11月20日の川景色…2

(『11月20日の川景色…1』のつづき)

199026.jpg前後しますが、豊洲水門をくぐると、フォアがゆっくりとこちらに向かって漕いでくるのが見えたので、最微速まで落として航過を待ちました。

漕いでいたのは、まだ小さな子供たち。その向こう、海洋大学のポンドの防波堤上では、人だかりがしていてどうもこの艇を見守っている様子。少年レガッタ体験教室といったところでしょうか。


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相生橋を過ぎた左手、佃の石川島公園は桜の名所ですが、こちらも葉が美しく色づいて紅葉真っ盛り。春先に劣らない鮮やかさを見せていました。

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毎度おなじみ、大島川水門の更新工事の進捗観察。今回は大きな変化がありました。

何と、月島川水門に続いて、こちらもがっしりとした筋交が入れられたのですね(『7月10日の水路風景…14』参照)。二径間ともにとなればインパクトも大、竣工後の印象も、以前とはがらりと変わったものになりそうです。

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199030.jpg少しピッチを上げて隅田川を遡上、清洲橋の橋名板周りに惹かれてくぐりざまスナップ。ランプケースが洒落た感じでいいんですよね。

桜の紅葉を目にしてふと、もう少し間近に眺めてみたい気持ちもあって、小名木川西口の桜並木はいかがと面舵を切りました。もちろんそれだけではなく、高潮位の日ならではのお楽しみもあるので、このまま東へ向かう心づもりであります。
撮影地点のMapion地図

(28年11月20日撮影)

(『11月20日の川景色…3』につづく)

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タグ : 隅田川派川 隅田川 大島川水門 小名木川 新小名木川水門 江東内部河川

初秋の隅田川

(『9月10日の日本橋川・神田川…5』のつづき)

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少し戻りますが、上流側から両国橋の銘板を見上げて。

改修前の、緑に赤のラインという塗装にくらべ地味ですが、昭和初期の橋らしい重厚な魅力を引き出す、よい塗色だと思います。

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新大橋下流まで下ってきたら、右手、日本橋消防署の桟橋があるあたり、数隻の船がテラスにもやって、工事中でした。

セメント運搬の独航艀「第二十三芝浦丸」が、宇部三菱セメントのロゴを入れたコンクリートプラント(?)搭載の台船に横付けし、奥にはクレーン付き台船もいます。右手に見える足場から、堤防の補修工事でしょうか。

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195054.jpgそして清洲橋。川面を渡る風はさらりと爽やかで、ときおりトンボの飛ぶ姿も見られ、秋の訪れを感じさせるものが。雨の多い夏だったので、この爽快な好天が、まこと貴重に思えたものでした。初秋の大川筋、佳き哉、よきかな。

隅田川派川に入れば、明治丸の山吹色のマスト。空気が澄んできたせいか、空の青さによく映えています。


195055.jpg6叉流まで戻ってきて、スロットルを戻しながら一瞬迷いました。真っ直ぐ帰港しようか、それとも、も少し寄り道してゆこうか‥‥。

まあ、かかる時間がそう変わるわけでなしと、大きく取舵を切って東雲北運河へ入ることに。この選択が、直後に驚きの出会いをもたらそうとは!
撮影地点のMapion地図

(28年9月10日撮影)

(『東雲北運河のロータリーボート』につづく)

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タグ : 隅田川 隅田川派川 東雲北運河 独航艀

9月10日の日本橋川・神田川…5

(『9月10日の日本橋川・神田川…4』のつづき)

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微速で流していたら‥‥ん? わずかにエンジンが息をつくというか、回転にムラがある感じ。休航が長くなったので、どこか不調が出たのかなあ。

船着場も繋留艇もない区間ということもあり、周りに行き会い艇がいないことを確認してから、少し増速して走ってみたら収まりました。インテークにゴミでも引っかかっていたのか、カブリでしょうか。振り返ると、4球のグローブ灯を持つ美倉橋が、午前中の陽を浴びていいお顔に撮れました。

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195048.jpg左衛門橋から下流は、ご存知船宿街の船溜区間。手前から十分減速して、引き波を立てないよう最微速で。

右は三浦屋さんの屋形の一隻、奇抜な電飾で有名な三浦屋船隊、オーソドックスな屋形もライニングの色遣いがどことなく派手な感じ。折り畳み式の一本ミヨシって、どこの船宿が創案したんでしょうね。まさかこれも三浦屋さん?


