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8月15日の水路風景…9

(『8月15日の水路風景…8』のつづき)

254056.jpg高浜運河を抜けて、高浜西運河との変則十字流に出ると、やはり目を引かれてしまうのが例の建材屋さん。

通るたびにスナップしていますが、ご盛業のようです。このあたりもだいぶ整理されて、最近までぽつぽつと残っていたかつての港湾部らしい風景は多くが失われたので、まさに生き残りといった感が強くなりました。


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芝浦西運河に入ってさっそく、上下線のモノレールにタイミングよく出くわしたので、カメラを向けて一枚。どうやら2編成が収まりました。

ここの船溜は数を減らすこともなく、相変わらず船影が濃いので嬉しくなります。官船の払い下げとおぼしき船艇も見られ、微速で通りながら一隻一隻の表情を眺めるのも楽しみの一つ。

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さらに左に折れて新芝南運河へ。東口から西を見たところですが、八千代橋を境にして、手前はテラスを設けず、幅員を優先した船宿さんの船溜として活用されている区間、橋の向こうは両岸にテラスを設けた区間と、はっきり分かれています。

この水路幅でテラスを張り出すとさすがに可航幅が削られて、おおむね12m。しかし、護岸の肩を切り落とすように法が取ってあるので、思ったほど圧迫感はありません。むしろ狭水路好きとしては、接岸しても艇を傷つけることない、安心できる区間でもあるのです。

254059.jpg新芝運河に出てから丁字流を右へ折れ、両岸にビルがすき間なく立ち並ぶ人工の峡谷を堪能。田町駅近く、水上タクシー乗り場として活用されている田町防災船着場には、幟が立てられていました。

風向きで裏返ってしまいましたが、「田町防災船着場」「HELLO! TOKYO WATER TAXY」などとあり、アピールに努めているさまが見て取れました。船隊もだいぶ増強されましたし、ここ発で水路を楽しまれた方も少なくないでしょう。

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昨年8月、「8月11日の運河風景…4」では、幅一杯に鋼矢板で閉塞し、度肝を抜かれた香取橋の東。さぞ大規模な工事をしたのだろうと今回期待しておもむいてみると‥‥テラスの基礎が橋近くまで延長されていました‥‥う~ん、なるほど。

都内の河川・運河の中では、早期にテラスが整備された芝浦運河地帯ですが、今なお増設に努めているのが実感できる光景ではあります。テラスの造作も、各大河川や江東の水路とはまた違った、芝浦独特の雰囲気があって面白いもの。刻々と変わりゆく水辺、興味が尽きません。
撮影地点のMapion地図

(令和2年8月15日撮影)

(『8月15日の水路風景…10』につづく)

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タグ : 高浜西運河 芝浦西運河 新芝南運河 新芝運河

8月11日の運河風景…3

(『8月11日の運河風景…2』のつづき)

238086.jpg芝浦橋北詰の橋台近くをメモ的に。堆砂というより、コンクリ塊の混じったガレ場といった風情ですが、前後の護岸近くにくらべると、こんもり、といって差し障りのない盛り上がりよう。

こういった底状は、干潮時に通らなければ観察できないので、一枚撮っておこうという気になるわけです。避けるべき浅瀬ですが、浸水など艇に異常があれば、擱座させて緊急避難にも使えるのですから。

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東側から間近に仰いだ芝浦橋、訪ねるたび同じような視点で眺めてしまうのが何とも。ガブリと喰いつかれ、かつ全力で体重をかけてくる、絵に描いたような緊迫感のある構造物‥‥。

高架の日陰になっているので、色褪せは他の橋ほどではありませんが、下端に錆とコケが目立ち始めました。日の射さない部分は湿気やすいのか、それとも高架に溜まった雨水が少しづつ伝ってくるのでしょうか。

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くぐって、西側からおなじみの姿を。ほんのわずかな区間ながら、都内で唯一、鉄道の高架下水路を形成する、ちょっとした珍スポットでもあります。

芝浦界隈の無骨な橋たちが、次々と架け替えられてスマートかつ淡白なものに様変わりしてしてゆく中、濃厚な鉄の匂いと、ハードな魅力を発散し続ける芝浦橋。この地域のかつてを思い起こさせるよすがとして、末永く元気に在ってほしいものです。

238089.jpg新芝運河に入り南端の「ビルの峡谷」を抜けて、新芝南運河との丁字流に出ました。緑濃い橋詰を両岸に従える藻塩橋も、背景の高層ビルを穏やかな水面に映して、なかなかきれい。

水面を見てもわかるように、風がそよとも抜けずまあ暑いこと。屏風のようにビルが並んでいるのですから、無理からぬことではあります。

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新芝運河をさらに北上していると、はるか向こう、モノレールが上空を横切る新芝北運河のあたり、正面に何か茶色い壁のようなものが‥‥。

遠めなのでよくわからないものの、色合いから鋼矢板に見えるのですが。この先で完全閉塞されているのかな?
撮影地点のMapion地図

(元年8月11日撮影)

(『8月11日の運河風景…4』につづく)

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タグ : 高浜西運河 新芝運河 芝浦橋

8月11日の運河風景…2

(『8月11日の運河風景…1』のつづき)

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238022.jpg足場に近づいてみると、上をトラックが通過しました。これは仮橋で、その向こうに見えるもう一つが、本物の足場のようですね。よく見ると街灯や高欄もあって、橋そのものです。

仮橋をくぐって見えた足場は、なるほど両岸とつながっておらず、クレーンも載ってさらに無骨な感じ。ということは、この二つに挟まれて‥‥。

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橋脚の現場があるはず‥‥と首をひねると、おお、もうほとんど完成していたのですね。旧海岸通りとあって、幅の広くどっしりとした外観。

旧工業地帯の面影を残していた、無骨で味のある鋼橋が改架されてゆくのは寂しいですが、かつてと一変してタワーマンションが立ち並ぶエリアとなったのですから、雰囲気に合ったスマートな橋ができるに違いありません。

238024.jpg運河の奥で水路幅が狭まり、通航量も少ないとくれば、水鳥たちのくつろぎの場となるのはパターンですが、ここも結構な量の鴨さんたちがいて、トリ好きの目を楽しませてくれました。

季節柄、ヒナはおらず成鳥のみでしたが、水鳥が少ない季節、これだけの群れが見られるだけで嬉しいもの。「不審船が来たが~」と、イヤそうでしたが!

