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2月9日の川景色…3

(『2月9日の川景色…2』のつづき)

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246012.jpg旧綾瀬川に入ろうとスロットルをしぼり、右からの流速に抗しながら取舵に当てたら‥‥。あっ、隅田水門がすっぽりと養生されている! 不変と思い込んでいたここも、いよいよ耐震補強か設備更新の順番が回ってきたのですね。

うまく撮れませんでしたが、右はくぐりざま見上げたところ。一つ目の信号は健在でしたが、扉体ほか鋼製部分も塗り替えられるのでしょうか。

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あまりこちらから撮ったことがないので、くぐってから振り返って一枚。堰柱に設けられていた4つの標識は、横断幕にプリントして手前の人道橋に仮設で掲げられ、かえって見やすくなったくらい。

右手前、操作室棟の左に見える護岸の角にも、一つ目の信号がスピーカーとともに設けられていて、何か律儀で微笑ましいものが。赤信号だけの灯器って、珍しいと思うんですが、都内や近郊の水門で他に例があったかな?

246014.jpg青空をバックに河道上を走る高架を仰ぎ、都内最北(だったかな)の高架下水路の滋味を堪能しながら、ゆるゆると下航。

高架に覆われた空間を、水管橋と綾瀬橋、二つの円弧が交錯する光景も旧綾瀬川らしい、鉄の匂い濃厚な角度。さて、伊澤造船の船溜エリアに近づいてきましたが、今日はどんな船が見られるかしら。

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近隣の河畔が刻々と姿を変えていっても、ここだけは時の流れをはねつけたように、風格ある姿を保つ伊澤造船。よきかな、佳き哉。

船台に上架されているのは、台船でしょうか。近づいて拝見とまいりましょう。
撮影地点のMapion地図

(令和2年2月9日撮影)

(『2月9日の川景色…4』につづく)

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タグ : 旧綾瀬川 隅田水門 高架下水路 伊澤造船

平成最後の川走り納め…15

(『平成最後の川走り納め…14』のつづき)

229071.jpg上平井水門に近づいて。第三径間はおおむね竣工と見てよいようです。旧扉体の特徴的な構造は、新扉体にも継承されたのですね。

気になる塗色はというと、扉体がグレーに、ブルーは巻上機室の桁に移り、マルーンは細身の管理橋のみと、結果として先代の各色は継承されたものの、面積のある扉体を保護色(?)としただけに、全体の印象はだいぶおとなしめになりました。

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くぐって下流側を眺めたところ。巻上機室とそれを支える桁の天地がぐっと増したので、好意的に見れば、従来より堅牢な感じがするようになりました。しかしマルーン塗りの面積が激減したのは、正直、寂しい気持ちになったものです。

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いったん距離を取って、全景を一枚。う~ん、巻上機室と桁のせいで、従来のスマートさは消え失せて、重心の高い鈍重な雰囲気になったような‥‥。

もっとも工事が完成したら、別の印象を持つかもしれません。ともあれ設備を一新して、高潮からの護りをより長く担えるようになるのは、嬉しいことではあります。

229074.jpg取舵で大きく円を描いて、中川水門によう候。こちらの巻上機室は上平井水門と異なり、別パーツ(?)でなく堰柱と一体のRCですが、すごく肉厚でごつい感じのする外観ですよね。

荒川に出て上り、隅田水門を通って隅田川へ抜けるいつものコースへ。アップで仰いで見ると、のっぺりした躯体や機器の配置のせいか、ちょっと古風な魅力を感じさせます。

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撮影地点のMapion地図

(30年12月30日撮影)

(『12月30日のフネブネ…1』につづく)

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タグ : 中川 旧綾瀬川 上平井水門 中川水門 隅田水門

2月3日の川景色…6

(『2月3日の川景色…5』のつづき)

217026.jpg荒川を横断して、これも毎度おなじみ隅田水門から旧綾瀬川を通り、隅田川に抜けることに。ご存知のようにカーブミラーが備えられているほど、見通しの悪い区間なので、慎重に様子をうかがってから前進微速。

そういえば、通航シーンをつぶさに拾ったことは久しくなかったなあ‥‥と気づき、連続でものしてみることに。何分舵を握りながらのテキトー撮りですので、お目汚しまで。

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長声を鳴らしながら進入開始、おっとと、結構流速が強いですね。向こうのRC橋を、ちょうど東武線の電車が通過中。

扉体の前を横切る人道橋、こうして仰ぐと意外なほど太く、頑丈な印象です。先ほどふと検索してみたら、橋の名前は「千住曙町橋梁」(江東地区の橋めぐり)というそう。緊急車輌も通行できる、河川敷道路の橋なのですね。道理でがっしりしているわけです。

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一つ目の赤信号が備えられた鋼製の梁は、閉鎖時の計画高水位をクリアするための、固定式扉体を兼ねたものといってよいでしょう。天端に手すりもあるので、管理橋の役目もしているみたいですね。

信号は2灯式の灯器が、巻上機室の前面にあるのですが、こうも橋でさえぎられては、一つ目のを補助信号としてつけたくなる気持ちもわかります。それとも、橋が架かる前からあるのかしら。

