2月3日の川景色…1

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1月21日につづきお手伝いということで、近場回りをしてきました。晴天だったものの、ちょっと靄がかかってシャープさには欠けましたが、寒さは前回より少し和らぎ、穏やかな川走り日和ではありました。

まずは中川へとのことで、荒川に出て河口を横断。ちょうど中川の河口から独航艀が出てきて、クランク状に舵を切り浅瀬を避けてから、荒川の河道中央で舵を戻し、まっすぐ下ってきました。「第八富士宮丸」、僚船には何度か出会っていますよね。

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217003.jpgほぼ正横に見たところでもう一枚。肥えた船型らしい、船尾波のまろやかな盛り上がりが快く、そびえる煙突をバックに格好良いところを。

中川へ舵を切ると、背割堤の先端近くに建設中の船着場、「臨海リバーステーション」にクレーンの姿が。昨年10月9日、「荒川河口のフネブネ」でも紹介しましたが、まだ工事は続くようですね。

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中川河口で、魚探の感が跳ね上がるスリルを味わって、久しぶりの最下流部へ。背割堤上にさあっと伸びゆく中央環状線の高架、ゆるく屈曲する見通しの良い川面と、胸のすくような風景を楽しみつつ遡上。

背割堤の上では、法面の改良工事でしょうか、ところどころで建機の姿とともに、真新しいコンクリートの肌が見られました。

217005.jpg分厚くがっしりとした印象の、都営新宿線橋梁まで上ってきたのですが‥‥あれ? いつもならスッ飛んでくるはずの、江戸川競艇場の警戒艇が姿を現わしませんね。

まあ、接近すれば何らかのリアクションはあるであろうと、戻したスロットルを倒してふたたび前進。指示に従って全速でコースを抜ける、あの緊張感を思い出しながら進入。
撮影地点のMapion地図

(30年2月3日撮影)

(『2月3日の川景色…2』につづく)

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タグ : 荒川 中川 独航艀

1月21日の川景色…6

(『1月21日の川景色…5』のつづき)

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216062.jpg新小原橋と亀戸線の下に鼻先を突っ込んだあたりで、小原橋改架工事の足場が見えてきました。堤防を切り取って流路にかぶさるその姿、思ったよりずっと重厚な感じ。重機の荷重にも耐えられるつくりなのでしょう。

足場をくぐっているとき、橋脚に目をやると、透明度の高い河水を透かして、河底から鋼材が立ち上がっている様子が見えました。


216063.jpg意外だったのは、先々代・先代の橋脚ともに健在だったこと。とっくに撤去されたのかと思っていました。

足場の位置からして、架橋される場所は、2代の旧橋から受け継いだここになるのかな。いずれテラスが延伸されれば、この遺構たちも取り去られる運命でしょうから、訪ねておけてよかったです。


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扇橋閘門が工事中のため、帰りも当然閘門様のお世話に。そうそう、一つ紹介し忘れていた設備があったのだった。これ、下がっている把手をガコンと引くと、閘門が作動するアレですよね? 水郷など、下利根流域のセルフ操作閘門ではおなじみの設備です。

箱の表面には手前から「荒川行」「停止」「インターフォン」と3つの選択肢がありますが、下がっている把手は今のところ1本のみで、機能しているようには見えません。ずいぶん前からあるんですけれど、セルフ化の計画が当初からあって作ったはいいものの、竣工後何かの理由で沙汰やみになったのでしょうか。

まあ、水郷にあるような小さな閘門ならともかく、こんなに大きなものをセルフ化するなんて、万が一のことを考えるとぞっとしませんから、これでよかったのかもしれません。

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荒川に出ると、珍しいことに入閘待機艇が多数。漕艇クラブの皆さんでしょうか、ゆるく漕いで船位を保持しながら、こちらの出閘を待っていたのです。

陽はすでにだいぶ傾き、風も出てきてさざ波立った川面に、軽く緊張感を漂わせたゆたう艇たちの姿、なかなか風情があってよいものでした。
撮影地点のMapion地図

(30年1月21日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 北十間川 荒川 江東内部河川 水位低下化河川 荒川ロックゲート 閘門

1月21日の川景色…5

(『1月21日の川景色…4』のつづき)

216056.jpgつつがなく閘門様を通航して、水位低下化区間へ入りました。閘室を出てすぐ、右手に基礎護岸の張り出しがしばらく続くのですが、日当たりのよいここは、水鳥たちの休憩所として絶好の環境みたいですね。

おまんじゅうのようにツブれて、全身でくつろぎオーラを発散する鴨さんたち。うろんげな目でジロリとにらまれましたが、動こうとはしませんでした。

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お手伝いということもあり、定番コースの北十間川最奥部、スカイツリーの櫓下へ。おなじみの角度から仰いでみましたが、午後遅いこともあり、沿岸の家並みは影になって、スカイツリーも少々霞み気味と、ちょっと寂しげな雰囲気に。

216058.jpgおしなり橋もくぐって、閉塞フェンスの際まで到達したものの、無風状態とあって転回には少し難儀しました。

陽も傾いて寒気が厳しくなってきたせいか、テラスや橋上に人影もまばら。いつもなら、見下ろす多くの目に面映ゆい思いをするところなので、かえって新鮮ではありました。


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反転して北十間川を東航。南側のみ旧来の鋼矢板護岸が残る、東端近くの区間に入ると、何だかホッとさせられるのも事実。そうそう、この先に一つ、気になっていた物件があったのだった!

