27年度川走り納め…8
(『27年度川走り納め…7』のつづき)
●「6月7日の水門…2」で撤去されたのに気づいた、住吉水門の工事進捗は如何、と近づいてみると‥‥。
管理橋が撤去されたくらいで、外見に大きな変化は見られなかったものの、右手の管理棟が新築されたのか、単にリフォームしただけなのか、面目を一新していました。建屋正面には都のマークに「住吉水門」と大書きされ、以前と違ってアピールもしっかり。堰柱や巻上機室のデザインは、どんなものになるのでしょうね。

●前回は説明板が撮れなかったので、雪辱とばかり舵を切って接近。流れも複雑で、通航船の引き波も絶えない水域とあって、3度再挑戦して、ようやく見られるものが1枚撮れました。
「住吉水門耐震補強工事(その1)」、いや、補強じゃなくて、上回りはほとんど新築だと思うのですが。「その1」が27年11月までとすると、この時点ですでに「その2」にかかっていたことになります。おっ、完成予想図もある! 見たかぎりは鉄骨組みの堰柱のようで、雰囲気的には従来とあまり変わらなそう。巻き上げ装置はチェーンのようですね。

●続いて「3月29日のお花見水路…4」で触れた、月島川水門の工事の様子も。巻上機室は完全に撤去、左手の管理棟もすっぽり足場で覆われています。住吉水門同様、こちらも改築するのでしょうか。
●豊洲への移転も迫っていることだしと、築地市場の川表側の全景を撮っておくことに。空も晴れ渡って光線の塩梅もよろしく、冬の陽をいっぱいに浴びたいい姿を拝めました。
魚介運搬船の横着けもできなくなり、桟橋構造も有名無実化してしばらくたちますが、大川口を賑やかに彩ってきたその存在感は衰えを見せていません。最後の日まで、その威容を誇ってほしいものです。

●周囲の風景ともだいぶなじんできた感のある新第一橋、築地大橋をくぐって港内に出てみましょう。通航船の引き波もだいぶ落ち着いてきて、ぬめったような肌を見せる川面に、青空が映りなかなか爽快な水路風景、冬ならではの澄んだ水と空気が嬉しくなります。
【撮影地点のMapion地図】
(27年12月31日撮影)
(『27年度川走り納め…9』につづく)

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管理橋が撤去されたくらいで、外見に大きな変化は見られなかったものの、右手の管理棟が新築されたのか、単にリフォームしただけなのか、面目を一新していました。建屋正面には都のマークに「住吉水門」と大書きされ、以前と違ってアピールもしっかり。堰柱や巻上機室のデザインは、どんなものになるのでしょうね。

●前回は説明板が撮れなかったので、雪辱とばかり舵を切って接近。流れも複雑で、通航船の引き波も絶えない水域とあって、3度再挑戦して、ようやく見られるものが1枚撮れました。
「住吉水門耐震補強工事(その1)」、いや、補強じゃなくて、上回りはほとんど新築だと思うのですが。「その1」が27年11月までとすると、この時点ですでに「その2」にかかっていたことになります。おっ、完成予想図もある! 見たかぎりは鉄骨組みの堰柱のようで、雰囲気的には従来とあまり変わらなそう。巻き上げ装置はチェーンのようですね。

●続いて「3月29日のお花見水路…4」で触れた、月島川水門の工事の様子も。巻上機室は完全に撤去、左手の管理棟もすっぽり足場で覆われています。住吉水門同様、こちらも改築するのでしょうか。

魚介運搬船の横着けもできなくなり、桟橋構造も有名無実化してしばらくたちますが、大川口を賑やかに彩ってきたその存在感は衰えを見せていません。最後の日まで、その威容を誇ってほしいものです。

●周囲の風景ともだいぶなじんできた感のある新第一橋、築地大橋をくぐって港内に出てみましょう。通航船の引き波もだいぶ落ち着いてきて、ぬめったような肌を見せる川面に、青空が映りなかなか爽快な水路風景、冬ならではの澄んだ水と空気が嬉しくなります。
【撮影地点のMapion地図】
(27年12月31日撮影)
(『27年度川走り納め…9』につづく)

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3月29日のお花見水路…4
(『3月29日のお花見水路…3』のつづき)

●明石町・聖路加ガーデン前船着場の前を通ると、ちょうど水辺ラインの「こすもす」が接岸体制に入ったところでした。久しぶりの晴れた休日とあって、展望デッキも賑わっているようですね。
ここで驚くべき光景が。月島川水門が、あの特徴ある巻上機室をすっかり外されて、どうやら更新工事中の模様です! 巻上機室周りのみの更新なのか、扉体ごとごっそり取り替えるのか‥‥。びっくりしたせいか、写真もブレブレになってしまいました。

