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お久しぶりです「源森川」…3

(『お久しぶりです「源森川」…2』のつづき)

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234012.jpgフラットな桁、かつ橋台が肉厚な源森橋の上では、男性が一人熱心にスカイツリーを見上げて撮影中。むっ、橋の向こう、業務船らしい船影が見えて、工事中のようですね。

橋をくぐって近づいてみると、豆曳船のほかにも奥に何隻か続いているようです。あの左側を通って、奥に行けるかな‥‥。しかし、東武線の橋脚も軒並み補強され、繁っていた木々も刈られて、北岸はすっかり雰囲気が変わりました。

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さらに接近‥‥むう、左側すり抜けの夢はもろくも潰えたり。恐らく、北十間川樋門の耐震工事(こちら参照)と思うのですが、間違っていたらごめんなさい。まあ、期待していた閘門化の夢も、これではるかに遠のいたわけで‥‥。

話を戻して、舷側の塗装もきれいな豆曳船、船名がタイヤフェンダーに隠れてわからなかったのが残念。工事がすべて完了するまで、最奥部への探訪はおあずけですね。

234014.jpgというわけで、完走は成らなかったものの、久方ぶりに旧源森川を訪ねられて、満足満足。工事が終わったら、こちらを定繋地にしていた船宿さんは戻ってくるのかしら。

逆光になりましたが、設備更新後に源森川水門の裏側を見るのは初めてで、これも嬉しいものが。しかし‥‥この川がスカイツリー観光の都大路になる夢は、ン十年おあずけになりそうな‥‥(まだいってる)。

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水門を出たところで、東武線隅田川橋梁をいい角度で一枚。トラスのディテールとともに、この橋独特の架線柱の造形が楽しめるアングルで、むしろ列車がいないことで、橋のかたちを堪能できたように思えました。
撮影地点のMapion地図

(31年4月28日撮影)

(『4月28日の川景色…1』につづく)

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タグ : 源森川 北十間川 曳船

お久しぶりです「源森川」…2

(『お久しぶりです「源森川」…1』のつづき)

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234007.jpg枕橋南詰を眺めて。ビヤ樽を模したといわれる親柱の基部、橋台地の橋詰テラスまで及んだ石張り、そして曲線を多用した橋灯と、震災復興橋の貫禄充分。

おりしも高架線を電車が通過、見上げれば高架橋脚も橋に合わせてか、道路をまたぐ部分は石張りの曲面を見せており、景観への気遣いが感じられる一角ともいえます。

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さて、新護岸を眺めながら奥へと進みましょう。護岸はフラットな垂直で、天端のみぐっと突き出させた、シンプルかつ直線的な外観。これから柵やテラスの路面など、上部にも工作物が備えられるのでしょうか。

背後に並ぶ橋脚も補強されたのか、かつての風化した表面がエポキシらしい塗装ですっかりきれいになり、面目を一新。石垣護岸の時代から考えると、雰囲気が一変しましたね。

234009.jpgここで進行方向右、南岸のコレに目を奪われ、同乗者の皆さんともども、さざ波のような笑いが。

「『急』だけ落ちてるとなると、急がずにのんびりといったところかね」「いや、『急落』というべきかな?」などと、それぞれ勝手な感想が口を突いて出て、ひとしきり盛り上がりました!ヤマト運輸さん、申しわけありません。


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護岸に戻ると、しばらく進んだところで階段が切ってある凹部を発見。フェンダーやら高欄を設ければ、略式な船着場として使えるつくりですね。

三段に切られたフラットそれぞれに、川面へ向けて下がる2段の階段が備えてあるあたり、今までとは違った独特な感じがします。これはぜひ、誰でも予約なしで使える乗降施設として開放していただきたいものです。

現在、一般艇でも自由に着けられる「簡易船着場」はすべて隅田川にありますが、輻輳水域である本川筋は引き波が絶えず、小型艇には非常に使いづらいもの。簡易船着場は本来このように、一本入った支派川筋に設けるべきものと愚考するのですけれど、いかがでしょうか。
撮影地点のMapion地図

(31年4月28日撮影)

(『お久しぶりです「源森川」…3』につづく)

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タグ : 源森川 北十間川

お久しぶりです「源森川」…1

234001.jpg4月28日はかねてからのお約束があって、近場をご案内してきたのですが、道々実益(?)も兼ねた水路探訪を果たすことができ、楽しめました。

隅田川を遡上していると、日本橋川河口のすぐ上流に、豊海橋の仮橋が取り外されて、台船の上に置かれていました。昨年5月、工事にかかる前に「豊海橋の仮橋」で紹介したのと、同じ格好になったわけです。ジャッキアップ工事が成った豊海橋については、後ほど。

234002.jpg途中から、お客さんを満載した水辺ラインの水上バス、「こすもす」の航跡をなぞって遡上していたのですが、急に減速したため、こちらも停止して様子見。

惰性でだいぶ近づいてしまったな、後進をかけて距離を取るか‥‥と思っていたら、船尾に若い乗り組みさんが出てきて、「近すぎ!」とご注意が。すみませんでした‥‥。

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源森川水門前に到着、「おお、開いてる開いてる!」と脳内で騒ぐ船頭。水門の更新工事、旧源森川の護岸工事と、長きに渡って進入禁止が続いていましたが、いよいよ水門も解放され、出入りできるようになったのです。

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いやもう、水門が開いていて、向こうに枕橋が見えるというだけで感慨深いものが。

旧源森川を走るのは、過去の記事を見てみたら、平成24年6月の「干潮時の『源森川』…1」以来、何と7年ぶり! 感慨深くもなろうというものです。

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水門を抜けると、旧源森川では鉄板ともいえる川景色が眼前に広がりました。蔦をからめた枕橋の石張り、瀟洒な東武線の架線柱、そしてスカイツリー!