‥‥と、ここまで書いてから、「待てよ、『隅田川 橋の紳士録』(白井 裕著・平成5年)に写真があったぞ!」と開いてみたら、一つ目信号は架橋前から存在していたことが判明。失礼しました! しかし、赤系の塗色を今に至るも保っている水門って、珍しいですよね。「赤水門原理主義者」なので、このあたりにも惹かれてしまうのです。

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径間に鼻先を突っ込んだところで、少しあおり気味に。扉体の裏側に寄り添うようにして、管理橋が見え、その向こうは堤防上を走る都道449号線の橋、さらに東武線、そのまた向こうにも見えませんが人道橋があり‥‥。

扉体手前の梁も勘定に入れたら、この短区間に、実に6本もの橋が架かっているという橋梁集中点。このすぐ左手上空には、首都高向島線もまたいでいるわけですから、橋の洪水といってもいい過ぎでないところですよね。

217030.jpg抜けた直後、上下線を合わせながら河上にくねり込んでくる首都高、右手には名物カーブミラーと、板状のゴムフェンダーを打ちつけた基礎護岸が見えます。

二つの大河川をショートカットする旧河道、という来歴にも惹かれますが、水門と橋たち、高架がたたみかけるようにして織り成す川景色、そしてちょっとした難所(?)であること‥‥。旧綾瀬川、短くも実に楽しみの詰まった水路であります。
撮影地点のMapion地図

(30年2月3日撮影)

(『2月3日の川景色…7』につづく)

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タグ : 隅田水門 旧綾瀬川 高架下水路

11月2日の川景色…1

161001.jpg11月2日は、同業者のN氏と近場回りに出かけてきました。数日前の天気予報では雨と出ていたものの、日を経るに従って徐々に好転し、当日朝はまずまずの日和に。「僕は晴れ男ですからバッチリです!」という、N氏のお説どおりとなりました。

少し靄がかかっているものの、光に満ちあふれて川面を輝かせる荒川へ。秋らしい爽やかな空気、水路行には絶好の季節ですよね。清砂大橋も、主塔や桁側面に朝の光を浴びて、シャープな印象です。

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荒川をプレーニングして爽快感を味わった後は、旧綾瀬川でショートカットして、隅田川中下流部へと出る定番コース。おなじみ隅田水門を見上げ、長声を鳴らしつつ微速で進入。

日中潮位が高い日で、潮が上げている時間帯ということもあり、流れは隅田川から荒川へ向かっています。流速を感じながら、少し頭が振られるのを、舵でチョイ、チョイと抑えるのも楽しいもの。

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旧綾瀬川の河口近くとくれば、こちらもおなじみの伊沢造船。船台は珍しく全部空いていて、錆色に染まった床面に陽が降り注いで、のどかな雰囲気。

161005.jpg言問橋まで下ってくると、少し雲が出てきました。スカイツリーを見上げてみたら、ちょうど低い雲が薄々とからんで、でき始めの綿あめのよう。逆光も手伝って、雲海中に見え隠れする主峰のような、どこか荘厳な感じすらします。

秋とくれば、澄んだ空気の中で、細部までくっきりとした眺めが定番のように思えますが、ちょっと薄雲をからめたような姿も、群を抜いた高さを実感させてよいものですね。
撮影地点のMapion地図

(26年11月2日撮影)

(『11月2日の川景色…2』につづく)

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タグ : 荒川 旧綾瀬川 隅田川 隅田水門 伊沢造船

12月29日の綾瀬川…7

(『12月29日の綾瀬川…6』のつづき)

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141047.jpg行き足もついてホッとしたところで、いま一度綾瀬新橋の浸りっぷりを。橋の向こうのテラス化工事も気になるし、またいずれ潮位の低いときにすり抜けて、上流側を再訪してみたいものです。

帰り道、小菅ジャンクション下で台船に横付けしていた曳船を一枚。こちらも操舵室前面、両舷に二本の松飾りをしてもらって、誇らしげに見えました。船名は「うめ」。

141048.jpg毎度おなじみ綾瀬水門をくぐって、綾瀬川にお別れ。光線の塩梅もよろしく、堰柱、巻上機室、扉体とも陽射しに輝いて、いいお顔が拝めました。

荒川を少し下り、首都高向島線・新荒川橋の上流で右へ。澄んだ空を映す河水も清く、平らかで年末らしい静けさ。いいですねえ、荒川のこういった表情も!



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141050.jpgぎらつく逆光のまばゆさに目を細めながら、隅田水門をくぐって、旧綾瀬川へ入るとしましょう。例によって一旦行き足を緩め、出船がないか様子をうかがってからふたたび前進。長声を鳴らしつつつ進入。

この好天とあって、隅田川下流部は賑わっているでしょう。都大路の年末らしさを求めて、のんびり下航してみることにしました。
撮影地点のMapion地図

(25年12月29日撮影)

(『25年度川走り納め…4』につづく)

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タグ : 綾瀬川 荒川 曳船 綾瀬新橋 綾瀬水門 隅田水門