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2月10日の水路風景…5

(『2月10日の水路風景…4』のつづき)

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隅田川を横断して、月島川に入ろうと月島川水門をくぐって。

改修前は巻上機室、堰柱とも丸みを帯びたデザインで揃えられ、優しげな印象でしたが、今はご覧のとおり補強の筋交が目立ち、巻上機室も角ばったものが載り、一変していかついイメージに。

231022.jpg以前から気になっていた船、「鶴吉丸」。通船‥‥と呼んでよいのでしょうか。

船体は一本ミヨシの和船タイプながら、甲板室、操舵室、船尾のベンチと後付け感がありありとうかがえ、さらに船体はバルジ様の増幅を図ったように見えますね。装載艇? も伏せられていて、「全部載せ」といった賑やかさです。

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「鶴吉丸」の少し先、角材を組んだ桟橋状では、赤い頭のホシハジロ君たちがお出迎え。

平たくツブれてくつろいでいる可愛らしい姿、手前の数羽が一様にこちらを向いて座っていて、どこか審査員のようで微笑ましいものがありました。前を通るフネブネの品評会をしているのでしょうか、よい評価をいただけるように、スロットルを一杯にしぼって、行儀よく通りましょう。

231024.jpg朝潮運河に出てから右へ折れれば、おなじみ臨港消防署。新造船「おおえど」をはじめ、庁舎前にもやう消防船艇の船体色は、いつ見ても鮮やかできれいですね。

オリンピックに備えて急ピッチでビルの建設が進み、晴海埠頭は今や工事たけなわ。臨港署もしばらく落ち着かない日々が続きそうです。

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最後は墨田川造船前を訪ね、艤装中の巡視艇「うみぎり」の進捗を眺めてゆくことに。

12月30日に見てから1ヶ月と11日余り、外見はほとんど変化がないように感じられましたが、きっと内部の工作をされているのだろうと、勝手に解釈。ウォータージェットのノズル周りがこんな間近で見られることは、艤装中を置いて他にないでしょうから、貴重な機会だと思い、接近して堪能させていただきました。

(31年2月10日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 月島川 朝潮運河 東雲北運河 月島川水門 消防艇 巡視艇

2月10日の水路風景…4

(『2月10日の水路風景…3』のつづき)

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231017.jpg北岸には桟橋が設けられて、曳船と通船が一隻づつもやっていました。上は「第一たか丸」。船名の俗字に味わいが。チャームポイントはちんまりとした操舵室‥‥フードといった方がよさげな小ささ、肩幅くらいしかなさそうですね。

通船は「第二たか丸」と兄弟船、古典的通船スタイルで、全面窓がふた昔前のバスを思わせる、角丸のHゴムなのに目を引かれました。

231018.jpg高架下に入り茅場橋下流、左手に日本橋川で見る船としてはずいぶん大きな土運船と、その向こうには、橋脚に巻かれた鮮やかな色のフェンダーが。

これだけの土運船がいるということは、護岸改修は浚渫を伴うのでしょう。茅場橋をくぐり、鎧橋下流に至ると‥‥。


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台船にユンボを搭載したタイプの浚渫船が出現。大小2隻いるあたり、この工事の規模が結構なものであることを感じさせます。

休日なので工事も休みでしたが、高架とビルのすき間から射しこむ陽を浴びて、浚渫船たちがのんびり昼寝を決め込んでいるように見えました。

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日本橋をくぐってから転回しようと上流側に出たら、珍しくパドルボードのフリートが遡上しているところに出くわしました。5隻(いや、『5枚』?)で、一隻は数人が乗れる大型のようです。

左に一人離れて進む黒一色の彼、リーダーかインストラクターなのか、それとも単に孤独を好んでいるのか‥‥。いずれにせよ、どこかクールな雰囲気を発散していて、ちょっと惹かれるものがありました。
撮影地点のMapion地図

(31年2月10日撮影)

(『2月10日の水路風景…5』につづく)

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タグ : 日本橋川 高架下水路 曳船 浚渫船

2月10日の水路風景…3

(『2月10日の水路風景…2』のつづき)

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既製トラスによる仮設人道橋が架けられてから、もうだいぶ経ちましたが、そういえば、豊海橋のジャッキアップってされたんでしたっけ?

231012.jpgすっかり忘れていたあたり、お恥ずかしいかぎり。さっそくくぐりつつ橋台を見てみると‥‥。

あ、橋台がエポキシ塗装されて、キレイなっている。それよりジャッキアップ‥‥う~ん、上がって‥‥るのかなコレ? 昨年5月20日の記事の、この写真とくらべてみて下さい。確か5月竣工予定とのことですから、そろそろ上がってもおかしくないころですが。


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この日出会った豆曳船の中でも、特にそそられたのがこれ! コンソールがご覧のとおり、トップからフロントまで一枚の鋼板で、小口を折り曲げた程度のいかにもペラペラなのが強烈で、一発で吸い寄せられましたわ!

