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9月20日の水路風景…4

(『9月20日の水路風景…3』のつづき)

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179017.jpg高浜水門の耐震補強、以前「6月3日の芝浦運河地帯…2」でも触れましたが、改めてアップで眺めると、やはり凄いものが。三本の堰柱を流路方向、海側にそのまま延長した形で、柱というより、肉厚な壁といった感じです。

これがビルのように中が空洞なのではなく、いわばムクなのですから、その質量感は相当なもの。くぐりながら仰いでみると、石像や石垣と似た重々しさを持って、視界を圧してきます。

堰柱の高浜西運河側(下写真)は、一変して高さを抑えてはあるものの、基部にピッタリと寄り添わせて、重しといった風情で鎮座していました。地味ですが、頼もしいディテールではあります。

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高浜西運河を半ばまで直進して右折、頭上を滑るモノレールを眺めながら芝浦西運河へ。高層マンションとテラスに囲まれたとはいえ、業務船の船溜はなお健在で、のんびりしたいい雰囲気を楽しませてくれます。

操舵室の妻板を三面にしたこの曳船、どこかで走っているところを見たことがあるような‥‥。比較的ローディテールで、すっきりした雰囲気なのが気に入りました。タイヤフェンダーに隠れて、残念ながら船名は読み取れず。

179020.jpgビルの間から見え隠れする爽やかな秋の空、運河に沿ってうねるモノレールと、芝浦運河地帯の醍醐味を味わいつつ、ゆるゆると微速で北上。ああ、晴天って本当にありがたい(しつこい)。

渚橋をくぐって右へ折れ、芝浦運河経由で港内へ戻ってみましょう。お天気もよいので、行きかうフネブネの姿も生き生きしているに違いありません。
撮影地点のMapion地図

(27年9月20日撮影)

(『9月20日の水路風景…5』につづく)

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タグ : 高浜西運河 芝浦西運河 高浜水門 曳船

3月29日のお花見水路…6

(『3月29日のお花見水路…5』のつづき)

170026.jpg芝浦運河といえばまず思い出されるのが、第一東運のクレーン付き倉庫。今回はご本尊であるクレーンの一つを、ズームで思い切りたぐってものしてみました。逆光気味だったのが残念でしたが、各部のディテールや「ホイストNO.2 2.9t TOUN」の表示もくっきりととらえられて、まずまずとニンマリ。

ちなみにこの上階、張り出した床下の構造や、縁に見えるネットから見て、明らかにヘリポートですよね。Googleマップの航空写真で確かめたら、やはり大きな「H」マークが描かれていました。

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高浜西運河では、おなじみ宙を飛ぶモノレールにカメラやスマホを向けて、青空をバックに爽快な風景を楽しむことができたのですが‥‥。

この後、高浜西運河に入ったあたりから、雲が段々と濃くなり、肌寒くもなってきました。予報通り、天気が崩れてきたようですね。目黒川へ急ぎましょう。

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すっかり曇ってしまった空の下、目黒川に入ると、こちらは大横川を上回る開花率。基礎護岸が水面下に隠れているので、あまり寄せることはできませんが、この様子なら遡上限界点まで見に行っても楽しめるでしょう。目黒新橋を目指して前進!

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撮影地点のMapion地図

170030.jpg遡上を始めて間なしに、縄定さんの観光船「縄定丸」が下航してきたのに出会い、お客さんと手を振り合って別れました。この咲きっぷりなら船宿さんも書き入れどき、道々多くのフネブネに出会えそうですね。

曇天ますます濃く、カメラを向けてもパッとしない川景色になってしまうのは残念でしたが、次々と現われる見事な桜並木に、Nさん夫妻も感に堪えないご様子。やはり来てよかったと思えたものでした。

(27年3月29日撮影)

(『3月29日のお花見水路…7』につづく)

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タグ : 芝浦運河 高浜西運河 目黒川

曇り空の京浜運河で

(『9月28日のタイクーン』のつづき)

135086.jpg港内を横断して、大黒大橋をくぐると、雲ますます濃く、黒みを増して凄味のある形相。自然に行き足も速くなろうというものです。ホームスピードというやつでしょうか。

右手、大黒埠頭には、いつも郵船の自動車運搬船がもやっていますが、通ったときはここだけ陽がさして、曇天をバックに輝いていました。

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頭上の重苦しさにせきたてられて、京浜運河を東航していると、F記者がふと、「アレ、何ですか?」と、興味をそそられた様子で指さしました。

近づいてみると、なるほど面白そうな物件です。左右に伸びたトラス状の構造は、右手の塔状構造物からワイヤーで吊られており、水面上にぐるりと回転する仕組みのようですね。ばら荷の揚搭設備でしょうか。蔦が絡まっているところ見ると、もう使われていないのでしょう。

帰宅後、Google航空写真で見たところ、これらしきものを発見。後ろに見えるタンクは、すぐ近くにあるように思えましたが、上空から眺めるとかなりの距離があります。あまりにも大きいので、近くにあると錯覚したようです。