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東武亀戸線の電車が、いいタイミングでゴォッと渡りゆく向こう、チラリと鋼材の足場が見えますね。撤去され、長らく仮橋だった小原橋、いよいよ改架工事が始まったと耳にしていたので、ぜひ見ておきたいと思っていました。さて、どんな具合でしょうか。
撮影地点のMapion地図

(30年1月21日撮影)

(『1月21日の川景色…6』につづく)

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タグ : 旧中川 北十間川 江東内部河川 水位低下化河川

1月21日の川景色…2

(『1月21日の川景色…1』のつづき)

216041.jpg消防艇とお別れし、そのまま朝潮運河を進んで佃水門を抜けようとすると、向かって右、第二径間が工事中でした。

オレンジ色の角落しを差し込んでいることから、扉体だけでなく戸当たりも含めての整備でしょうか。工期は横断幕のとおり、3月9日までとのこと。


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隅田川派川を経て大横川に入ると、黒船橋船着場のラフトの上で、ツブれて首を突っ込んだり、丸々とふくれたりして、おくつろぎ状態の鴨さん三羽を発見。

昨年2月にも、同じようにまったりしている鴨さんを撮りましたが、このラフトは水面からの高さもなく、材質も断熱性がよいので寒い冬に座るのはもってこいと、使い勝手がよいのでしょう、水鳥たちのお気に入りのようです。

216043.jpg汐浜運河、大横川南支川との丁字流近くに、水面から立ち上がった櫓が二つ。あっ、12月10日に日本橋川で見た櫓にそっくりだ。

地質調査が入ったということは、このあたりも護岸の改修工事が始まるということかな? 静かな水面に鋼管を組んだ櫓が、ぽつりぽつりと立っているさま、素人目に見ると、石油でも出そうな気がしてきますよね。

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高欄側面をいっぱいに使って、強烈な横断幕を掲げていた東陽橋(『10月9日の川景色』参照)、再塗装が終わったようですね。

クリームからこげ茶へと面目を一新し、引き締まった渋い雰囲気に。あれ、以前の横断幕では、工期は3月9日までとなっていたけれど、ずいぶん早く完工したものですね。それとも、橋詰近くとかほかの部分はまだ、工事が続いているのかしら。

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毎度おなじみイグアナクレーンにご機嫌伺い。ふと見ると、水鏡に映った自分の姿をのぞき込んでいるように思えて、通り過ぎざま一枚スナップ。新イグアナ君に代替わりしてから、もう一年以上か‥‥早いものですね。

(30年1月21日撮影)

(『1月21日の川景色…3』につづく)

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タグ : 朝潮運河 大横川 汐浜運河 汐見運河 イグアナクレーン 江東内部河川 水辺の鳥たち

1月21日の川景色…1

(『1月21日の目黒川…3』のつづき)

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目黒川を後にし京浜運河を左折、ちょうどやってきたフライブリッジ付きクルーザーの航跡に入り北上。冬晴れの下で仰ぐ品川埠頭橋、かっこいいですねえ。

216037.jpg港内に出て行き足を上げ、レインボーブリッジをくぐるあたりで、はるか向こうに白い箱型の何かが同航しているのが目につきました。水陸両用バスのようです。

舷側のロゴ「KABA3」で検索してみると、「お台場・水陸両用バス『TOKYO NO KABA(KABA3)』が運行へ!」(とよすと)がヒット。おお、台場にもスロープができたんだ。昨年11月27日より運航しているとのこと。

216038.jpg‥‥と、前方はるかに消防艇の赤い船体が。‥‥あれはフラッグシップ「みやこどり」ですね、よく見ると微速で航走しています。きっと演習の帰りでしょう。

ということは、入港接岸作業が見られる! これは息せき切っても駆けつける価値ありと、スロットルレバーをグンと倒し、全速! 幸い水面は穏やかで、艇はプレーニングに入っても文字どおり滑るよう。間に合うかな?

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何とか間に合いました。十分間合いは取ったつもりでしたが、後ろからすっ飛ばしてきた不審船としては警戒されないよう、減速して手を振りつつ、接岸の様子を拝見。

逆光の中、配置についた乗り組みの方々が醸し出す緊張感。官船らしい、引き締まった空気が間近に伝わってきます。

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少し距離を置いたところで、右回頭中の姿を振り返ってもう一枚。低い舷側にくらべて大きな上部構造物、宙をにらむ幾多の放水砲。高層ビル群をバックにすると、いかにも東京港を護る船、という感じがしてよいものですね。

(30年1月21日撮影)

(『1月21日の川景色…2』につづく)

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タグ : 京浜運河 朝潮運河 東京港 消防艇