●「隅田川橋梁」‥‥いや、築地大橋と名前も決まった新第一橋を仰いで港内へ。好天と桜に誘われてか、多くの艇が続々と遡上してきます。
浜離宮の前まで来たところで、そうだ、こちらの咲き具合は‥‥と気になりだし、「ちょっと寄り道してゆきましょう」とNさん夫妻に声をかけてから、汐留川水門をくぐって内水面へ進入。

●おお、なかなかの咲きっぷり。桜に近い水面は、すでに近隣のプレジャーが舷を接してもやい、大盛況です。バーベキューでもしているのか、おいしそうな匂いも漂って、遠くに水上バスの汽笛を聞きながら、楽しげな雰囲気をおすそ分けしてもらいました。
【撮影地点のMapion地図】
(27年3月29日撮影)
(『3月29日のお花見水路…5』につづく)

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ここで驚くべき光景が。月島川水門が、あの特徴ある巻上機室をすっかり外されて、どうやら更新工事中の模様です! 巻上機室周りのみの更新なのか、扉体ごとごっそり取り替えるのか‥‥。びっくりしたせいか、写真もブレブレになってしまいました。


浜離宮の前まで来たところで、そうだ、こちらの咲き具合は‥‥と気になりだし、「ちょっと寄り道してゆきましょう」とNさん夫妻に声をかけてから、汐留川水門をくぐって内水面へ進入。

●おお、なかなかの咲きっぷり。桜に近い水面は、すでに近隣のプレジャーが舷を接してもやい、大盛況です。バーベキューでもしているのか、おいしそうな匂いも漂って、遠くに水上バスの汽笛を聞きながら、楽しげな雰囲気をおすそ分けしてもらいました。
【撮影地点のMapion地図】
(27年3月29日撮影)
(『3月29日のお花見水路…5』につづく)

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7月20日の水路風景…1

夏空をバックにたたずむ、イグアナクレーンの姿を仰ぎながら左へ舵を切り、汐見運河へ入ってゆくと‥‥。

●京葉線の高架の下にのぞける墨田川造船の桟橋には、消防艇「ありあけ」の姿が。修繕か何かでしょうか。甲板室後部、ノズルのマストが立っていたはずですが、このあたりは橋も低いですし、倒すか、取り外すかしたのでしょうね。

隅田川橋梁のアーチも、グレー系の塗色ということもあって、曇り空に溶け込みそうなご機嫌斜めの表情。どうか、降りませんように‥‥。

●中央大橋をくぐり、永代橋を望むあたりまできて、視界右手に何やら物々しさが‥‥あっ!
大島川水門が、更新工事に入っていたとは!

●先月通ったときは、まだ着手されていなかったような‥‥。もう、右径間の扉体どころか、巻上機室まで取り去られているという、ものすごい勢いの進捗ぶり。イヤ、一月以上経っているのですから、当たり前ですか。
両端に小さな尖塔をいただいた、ちょっとオシャレ(?)してみました、といった風の巻上機室とも、これでお別れですね。扉体ともども、そんなに痛んだ感じはしなかったのですが、やはり都心の水防施設ということで、それだけ重視されているということなのかもしれません。
【撮影地点のMapion地図】
(26年7月20日撮影)
(『7月20日の水路風景…2』につづく)

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「隅田川橋梁」初くぐり
(『「橘丸」を眺めて…2』のつづき)
●去る5月8日、中央径間がクレーン船で一括架設されたことにより、橋としての姿を現した仮称「隅田川橋梁」。くぐり初めしながら、その威容を堪能してみるとしましょう。
逆光気味の中、中央径間の下に、すでに第一橋でなくなった勝鬨橋をのぞき見て、まずはしみじみ。橋一つ増えるということは、大川口の印象をこんなにも大きく変えるとことなのだなあ‥‥と、感慨を新たにしたことではありました。

●さて、前後に通航船のないことを確認してから、おもむろにほぼ真ん中を失礼して、初くぐり。
アーチは垂直でなく、外側に倒れこんだような格好で造られているため、見上げるとちょっと不安定だなあ、というのが第一印象。はなからくさすようで恐縮ですが、アーチ同士を結ぶ梁がないのも、どこか華奢な感じで、不安定さを助長しているのかもしれません。クルマで渡るときは、かえって圧迫感がなくて、いいかもしれませんね。

●初くぐりということで、気になるのはやはり、裏側を仰いだときの光景です。おお、これは面白い造りですね。両側の歩道が、持ち送りで主桁から離されて設けられており、裏から見るとハシゴ状をなしています。
桁裏のほとんどは、ご覧のとおり足場でおおわれていましたが、どことなく軽快でつるりとした印象。桁下高は先輩の各橋にくらべても余裕がありそうで、通航船艇にとってはありがたいことではありますね。

●くぐり終わり、上流側に抜けたところで、陽射しに輝くいいお顔を。ええと、写真右手の築地側が低く、左の月島側に向かって、ゆるく勾配がついている‥‥んですよね?
ううん、じっと見ていると、自分の中の垂直・水平の基準がアイマイになってきそう‥‥。ともあれ、これから末永くお世話になりますので、どうぞよろしく。
【撮影地点のMapion地図】
(26年6月14日撮影)
(『隅田川派川にて』につづく)