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そしてお久しぶりです、「喰われるトラス」芝浦橋。その圧し掛かられ、喰いつかれっぷりはお変わりなく、珍橋の雄としての貫録もたっぷり、同慶の至りにござんす。

芝浦界隈がおおきく様変わりするとともに、橋の方も次々と架け替えられてきましたが、新幹線、貨物線の桁を支える鉄道・道路併用橋とあって、ここを架け替えるとなれば大仕事ですから、まず当分は安心してよさそうですね。
撮影地点のMapion地図

(元年8月11日撮影)

(『8月11日の運河風景…3』につづく)

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タグ : 高浜西運河 芝浦橋 水辺の鳥たち

8月11日の運河風景…1

(『船底清掃の効果!』のつづき)

238016.jpg東雲運河を出て、港内にを横切ります。引き波が常にあるので、水面は平らかではありませんが、そこそこ穏やかで気持ちよくプレーニング。

晴海沖あたりで、はるか向こうを北上する船が。プッシャーバージタイプのゴミ運搬船「すみだ1号」「すみだ2号」のコンビですね。運河で出会ったときと違って、白波を蹴立てて結構な力走ぶりです。

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おなじみ高浜水門から、芝浦運河地帯に入ってみましょう。しばらく訪ねていなかったので、いくつか変化が見られるはずです。

しかし毎度のことながら、扉体の錆、ますます痛々しくなってきましたね‥‥。継手に沿って広がるだけでなく、ボツボツとあばた状のものが増えてきました。絵があるだけに、なおさら痛ましく感じられます。

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水門をくぐってすぐ右手、丸新運輸前の桟橋にもやう曳船2隻。左は「あかぎ」、右は船名不詳。どちらもほどよくくたびれていて、形にも味があります。「あかぎ」の抜き文字が特に滋味にあふれていて、惹かれるものがありました。

238019.jpg橋をくぐってすぐ左手に見えるのは、芝浦清掃作業所。浚渫でもしているのか、クレーン船と土運船が横付けしていました。

不燃ゴミの舶載は止めて久しいはずですが、「芝浦清掃作業所」(港区HP)によると、収集車から大型車への積替えは継続しているようですね。舶載が現役の三崎町、堀舟の両作業所は、今や貴重な存在です。

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そのまま高浜西運河を直進すると、錆色の大きな足場が、河道一杯に黒い影を落とす工事現場に近づいてきました。高浜橋の改架工事です。

右にもやう通船は、警戒船なのかな? 旗を振る人も見えずひっそり、どうやら休工中のようですね。微速前進、工事の様子を拝見してゆきましょう。
撮影地点のMapion地図

(元年8月11日撮影)

(『8月11日の運河風景…2』につづく)

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タグ : 高浜西運河 高浜水門 東京港 清掃船 曳船

27年度川走り納め…12

(『27年度川走り納め…11』のつづき)

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186057.jpg毎度おなじみ、グラブ付きクレーンのいる建材屋さんもご盛業の様子。残念ながら、ここを通るときはいつも休日で、動いているところを見たことはありません。一度でいいので、稼働中の姿を拝んでおきたいものです。

その右手、芝浦4丁目南東角の桟橋構造も独特で、放射状に持ち送りを配した脚が目を引きます。テラス化著しい芝浦運河地帯、これももはや、貴重な光景といえるかもしれません。

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右に舵を切って高浜運河を南下、新港南橋を過ぎたあたりで振り返って一枚。ちぎれ雲が流れる冬の青空を、ガラス張りのビルが映す美しさ、晴れてよかった。

186059.jpg天王洲運河との十字流、「T.Y.ハーバー ブルワリー」の前を通ろうとしたら、高浜運河東岸に、新しいポンツン桟橋が完成しているのに気づきました。

写真左手に以前からあった桟橋には、過去2回着けてレストランを利用したことがあります。その後、事情があって桟橋の利用が難しくなったことは知っていましたが、新しくできたこちらはどうでしょう、艇で気軽に立ち寄れるようになるとよいのですが。


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桟橋はくし型で3本、ハンドレールも備えた豪華版で、見たところ5隻が同時繋留できそうな構造。奥には、大きなバージハウスも見えますね。以前から、杭を打つなど工事をしているのは知っていましたが、いよいよ完成したということでしょうか。

帰宅後、T.Y.ハーバーのサイト「TYSONS&COMPANY」を拝見したところ、昨年になって「T.Y.HARBOR BREWERYとWATERLINEを改装、名前を改めそれぞれT.Y.HARBORとT.Y.HARBOR RIVER LOUNGE(リバーラウンジ)に」、とありました。
新しい桟橋とバージハウスは「リバーラウンジ」というのですね。桟橋の利用について知りたくなり、インフォメーションをはじめ、サイトの各所のぞいてみたのですが‥‥う~ん、特に記事はないみたい。探し方が悪いのかしら。
撮影地点のMapion地図

(27年12月31日撮影)

(『27年度川走り納め…13』につづく)

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タグ : 高浜西運河 高浜運河