FC2ブログ

7月28日の川景色…6

(『7月28日の川景色…5』のつづき)

129026.jpg

129027.jpg新芝運河南端近くから振り返って。このあたり、大きなビルが壁状に連続していて、深い谷間のよう。水路のほどよい狭さも手伝って、「都会の大峡谷」らしさが味わえる区間でもあります。

高浜西運河に入って左折、「喰われるトラス」芝浦橋にご挨拶。あいかわらず見事なのしかかられっぷりで…。少し錆も目立ってきたので、そろそろ塗り替えてあげてほしいですね。

129028.jpg少し下って、高浜橋の、何やら地味にステキな(意味不明)橋側灯を見上げて。もっとも、中身たるガラスや電球は、取り去られて久しいようですが。

今回、もっとも注目した物件…いや、物件じゃないかな、何ていったらいいんでしょう。ともかく、高浜橋をくぐった直後に、ありゃりゃ、となったわけです。



129029.jpg
なくなってる…。

以前の姿は、過去ログのこちらの写真参照。いや~、こんなに狭く、しかも傾斜した地所にあったんだ、と感心しきり。
撮影地点のMapion地図

129030.jpg変貌著しい都心部の街場より、ちょっと時間の進み方はのんびりしているものの、水辺も日々刻々と変貌しているのであります。やはり暇々に、お散歩はしておくものですじゃ。

かつての運河風景をとどめて、頑張っているここもあそこも、数年後には……。ヨタ写真でも記録しておくことは大事だなあ、と、改めて思うことしきりでありました。


(25年7月28日撮影)

(この項おわり)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 新芝運河 高浜西運河 芝浦橋

6月3日の芝浦運河地帯…3

(『6月3日の芝浦運河地帯…2』のつづき)

95047.jpg
一旦運河を出て港内へ。レインボーブリッジの西詰、ループの中へ久しぶりに入ってみたくなりました。

ぐるりを走るゆりかもめの電車を目で追っていたら、時ならぬサイレンの音がわんわんと響いてきて、ループ道路の途中に集結している様子。水面からはよく見えませんでしたが、首都高で事故があったようでした。

95048.jpg高浜水門に向かって左手、京浜運河の北口にある船溜…かつて浚渫船「雲取」がもやっていたあたりには、新しい浚渫船「海竜」の姿が!

まさにフネそのもの、他の本船に混じったら、とっさには見分けがないつかないくらいのスタイルは、機械然とした無骨そのものの「雲取」とは対照的ですね。


95049.jpg
船宿の持ち船らしいフラットボートの後について、運河へもどりました。芝浦運河を通って帰るとしましょう。

雲も切れて初夏らしくなった空をバックに、そびえるタワーマンション群とその影を映す水面、一条の白いウェーキがよいアクセントとなって、美しい街場の運河風景を楽しむことができました。

95050.jpg芝浦運河といえば、芝浦東運河との分流点にある、「芝浦通船」の通船溜を眺めるのも楽しみの一つ。

チラリとのぞく船底色の赤がよく映えているのも、白い船体が美しくあってこそ。社風なのでしょうか、この船社のフネブネはどれも手入れが行き届いています。その上、今や少なくなりつつある、これこそ“ツーセン”といいたくなるような船型なのですから、吸い寄せられるわけですわ!
撮影地点のMapion地図

95051.jpgそしておなじみ、古川水門の裏側を仰ぎながら、芝浦運河にお別れ。

まだちょっと物足りないので、浜離宮前に寄り道してみましょう。




(24年6月3日撮影)

(『浜離宮の出船風景』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 芝浦運河 高浜西運河 通船 曳船 浚渫船 古川水門

6月3日の芝浦運河地帯…2

(『6月3日の芝浦運河地帯…1』のつづき)

95042.jpgでまあ、やはり高浜西運河といえばモノレールということで、西側から運河の東端上空を滑ってゆくさまを堪能しつつ、ゆるゆると接近。

何しろひっきりなしに電車が通るとあって、ぼやっと眺めていても飽きさせません。しかも車輪がゴムタイヤで比較的静かなため、普通の電車を見上げているのとは、また違った雰囲気があります。


95043.jpg
高架下に近づいたあたりで、上りの電車が姿を現わしました。ご覧のとおり、ビルが線路ギリギリまで迫り、まさに物陰からヌッ、と顔を出す風情。こう高層ビルが多くなっては、かつて「空飛ぶ電車」の異名をとったモノレールも形なしですね。

95044.jpg同じ電車が、芝浦西運河へ去ってゆくのを見送って。タイトルに掲げた写真の、一瞬前のシーンです。タワーマンションをバックに、陽光をギラリと反射させながら身をくねらせて走り去るモノレール! 

開通以来50年になんなんとする路線ですが、この角度から見上げるとまだまだ、「未来の乗り物」の風格は失われていないように感じられます。周りの風景が、昔の想像図に描かれた未来っぽく(?)なったことも、手伝っているのかもしれません。

95045.jpg
おや、高浜水門は工事中のようですね。仮橋が設けられ、電光掲示板は「一方」「通行」を交互に表示しています。水門左手には、古風な天井クレーンを備えた揚搭施設があった(『高浜水門周辺』参照)のですが、撤去されてしまったようです。

ところで、扉体裏面の塗装、真新しいような…。ということは、表面も塗り替えられたかな? もしかして、あの絵柄も変わっているかもしれない…。

95046.jpg絵柄は以前と変わっていませんでしたが、塗り替えられてすっかりキレイになっていました。継ぎ手の錆具合がちょっと痛々しかったですから、補修されたのを見届けてひと安心。