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逆光気味の中、中央径間の下に、すでに第一橋でなくなった勝鬨橋をのぞき見て、まずはしみじみ。橋一つ増えるということは、大川口の印象をこんなにも大きく変えるとことなのだなあ‥‥と、感慨を新たにしたことではありました。

●さて、前後に通航船のないことを確認してから、おもむろにほぼ真ん中を失礼して、初くぐり。
アーチは垂直でなく、外側に倒れこんだような格好で造られているため、見上げるとちょっと不安定だなあ、というのが第一印象。はなからくさすようで恐縮ですが、アーチ同士を結ぶ梁がないのも、どこか華奢な感じで、不安定さを助長しているのかもしれません。クルマで渡るときは、かえって圧迫感がなくて、いいかもしれませんね。


桁裏のほとんどは、ご覧のとおり足場でおおわれていましたが、どことなく軽快でつるりとした印象。桁下高は先輩の各橋にくらべても余裕がありそうで、通航船艇にとってはありがたいことではありますね。

●くぐり終わり、上流側に抜けたところで、陽射しに輝くいいお顔を。ええと、写真右手の築地側が低く、左の月島側に向かって、ゆるく勾配がついている‥‥んですよね?
ううん、じっと見ていると、自分の中の垂直・水平の基準がアイマイになってきそう‥‥。ともあれ、これから末永くお世話になりますので、どうぞよろしく。
【撮影地点のMapion地図】
(26年6月14日撮影)
(『隅田川派川にて』につづく)

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5月3日の「隅田川橋梁」…4
(『5月3日の「隅田川橋梁」…3』のつづき)
●前部の出入口から後部デッキまで、お客さんをぎっしり満載した水上バス、「リバータウン」が下航(タイトルはこの少し前のシーン)。橋の断面と船とのツーショットは、貴重なだけにできるだけ撮っておきたいもの。
下写真、月島側のそれを上流側から眺めて、気づかされたことが一つ。橋脚の真上に当たる側面、濃いグレーで三角形に塗り分けられていますよね。単なる塗り分けなのか、それとも、これから三角錐型の整流カバーみたいなものを取り付けるのか‥‥。

●ついこの間まで、この位置から下流を見ると、旧臨港消防署の建物や桟橋が目に入ってきたんだよなあ‥‥。昨今の水辺の変化の速さ、激しさには、毎度のことながら驚かされるばかりです。
●「隅田川橋梁」にお別れして、新月島運河(新月島川)へゆるゆる進入。以下、落ち穂拾い的に何枚か。
浜前水門をくぐって、併設されている浜前橋のフラットな裏側を見上げながら。ムクのスラブとあって、桁裏にはわせる余裕がないためでしょう、パイプやら電路らしいものが、ガードレールと一緒にびっしり並んでいるのが見えますね。わずかな桁側面には、「最高潮面上高さ2m」の文字も。A.P.換算では、4.1mということになるのでしょうか。


●勝ちどきマリーナの前にさしかかったところで、女性スタッフが出て来られたので、先日、撮影時にお世話なったお礼を言上しつつ微速で通過。
その少し先にもやっていた曳船、「12東庄丸」のファンネルマークが素敵だったので一枚。ペンキ書きでない、抜き文字なのがまたよろしく、まめに手入れされているのか、塗りも鮮やかでした。
【撮影地点のMapion地図】
(26年5月3日撮影)
(『5月3日の亀島川…1』につづく)

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下写真、月島側のそれを上流側から眺めて、気づかされたことが一つ。橋脚の真上に当たる側面、濃いグレーで三角形に塗り分けられていますよね。単なる塗り分けなのか、それとも、これから三角錐型の整流カバーみたいなものを取り付けるのか‥‥。

●ついこの間まで、この位置から下流を見ると、旧臨港消防署の建物や桟橋が目に入ってきたんだよなあ‥‥。昨今の水辺の変化の速さ、激しさには、毎度のことながら驚かされるばかりです。

浜前水門をくぐって、併設されている浜前橋のフラットな裏側を見上げながら。ムクのスラブとあって、桁裏にはわせる余裕がないためでしょう、パイプやら電路らしいものが、ガードレールと一緒にびっしり並んでいるのが見えますね。わずかな桁側面には、「最高潮面上高さ2m」の文字も。A.P.換算では、4.1mということになるのでしょうか。


●勝ちどきマリーナの前にさしかかったところで、女性スタッフが出て来られたので、先日、撮影時にお世話なったお礼を言上しつつ微速で通過。
その少し先にもやっていた曳船、「12東庄丸」のファンネルマークが素敵だったので一枚。ペンキ書きでない、抜き文字なのがまたよろしく、まめに手入れされているのか、塗りも鮮やかでした。
【撮影地点のMapion地図】
(26年5月3日撮影)
(『5月3日の亀島川…1』につづく)

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