5月15日のトリさん…1
(『整備成った旧源森川…4』のつづき)
●季節柄、鴨類は姿を消しており、絶対数ではぐっと少なくなったものの、この日はトリさんたちの魅力的なシーンに恵まれました。何回かに分けて紹介しましょう。
暖かくなると目立ってくるのが、鷺類の姿。さっそく砂町運河の旧貯木場コンクリート柵で、悠然と歩を進めているアオサギに出会いました。もっとも不審船の通航とあって、こちらをにらんでややおかんむりです。

●豊洲運河、南口角付近にいた鵜さん。首をくねらせて、ボリボリと一心に羽づくろいをするさまが可愛らしいですね。水かきのついた平たい足で、テラスの手すりから滑り落ちやしないか、ちょっと心配になりました。

●同じく豊洲運河は朝凪橋、工事現場のフェンスに仁王立ちして陣取ったアオサギ君、グレーの羽毛も美しく凛々しい立ち姿。先日、5月4日もここに留まっていましたから、よほど穴場なのでしょう。

●日本橋川に入ったところで、頭上を十数羽ほどの群れがさあっ、という感じで低空を飛んできて、基礎護岸上にぱらぱらと散るようにして着陸。飛び方や歩くしぐさなどが、いつも見る鳥と違うのと、羽毛の柄がとてもきれいなので、「あまり見ない鳥だな、珍しいヤツかも?」と気になっていました。
その後教えていただいたところでは、「キョウジョシギ」というシギの仲間で、東南アジアなどから繁殖地の北極海に渡る途中、日本に立ち寄るのだそう。なるほど、短い期間しか見られない、レアな鳥なのですね。ちょこまかとよく動くため、残念ながらうまく撮れませんでした。
●キョウジョシギたちと並んでくつろいでいた、こちらはおなじみカルガモさん。
この日の日中は大干潮時で、露出の時間が長いこともあって、基礎護岸上は鳥たちで大賑わい。ハトが最も多く、カモメ、カルガモがそれに次ぎ、ハクセキレイ、カラスの姿も見られました。
(令和3年5月15日撮影)
(『5月15日のトリさん…2』につづく)

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暖かくなると目立ってくるのが、鷺類の姿。さっそく砂町運河の旧貯木場コンクリート柵で、悠然と歩を進めているアオサギに出会いました。もっとも不審船の通航とあって、こちらをにらんでややおかんむりです。

●豊洲運河、南口角付近にいた鵜さん。首をくねらせて、ボリボリと一心に羽づくろいをするさまが可愛らしいですね。水かきのついた平たい足で、テラスの手すりから滑り落ちやしないか、ちょっと心配になりました。

●同じく豊洲運河は朝凪橋、工事現場のフェンスに仁王立ちして陣取ったアオサギ君、グレーの羽毛も美しく凛々しい立ち姿。先日、5月4日もここに留まっていましたから、よほど穴場なのでしょう。

●日本橋川に入ったところで、頭上を十数羽ほどの群れがさあっ、という感じで低空を飛んできて、基礎護岸上にぱらぱらと散るようにして着陸。飛び方や歩くしぐさなどが、いつも見る鳥と違うのと、羽毛の柄がとてもきれいなので、「あまり見ない鳥だな、珍しいヤツかも?」と気になっていました。
その後教えていただいたところでは、「キョウジョシギ」というシギの仲間で、東南アジアなどから繁殖地の北極海に渡る途中、日本に立ち寄るのだそう。なるほど、短い期間しか見られない、レアな鳥なのですね。ちょこまかとよく動くため、残念ながらうまく撮れませんでした。

この日の日中は大干潮時で、露出の時間が長いこともあって、基礎護岸上は鳥たちで大賑わい。ハトが最も多く、カモメ、カルガモがそれに次ぎ、ハクセキレイ、カラスの姿も見られました。
(令和3年5月15日撮影)
(『5月15日のトリさん…2』につづく)

