2月19日の日本橋川…2

(『2月19日の日本橋川…1』のつづき)

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新常磐橋の上流側に隣接して、ご覧のような桁が架けられていました。エンブレムにすっかり気を取られ、「派手な色だが、何の足場かしら」くらいの気持ちでいて、真下近くに来るまで注意がおろそかになっていたのです。

ふと見上げると、桁側面に掲げられた横断幕に、陽光のまばゆさで判然としないものの、「‥‥2018年完成予定」「‥‥人道橋が誕生」の文言が。これ、新しく架かる橋なんだ! と、ようやく気付かされました。

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反対側に目をやると、赤、緑、黄と、まあ本当に派手なこと。これが橋になるのか、仮設桁なのかはわかりませんが、日本橋川に久方ぶりの新架設橋が出現することになり、大いに興味をそそられました。

この橋、西岸で進行中の「大手町二丁目地区第一種市街地再開発事業」(PDF・NTT都市開発株式会社)の一環として、建造されているものだそう。首都高を頭上間近に眺められることもさることながら、新常磐橋のエンブレムも目の高さで拝めそうで、その筋の方には魅力的なスポットになるかもしれません。

202023.jpg一ツ橋上流、石垣が残る水際の浅瀬では、餌が豊富なのか、鴨さんの団体がおくつろぎ中でした。

日本橋川は中流部に、緑や石垣を伴ったこの手の浅瀬がいくつかあり、お濠や公園の池も近いので、鴨たちが餌を求めて出張ってくるには格好の環境なのでしょう。そういえばユリカモメも、最近は小石川橋(神田川との分流点)まで上ってくるようになったし、彼らを生かすに足る魚などの餌が、河中にあることを実感できます。

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雉橋下流で出会った曳船、「若潮23号」。前後の橋脚に、長々ともやいを回して繋ぎ、ちゃんと船首を上流側に向けて、お行儀よく休んでいました。

202025.jpgご要望で、水道橋2号分水路もくぐってみました。340m付近のS字屈曲で一枚、ううう、あまり上手く撮れなかった。

分水路といえば、お茶の水分水路のシールドマシン発進縦坑(こちら参照)から上流、呑口までがしばらく補修工事に入るようですね。先日夜、通りがかった際に告知看板をチラッと見ただけなので、詳しいことはわかりませんが、恐らく通航はできなくなることでしょう。詳細がわかり次第、改めてお知らせしたいと思います。

(29年2月19日撮影)

(『2月19日の神田川…1』につづく)

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タグ : 日本橋川 神田川 高架下水路 水道橋分水路 分水路 曳船

2月19日の日本橋川…1

(『2月19日の亀島川…3』のつづき)

202016.jpg江戸橋をくぐった直後、前方に見える高架橋脚の一つ一つに、オレンジ色のフェンダーが巻かれているのが目につきました。

フェンダーの色が真新しく鮮やかということもあり、アクセントとしてよく目立ち、首飾りをしてもらったような、どこか可愛らしい風景にも思えます。フェンダーが丁寧に施されているこということは、もちろん理由があるわけで‥‥。

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既製のユンボを載せたタイプの、小型浚渫船がスパッドを刺して休んでいました。船名は「63号東庄丸」。出船入船ますます盛んな日本橋船着場、絶えざる航路整備が求められているのでしょう。

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日本橋の右径間を上航しようとしていたら、おなじみ「カワセミ」が入ってきました。達着シーンをものしておこうと、いったん行き足を止めてカメラを構えます。

結構な大きさの水上バスが、化粧板で飾った首都高の大屋根を頭上に頂いて、静々と進みくる光景! 少なくとも国内では、ここでしか見られない川景色です。

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行き足をゆるめて、日本橋船着場にピタリと達着。船と桟橋の長さが、まるであつらえたようでもあります。

結果的とはいえ、ここは全国でもほとんど唯一の、「屋根の下にある船着場」。鉄道でこそ、線路ごとプラットフォームを屋根の下に納めた駅というのは、多くないとはいえ決して珍しいものではありませんが、桟橋ではきわめて希少であることは、いうまでもありません(暑苦しく力説)。

202020.jpgなぜか、うまく撮れないのがパターンになってしまっている、新常盤橋(外濠アーチ橋)の動輪エンブレム。今日はどうかな‥‥。

むう、何とか「大正七年」が読めるくらいには、ピントが合ったような。もっともこの後、こちらに気を取られ過ぎて、ちょっと後悔するはめになりました。
撮影地点のMapion地図

(29年2月19日撮影)

(『2月19日の日本橋川…2』につづく)

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タグ : 日本橋川 高架下水路 水上バス カワセミ 浚渫船

2月19日の亀島川…3

(『2月19日の亀島川…2』のつづき)

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屈曲部に位置する亀島橋、浅いアーチの補鋼が頭上に覆いかぶさり、まろやかな圧迫感を頭上に感じながら前進微速。

26年5月の写真を見返してみても、繋留艇が一掃されて、ずいぶん寂しくなってしまったなあ‥‥。あの艇たちは全部、先ほど見た桟橋に引っ越すことができたのでしょうか。

202012.jpg霊岸橋は塗り替えられてまだ年数がたっていないせいか、クリームの色が鮮やかできれい。

向こうは分流点、日本橋水門があるのはご存知のとおり。何分おなじみの水路なので、そのままゆるゆると日本橋川に出ようと思っていたら‥‥。くぐりながら、「アレッ?」と、水門のちょっとした異変に気付かされたのでした。


