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10月30日の古川…2

(『10月30日の古川…1』のつづき)

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壮絶張り出しの続き、芝公園入口の上昇してゆく高架を仰いで。高さが増すにつれて圧迫感は減じるものの、数があるだけに、片持ち梁の強烈さはなお衰えず。

護岸に接して橋脚を建て、川面に張り出すのは神田川奧部も同様ですが、密度が濃いだけに印象の強さはやはり、古川に軍配が上がりますよね。

227012.jpgここで鴨さんの一群が登場。出会ったはなは基礎護岸の水際でまったりしていましたが、接近すると例によって実に嫌そうな面持ちで、上流にしばらく泳いでは飛びを繰り返していました。

何度目かに川面に降りるのを止め、いずこかへ飛び去ってしまったのですが、ほとんど舟航のない安寧の地を侵した形になり、何とも申しわけない気持ちに‥‥。

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ピンが甘くて恐縮ですが、ここまで近づいたときも。事前にスタッフへ「水鳥が見られるかもしれませんよ」とお知らせしていたので、喜んでカメラを向けておられました。都市河川で普通に水鳥たちが暮らしているシーン、驚かれる方も少なくないでしょう。

227014.jpg一ノ橋ジャンクション直下、これも古川名物に挙げたい90度超の屈曲区間が見えてくると‥‥。こりゃびっくり、外側の護岸、大規模な改修工事中ですね。

古風な石垣護岸がすっかり失せて、錆色の鋼管矢板が視界いっぱいに広がる、圧倒されるような光景。水際の鋼矢板からは排水のパイプが伸び、盛んに水を吐き出していました。

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陸上の重機も動いていて、平日ならではの躍動感ある河川工事風景。

あまたの支流や暗渠を集め、谷間を流れ下る基幹河川だけに、増水時の流圧を思えば、ここが真っ先に改修の対象になったのはうなずけます。個人的には、可航幅を減じないでもらえるとありがたいですね。
撮影地点のMapion地図

(30年10月30日撮影)

(『10月30日の古川…3』につづく)

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タグ : 古川 高架下水路 水辺の鳥たち

10月30日の古川…1

(『10月30日の運河風景』のつづき)

227006.jpg竹芝運河の最終橋、青い水管橋の向こうに首都高浜崎橋ジャンクションを望んで。高架が陽光を反射して、好天のありがたさが身に染みる瞬間であります。

しかし、竹芝運河もある種の橋梁過密地帯ですね。水管橋2本を含めると、都道、ゆりかもめや首都高とあわせて僅かな距離に、実に9本もの橋が架かっています。


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227008.jpgはい、毎度おなじみ船宿街であります。変わらぬギッシリぶりを目の当たりにして、舵を取る手に緊張を覚えながらも、独特の風情が健在なことに安堵する船頭。

ここでカメラマンさんが準備に入りました。まず身一つで船首に移動し、カメラや三脚は後からスタッフが渡して、組み立てるというやり方。最微速で進むうち、準備完了です。


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こちらも古川名物、首都高は芝公園入口の壮絶張り出し。毎度のことながら、まあタメ息が出るばかりの見事さで、スタッフからも感嘆の声が上がりました。

訪ねるたびに、もうちょっとこの凄さをお伝えできるような写真がものにできないかと、自分の腕のなさを情けなく思っている次第なのですが、今回は上手くいくでしょうか。

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う~ん、いま一つ。も少し視点が高くて、路面が丸見えに撮れていたらよかったのですが。クルマが走っていたらもっと臨場感があったでしょう。何分お手伝いの最中とて、伸び上がるわけにもいかず、致し方のないところであります。
撮影地点のMapion地図

(30年10月30日撮影)

(『10月30日の古川…2』につづく)

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タグ : 竹芝運河 古川 高架下水路

10月14日の川景色…3

(『10月14日の川景色…2』のつづき)

その2:常磐橋復元進む
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日本橋川を下って、復元工事中の常磐橋にやってきました。遠目には錆色の足場と建機を載せた台船が目立ち、ここしばらく変わらぬ風景に見えましたが、進捗の方はどうでしょうか。

226012.jpg橋を観察する前に、台船にもやった豆曳船に目線を吸い寄せられました。錆びた上にペンキを塗り重ねボッテリとした肌、高さの抑えられた扁平なスタイルに加え角型の船首と、川の土木風景にしっくりくる雰囲気。

船名は「アント102」らしいのですが、船固有の名前ではなく、後ろのクレーンに見える通り社名が「(株)アント」なのですね。

同社サイトの「工事実績・施行例」を開くと、平成25年に鉄建建設が元請となった「国指定史跡常盤橋門跡常盤橋解体工事(第514号)」が載っていました。今回の復元工事も、同じ事業で連続しているのでしょうか。

