11月26日のフネブネ…3

(『11月26日のフネブネ…2』のつづき)

214011.jpgええと‥‥その‥‥言葉がありませなんだ(とはいうものの、色々と去来するものが脳内をぐるぐる)。

4年前、「8月20日の旧江戸川…2」および、3年前「10月4日の旧江戸川…4」掲載の記事と写真をご覧いただければ、船頭の気持ちをわかって下さる方もおられるはず‥‥。


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ここからも毎度おなじみ、旧江戸川流頭部も間近い、造船所街(?)で拾った船影。

豆曳船「8号すみだ」。どこか飄々とした雰囲気のサイドビュー。比較的きれいな上部構造と、錆が浮き塗料も剥離した舷側が対照的ですね。

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214014.jpg上架中のフネブネ3題。上は東京港埠頭(株)の清掃船「第二清海丸」。水線下もずいぶん角張っているのですね。

右写真、2隻のうち右は、水辺ラインの水上バス3隻のうちのどれかですが、船名がわかりません。左は都のコンベア清掃船「第二みどり丸」。コンベアの水線下は初めて見た気が。1軸で、こちらも角張ったラインが印象的です。

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こちらは臨港消防署の消防艇「はるみ」。「3月16日の川景色…5」で触れましたが、26年に旧江戸川河口で遡上しているのに出会ったことがあります。おそらくその折も、こちらに入渠する道々だったのでしょうね。
撮影地点のMapion地図

(29年11月26日撮影)

(『11月26日の今井水門』につづく)

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タグ : 旧江戸川 曳船 清掃船 水上バス

11月26日のフネブネ…2

(『11月26日のフネブネ…1』のつづき)

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ご存じのとおり、新砂水門は工事中のため交互通航です。もともと通航量の少なくないところではありますが、この日は特に輻輳していて、水門右手で漂泊しつつ待つこと約20分。

工事区間と水門を抜け、単縦陣で徐航しつつ西行するフネブネを、一隻づつ眺めながら過ごす楽しさ。観閲式か何かのようで、ちょっと独特なひとときではあります。

214007.jpg荒川河口に出ると、この日は南風が強くなるとの予報どおりになり、当然のごとく結構な波浪ぶり。右から襲う横波のスプレーに堪え、濡れながら河道中央で針路180°に切って、少し息をつけました。

写真は目の前を横切って南下する独行艀「第十二富士宮丸」。船首で波しぶきが上がり、ズシン、ズシンという音が聞こえてきそうです。

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下るにつれて河口波がかえって盛り上がり、だいぶガブられましたが、葛西臨海公園の水路に入ればもう穏やか。狭水路のありがたさをしみじみ噛み締めるときではあります。

旧江戸川を遡上し、妙見島の東岸を眺めながら進んでいけば、おなじみの油槽船「第三新興丸」のもやう姿が。妻板が前傾した個性的な操舵室、塗装も割ときれいでお変わりないようです。

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これもおなじみ三共油化の桟橋ですが、船はいつもと違いました。黒光りした塗装も美しく、まろやかなカーブを描く魅力的な船尾を見せてくれたのは、横浜籍の「第八ながと丸」。いや、いいですねえこの、曲線美といっていい過ぎでないおいど! 甲板上では乗り組みさんが作業中でした。

214010.jpgその前にもやっていたのは、ここで何度か見かけた「第十一長榮丸」。でも、満載状態は初めて目にしたような。「10月30日のフネブネ」のときと、くらべてみてください。

いや~、船足を一杯に沈めると、ギリギリっぷりが予想以上に凄まじいですね。いつもの空船状態とまったく違う、油槽船本来の姿に触れた思いがしました。
撮影地点のMapion地図

(29年11月26日撮影)

(『11月26日のフネブネ…3』につづく)

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タグ : 荒川 旧江戸川 砂町運河 新砂水門 妙見島 独航艀

11月26日のフネブネ…1

214001.jpg11月19日のお話は少しお休みして、26日に入渠の道々、出会ったフネブネを紹介します。おなじみの顔ぶれから珍しい船まで、いくつか掲げて悦に入りたいと思います。

古賀オール前、バージ「第七高取丸」の船首をアップで。陽光を浴びて反射するブルワーク、光の加減で、少しやせ馬が目立つ舷側にも、ベテラン船なりの味がありますね。

214002.jpg曙北運河から左回りに、汐見運河経由で東雲北運河をのぞくと、京葉線の高架の向こう、墨田川造船の桟橋に艤装中の艇が!

巡視艇に似ていますが、どこか様子が違いますね。昨年6月に見たような、海外向けの沿岸警備隊船艇でしょうか。これはゼヒ拝見したいものです。


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予想どおり、海外向けの艇でした。ハルナンバー501、舷側には「SRI LANKA COAST GUARD」と大書きされています。スリランカ向けの巡視艇なのですね。

この表記を見て、スリランカが「スリ=ランカ」であったことを、初めて知り一つお利口になった気分。さておき、進水からさほど時間が経っていないのでしょう、船底塗料も鮮やか、ハルの白い塗装も輝かんばかり。ハルナンバー後ろのストライプも、異国情緒あふれてよいものです。

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船橋周りをアップで。生地のままの上部構造物、保護フィルムを貼ったままの舷窓と、艤装中らしい雰囲気満点。扉からダクトが出ているあたり、内部の塗装でもしているようですね。

