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8月15日の水路風景…10

(『8月15日の水路風景…9』のつづき)

254061.jpg総武線隅田川橋梁の橋脚を、テラスとの間から見て。一段高く造った基礎に手すりがめぐらされ、独特の雰囲気がありますよね。

ここ、5月にテラスを散歩したときに見て、基礎上にごろりとコンクリ塊が転がされているのに気づき、妙に気になっていたもの。この日も変わらず鎮座していましたが、構造の一部が落下したわけでもないようで、なぜここにあるのかは謎のままです。

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大島川水門の前に架けられたテラスを結ぶ橋、少し変化がありました。「水門開閉状況確認 通航注意」と大書きされた横断幕が両端に掲げられ、さらに中央の凹部には、信号の灯器が設けられていたのです。

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桁下から仰いだ様子はいかがと、くぐりざま見上げて。床板などはまだ施工されておらず、桁のすき間から空が見える状態。未成時ならではの視点でスナップしておくのも楽しいものです。

254065.jpg帰路、おなじみ白妙橋を前にしたところ、潮時もよろしく(?)、その低さは艇を進ませるのをためらうような、実に剣呑な雰囲気。うひょひょ。

直前でいったん停止して深呼吸し、さて‥‥コツンとスロットルを押して最微速前進。すき間が10㎝もないようなギリギリっぷり、しかも後付けの金具やボルトなど、危険な突起物もあるため、茂森橋が優しく思えるほどでした!

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6月7日に見たときは、工事で通航止めだった白鷺橋、この日はフェンスが撤去されて、通航できるようになっていました。それにともない、高欄の横断幕も「航路」「工事中」に替えられていますね。

台船や足場があることは変わりなかったので、これからも動きがあるたび、適宜閉塞されるものと思われます。通航時は最徐航でお気をつけて。

(令和2年8月15日撮影)

(『8月15日のフネブネ…1』につづく)

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タグ : 隅田川 大横川 平久運河 大島川水門

8月15日の水路風景…9

(『8月15日の水路風景…8』のつづき)

254056.jpg高浜運河を抜けて、高浜西運河との変則十字流に出ると、やはり目を引かれてしまうのが例の建材屋さん。

通るたびにスナップしていますが、ご盛業のようです。このあたりもだいぶ整理されて、最近までぽつぽつと残っていたかつての港湾部らしい風景は多くが失われたので、まさに生き残りといった感が強くなりました。


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芝浦西運河に入ってさっそく、上下線のモノレールにタイミングよく出くわしたので、カメラを向けて一枚。どうやら2編成が収まりました。

ここの船溜は数を減らすこともなく、相変わらず船影が濃いので嬉しくなります。官船の払い下げとおぼしき船艇も見られ、微速で通りながら一隻一隻の表情を眺めるのも楽しみの一つ。

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さらに左に折れて新芝南運河へ。東口から西を見たところですが、八千代橋を境にして、手前はテラスを設けず、幅員を優先した船宿さんの船溜として活用されている区間、橋の向こうは両岸にテラスを設けた区間と、はっきり分かれています。

この水路幅でテラスを張り出すとさすがに可航幅が削られて、おおむね12m。しかし、護岸の肩を切り落とすように法が取ってあるので、思ったほど圧迫感はありません。むしろ狭水路好きとしては、接岸しても艇を傷つけることない、安心できる区間でもあるのです。

254059.jpg新芝運河に出てから丁字流を右へ折れ、両岸にビルがすき間なく立ち並ぶ人工の峡谷を堪能。田町駅近く、水上タクシー乗り場として活用されている田町防災船着場には、幟が立てられていました。

風向きで裏返ってしまいましたが、「田町防災船着場」「HELLO! TOKYO WATER TAXY」などとあり、アピールに努めているさまが見て取れました。船隊もだいぶ増強されましたし、ここ発で水路を楽しまれた方も少なくないでしょう。

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昨年8月、「8月11日の運河風景…4」では、幅一杯に鋼矢板で閉塞し、度肝を抜かれた香取橋の東。さぞ大規模な工事をしたのだろうと今回期待しておもむいてみると‥‥テラスの基礎が橋近くまで延長されていました‥‥う~ん、なるほど。

都内の河川・運河の中では、早期にテラスが整備された芝浦運河地帯ですが、今なお増設に努めているのが実感できる光景ではあります。テラスの造作も、各大河川や江東の水路とはまた違った、芝浦独特の雰囲気があって面白いもの。刻々と変わりゆく水辺、興味が尽きません。
撮影地点のMapion地図

(令和2年8月15日撮影)

(『8月15日の水路風景…10』につづく)

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タグ : 高浜西運河 芝浦西運河 新芝南運河 新芝運河

8月15日の水路風景…8

(『8月15日の水路風景…7』のつづき)

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254052.jpg鋼材組み橋脚ズラリと、一直線に伸びるホームが魅力的な、おなじみモノレールの大井競馬場前駅。あれ、以前とちょっと違った感じが‥‥。

ホームに至る階段室の側壁、前はつるりとフラット(『8月13日の川景色…1』参照)だったのが、今回見ると横にリブ状のものが走っていますね。どうやら外壁工事をしていて、こちらが本来の姿のようです。


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高浜運河経由で北上しようと、左に折れて天王洲南運河へ。あっ、アイル橋の桁側面、クジラのキャラクターが描いてある‥‥。小さくてちょっと目立たない感じもしますが、可愛らしいですね。

ここ東品川一帯は、鯨塚(『TBS「ゴロウ・デラックス」に…』参照)もあるくらい、クジラとは縁の深い土地柄。この右手にある東品川海上公園には、クジラの形をした滑り台があり、そのかたわらにある目黒川水門も扉体にクジラの絵をあしらっていることは、皆さんよくご存じでしょう。