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裏から向かって左、2番径間の扉体直下、水面に横一線の泡立ちが! 最初、閘門通航のときによく見られる、扉体から落ちる滴がつくる線だと思ったものの、扉体を見ると濡れておらず、点検開閉ではないようです。

スロットルをニュートラルにし、惰性で近づきながらよく観察したところ、どうやら水面下から泡が出ているようだとわかり、珍しさにまじまじ見入ったものです。

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ちょうどジェットバスか何かのように、シュワシュワと白い線を描く奇観に、丁字流での左右確認もおろそかになるほど(ちゃんと確認しような!)。

何でしょう、扉体の戸溝にエアーを出す装置を設けて、閉鎖時の水密を損わないよう、溜まった泥土を排出する装置でしょうか。帰ったら調べてみよう。

202015.jpg水門も設備更新をすると、より十全な作動を求めて、新しい機能が追加されるのだなあ、と感心しきり。単に私が知らないだけで、前からあったのかもしれませんけれど‥‥。

丁字流で取舵を切り、日本橋川を上航。好天の下、江戸橋ジャンクションもシャープな表情を見せて、楽しい遡上になりそうですね。
撮影地点のMapion地図

(29年2月19日撮影)

(『2月19日の日本橋川…3』につづく)

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タグ : 亀島川 橋の裏側 日本橋水門 日本橋川 高架下水路

9月10日の日本橋川・神田川…2

(『9月10日の日本橋川・神田川…1』のつづき)

195031.jpg少し進むと、テンダーを一隻従えた台船が錨泊していました。発電機に「高速道路の点検を行っています」との看板が、高所作業機のジブには「首都高点検中」と大書きした幕が巻かれ、通航船へのアピールも怠りありません。

ふと、「これが道路上の高架だったら、夜間のみの作業で機材もそのたび撤収し、交通整理とか結構な手間がかかるなあ」と思いました。

道路交通を阻害せず、休みの日もこうして機材を置いたままにしておける‥‥。考えようによっては、河上を走る高架道路ならではの長所かも知れませんね。

195032.jpg気になっていた工事の一つ、常磐橋の撤去現場に到着。右の写真は西詰、常磐橋公園側を見たもので、特徴ある橋台もすっかり姿を消し、黒い土嚢と鋼矢板が目立つばかりです。

銀色のシートで覆われた部分は、石組みを撤去した後の、いわば橋台の中身の土盛りでしょうか。


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橋脚の部分も、楔形にとがらせた鋼矢板で囲われ、中から伸びたホースで排水されています。

橋の本体が取り去られた後も、基礎の撤去と調査は続いているはずですから、鋼矢板囲いの中をのぞき込みたくてたまらなくなるものが。松杭の基礎とかが出てきているのかなあ‥‥。

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右(東側)径間をくぐって、上流側から。足場の制限高はA.P.+4.1m、高潮位だと、ハードトップでちょっと高さのある艇では、難しい寸法ではあります。

解体調査現場の見学会も催されているようですが、詳しい調査結果がまとめられたら、ぜひ記事として公表していただきたいものです。

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も少し遡上して、神田橋ジャンクションの真下から見上げてみたら、おほ、日本の高架の間からのぞける青空、なかなかどうして格好よく、ちょっと爽快な眺め。

ここしばらく、晴れ間が珍しく思えるほど雨が多かったですから、側溝からオーバーフローする分の合流も、例年にくらべて桁違いに多いのでしょう、水面のコンディションは今一つ。得がたい青空を高架下から仰ぎつつ、馴染みの道のお散歩を続けます。
撮影地点のMapion地図

(28年9月10日撮影)

(『9月10日の日本橋川・神田川…3』につづく)

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タグ : 日本橋川 高架下水路 常磐橋 台船

9月10日の日本橋川・神田川…1

(『9月10日の軍艦…3』のつづき)

195026.jpg豊洲大橋北詰をチラリと。街灯、青看板、防音壁と路上の設備もすっかり揃って、この角度から見るかぎり、すでに供用されていてもおかしくない雰囲気です。

本橋架設に出動した、巨大クレーン船「富士」の威容に圧倒されて(過去ログ『春海運河スペクタクル…3』参照)早や8年‥‥。さまざまなことが支障して、なかなか供用に至らないのは残念ですが、せっかくの立派な長大橋、せめて開通後は、大いに利用されることを祈りたいものです。

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‥‥さて、毎度おなじみ日本橋川です。ご無沙汰しているうちに、注目の工事がいくつか進捗していることもあり、今でなければ見られない川景色を拝んでおこうと、日本橋川~神田川の周回コースを選んだのでした。

まだ早い時間のこととて、船溜も川面も静まり返っています。豊海橋の風格ある銘板を仰ぎつつ、ぐっと減速。

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日本橋水門もお変わりなく。ビルと首都高に囲まれた淡いグレーの扉体、空まで曇りがちで白っぽいと、まさに保護色。

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195030.jpg日中なら、観光船の下航を避けるため、右寄りの低い高架下を進む江戸橋ジャンクションも、河道中央から見上げて楽しめる朝の贅。

日本橋をくぐったところで、高架橋脚に巻きつけられたオレンジ地に赤字の注意書きが。「この先台船作業中 徐行願います」。おや、何の工事かしら?
撮影地点のMapion地図

(28年9月10日撮影)

(『9月10日の日本橋川・神田川…2』につづく)

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タグ : 春海運河 日本橋川 高架下水路 日本橋水門