくすると、白鳥の一羽がやおら向きを変え、我々のいる方へ向かってきました。

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白鳥――昨年十六島で見たのと同じ、コブハクチョウでした――は手で触れそうなほど近くまで寄ってきて、浅瀬に二本の足で立つと、黒い目でチラチラと目線をくれながら、ボリボリ、もしゃもしゃと羽づくろいを始めたのです。

まったく人を警戒せず、リラックスしきった様子から、よほど馴れているのでしょう。地元の方に可愛がられ、日ごろおいしいものをもらっているに違いありません。

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201020.jpg餌になるものを持っていなかったので、「ゴメンネ、ゴハンないんだよ」と声をかけたものの、白鳥君は悪びれもせず羽づくろいを続行。気長に待つ構えのようです。

白鳥に誘われてか、オオバンも数羽寄ってきて、つつき合ったり、追いかけっこしたりと、ケンカを交えながらも物欲しそうな顔。う~ん、東京の水鳥さんたちも、これくらいフレンドリーだと、トリ好きとしては嬉しいんですがねえ。餌のないことを詫びながら、可愛らしい表情やしぐさを、しばし楽しませてもらったのでした。
撮影地点のMapion地図

(29年1月2日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 前川 水郷 水辺の鳥たち

秋の水郷三昧…20

(『秋の水郷三昧…19』のつづき)

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下るにつれて、川面に鴨の群れがちらほら見られるようになりました。もう水鳥が渡ってくる季節なのですね。

198097.jpg夕方の冷気が堪えるのでしょう、どの鴨さんも首をうずめ、むくむくと羽を膨らませておまんじゅうのよう。東京の川と違って、舟が近づいても飛んで逃げたりせず、間近で可愛らしい姿を堪能できるのが、トリ好きとしては嬉しいですね。

中高の古そうなコンクリート桁橋、万代橋が見えたあたりで、今度は白鳥を一羽発見! 先ほどの中洲の乗り場といい、白鳥によく出会う日ではあります。


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中洲にいたのと同じ、コブハクチョウのようです。こちらもまったく逃げるそぶりは見せず、ゆったりとマイペースで流している風情。餌付けはされているのかな?

こんな近くで、しかもちょうどこちらを振り向いてくれた瞬間が撮れて、これまた嬉しいものが。同乗のお客さんからも、歓声があがりました。小首をかしげたさまは愛らしいものの、一人ぼっちのせいかどこか寂しげにも見えます。

198099.jpgピントが合っていなくてごめんなさい。舟の転回地点、国道が渡る北辰橋の手前で、数羽のコブハクチョウに餌を与えている人が。人馴れした感じからして、やはり餌付けされていたのですね。

船頭さんによると、一人ぼっち君の方は気が弱いのか、いつも群れから離れて暮らしているとのことでした。小野川遊覧のアイドル的存在なのはいいですが、それを聞くと少々哀れではあります。
撮影地点のMapion地図

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帰路、すっかり陽の陰った川面を、哀愁を漂わせて泳ぐ一人ぼっち君。見たところ毛づやも良いので、栄養状態は悪くないものと思いますが、元気で暮らしてほしいものです。

楽しかった水郷三昧の一日は、暮れゆく小野川の川景色と水鳥たちという、風情のある風景で〆となりました。

(28年11月6日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 佐原 小野川 水郷

3月14日のトリさん…2

(『3月14日のトリさん…1』のつづき)

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柳橋近く、屋形船の屋根の上でおくつろぎ中の鴨さんを発見。

よほど居心地が良いのか、我が艇の通過にも動じる気配はなく、春の陽射しを独り占め。

26072.jpgお決まりの羽づくろい、ボリボリ…。体をくねらせて、気持ちが良さそうです。日当たり良好、邪魔者にも悩まされず、彼にとっては特等席なのでしょう。

しかし鴨たち、この神田川で何を食べて生きているんでしょう? 水鳥が増え始めたのは、神田川に魚が戻ってきたのと同時期と記憶していますから、やはり小魚なんかを獲っているのでしょうか。

26073.jpg汐浜運河の足場の上で、微動だにせず川面をみつめていたサギ君。動きの乏しさと風貌から、何やら老成した(?)雰囲気がかもし出されて、思索にふけっている老人のようでもあります。

これからは、「水辺の哲学者」とでも呼んであげましょうか。う~ん、誰かがすでに、そう呼んでいるような気がしてきた。我ながら月並みでありました。

26074.jpg汐浜運河から曙北運河に入り南下、越中島貨物線の橋をくぐって、ふと右側を見ると…おお、橋脚の基礎の上は、鴨さんたちの社交場でしたか。

不審船の闖入に驚いたようで、ぺったり座りをしていた鴨さんたちがいっせいに立ち上がり、ガアガアと警戒音を発して端っこへ逃げてゆきます。ゴメンナサイ…。

26075.jpg皆さん、午後のまどろみを破られたのが腹に据えかねたようで、鳴きながら次々と飛び去ってゆきました。すいませんすいません。

昨年訪ねた、北上運河や松島の鴨さんたちと違って、東京の彼らは人間嫌い。仮にエサを持っていたとしても、仲良くなるのは難しいかもしれません。
撮影地点のMapion地図


(22年3月14日撮影)

(この項いったんお休み、分水路続編につづく)

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タグ : 神田川 汐浜運河 曙北運河 水辺の鳥たち

3月14日のトリさん…1

(『新装「にっぽん丸」来航』のつづき)

26066.jpg工事中の横断幕を掲げた汐留川水門をくぐり、さて桜の咲き具合はどうかな、と浜離宮前水面へ様子見に。

暖かい日が続いたとは言え、まだ3月半ば。つぼみはふくらんではいるものの、花開くには至っていなかったのですが、我が木っ端ブネの乗り組みときたら…。
撮影地点のMapion地図

26067.jpg桜そっちのけで、ユリカモメの餌付けに夢中。

いや、先客の艇にユリカモメが群がっていたのと、たまたまビスケットをおやつとして持参していたということが重なり、積年の念願であった「艇からの餌付け」が、ようやくかなったというオソマツ。

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風に向かってホバリングしながら、ピュウピュウと鳴いてエサをねだるユリカモメ君たち、なかなかカッコイイ高等飛行ぶり。

前にも触れたように、他の水鳥を追い散らしてしまうほどの獰猛さを見せる、ハングリーな鳥ですが、小ぶりなクチバシとあいまって、可愛らしい顔をしており、目の後ろに斑点があるせいか、どこかスズメを思わせる可憐な雰囲気があります。

26069.jpg神田川に入っても、水面はユリカモメだらけ。艇の進入に驚いて、いっせいに翼をひらめかして飛び去るさまは、なかなか壮観。驚かせてごめんね。

秋葉原のやっちゃば(青果市場)が移転してからは、カラスもだいぶ減ったようですから、このあたりはユリカモメの天下かもしれません。

26070.jpg左衛門橋併設の電路橋の上で、日向ぼっこをしたり、羽づくろいをしたりと、思い思いにくつろぐユリカモメ君たち。留まっているときの彼らは、正しく風上を向いて立つので、可愛らしい上に風向もわかるという、まさに一石二鳥(?)の存在です。

トリさんたちの姿もっとを並べて、悦に入ってみたくなってきた…。というわけで、もう一回トリづくしにお付き合いいただきます。
撮影地点のMapion地図


(22年3月14日撮影)

(『3月14日のトリさん…2』につづく)

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タグ : 汐留川水門 神田川 浜離宮 水辺の鳥たち