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8月15日のトリさん
(『8月15日のフネブネ…4』のつづき)
●8月15日の道々で出会った、トリさんたちの姿をまとめてみました。酷暑下とあって冬のようにバラエティ豊かではありませんが、昔にくらべると本当に水鳥の数が増えたので、トリ好きとして同慶の至りであります。
マリーナで見かけた鴨さん小艦隊。同じ大きさに見えますが、複数羽連れ立っているのは親鳥が一羽で、あとは成長した巣立ち雛なのでしょう。

●海老取川、天空橋近くの基礎護岸上にいた鷺さん。アオサギの若鳥かな? 猛暑下の日なたとくれば、極限まで細くなりハァハァするのは無理からぬところ。
その数m右手では、鵜さんがやはり一羽でハァハァ。水に入ればいいのにとも思いますが、このあたり水深が浅くて水温も高いので、あまり涼をとるには役に立たないのかしら。

●新芝運河、香取橋近くの抜き残った鋼矢板の上には、ゴイサギさんが。翼をだらりと広げて、パラボラ状態で涼をとっていました。
しかし、この日の暑さであれば、鋼矢板はチンチンに熱を帯びているのでは‥‥。足が熱くないのでしょうか?

●最後は汐見運河にて、こちらはアオサギの成鳥かな? 細くなっているのは同様ながら、どこか凛々しく、気高そうな立ち姿に惹かれてカメラを向けたもの。
水鳥たちの姿を見かけることイコール、彼らを養うに足る、餌になる魚が川中にそれだけ多く生息しているということ。子供のころを思うと、この点でも都内の水辺がいかに変化したか、実感することしきりであります。
(令和2年8月15日撮影)
(この項おわり)

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マリーナで見かけた鴨さん小艦隊。同じ大きさに見えますが、複数羽連れ立っているのは親鳥が一羽で、あとは成長した巣立ち雛なのでしょう。


その数m右手では、鵜さんがやはり一羽でハァハァ。水に入ればいいのにとも思いますが、このあたり水深が浅くて水温も高いので、あまり涼をとるには役に立たないのかしら。

●新芝運河、香取橋近くの抜き残った鋼矢板の上には、ゴイサギさんが。翼をだらりと広げて、パラボラ状態で涼をとっていました。
しかし、この日の暑さであれば、鋼矢板はチンチンに熱を帯びているのでは‥‥。足が熱くないのでしょうか?

●最後は汐見運河にて、こちらはアオサギの成鳥かな? 細くなっているのは同様ながら、どこか凛々しく、気高そうな立ち姿に惹かれてカメラを向けたもの。
水鳥たちの姿を見かけることイコール、彼らを養うに足る、餌になる魚が川中にそれだけ多く生息しているということ。子供のころを思うと、この点でも都内の水辺がいかに変化したか、実感することしきりであります。
(令和2年8月15日撮影)
(この項おわり)

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10月9日のトリづくし

コンクリート柵の上を見やると、鴨さんが尾を振り振り散歩したり、ツブれてくつろいだりと思い思いのポーズで並んでいました。秋も深まり、気がつけば水鳥たちの季節に入りつつあったのです。

●上と同じ鴨たちの角度違い。可愛らしいしぐさに惹かれて近づきすぎたのか、イヤそうに腰を浮かしかけている鴨がいる一方で、そっぽを向いてどこ吹く風の子も。
向こうを向いた鴨の視線の向こうに、ちょうどスカイツリーが霞んで見え、「今日のスカイツリーはちょっと霞んでるが~」と、観天望気をしているように思えて、笑いが込み上げてきたものでした。

●安心し切ってツブれている鴨さんたち見たさに、ちょっと寄せ過ぎたかしら。首を細長く伸ばして警戒心をあらわにし、腰を浮かせてつぶらな瞳でこちらを見つめます。
おっとと‥‥柵に寄せ過ぎました、危ない危ない。トリ好きにとっては事故を誘発しかねない、危険な魅力のあるツブれ鴨! 舵を取る皆さん、どうかお気をつけて(私だけ)。