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斜め後方から。ハイドロジェットのノズルが突き出すトランサムにも、「501」とハルナンバーが。艇名は特につけず、番号のみなのでしょうか。

検索すると、JICAのサイトに、昨年7月1日付けで「スリランカ向け無償資金協力贈与契約の締結:巡視艇の供与を通じ、海難救助、海上犯罪予防などの海上安全能力の強化を支援」という記事がありました。納入先はスリランカ沿岸警備庁、ODAの一環として供与される巡視艇は2隻。全長30m、約100t、27kt以上のスペックだそう。一月経ちましたし、そろそろ仕上げ・トライアルに入っているころでしょうか。
撮影地点のMapion地図

(29年11月26日撮影)

(『11月26日のフネブネ…2』につづく)

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タグ : 曙北運河 東雲北運河 巡視艇

隅田川上流のフネブネ

(『10月9日の岩淵水門』のつづき)

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流頭部より隅田川を下った道々で、出会ったフネブネのスナップです。まずは岩淵水門のすぐ下流にもやう、国交省の「かもめ」。

バウドアを備えた角ばった船体は、揚陸艇を思わせますね。ご覧のとおりえらくアップトリムで、これが常態とは思いますが、はた目にも不安を覚えるスタイルではあります。

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「かもめ」のすぐ下流には、同じく国交省の清掃船、「ちどり」と「水明号」の2隻のカタマランが。

操舵室と船体を塗り分けた、カラフルな「水明号」、機械然とした「ちどり」、同じカタマランとはいえ、対照的な外観が目を楽しませてくれます。

212038.jpg石神井川に入ってみようかな、と思っていたら、風向きの関係か河口にえらい量の浮流物が滞留しており、ペラに巻き込んだらことと断念。

代わりに河口を半ばさえぎって停まっていた押船、「12東庄丸」を一枚。バージの高さに合わせて操舵室が上下する、伸縮式のからくりが魅力の一つ。3年前にも勝どきマリーナで会いましたよね。

212039.jpg尾竹橋の上流まで下ってきたら、おお、堀船清掃作業所に向かう、ゴミ運搬のプッシャーバージが遡上してきました!

ここは腰を据えてじっくりものしてやろうと、スロットルを引いて艇を流し、上ってくるのを待つことに。静かな川面に、ディーゼルの爆音が迫ってくるのを聞きながら過ごすひととき。いや、いいものです。

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押船は「第十八中島丸」、バージは「第六六号」、神田川でもおなじみの中島運輸。

押船の船首を支点にして、バージがゆらり、ゆらりとピッチングするたび、「へ」の字を作るのも面白く、引き波の揺れを快く感じながら、まめまめしく働くその姿を見送ったのでした。
撮影地点のMapion地図

(29年10月9日撮影)

(『10月9日の川景色』につづく)

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タグ : 隅田川 清掃船 曳船

荒川河口のフネブネ

(『10月9日のトリづくし』のつづき)

212006.jpgとりあえず工事中の新砂水門を抜け、荒川河口に出てみました。さて、沖へ出て地先の水路群をうろつくか、遡上して久しぶりに岩淵でも行ってみるか‥‥。

何度か触れたとおり、工事中の新砂水門付近は交互通行なので、荒川には警戒船が頑張っています。船名は「第十八でんでん丸」。おお、「新砂水門の工事拝見…2」では、「第五でんでん丸」に出会いましたよね。「でんでん丸船隊」とでもいうべきフリートが、どこかの船溜にぎゅっと詰まっているさまを想像してしまいます。

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「第十八でんでん丸」と、入れ替わりの進入船をかわして河道中央に出ようとしたところで、2隻の独行艀が下航してくるのを発見! 近寄っている時間はないので、スロットルを中立にして流し、ズームで迎えることに。

先頭は「第十二富士宮丸」、当然空船でしょうから、喫水は上がり足取りも軽やか。「船舶の河川航行に関する調査研究報告書・3.4 地震発災時における即応対応」(日本財団 図書館)にスペック表があったので引用すると、全長37.01m、幅7.85m、積載量400t、平成5年2月竣工。

212008.jpg少し間を置いて、略同型らしい船が続航してきました。タイヤのフェンダーで船名がはっきり見えませんでしたが、たぶん「第五富士宮丸」。

上と同様に引用しておきましょう。全長36.48m、幅と積載量同じ、昭和57年11月竣工。数字を見るかぎりわずかな違いで、本当にほぼ同型船だったようです。


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下航してきた2隻にあやかって、荒川を遡上しようと決め、スロットルを倒し舵を切りました。穏やかな水面とあって、滑るように気持ちよくプレーニングに入れます。

新砂リバーステーション前で、ユンボ搭載の浚渫船が碇泊していました。甲板室には「常陸500号」「常陸海事建設(株)」の文字が。

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そうそう、一つ完成間近と思われる物件がありました。荒川と中川を分かつ背割堤(中堤)の南端近く、2段式固定岸壁の船着場が、ほぼ姿を現していたのです。周りに鋼矢板が打ち込まれ、土嚢みたいなものも見えますから、供用には至っていないようですね。

検索すると、国交省・関東地方整備局の記者発表資料、「首都圏を守る災害に強い荒川を目指して~平成27年度 荒川下流河川事務所の事業概要~」(PDF)に、「臨海リバーステーション」という名前が見えました。
撮影地点のMapion地図

(29年10月9日撮影)

(『10月9日の荒川スナップ』につづく)

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タグ : 荒川 独航艀 浚渫船