3月4日の川景色…2
(『3月4日の川景色…1』のつづき)
●干潟水路のある南から、昭和島と大森の間、平和島運河に入りました。すっかり面目を一新し、グリーンに塗り上げられた大森避難橋(過去ログ『昭和島をめぐる…3』参照)の向こう、ここも何やら工事中の気配。
近づいてみると、橋の北側から「大森ふるさとの浜辺公園」の対岸に至る昭和島の水辺を、「羽田周辺の船溜めぐり…5」で見たものと同様、石積みの法面護岸に改修しているようです。見た目の柔らかさはもとより、引き波の消波効果も期待できて、一石二鳥といったころでしょう。
【撮影地点のMapion地図】


●ふたたび京浜運河に入り北上中、清掃船「第三清海丸」と出会いました。一昨年、「9月9日のフネブネ…1」で、旧綾瀬川の伊沢造船に上架中の姿を見かけましたが、相変わらず元気そうです。
高浜運河、海洋大品川キャンパスの西には、木の肌も新しい繋船杭や桟橋を並べて、船宿の船溜が新設されていました。しばらく通っていなかったので、風景が一変した思い。このあたり、テラス護岸の凹部があって、何かいわくありげだと思っていたら、こういうことだったのですね。

●京浜運河北口で変針、第一航路を横断しようとすると、はるか向こうにプレーニングで飛ばしてゆく艇が。あっ、湾岸署警備艇部隊のフラッグシップ、「ふじ」だ!
航行中の姿を見るのは、これが初めてかも。最大の艇とあって、島嶼部まで守備範囲にしているそうですが、この日はどちらへ出動したのでしょうか?
(26年3月4日撮影)
(『3月4日の川景色…3』につづく)

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近づいてみると、橋の北側から「大森ふるさとの浜辺公園」の対岸に至る昭和島の水辺を、「羽田周辺の船溜めぐり…5」で見たものと同様、石積みの法面護岸に改修しているようです。見た目の柔らかさはもとより、引き波の消波効果も期待できて、一石二鳥といったころでしょう。
【撮影地点のMapion地図】



高浜運河、海洋大品川キャンパスの西には、木の肌も新しい繋船杭や桟橋を並べて、船宿の船溜が新設されていました。しばらく通っていなかったので、風景が一変した思い。このあたり、テラス護岸の凹部があって、何かいわくありげだと思っていたら、こういうことだったのですね。

●京浜運河北口で変針、第一航路を横断しようとすると、はるか向こうにプレーニングで飛ばしてゆく艇が。あっ、湾岸署警備艇部隊のフラッグシップ、「ふじ」だ!
航行中の姿を見るのは、これが初めてかも。最大の艇とあって、島嶼部まで守備範囲にしているそうですが、この日はどちらへ出動したのでしょうか?
(26年3月4日撮影)
(『3月4日の川景色…3』につづく)

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桜探し散策で…3
(『桜探し散策で…2』のつづき)
●芝浦運河から高浜西運河に入り、モノレールの高架をくぐって高浜運河へ。
耐震補強が施されて間もないせいか、橋脚の色もまだ新しく、以前とはだいぶ印象が違って見えます。
●高浜運河、目黒川水門近くの新東海橋では、台船が出て橋脚の工事中。今流行りの、と言っては語弊がありますが、耐震補強か落橋防止装置の工事のようですね。
台船の上には作業員の方の姿も見え、橋脚に取り付けられた足場からは、工事の音がします。
●橋脚の周りには矢板が打ち込まれ、左に見えるホースから排水を取っているようですね。やはり、橋脚の補強も同時に行なっているのでしょう。
年度末ということもあるのでしょうか、水辺もずいぶん手が入れられて、こうして近場を見て回っているだけでも、興味をそそられる場面が少なくありません。
●道々で引っかかってばかりですが、一応、桜の様子を見に艇を出したこともあり、目黒川に入って咲き具合を検分。
う~ん、蕾ははちきれんばかりにふくらんでいるものの、まだまだ一部咲きにも至っていませんね。場所によっては、数輪開花している木もありましたが。
●少し肌寒かったとは言え、この日は陽気に恵まれたこともあって、お花見ブネも何艇か繰り出していましたが、満開は1~2週先のように思えました。
ここ数年、お花見本番の休日は、決まって肌寒かったりしたので、お天気に恵まれることを祈ったのですが…。この後、4月4日に出たところ、分厚い曇り空に加え、気温9℃(!)、さらに午後遅くに小雨と、最近ではもっともよろしくない結果となってしまいました!
(22年3月22日撮影)
(『桜探し散策で…4』につづく)

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耐震補強が施されて間もないせいか、橋脚の色もまだ新しく、以前とはだいぶ印象が違って見えます。