最近は他の水鳥を押しのけて、東京の水路で勢力を拡大しつつあるオオバン君。夕刻にあの哀愁に満ちた鳴き声を耳にするのも、風情があっていいものです。冬が近づいている証拠ですね。

貝の密生した面がチクチクして嫌なのでしょうか、妙に四肢を踏ん張って力みかえり、首も反り返らせてどこか勇ましいポーズ。もうすぐ寒くなりますから、冬眠の場所を探さないといけませんよね。
【撮影地点のMapion地図】
(29年10月9日撮影)
(『荒川河口のフネブネ』につづく)

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8月19日のトリさん
(『8月19日の晴海橋梁…2』のつづき)

●道々に拾ったトリ好きスナップをいくつか。一枚目は出しなに撮った独身鴨さん。珍しくピントが合い、鴨も逃げずにじっしていてくれたので、可愛らしい姿がしっかり収まり、嬉しい一枚となりました。

●都市計画運河橋梁の下流側にある、円筒形の基礎でくつろぐ鷺、鴨各一羽。木っ端ブネの姿を認めるなり、逃げ腰ではありましたけれど‥‥。
この円筒形基礎、潮位が低いときしか見られず、何の遺構かわからないので、気になる存在ではあります。昔はもう一つ橋があったのか、それとも旧橋の基礎の片割れが残されたものでしょうか。

●新月島川、桟橋の角でくつろいでいた鵜さんにカメラを向けたら、わさわさと羽を広げて、乾かすしぐさをサービス(?)してくれました。ありがとう!
鵜もこの10年でずいぶん数が増え、街場の河川でも姿が見られるようになりました。餌の魚が豊富である証しであります。
●そして豊洲貯木場跡の柵列。南東側の水路をゆるゆる流しながら、鳥たちの思い思いにくつろぐ姿を楽しめます。
水鳥的には今はシーズンオフですから、中の水面を埋め尽くすような数はおらず、柵の上にぱらぱらと鴨、鷺、鵜など留鳥の諸君が翼を休めている程度ですが、その分のどかさが味わえてよいものです。
●そんな中で、ひとりヒョロリンと首を伸ばしていた鷺さんの姿に惹かれて、一枚ものしてみました。
首を羽の中にうずめて、丸くなった状態からこれをやられると、本当にろくろっ首かと思えるほどの伸び具合。顔が正面を向いていたのも手伝い、失礼ながら妖怪じみた不気味さすらありました!
【撮影地点のMapion地図】
(29年8月19日撮影)
(この項おわり)

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●道々に拾ったトリ好きスナップをいくつか。一枚目は出しなに撮った独身鴨さん。珍しくピントが合い、鴨も逃げずにじっしていてくれたので、可愛らしい姿がしっかり収まり、嬉しい一枚となりました。

●都市計画運河橋梁の下流側にある、円筒形の基礎でくつろぐ鷺、鴨各一羽。木っ端ブネの姿を認めるなり、逃げ腰ではありましたけれど‥‥。
この円筒形基礎、潮位が低いときしか見られず、何の遺構かわからないので、気になる存在ではあります。昔はもう一つ橋があったのか、それとも旧橋の基礎の片割れが残されたものでしょうか。

●新月島川、桟橋の角でくつろいでいた鵜さんにカメラを向けたら、わさわさと羽を広げて、乾かすしぐさをサービス(?)してくれました。ありがとう!
鵜もこの10年でずいぶん数が増え、街場の河川でも姿が見られるようになりました。餌の魚が豊富である証しであります。

水鳥的には今はシーズンオフですから、中の水面を埋め尽くすような数はおらず、柵の上にぱらぱらと鴨、鷺、鵜など留鳥の諸君が翼を休めている程度ですが、その分のどかさが味わえてよいものです。

首を羽の中にうずめて、丸くなった状態からこれをやられると、本当にろくろっ首かと思えるほどの伸び具合。顔が正面を向いていたのも手伝い、失礼ながら妖怪じみた不気味さすらありました!
【撮影地点のMapion地図】
(29年8月19日撮影)
(この項おわり)

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