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微速で近づいて、鋼矢板で囲まれた橋脚周りに注目すると‥‥おおお、ずいぶん積み上がっているぞ! 中央上の凹部は、扇形の銘を彫った石材がはめ込まれるところでしょう。だんだん橋の形を成してくるなあ。

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くぐって下流側から。石を一つ一つ洗浄して、キレイになったのはいいのですが、中にいくつか妙に平滑な石が‥‥。まあ、明治の竣工以来たびたび補修はされただろうし、解体前の写真を見ると、質感の違う石があるのは確かなのですが、洗浄して白くなると目立ちますね。

226015.jpg下流側から振り返って。左手、常磐橋公園から伸びていた橋台地も、まだ姿を現わしていませんし、復元完成まで道のりはまだまだ長そうですね。

東京の河川に架かる橋では最も古く、明治のデザインや技術を今に伝える貴重な石造アーチ。復活を楽しみに待つこととしましょう。
撮影地点のMapion地図

(30年10月14日撮影)

(『10月14日の川景色…4』につづく)

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タグ : 日本橋川 常磐橋 高架下水路

10月14日の川景色…2

(『10月14日の川景色…1』のつづき)

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226007.jpg送泥管は結構長く続いており、どこかで台船でも出てくるのか、それとも流路なりに右へ曲がって、白鳥橋の方へ向かうのかしらと、横目でにらみながら高架下を遡上して約1㎞。

台船も現れず曲がりもせずに、そのまま直進して船河原橋をくぐり、何と飯田橋の下へ消えていたのでした。


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さらに近づいてのぞき込んでみると、送泥管は飯田橋をくぐってその奥、暗渠の中まで続いているようですね。これでは末端を確認することはできません。

暗渠は上に飯田橋セントラルプラザが立つ旧飯田濠で、牛込・市ヶ谷濠の水をはける落し口。この先にあるお濠や、暗渠の底ざらえでもしているのかなあ。飯田橋の真下にある管上では、先ほど同様鷺が休んでいて、じっとこちらを見つめていました。

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226010.jpg工事の詳細はさておき、水面から見られるところまで見届けたので、転回して下航。下りながらの視点だと、根元のフェンダーがよいアクセントになって、背の高い橋脚が引き立ち、なかなか格好よい眺めです。

右写真、可撓継手が何とはなしに気になって一枚。数十m置きに設けられ、引き波などによるたわみを吸収するとともに、屈折点にも用いられていました。

(30年10月14日撮影)

(『10月14日の川景色…3』につづく)

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タグ : 神田川 高架下水路

10月14日の川景色…1

226001.jpg10月14日は、故障したエンジンの修理が終わったので、足慣らしを兼ねて近場を巡ってきました。ついこの間まで猛暑だったのがウソのように思える肌寒い日で、鵜さんも羽毛をふくふくとふくらませ、目も半眼にして寒そうです。

おなじみの水路ばかりながら、以下目に留まった変化、気になったことどもを、思いつくまま順不同で備忘録としてみました。

その1:神田川の送泥管?
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神田川、日本橋川を分かつ分流点から、上流を望んだところ。小石川橋の向こうに、紅白のジブをもたげたクレーン船が見えますね。

以前より仕事でこのあたりを通るたび、クレーン船と合わせて、川面に変化があったのに気づいていました。この日はことのついでと、艇から観察してみることに。

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場所はちょうど、水道橋2号分水路吐口の南側。クレーン船は河底にスパッドを突いて、ずいぶん前からここに腰を据えています。右側、奥に向かってパイプが伸びているのが見えるでしょうか。

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パイプは、簡易な桟橋に使うような、黄色いプラ製のポンツンをフロートにして水面から浮かせ、流路の左手に片寄せてアンカーとブイで固定し、上流に向かって延々と続いています。浚渫した泥土を、土運船や陸上の処理施設などに流送するときに使う、送泥管というやつですね。

クレーン船がさらった泥を上流へ向けて送っているものか、その逆なのかはわかりませんでしたが、この管がどこまで続いているのか、見届けてやりたくなりました。

226005.jpg黄色いフロートが点々と連なり、高架橋脚に二重に巻かれたフェンダーはオレンジときていますから、橋の上から眺めても結構目立ちます。

送泥管に沿ってゆるゆる走るうち、管上を休憩所として利用する鷺さんを発見。フランジの出っ張りが足にフィットしてラクチンらしく、近づいても逃げませんでした。

(30年10月14日撮影)

(『10月14日の川景色…2』につづく)

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タグ : 神田川 高架下水路 クレーン船 水辺の鳥たち