台船の上には作業員の方の姿も見え、橋脚に取り付けられた足場からは、工事の音がします。

年度末ということもあるのでしょうか、水辺もずいぶん手が入れられて、こうして近場を見て回っているだけでも、興味をそそられる場面が少なくありません。

う~ん、蕾ははちきれんばかりにふくらんでいるものの、まだまだ一部咲きにも至っていませんね。場所によっては、数輪開花している木もありましたが。

ここ数年、お花見本番の休日は、決まって肌寒かったりしたので、お天気に恵まれることを祈ったのですが…。この後、4月4日に出たところ、分厚い曇り空に加え、気温9℃(!)、さらに午後遅くに小雨と、最近ではもっともよろしくない結果となってしまいました!
(22年3月22日撮影)
(『桜探し散策で…4』につづく)

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橋の裏側…5
●昨年12月13日に撮った、橋の裏側をご覧に入れます。
う~ん、改めて見ると、ボケボケなものばかり…。申しわけないです。
●新芝運河、竹芝橋。
「落橋防止装置」?の太い鎖が、橋台と桁を結んでずらりとぶら下がり、物々しい感じも。
ハト君たちの、格好の止まり木になりそうでもあります。
●同じく新芝運河、新芝橋。
こちらの鎖は、ご丁寧に下半分をゴム管被覆されています。竹芝橋より、橋脚のある分水路幅が狭まっているため、通航船に対して気を遣ってくれたのでしょうか。
橋脚の向こうは、テラスに続く歩道のようで、窓から明かりが漏れていました。
●新芝運河、藻塩橋。
暖色系の橋は、裏側を撮ってもキレイで、楽しいものです。
●高浜西運河、気になる「喰われるトラス」の芝浦橋。
やはりこうして見ると、二本の高架桁をも支えているだけあって、支承も幅広で頑丈そうです。橋台の隅に下げられた鉄板のフェンダー(?)、ここもなぜか放置状態。

●最後は…おっと失礼、これは橋の裏側ではありませんでした。
目黒川水門の裏側、もとい、何と言えばいいんでしょう? とにかく、例の鯨が描かれた扉体を、真下から見上げてみたところです。
つるつるの美しい肌を見ていると、ただ塗り替えただけでなく、錆落しと下地処理を行なったうえで、丁寧に仕上げられたことが実感できますね。
(21年12月13日撮影)

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う~ん、改めて見ると、ボケボケなものばかり…。申しわけないです。

「落橋防止装置」?の太い鎖が、橋台と桁を結んでずらりとぶら下がり、物々しい感じも。
ハト君たちの、格好の止まり木になりそうでもあります。

こちらの鎖は、ご丁寧に下半分をゴム管被覆されています。竹芝橋より、橋脚のある分水路幅が狭まっているため、通航船に対して気を遣ってくれたのでしょうか。
橋脚の向こうは、テラスに続く歩道のようで、窓から明かりが漏れていました。

暖色系の橋は、裏側を撮ってもキレイで、楽しいものです。

やはりこうして見ると、二本の高架桁をも支えているだけあって、支承も幅広で頑丈そうです。橋台の隅に下げられた鉄板のフェンダー(?)、ここもなぜか放置状態。

●最後は…おっと失礼、これは橋の裏側ではありませんでした。
目黒川水門の裏側、もとい、何と言えばいいんでしょう? とにかく、例の鯨が描かれた扉体を、真下から見上げてみたところです。
つるつるの美しい肌を見ていると、ただ塗り替えただけでなく、錆落しと下地処理を行なったうえで、丁寧に仕上げられたことが実感できますね。
(21年12月13日撮影)

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高浜運河に拾う…3
(『高浜運河に拾う…2』のつづき)
●御盾橋をくぐると、逆光の中にもう一隻の台船が。
蛇口のように先端が曲がった、長いパイプを舷側に突き出しています。先ほどの浚渫船が、水と一緒に吸い込んだ河底の泥を、ここで吐き出して艀に積むのですね。
●反対側から見たところ。台船の左に、護岸に沿わせたパイプが続いているのが見えます。輪切りにしたチクワのようなブイを数mおきにかませて、パイプを水面上に支えるしくみです。
「蛇口」の支えは仮設然としているので、台船もこの仕事を専門としているわけではなさそうですね。
●御盾橋を振り返って。橋の向こうに小さく、「あさぎり船団」が見え、右端にはブイを連ねたパイプが、船団に向かって伸びているのがわかります。
ここのトリさんたちは、おとなしく写真左側に寄ってくれたので、乱舞する騒ぎにはなりませんでした。
●天王洲運河との十字流から、西側・天王洲橋を望んで。天王洲運河が、鶴の首のような変わった形をしているのは、ここが目黒川の旧河口で、堆砂により大きく蛇行していた地形を、そのままなぞるようにして埋め立てたためです。
また、この奥から右側(北側)には、かつて貨物ヤードに挟まれて、大きな船溜が広がっており、鉄道と艀輸送の結節点となっていたところ。昔の地図や航空写真を見ながら、今の姿とくらべると、変遷のさまが興味深く、惹かれる場所でもあるのです。
【撮影地点のMapion地図】
●新東海橋の橋詰、テレビ東京の天王洲スタジオ。そうそう、ここに来たことがあったんだった…もう10年も前のことですが。
通された部屋は、運河風景が窓いっぱいに広がる眺めのよい部屋で、その上たまたま船が横切ったりしたため、思わずガラスに張り付いたことを思い出しました。写真を撮っておけばよかった…。
(21年12月13日撮影)
(『東品川橋の工事』につづく)