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その目黒川水門をくぐって、高浜運河に入ります。あら、扉体の下端に錆が出てきていますね。スキンプレート側に洗浄装置のない設備ではあるので致し方のないところですが、せっかくの素敵な絵が長持ちするよう、お手入れをお願いしたいところです。

254055.jpg新東海橋をくぐったところで右手に目をやると‥‥おや、運河畔に並んでいた内山コンクリートのサイロが消え失せて、どうやら更地にされてしまったようです。

舟運との関連性はさておき、運河畔に建材系の施設があると、艀輸送華やかなりしかつてを思い起こさせて、よいものだったのですが‥‥。また一つ、産業系の運河風景が消えてゆくさまを見届けて、少々寂しい気分になったことではありました。
撮影地点のMapion地図

(令和2年8月15日撮影)

(『8月15日の水路風景…9』につづく)

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タグ : 京浜運河 天王洲南運河 高浜運河 目黒川水門

8月15日の水路風景…7

(『8月15日の水路風景…6』のつづき)

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昨年大晦日の、撤去工事中の光景とくらべてみてください。貴船水門(跡)と異なるのは、管理橋が撤去されず、堰柱の基部も堤防天端とツライチまで切断されなくて、基部が突き出したように残されていること。左右の操作室棟か官舎らしい建物もそのままですが、これは後で取り壊されるのでしょうか。

2水門の撤去が完了したとなると、次は北前堀・南前堀の両水門かしら。ともあれ、お疲れさまでした‥‥合掌。

254047.jpgこうなると、貴船水門(跡)も何らかの変化があったのでは、と気なります。道々だし当然見てゆくつもりで、ふるさとの浜辺公園にヨーソロで微速のまま直進。この距離から眺めても、浜辺公園は結構な人出であることがわかりますね。

針路上に漂泊中のプレジャーが見えてきたので、舵を少し左に当てて、大森川に寄せつつ進みます。


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水門跡自体は、もう変わりようがないものの、周囲には変化が見られました。径間左、堤防上にあった操作室棟が撤去されていますね。また、堤防手前には石組みの法面が築かれています。単なる水防のみではない、水辺整備の手厚さを見た思いがしたものです。

254049.jpg2水門のその後を見届けられたこともあり、暑さには閉口しながらも上機嫌。浜辺公園沖の旧防波堤をかすめて北上していたら、その左手から続々とカヤックが現われて、こちらに南下してきました。

見たところ年配者中心のフリートのようでしたが、日焼け対策万全で元気よくパドルを操り、皆さん楽しそうです。再微速まで落とし行逢、手を振って別れました。

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突き当りを右に折れてガスミオ運河へ。視界を圧するのは、南海橋の架け替え工事現場。昨年大晦日の写真とくらべると、「ヒロセ プレガーダー」の様子は変化なし、奥に鋼材の杭列が増えて、足場がさらに拡幅されようとしているようでした。
撮影地点のMapion地図

(令和2年8月15日撮影)

(『8月15日の水路風景…8』につづく)

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タグ : 平和島運河 ガスミオ運河 呑川水門 貴船水門

8月15日の水路風景…6

(『8月15日の水路風景…5』のつづき)

254041.jpg海老取運河を北上中、モノレール整備場駅の対岸にある新しい建物が目につきました。地図で見ると、「三井不動産インダストリアルパーク羽田」というそう。

検索したところ、「新たな街づくり型新産業拠点が誕生『三井不動産インダストリアルパーク羽田』2019年6月28日(金) 竣工」(三井不動産)という記事がヒット。物流機能を含む複合用途施設とのこと。


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倉庫‥‥物流拠点にしては派手な外観だな、と目を引かれたのが、この壁面の装飾。ちょっと見たことがない造形で、思わずズームでアップに。裏面にチラリと見えるオレンジ色と、影が織りなすパターンが面白く、微速で行き過ぎながら見入ってしまいました。

記事には、「外装のデザインは、(中略)伝統的な日本の織物の文様を取り入れたファサードとしております。アルミパネルを外壁に配置し、角度によって見え方の変わるデザインを施して」とありました。確かに、着物の柄としてもおかしくなそうであはあります。

254043.jpg海老取運河を出て、干潟水路を右折せず平和島運河を直進、昭和島と大森の間に入りました。

モノレールが身を傾けて頭上を滑ってゆくさまを、逆光の中振り返って。鉄輪と違ってゴムタイヤの走行音は柔らかく、間近を巨大な質量の列車が走り抜けても、どこか軽快な感じがするんですよね。東京南部の運河群でしか味わえない感覚です。


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首都高羽田線をくぐると、右手、京浜島側の護岸はまだ新しく、白い石材とコンクリートの肌が、まばゆいばかりに陽光を反射していました。

水際が消波効果の高く、水に親しみやすい石組みの法面、上半部がマス目に芝が植えられて、目にも優しそうな井桁状の法面保護工と、その中央には水辺に降りる階段も設けられて‥‥と、陸上から、また水上から見ても理想的な護岸といえそうです。

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さて、平和島運河といえば、気になるのが呑川・貴船の両水門。呑川水門は前回訪問時、内水の堤防築造にともなう撤去工事の真っ最中でしたが、今回は‥‥う~ん、やはり撤去はすでに終わったようですね。近づいてみましょう。
撮影地点のMapion地図

(令和2年8月15日撮影)

(『8月15日の水路風景…7』につづく)

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タグ : 海老取運河 平和島運河 呑川水門