一見変わらぬ3点セットながら、左手の護岸は従来よりぐっと前進し、コンクリートの生地あくまで白く、大規模な改良工事があったことを物語っています。かつての石垣護岸がなくなったのは寂しいですが、更新後の様子を眺めるのも目的の一つ。最微速で奥へとまいりましょう。
撮影地点のMapion地図

(31年4月28日撮影)

(『お久しぶりです「源森川」…2』につづく)

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タグ : 隅田川 源森川 北十間川 水上バス 源森川水門

南本牧運河の新しい橋

(『根岸湾への道々で…3』のつづき)

233056.jpg南本牧運河を北上中。繋船杭やフェンダーは散見されるものの、運河側には一切荷役設備が見られない、どこか心細くなるような両岸の風景です。

斜張橋、南本牧大橋が以前と変わらない、主塔天を衝く美しい姿を誇っている向こう、お目当ての新しい橋が見えてきました。


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233058.jpg南本牧大橋をくぐった直後、新しい橋を前にして。上部構造のない桁橋ながら、バックの青空が白くグラデーションがかるあたりに、ちょっと右下がりの一線をすっ、と引いたような姿、絵になります。

南本牧運河ふたたび」でも触れましたが、これは南本牧埠頭連絡臨港道路の一部で、竣工に先立って「南本牧はま道路」と命名され、平成29年3月4日に開通したそうです。

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左手、中区錦町方を見たところ。曲線を描く橋上を、今しも40フィートコンテナのセミトレーラーが続々と渡ってゆく光景が眺められ、道路開通の効果を目の当たりにした気分に。

前の記事で、巨大なコンテナ船と積み上げられたコンテナを見て、素人目にも大変な荷役量が実感できましたから、この道路の開通はさぞ待たれていたことでしょう。なお、お披露目時の詳細は「南本牧はま道路 開通式・ウォーキングイベント」(ラジエイト)にあります。

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くぐりざま振り返り、南本牧側の風景とともに一枚。シンプルな箱桁ながら、まだ新しい鋼桁のつややかな肌を、頭上に感じながら仰ぐのはよいものです。

さて、道路には愛称が付けられながら、橋単体のそれは検索してもヒットしないところを見ると、どうも橋の名前はないようですね(もしあったらごめんなさい)。高架道路として陸上から連続した構造物なので、この点は無理もないかもしれません。

運河上区間の架設の様子は、施工者の川田工業による「南本牧ふ頭本牧線(Ⅵ工区)橋梁上部工事」(PDF)に、豊富な図版とともにまとめられた詳しい報告があります、ご参考まで。
撮影地点のMapion地図

(31年4月13日撮影)

(『4月13日のフネブネ…1』につづく)

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タグ : 南本牧運河 横浜港

根岸湾への道々で…2

(『根岸湾への道々で…1』のつづき)

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堀割川に入りました。通るたびに気になっていた、堀ノ内町1丁目の荷揚場跡、意外なことに補修の手が入っていました。

9月28日の堀割川…4」の時点では、敷石や縁石は多くが脱落して、草ぼうぼうと廃墟そのものといった風情でしたが、ご覧のとおりすっかり修復されていたのです。中央の階段には「繋留禁止」の看板が掲げられていましたが、これから活用する予定でもあるのでしょうか。

233047.jpg少し風が出てきて、川面にさざ波を立てながら、海の匂いが運ばれてくるのを感じつつ下航。

毎度のことながら、両岸に道が沿っているゆえの開けた視界、石垣護岸の醸す落ち着いた雰囲気とあいまって、本当に気持ちのよい水路です。繋留船艇はごく一部を除いてほぼ一掃され、かつての賑やかさが失われたのは寂しいですが。

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かつて船溜の入口だった水路跡に架かる橋、矢倉橋もお変わりなさそうで何より。

堀割川本流は、いくつかの橋が改架されるなど、だいぶ雰囲気が変わってきましたが、石垣護岸と合わせて、このように昔のままの姿が維持されている部分もあるのは、艀輸送華やかなりしかつてを偲ぶうえでも、悪いことではありません。

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根岸線、高速湾岸線をくぐったすぐ西岸、業務船を手掛ける造船所(Mapion地図では『河野造船所』とあり)があって、上架された船や前にもやう曳船群を眺めるのが楽しみだった(『9月28日の堀割川…1』参照)のですが、今回見てみたら、がらんとして船影もなく、ちょっと様子が違いました。

う~ん、これはもしかして、廃業されたのかなあ‥‥。両岸を埋めた繋留船群とともに、業務船たちの無骨かつ魅力的な姿も消えてしまうとは。雑然としながらも賑わっていたかつての堀割川を思うと、寂しさを禁じ得ませんでした。

233050.jpg堀割川を出て取舵、根岸湾に出ました。先行艇の航跡をなぞりながら、思い切りスロットルを倒して、プレーニングに入りましょう。

青空の下、コンビナートに火発、巨大な本船を眺めがら飛ばす爽快さ。南風でだいぶ波が立ってきましたが、目指すベイサイドマリーナはもうすぐ、ピッチングをしばしガマンして針路を南へ。

(31年4月13日撮影)

(『根岸湾への道々で…3』につづく)

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タグ : 堀割川