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根岸湾への道々で…1

(『大岡川と残桜…4』のつづき)

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233042.jpg分流点の“鼻”を迂回して避け、中村川の高架下に入ったところで振り返って一枚。チラリと見える山王橋、屈曲のアウトコース沿いにまだ花を残す桜の一群を眺めながら、素敵な川景色を楽しませてくれた、大岡川に別れを告げました。

影になってしまいましたが、写真右橋に見える“鼻”、水面から眺めたかぎり結構な鋭角で、可航河川での分流点風景としては、なかなか印象的です。

右に示した魚探の感は、“鼻”を回りつつある瞬間に撮ったもの。水深3mくらいから、2m強にゆるりと盛り上がったような線が描かれて、流水による堆積があることを感じさせました。

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中村川に入って、押さえておきたい物件といえばやはりこの橋。大正15年竣工の震災復興橋、茂森橋や一ツ橋と兄弟分のラーメン橋台橋、吉野橋です。

自分的はちょっと納得がいかない仕上がりになってしまいましたが、石張り部分も相変わらず美しく、端正な魅力は健在であることを拝見して、嬉しく思ったものでした。

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鋼桁部分に寄せてもう一枚。道幅相応のボリューム感が感じられる奥行き、桁裏のリベットの反射を映す水面と、まだつやのある桁の塗装を仰ぎつつ堪能。

高架下は、紫外線にさらされることが少ない分、古豪橋梁を後世に伝える住環境(?)として、適しているように思えてなりません。

233045.jpg中村川を下り、堀割川を通って根岸湾へ。目指すは横浜ベイサイドマリーナです。写真は日枝橋を上流から見たところ。

以前も同じことを書きましたが、中村川は高架下水路として後発のせいか、橋脚が河中に林立せず、護岸とツライチにまとめられて、見た目がすっきりしているのが興味をそそられますね。
撮影地点のMapion地図

(31年4月13日撮影)

(『根岸湾への道々で…2』につづく)

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タグ : 中村川 高架下水路

3月15日の川景色…3

(『3月15日の川景色…2』のつづき)

231061.jpg日本橋川を流頭部まで遡上し、神田川との分流点が見えてきたところで、一つ興味深いことがありました。

警戒船から、大型船が通るので15分ほど待機の声がかかり、漂泊していたら、神田川に曳索をピンと張った曳船が出現。後に続くバージは‥‥と注目していると、なるほど、待たされただけあって大きい! なかなか全容を現さず、川幅より長いように思えたくらいです。


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通航可の指示があったので、丁字流に進みさっそく左手を見てみたら、まあ、バージの大きいこと。「10月14日の川景色…1」で触れた、送泥管の末端にいたクレーン船に横付けしたら、流路がほぼ塞がってしまいました。

聞いたところでは、市ヶ谷濠で浚渫した泥をここまで圧送しているそうですから、曳かれてきた大きなバージは土運船ですね。これも平日でなくては見られない光景で、ゲストも興味深げでした。

231063.jpg私にとってもう一つ興味深かったのは、船宿・三浦屋さんのオープン観光船「粋人丸」が、警戒船任務に就いていたこと。2機がけで4~50人は乗れるこの船が、警戒船もこなすとは! と、珍しく眺めました。

H艇長によると、こういうことは決して珍しくはない、とのことでした。安定している上広いスペースが取れるので、作業員さんの休憩所としては好適かもしれません。

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お茶の水まで下り、丸ノ内線の橋を振り返ったところで‥‥おおお! デビューしたばかりの新型車が登場したというグッドタイミング。昔を思い出させる、真っ赤な塗装もさることながら、妻面近くの丸窓がいかしていますね。

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少し下って、昌平橋~万世橋間では、護岸の表面に石垣風の化粧板を貼る工事中でした。すでに万世橋~和泉橋間では施工済みだったので、人目につく区間から、徐々に広げてゆく心づもりなのでしょうね。
撮影地点のMapion地図

(31年3月15日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 日本橋川 神田川 高架下水路

2月10日の水路風景…4

(『2月10日の水路風景…3』のつづき)

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231017.jpg北岸には桟橋が設けられて、曳船と通船が一隻づつもやっていました。上は「第一たか丸」。船名の俗字に味わいが。チャームポイントはちんまりとした操舵室‥‥フードといった方がよさげな小ささ、肩幅くらいしかなさそうですね。

通船は「第二たか丸」と兄弟船、古典的通船スタイルで、全面窓がふた昔前のバスを思わせる、角丸のHゴムなのに目を引かれました。

231018.jpg高架下に入り茅場橋下流、左手に日本橋川で見る船としてはずいぶん大きな土運船と、その向こうには、橋脚に巻かれた鮮やかな色のフェンダーが。

これだけの土運船がいるということは、護岸改修は浚渫を伴うのでしょう。茅場橋をくぐり、鎧橋下流に至ると‥‥。


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台船にユンボを搭載したタイプの浚渫船が出現。大小2隻いるあたり、この工事の規模が結構なものであることを感じさせます。

