変貌した石神井川を眺めて
(『令和4年度川走り納め・石神井川…4』のつづき)

●15年ぶりに石神井川可航区間を再訪してみて、その変貌ぶりを目の当たりにし興味をそそられ、ざっとまとめておきたくなりました。何分手元に資料があるわけではないので、わかる範囲の備忘録的なものですが、お目汚しまで。
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●15年ぶりに石神井川可航区間を再訪してみて、その変貌ぶりを目の当たりにし興味をそそられ、ざっとまとめておきたくなりました。何分手元に資料があるわけではないので、わかる範囲の備忘録的なものですが、お目汚しまで。
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タグ : 石神井川
「Scrubbis」で船底清掃!

●船底に付着するノリや貝類が、木っ端ブネを養う身にとって悩みの種なのは、これまでもたびたびお話ししたとおり。付着物による抵抗と重さでスピードが出なくなり、燃料消費も悪化するしといいことがありません。繋留保管艇の宿命でもあります。
付着を防ぐ方法は、まめに動かして剥離を促すくらいしかなく、出航間隔が空けばてきめんに付着が進み、上架→船底清掃のお世話になってきたわけです。以前から、自分である程度の手入れができれば、上架のインターバルが延ばせるのに‥‥と思っていました。
よい道具はないかしらと、探すともなく鼻をきかせていたら、ようやく最近になって「Scrubbis」(読みは『スクラビス』でいいのかな?)なる船底清掃具があることに気づかされたわけです。
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荒天準備で…

●大型台風が近づいているということもあり、今朝は早起きして艇におもむき、荒天準備をしてきました。桟橋と艇を繋ぐもやいの一部を倍にし、オーニングのホックが外れても吹き飛んでどこかに行かないよう、ハンドレールにロープを渡し、押さえにしておきます。
夜来の雨で艇も桟橋もしっとりと濡れ、ランボードから水面に落ちる雫の音がピチョン、ピチョンと聞こえるほどの静けさ。水面も油を流したような、という形容がしっくりくるほどのぬるりとした、この時間帯独特の滑らかな質感。風情があっていいですね。早朝ならではの贅といっていいでしょう。

●日もだいぶ短くなり、艇に着いたときはまだ日の出前。顔なじみの廃煙突にも航空障害灯がともっていました。
台風が来るとあって湿度は高く、まったりとした空気の濃さを感じさせたものの、頬を撫でる微風は冷たくて清々しいものが。静けさに加えて、朝の運河らしい雰囲気を満喫できたのでした。

●5:45、日の出。雲は次第に切れてきて、青空がのぞくようになり、朝日が周りをオレンジ色に染めてゆきます。
予報では、朝も早いころから雨とのことでしたから、早起きして準備をしに来たのですが、今のところ小康状態を保っているようで何より。ゆっくりと余裕をもって作業、点検ができました。

●鴨さんも水鏡に姿を写しながら、日中とは違ったのんびりした風情で、逃げたりせずにスナップさせてくれました。朝日で顔をオレンジ色にほんのり染め、薄化粧をしているようですね。

●作業・点検を終えて戻ろうとしていたら、花壇の頭を垂れたヒマワリに、数羽の小鳥が飛来。スズメにしては色が薄いな‥‥と思ってよく見てみたら、カワラヒワ‥‥かな?
つがいが何組か留まっていたのですが、チョコチョコとしたしぐさが実に可愛らしく、早起きは三文の得だと、嬉しく眺めたのでした。
(令和4年9月18日撮影)

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タグ : 水辺の鳥たち
離陸直後の楽しみ

暗いうちに空港に着き、明けゆく東京港を眺めながら搭乗を待つひとときも、久しぶりなだけに以前に倍して素敵な時間に思えてしまうあたり。旅行の楽しさをしみじみ噛みしめたのでありました。

●飛行機に乗ったときの楽しみの一つが、羽田を離陸した直後に眺められる眼下の光景。ほんの短い時間ではありますが、普段自艇で走っているエリアを生で見下ろせるのは、機会がそうないだけに身を乗り出してしまうもの。
今回は幸い窓際の席が取れたので、ガラスにおでこをくっつけて存分に堪能できました。写真は滑走路を離れてすぐ、中防に第一航路、手前に城南島の大井信号所と、東京港口の風景が一望のもとに。