135088.jpg揚搭設備を離れて、ふたたびホームスピードでの前進。後ろを振り返ってみると、直上の重苦しさとは裏腹に、横浜上空はまだ晴れているようですね。

雲の濃淡からすると、どうやら我が艇は、剣呑な方向へと突っ込んで行っているような…。どうか、降られませんように。



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京浜運河から塩浜運河へ入り、千鳥運河へさしかかろうとするあたりで、F記者のテンションが急上昇。逆光に黒く沈む両岸の工場群に一眼レフを向け、しきりに「いいですねえ!」を連発しています。

なるほど、いわれてみると、悪の要塞を思わせるような、禍々しく迫力のある表情で、好天下とはまた違った面白さ。先ほどの揚搭設備といい、さすが目のつけどころが違いますね。

135090.jpgこの後、千鳥運河に入ってから、ついに小雨がぱらつき出してしまいました。もっとも、海老取川に入るころにはそれも止み、さらに進んで芝浦運河地帯では、夕焼けで赤く照らされるまでに回復。

「いずも」も堪能できたし、久しぶりに横浜の水路も味わえて、楽しい一日でした。そういえば、大岡川にもご無沙汰しています。また近いうちに、再訪してみようかしら。
撮影地点のMapion地図

(25年9月28日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 京浜運河 塩浜運河 高浜西運河

7月28日の川景色…6

(『7月28日の川景色…5』のつづき)

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129027.jpg新芝運河南端近くから振り返って。このあたり、大きなビルが壁状に連続していて、深い谷間のよう。水路のほどよい狭さも手伝って、「都会の大峡谷」らしさが味わえる区間でもあります。

高浜西運河に入って左折、「喰われるトラス」芝浦橋にご挨拶。あいかわらず見事なのしかかられっぷりで…。少し錆も目立ってきたので、そろそろ塗り替えてあげてほしいですね。

129028.jpg少し下って、高浜橋の、何やら地味にステキな(意味不明)橋側灯を見上げて。もっとも、中身たるガラスや電球は、取り去られて久しいようですが。

今回、もっとも注目した物件…いや、物件じゃないかな、何ていったらいいんでしょう。ともかく、高浜橋をくぐった直後に、ありゃりゃ、となったわけです。



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なくなってる…。

以前の姿は、過去ログのこちらの写真参照。いや~、こんなに狭く、しかも傾斜した地所にあったんだ、と感心しきり。
撮影地点のMapion地図

129030.jpg変貌著しい都心部の街場より、ちょっと時間の進み方はのんびりしているものの、水辺も日々刻々と変貌しているのであります。やはり暇々に、お散歩はしておくものですじゃ。

かつての運河風景をとどめて、頑張っているここもあそこも、数年後には……。ヨタ写真でも記録しておくことは大事だなあ、と、改めて思うことしきりでありました。


(25年7月28日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 新芝運河 高浜西運河 芝浦橋

6月3日の芝浦運河地帯…3

(『6月3日の芝浦運河地帯…2』のつづき)

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一旦運河を出て港内へ。レインボーブリッジの西詰、ループの中へ久しぶりに入ってみたくなりました。

ぐるりを走るゆりかもめの電車を目で追っていたら、時ならぬサイレンの音がわんわんと響いてきて、ループ道路の途中に集結している様子。水面からはよく見えませんでしたが、首都高で事故があったようでした。

95048.jpg高浜水門に向かって左手、京浜運河の北口にある船溜…かつて浚渫船「雲取」がもやっていたあたりには、新しい浚渫船「海竜」の姿が!

まさにフネそのもの、他の本船に混じったら、とっさには見分けがないつかないくらいのスタイルは、機械然とした無骨そのものの「雲取」とは対照的ですね。


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船宿の持ち船らしいフラットボートの後について、運河へもどりました。芝浦運河を通って帰るとしましょう。

雲も切れて初夏らしくなった空をバックに、そびえるタワーマンション群とその影を映す水面、一条の白いウェーキがよいアクセントとなって、美しい街場の運河風景を楽しむことができました。

95050.jpg芝浦運河といえば、芝浦東運河との分流点にある、「芝浦通船」の通船溜を眺めるのも楽しみの一つ。

チラリとのぞく船底色の赤がよく映えているのも、白い船体が美しくあってこそ。社風なのでしょうか、この船社のフネブネはどれも手入れが行き届いています。その上、今や少なくなりつつある、これこそ“ツーセン”といいたくなるような船型なのですから、吸い寄せられるわけですわ!
撮影地点のMapion地図

95051.jpgそしておなじみ、古川水門の裏側を仰ぎながら、芝浦運河にお別れ。

まだちょっと物足りないので、浜離宮前に寄り道してみましょう。




(24年6月3日撮影)

(『浜離宮の出船風景』につづく)

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タグ : 芝浦運河 高浜西運河 通船 曳船 浚渫船 古川水門