休日なので工事も休みでしたが、高架とビルのすき間から射しこむ陽を浴びて、浚渫船たちがのんびり昼寝を決め込んでいるように見えました。

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日本橋をくぐってから転回しようと上流側に出たら、珍しくパドルボードのフリートが遡上しているところに出くわしました。5隻(いや、『5枚』?)で、一隻は数人が乗れる大型のようです。

左に一人離れて進む黒一色の彼、リーダーかインストラクターなのか、それとも単に孤独を好んでいるのか‥‥。いずれにせよ、どこかクールな雰囲気を発散していて、ちょっと惹かれるものがありました。
撮影地点のMapion地図

(31年2月10日撮影)

(『2月10日の水路風景…5』につづく)

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タグ : 日本橋川 高架下水路 曳船 浚渫船

10月30日の古川…4

(『10月30日の古川…3』のつづき)

227021.jpg可航区間の最終橋、小山橋を上流側から眺めて。高架と建物の間からのぞける青空、抜けるようで実に気持ちのいいこと。

撮影の都合で、一の橋~遡上限界点を2往復、途中の区間でもリトライが複数回ありましたが、風も抜けずまた流れの緩い時間帯に恵まれて、たび重なる転回も不安なく行えたのは幸いでした。

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快晴の恩恵は、高架の桁裏まで波紋の反射を及ぼし、あまねく光を行き届かせるさまを見せてくれます。ああ、晴れていることって本当にありがたい。

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227024.jpg石垣護岸が見せるこの曲面、外側に更新工事が及んだとあっては、内側も近いうちに見られなくなってしまうのでは‥‥と、記録を残す気持ちで一枚。

曲面の下流側には、右のような切断部分があり、フラップゲートを備えた排水管渠が。長らく河道下に調節池を設ける工事をしていますから、その吐口でしょうか。


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撮影を終え、竹芝運河の無銘人道橋まで戻ってきました。しつこいようですが、抜けるような青空が本当に嬉しい。あっ、橋の向こう、「新東京丸」がこちらに向かってくきますね。入港シーンが楽しめそうです。

(30年10月30日撮影)

(『10月30日のフネブネ…1』につづく)

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タグ : 古川 高架下水路 竹芝運河

10月30日の古川…3

(『10月30日の古川…2』のつづき)

227016.jpg屈曲区間に入った直後、魚探の感に目を落としたらご覧のとおり、モコリとした盛り上がりが見られました。頂部で1.9mの水深ですから、まだ余裕がありますが、こういう感はヒヤリとさせられます。

内側は浅いので、河道中心よりやや外側を通ったのですが、以前はも少し底状が安定していたような気が。

やはり、旧護岸を基礎から撤去し、鋼管矢板を打ち込むという作業の結果、河底が乱れたのでしょうか。竣功の暁には、浚渫もしていただけるとありがたいのですけれど‥‥。


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工事区間を振り返ってみると(下写真)、ジャンクションの高架で三角に区切られた青空の下、重機のポーズも勇ましく見えて、何か希望に満ちた感じ(?)の絵に。

都内可航河川随一の屈曲区間だけに、どんな護岸に生まれ変わるのか、楽しみではあります。以前のように噴水(『光射す高架下水路・古川…8』参照)は設けないでいただきたいものですが!

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新広尾公園親水テラスの前を通過。護岸を計画高水位以下まで掘り込んだ(つまり増水時は水没する前提)形式のテラス、中小河川ではあちこちで見られるようになりましたが、少なくとも柵に扉が設けられていたりして、防災船着場を兼ねているのが普通ですが、こちらはそのたぐいの設備はなし。ちょっともったいない気もします。

ちょうど保育園のお散歩の時間だったのか、遊んでいた子供たちが駆け寄ってきて、元気に手を振ってくれました。柵に守られ、すり鉢状で目も行き届くテラスは、小さい子を遊ばせるには最適の安全な場所といってよいのでしょう。

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227020.jpgこの日は「できるだけ二の橋に近づいてほしい」というご希望もあり、ほんの少しですが、遡上限界点を更新しました。写真の場所で魚探の感がロストしたので、ここらが限界らしいと、お断りして転回。

帰路のテラスでは、さっき手を振ってくれた子が知らせたのでしょう、お友達や保母さんたちと一緒に待っていて、盛大なお見送り! 元気いっぱいの笑顔が嬉しく、こちらも手を振って応えました。
撮影地点のMapion地図

(30年10月30日撮影)

(『10月30日の古川…4』につづく)

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タグ : 古川 高架下水路