裏に油圧だかワイヤーだかの太い管が隠せずに露出しているのも、ペラペラ感を強調してグッとくるものがあります。

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テイスト的に近いロータリーボートなら、昔のスチール机にあるような椅子が無造作に固定してあるものですが、この船はエンジンケーシングの蓋に敷物を敷き、お尻を載せるだけという簡略ぶり。

船体はくたびれながらも板厚がありそうで、頑丈な感じがするのですが、舵周りのヤッツケ(ごめんなさい)ぶりがアンバランスで、私的にはかえって魅力を覚えました。船名は「箱根五号」。名前もちょっとズレた風でイイなあ。

231015.jpg何分堤防の改良工事をしているので、そここに豆曳船はじめ業務船の姿があり、通るだけで楽しいものが。

おお、こちらもなかなかよさげなムードの曳船ですね。「古河丸」、甲板室はオーソドックスですが、船首に備えたウィンドラスが任務を物語っています。ぼってりと分厚く塗り重ねた塗料の下から、錆が浮いた舷側、ゴムフェンダーの風化具合にも、過ごしてきた星霜がしのばれますね。

(31年2月10日撮影)

(『2月10日の水路風景…4』につづく)

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タグ : 日本橋川 曳船

2月10日の水路風景…2

(『2月10日の水路風景…1』のつづき)

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231007.jpg汐浜運河に入ったあたりで、漁船が追いついてきました。右に寄せて追い越してもらうと、あらら、結構な曳き波が‥‥。垂直護岸なので、反射波がなかなか消えないんですよねえ。

右はテラスの補修でしょうか、機材を諸々載せた台船。手前にもやわれたポンツン、柵や階段を備えた桟橋役とおぼしきものですが、可愛らしいサイズで妙に目を引かれました。

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汐浜運河を西航すれば、やはりおなじみの水門観察であります。いつもは正面から撮りがちなので、少しでも変化をつけようとちょっとはすから。

洲崎南水門、引き続き放置されているようで、褪色が進んだスキンプレートと、継手に沿ってじわじわと上がってゆく錆が何とももの悲しい感じ。

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231010.jpg平久水門、右径間が閉じていました。錆こそ見られないものの、こちらも褪色が進んできましたねえ‥‥。

大横川を西進し、大島川水門を出たところで、右側の基礎上にアオサギ君がうっそり立っているのを発見。喜んでカメラを構えたら、静寂を破った不審船がお気に召さなかったのでしょう、不機嫌そうに飛び立ってしまいました。残念。
撮影地点のMapion地図

(31年2月10日撮影)

(『2月10日の水路風景…3』につづく)

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タグ : 汐浜運河 大横川 洲崎南水門 平久水門 水辺の鳥たち

2月10日の水路風景…1

231001.jpg2月10日は、我が艇がもやうバースを、老朽化により全面的に更新工事をするため、移動してほしいとの要請を受けてマリーナへ。15年間住み慣れたバースを離れる前に、軽く近場を回ってきました。

これといったあてもなく、まずは曙北運河へ入りました。北上しながら、本日のイグアナ先生にご挨拶がてらスナップ。


231002.jpg越中島線・都市計画運河橋梁手前の基礎は、水鳥たちには格好の憩いの場。過去にもたびたび、可愛らしい姿を撮らせてもらっているトリ好きスポットです。

この日は、2羽の鴨さんがツブれて、まったりしていました。左の1羽はすわ不審船襲来と立ち上がってしまいましたが、右の子は動じずに落ち着いたもの。いや、タマラン姿をありがとう。


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都市計画運河橋梁の桁側面を仰いでアップ。ずいぶん傷んできましたね。9年前、22年3月の記事「『きよす』の航跡を追って」に載せた写真を見ると、少なくとも北側はきれいなものなのですが。

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その2本北側に架かる、東西線の橋は両端の径間がRCラーメン、中央が鋼桁の橋。今回ふと桁の右端に塗装時の記載らしきものがあるのに気づいて、ズームで撮ってみようと思ったのです。

さんざん通っておきながら、今になって気づく粗忽ぶり‥‥。まあ、いつものパターンではありますが、お恥ずかしい限りであります。

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スロットルを戻し行き足だけで流しながら、ズームでたぐって失敗の無いよう数枚撮影。橋梁名が載っていますね、よしよし。名前は「東西線汐浜川運河橋」!

これは興味深い結果になりました。都市計画運河橋梁とともに、鉄道橋が2本並んで現在の名称とは違った運河名をつけているとは。江戸川放水路の例を引くまでもなく、河川や運河の名前が変わっても、橋は旧名そのままという例は少なくありませんが、この橋もその伝だったのでしょうか?
撮影地点のMapion地図

(31年2月10日撮影)

(『2月10日の水路風景…2』につづく)

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タグ : 曙北運河 水辺の鳥たち イグアナクレーン