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蛇口のように先端が曲がった、長いパイプを舷側に突き出しています。先ほどの浚渫船が、水と一緒に吸い込んだ河底の泥を、ここで吐き出して艀に積むのですね。

「蛇口」の支えは仮設然としているので、台船もこの仕事を専門としているわけではなさそうですね。

ここのトリさんたちは、おとなしく写真左側に寄ってくれたので、乱舞する騒ぎにはなりませんでした。

また、この奥から右側(北側)には、かつて貨物ヤードに挟まれて、大きな船溜が広がっており、鉄道と艀輸送の結節点となっていたところ。昔の地図や航空写真を見ながら、今の姿とくらべると、変遷のさまが興味深く、惹かれる場所でもあるのです。
【撮影地点のMapion地図】

通された部屋は、運河風景が窓いっぱいに広がる眺めのよい部屋で、その上たまたま船が横切ったりしたため、思わずガラスに張り付いたことを思い出しました。写真を撮っておけばよかった…。
(21年12月13日撮影)
(『東品川橋の工事』につづく)

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高浜運河に拾う…2
(『高浜運河に拾う…1』のつづき)
●新港南橋をくぐると、左側に台船と、曳船らしき船が停泊しているのが見えてきました。
浚渫だったら嬉しいな…。動いている様子はないので、作業はしていないようです。近づいてみましょう。
●大きな赤いデンヨーを載せた台船は、手前の船の影になってよくわかりませんが、スパッドを打ち込んで留まっているので、やはり浚渫船の匂いが濃厚。
横付けしている船は、浚渫船とコンビを組んで働く、揚錨船ですね。肥えた平べったい船体は、スマートさなどかけらもありませんが、安定感があり、むしろ頼もしく写ります。

●船名は「あさぎり」。正面近くから見ると、幅の広さから台船ぽい感じがしましたが、サイドビューはまた違った印象です。ぐっと反り返った上甲板のラインが、フネらしさを強調してくれているせいでしょうか。
舷側はボコボコと凹みが見られる上、錆びて塗料もすっかりはげた、まさに満身創痍のありさまですが、かえって日常のまめまめしい働きぶりを想像させて、惹かれるものがありました。
●「あさぎり」の後ろにもやっていたコレ、鉄舟ですね。軍用ではよく使われていたと聞いていますが、こういった工事用ではどうなのでしょう、ご存知の方のお話をうかがいたいところです。
交通艇兼作業艇として使われているのでしょう、白と船底色の塗装がいかにもらしいのに加えて、「タートル2号」なる船名も雰囲気にピッタリ。すっかり気に入ってしまいました。
●小所帯ながらも、お仕事ブネらしい表情を楽しませてくれた「あさぎり船団」を後に、高浜運河をさらに南下。
いや、「あさぎり船団」は、もう一隻いたのでした…次回ご紹介しましょう。
(21年12月13日撮影)
(『高浜運河に拾う…3』につづく)

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浚渫だったら嬉しいな…。動いている様子はないので、作業はしていないようです。近づいてみましょう。

横付けしている船は、浚渫船とコンビを組んで働く、揚錨船ですね。肥えた平べったい船体は、スマートさなどかけらもありませんが、安定感があり、むしろ頼もしく写ります。

●船名は「あさぎり」。正面近くから見ると、幅の広さから台船ぽい感じがしましたが、サイドビューはまた違った印象です。ぐっと反り返った上甲板のラインが、フネらしさを強調してくれているせいでしょうか。
舷側はボコボコと凹みが見られる上、錆びて塗料もすっかりはげた、まさに満身創痍のありさまですが、かえって日常のまめまめしい働きぶりを想像させて、惹かれるものがありました。

交通艇兼作業艇として使われているのでしょう、白と船底色の塗装がいかにもらしいのに加えて、「タートル2号」なる船名も雰囲気にピッタリ。すっかり気に入ってしまいました。

いや、「あさぎり船団」は、もう一隻いたのでした…次回ご紹介しましょう。
(21年12月13日撮影)
(『高浜運河に拾う…3』につづく)

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