11月13日の水路風景
(『11月13日のフネブネ』のつづき)
●道々目にしたもののスナップをまとめます。出港前の静かな水面をゆるゆる泳ぐオオバン君のシルエット。
朝の赤味がかった淡い光の中、鏡のような水面に航跡を描いて、ただ一羽音もなくすーっと移動してゆくさま‥‥群れをなして川面をざわめかせるのとは、また違った風情がありました。

●砂町運河と曙運河・曙北運河との十字流上空を、長い高架で縦断する京葉線潮見~新木場間。おなじみの風景ではありますが、光線によってはハッとする表情を見せてくれることも。
東側の高架側面が朝日を受けてほんのり染まり、朝靄が彼方の曲線トラスをかすませて‥‥早起きしてよかったと思える一瞬です。

●第一航路で、右舷標識の4番ブイをかすめて南下したときの一枚。港内をうろついていると、ブイに惹かれてわざわざ近づくことも少なくないのですが、その形や鮮やかな塗色とともに、哀愁をまとっているのがブイの魅力かも、と思えるようになりました。
広大な水面に点々と設置されて、ゆらゆらと揺れつつ同輩と離れ孤立して航路を守る姿は、凛とした清々しさを覚えると同時に、どこかもの悲しい雰囲気も感じられて、つい吸い寄せられてしまうのでした。

●朝靄のヴェールをまとった青海コンテナ埠頭のクレーン群。これも早起きならではの光景ですが、早朝に出るときは横浜方面なら湾奥の直行航路を取るなど、東京港西側のこの時間帯に意外と縁が薄いため、ひとつひとつに素朴な感動がありました。
●コンテナ埠頭の真裏に当たる、お台場外貿ライナー埠頭でのスナップ。1800mの全長を有する埠頭に並ぶ上屋は、1号から9号まで番号が振られていますが、そのうちの6号上屋を目にして「おっ(笑)」となったもの。
「都営6号」だけでも目を引かれるのに、イチョウの葉のマークが描かれたとあっては、たたみかけられたも同然。もちろん、地下鉄を思い出したのでした。
(令和4年11月13日撮影)
(『都市計画運河橋梁に触れる』につづく)

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朝の赤味がかった淡い光の中、鏡のような水面に航跡を描いて、ただ一羽音もなくすーっと移動してゆくさま‥‥群れをなして川面をざわめかせるのとは、また違った風情がありました。

●砂町運河と曙運河・曙北運河との十字流上空を、長い高架で縦断する京葉線潮見~新木場間。おなじみの風景ではありますが、光線によってはハッとする表情を見せてくれることも。
東側の高架側面が朝日を受けてほんのり染まり、朝靄が彼方の曲線トラスをかすませて‥‥早起きしてよかったと思える一瞬です。

●第一航路で、右舷標識の4番ブイをかすめて南下したときの一枚。港内をうろついていると、ブイに惹かれてわざわざ近づくことも少なくないのですが、その形や鮮やかな塗色とともに、哀愁をまとっているのがブイの魅力かも、と思えるようになりました。
広大な水面に点々と設置されて、ゆらゆらと揺れつつ同輩と離れ孤立して航路を守る姿は、凛とした清々しさを覚えると同時に、どこかもの悲しい雰囲気も感じられて、つい吸い寄せられてしまうのでした。

●朝靄のヴェールをまとった青海コンテナ埠頭のクレーン群。これも早起きならではの光景ですが、早朝に出るときは横浜方面なら湾奥の直行航路を取るなど、東京港西側のこの時間帯に意外と縁が薄いため、ひとつひとつに素朴な感動がありました。

「都営6号」だけでも目を引かれるのに、イチョウの葉のマークが描かれたとあっては、たたみかけられたも同然。もちろん、地下鉄を思い出したのでした。
(令和4年11月13日撮影)
(『都市計画運河橋梁に触れる』につづく)

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「ひりゆう」入港!…1
(『5月15日のフネブネ…4』のつづき)

●レインボーブリッジをくぐって入港してきたのは、横浜海上保安部の「ひりゆう」でした。
放水銃を備えたいわゆる消防巡視船が整備されたことにより、専門の消防船「FL」に種別される船としては、今や唯一の存在になってしまった本船。東京で出会うのは初めてで、すっかり舞い上がってしまいました。

●邪魔にならないよう、船尾側へ距離をとって、回り込むようにしながら沖へ。「ひりゆう」はやや面舵に当てながら、奥へ入ってきました。
最初は晴海に着けるのかしら、と思っていたのですが、この方向だと有明西運河の海保バースかも。そういえば、さっき有明西運河のバースをチラッと見たら、いつももやっている測量船は全て出港していましたから、予想が的中しそうな気がしてきました。

●‥‥と思っていたら、「ひりゆう」はにわかに行き足を落とし、豊洲に船首を向けた形で漂泊状態に。接岸指示待ちかしら?
止まってくれたならこれ幸い、十分に距離をとりつつも、観察モードに入らせていただくとしましょう。

●消防船といえば、カタマランの船型が一大特徴であります。やはり堪能するには真後ろが一番でしょうと、軸線に来たときパチリ。
米海軍の音響測定艦を見たときもそうでしたが、カタマランの大型船を前にすると、あの二つの船体の間をすり抜けたくなる衝動に駆られて‥‥。う~ん、「ひりゆう」はここから見るかぎり、径間長(?)、桁下高(??)ともにちょっと無理がありそう。

●右舷側に出て、晴海の選手村マンション群をバックに。トランサムがぐっと広いこともあり、この角度から見るとどっしりと頼もしそうな雰囲気で、並列したファンネル兼放水塔とともに、独特のスタイルを堪能できますね。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年5月15日撮影)
(『「ひりゆう」入港!…2』につづく)

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●レインボーブリッジをくぐって入港してきたのは、横浜海上保安部の「ひりゆう」でした。
放水銃を備えたいわゆる消防巡視船が整備されたことにより、専門の消防船「FL」に種別される船としては、今や唯一の存在になってしまった本船。東京で出会うのは初めてで、すっかり舞い上がってしまいました。

●邪魔にならないよう、船尾側へ距離をとって、回り込むようにしながら沖へ。「ひりゆう」はやや面舵に当てながら、奥へ入ってきました。
最初は晴海に着けるのかしら、と思っていたのですが、この方向だと有明西運河の海保バースかも。そういえば、さっき有明西運河のバースをチラッと見たら、いつももやっている測量船は全て出港していましたから、予想が的中しそうな気がしてきました。

●‥‥と思っていたら、「ひりゆう」はにわかに行き足を落とし、豊洲に船首を向けた形で漂泊状態に。接岸指示待ちかしら?
止まってくれたならこれ幸い、十分に距離をとりつつも、観察モードに入らせていただくとしましょう。

●消防船といえば、カタマランの船型が一大特徴であります。やはり堪能するには真後ろが一番でしょうと、軸線に来たときパチリ。
米海軍の音響測定艦を見たときもそうでしたが、カタマランの大型船を前にすると、あの二つの船体の間をすり抜けたくなる衝動に駆られて‥‥。う~ん、「ひりゆう」はここから見るかぎり、径間長(?)、桁下高(??)ともにちょっと無理がありそう。

●右舷側に出て、晴海の選手村マンション群をバックに。トランサムがぐっと広いこともあり、この角度から見るとどっしりと頼もしそうな雰囲気で、並列したファンネル兼放水塔とともに、独特のスタイルを堪能できますね。
【撮影地点のMapion地図】
(令和3年5月15日撮影)
(『「ひりゆう」入港!…2』につづく)

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