●曇っていて朝靄もかかっていたのはあいにくながら、おかげでこんなシーンも。旋回したところで、沖合に雲の切れ間から陽光が差し込み、まるで神様が降臨しているようでした。
靄に描かれた淡い光の筋と、海面でほんのりと反射するさまが美しいですね。煙を上げる工業地帯は湾奥の対岸、市原や袖ケ浦あたりでしょうか。

●高度がぐんぐん上がって、少々見づらくなってきました。エンジンと窓枠の間をのぞき込むようにして、何とか見られたゲートブリッジ。いつもは頭上に仰ぐ巨大構造物を、模型のような感覚でヒョイと見下ろせる面白さ! 当たり前のことで恐縮ながら、トシをとってもやはり興じてしまうものです。

●一番嬉しかったのは、旧江戸川流域、しかも江戸川本流との分流点から、新中川の合流点まで、川のディテールが豊かなエリアが最後に一望できたこと。
自艇で走れば1時間はかかる河道を、ほんの一瞬で飛び過ぎてしまうスピード感。高空からほしいままにする快さとともに、ちょっとした寂しさもまた感じさせるような、それでいて実に楽しいひとときではありました。
(令和3年11月21日撮影)

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業務船の三角旗
(『8月22日の水路風景…2』のつづき)

●清掃船をはじめ、遊覧船や屋形船といった不定期の客船、またアーバンランチのような定期便の客船など、都内の河川や運河を行きかう業務船たちに掲げられた、青地に赤三角の小旗が気になっていました。
先日こちらの記事で触れたように、五輪警備に関連するものと察しはつきましたが、検索してもやり方が悪いのか、それらしきものがヒットしないのです。
●ここはその道のプロに相談した方がよかろうと、ご迷惑ながらおなじみZEN船長に伺ってみることに。さすが船長、交付元の団体のサイトをすぐに教えてくださいました。ありがとうございました!
「東京2020オリンピック・パラリンピック期間中における自主航行ルール『2021 CRUISE RULES』 について」(2021 Port of Tokyo 航行安全推進プロジェクト事務局)

●都内の業務船の団体でつくる連合会といったところで、一昨年から活動をはじめ、オリンピック・パラリンピック期間中の自主航行ルールを定めたとのこと。
リストアップされているフネブネは、いずれも自粛水域を航行する頻度が高いもの。三角旗を掲げて、いわば「登録船」であることを明示しておけば、警備する側の海保、警察も負担が軽減されるということでしょう。
●ささやかな点ではありますが、これも警備陣やブルーインパルスと同様、五輪会期中でなければ目にできない、いうなれば一生に一度(!)の水路風景の一つであります。華やかなことどもの陰で目立たない件ながら、水路徘徊者として、記憶にとどめておきたいものの一つに違いありません。
(令和3年8月22日撮影)
(『8月22日の水路風景…3』につづく)

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●清掃船をはじめ、遊覧船や屋形船といった不定期の客船、またアーバンランチのような定期便の客船など、都内の河川や運河を行きかう業務船たちに掲げられた、青地に赤三角の小旗が気になっていました。
先日こちらの記事で触れたように、五輪警備に関連するものと察しはつきましたが、検索してもやり方が悪いのか、それらしきものがヒットしないのです。
●ここはその道のプロに相談した方がよかろうと、ご迷惑ながらおなじみZEN船長に伺ってみることに。さすが船長、交付元の団体のサイトをすぐに教えてくださいました。ありがとうございました!
「東京2020オリンピック・パラリンピック期間中における自主航行ルール『2021 CRUISE RULES』 について」(2021 Port of Tokyo 航行安全推進プロジェクト事務局)

●都内の業務船の団体でつくる連合会といったところで、一昨年から活動をはじめ、オリンピック・パラリンピック期間中の自主航行ルールを定めたとのこと。
リストアップされているフネブネは、いずれも自粛水域を航行する頻度が高いもの。三角旗を掲げて、いわば「登録船」であることを明示しておけば、警備する側の海保、警察も負担が軽減されるということでしょう。
●ささやかな点ではありますが、これも警備陣やブルーインパルスと同様、五輪会期中でなければ目にできない、いうなれば一生に一度(!)の水路風景の一つであります。華やかなことどもの陰で目立たない件ながら、水路徘徊者として、記憶にとどめておきたいものの一つに違いありません。
(令和3年8月22日撮影)
(『8月22日の水路風景…3』につづく)

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