工事は扉体だけでなく、構造部分にも及んだ大工事のようで、3本の堰柱が手前に向けて延長され、ずいぶんがっしりと補強されたのがわかりました。震災以来、水門の耐震補強が各所で進められているようですが、これもその一環なのでしょう。
撮影地点のMapion地図

(24年6月3日撮影)

(『6月3日の芝浦運河地帯…3』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 高浜西運河 高浜水門 東京モノレール

6月3日の芝浦運河地帯…1

(『三菱倉庫の解体工事』のつづき)

95037.jpg午後は芝浦運河地帯をひとめぐりしてみようと、まずは新芝運河へ。午前中にくらべてだいぶ雲も途切れ、気温も上がってきましたが、すこし風が出てきました。この日は望の大潮の前日で、16時54分の満潮に向けて上がる一方でしたから、すでにテラスが目線より低く、いい感じです。

写真は新芝運河の北口付近ですが、右側の大きな区画がフェンスで囲まれており、ビル工事の最中でした。

95038.jpg
芝浦運河地帯を訪ねると、やってみたくなるのが「一筆書きで運河めぐり」。最初の丁字流で左へ曲がり、モノレールがビルの谷間をすり抜ける、短いけれど独特の風景が楽しめる水路・新芝北運河へ。
撮影地点のMapion地図

95039.jpg芝浦西運河へ出たところで、船溜にいたのがこのボート。流線形のエンクローズドキャブ、尾翼やエンジンポッド(?)までついた、ふた昔前の遊園地の乗り物を思わせる、何とも楽しいカタチの艇です。

同型艇を雑誌か何かで見た記憶があるので、びっくりはさせられなかったのですが、都内でお目にかかれるとは思いませんでした。


95040.jpg
芝浦西運河を南下していたら、後ろから釣り船が追い付いてきました。「一筆書き」の途中でもあるので、右へ曲がって新芝南運河へ入ればやり過ごせるかな…と思っていたらさにあらず、釣り船も面舵を切り、同じ針路をとってきます。

必死に逃げて(うそ)いたら、釣り船は八千代橋手前で減速、接岸の準備をはじめました。ここの船宿さんの持ち船だったようです。
撮影地点のMapion地図

95041.jpg高浜西運河を下っていたら、タイミングよく新幹線の電車に遭遇。そういえば、ここに来ると宙を突っ切るモノレールの方に吸い寄せられてしまい、新幹線はあまり意識してこなかった気が…。

しかし、高架の側壁に車体が隠されて、鑑賞にはあまり具合がよいとはいえませんね。電車より、背後に建つNTTドコモ品川ビルの、耳のような造作が気になってしまいました。


(24年6月3日撮影)

(『6月3日の芝浦運河地帯…2』につづく)

にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 新芝運河 新芝北運河 芝浦西運河 新芝南運河 高浜西運河

「散歩の達人」9月号のお手伝いをさせていただきました

8月20日発売の「散歩の達人」(交通新聞社)23年9月号「品川 大崎 大井町」特集号にて、水路記事のお手伝いをさせていただきました。

散歩の達人」は以前からたびたび拝見していて、水路や地域の歴史に触れられている記事も多く、また個人的に、町工場や職人さん紹介の記事に弱いということもあり、楽しみに拝読していました。

今回も巻頭から、目黒川周辺の海岸線や、流路の移り変わりを古地図で比較する記事があって、さっそくグッと心をつかまれてメガネを外して見入り(老眼です)、板金や電球の町工場紹介記事にあった「(昭和30年代の)品川は電球都市と称され」というくだりで涙するといったありさま。

羽田周辺も、空港国際線ターミナル内の人気スポットとともに、羽田猟師町や五十間鼻の無縁供養堂などが紹介され、水辺散策地のピックアップにも遺漏がありません。

今回お手伝いさせていただいたのは、そんな水辺紹介記事のうち一見開き、「水上をぶらぶら散歩 羽田~芝浦 水路徘徊」という記事です。

特集地域に沿った、東京南部の運河や川をめぐる内容で、山口昌彦編集長みずからが執筆されたもの。くわしくは読んでのお楽しみですが、おなじみの珍物件も登場するなど、水路がお好きな向きにはお勧めの記事です、ぜひご覧ください。

山口昌彦氏とは、拙著をお読みくださっていたことでご縁ができ、水路での「街歩き」企画のお話をいただいて、今回我が艇にお迎えすることと相成りました。

カヤックの世界ではベテラン(『長瀞渓流下りふたたび…1』と同じ日に、カヤックの大会があって長瀞におられたとのこと!)とあって、水路や水辺に対する観察眼も鋭く、道中水路談義に花を咲かせながらの、楽しい船行きとなりました。

写真はおなじみ「喰われるトラス」に興味津々の山口氏。運河でカヤックを楽しむ方も少なくないので、その筋への観光ガイド(?)としても役立てれば嬉しいですね。

お昼は、東京の桟橋付きレストランの代表格「T.Y.ハーバー ブルワリー」にお誘いいただき、恐縮至極。実はどういうわけかご縁がなくて、T.Y.ハーバーにつけるのは今回が初めてです。ありがとうございました(涙)。

顔なじみのベルフィと仲良くもやってのランチとなりましたが、初めてこの桟橋につけてみて、達着中からお客さんの目が一斉に注がれるため、アガリ症の船頭としては、あまり得意でない寄港地であることが判明。人目の乏しいところばかりウロついてきたのが、裏目に出てしまいました。まだまだ修行が足りません。


にほんブログ村 マリンスポーツブログ ボートへ
にほんブログ村

タグ : 散歩の達人 交通新聞社 高浜西運河 天王洲運河