195049.jpg浅草橋の風格ある銘板と橋側灯(電球もガラスも失われていますが)を眺めながら、下に目を移せば、水面の反射に陰翳をつくるリベットの星空(?)、その向こうの繋留船群‥‥。この角度、好きなんですよね。

和泉橋から下流の上路式鋼アーチ群は、同タイプでまとめて粒のそろったところも魅力ですが、惹かれる理由の一つに、このリベットと曲弦、それに適度な低さのハーモニーである、プラネタリウムのような眺めがあるように思えます。

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隅田川に出て下航し、両国橋をくぐったすぐ右手、これまた可愛らしい塗装のクレーンを載せた台船が。

両国橋の橋詰近くに、まだ足場が残っているところから見て、改修の残工事に携わっているのでしょうか。ピンク地に白の水玉、どこかカルピスの包み紙を思わせる絵柄でした。
撮影地点のMapion地図

(28年9月10日撮影)

(『初秋の隅田川』につづく)

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タグ : 神田川 隅田川 橋の裏側 台船

7月10日の水路風景…16

(『7月10日の水路風景…15』のつづき)

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工事中の二径間を近くから一枚。前後を角落しで締め切られ、排水のホースがそれを乗り越えて伸びているという、水門工事ではおなじみの光景ですが、今まで見慣れた扉体がもうないのだと思うと、ちょっと寂しいものが。

194077.jpg「工事中の水門めぐり」の最後は、堅川水門。進捗は新小名木川水門と同程度といってよく、通航用に従来のままの径間を一つ残し、もう一径間は巻上機室、扉体とも取り去られて、堰柱の工事にかかっているところです。

ちょうど水上バスが通って、引き波で頭が振られるのを押さえながら、回頭して近づいてみました。


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このままくぐって、裏側からも眺めておこう‥‥と目論んだものの、どういうわけだか直前で襟を引っ張られたような気持ちになり、この写真一枚撮って撤収。

ううん、久しぶりに「呼ばれていない」感覚に襲われたなあ。工事中で向こうへ抜けられないとはいえ、入口を突っつくくらいなら構わないはず。ええ‥‥何と申しましょうか、自分でもうまく説明できませなんだ。
撮影地点のMapion地図

194079.jpgおまけにトリ好き写真を二枚‥‥。冬にくらべて夏場は、水路に水鳥の姿が乏しくなる時期ではあるのですが、カルガモや鵜のたぐいは臨海部の運河でもよく見られ、特にヒヨコたちを引き連れた子育て中のカルガモの可愛らしさは、夏の風物詩といってよいでしょう。

写真はマリーナで出会った鴨さん。大手町の三井物産の一件で大騒ぎしていたのも今は昔、水路ではそれこそ、どこでもその姿を愛でられる存在となりました。

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ツバメ可愛いよツバメ。もう間もなく巣立ちを迎えるであろう、モコモコの中ビナたちが狭い巣の中で、リュッ、リュッと鳴きつつ押し合いへし合いしているさまは、萌えすぎてもう身もだえするほど!

もちろん今、9月ともなれば、このヒナたちもとっくに巣立って静かなものですが、7月は巣という巣にヒナが詰まり、艇の近くを親鳥が低空飛行で行き交ったりして賑やかで、可憐な姿に頬をゆるませたものでした。


(28年7月10日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 隅田川 小名木川 新小名木川水門 竪川水門 水辺の鳥たち

7月10日の水路風景…15

(『7月10日の水路風景…14』のつづき)

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「ホタルナ」の船尾を追いながら、隅田川派川との分流点までくると、永代橋のタイドアーチが足場で覆われており、遠目の印象ががらりと変わっていました。吾妻橋や両国橋と同じく、長寿命化工事に取りかかったようですね。

194072.jpgすっかり恒例となった、大島川水門の進捗観察。左径間、1番ゲートの工事が佳境に入ってきたようで、堰柱の間には足場が立ち上がり、近いうちに巻上機室が載せられそうな雰囲気になってきました。

左端に見える白い通船、見覚えがあると思ったら、「5月3日の西側河川…10」のとき、小名木川で出会った船でした。



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続いて、小名木川の西口を通り過ぎようとしたら‥‥おっと、ここの新小名木川水門も工事中なのでした、寄っていきましょう。

あらら、中央と右径間、2・3番ゲートが扉体、巻上機室とも取り払われ、こちらも大規模な更新工事のようですね。

194074.jpg台船と護岸の間に入り、1番ゲートに近づきながら仰いでみると、ブツ切りになった巻上機室の切断面に、取ってつけたような妻板がかぶさっているのに目を引かれました。

しかし、外観はそう痛んでいるようにも見えないのに、何やらもったいないような気もしますが、いざというとき十全に機能してくれなくては困る施設ですから、一定期間ごとの更新は必要なのでしょう。

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ゲートをくぐって河道中央に出て、東側から一枚。橋にせよ、水門にせよ、オリンピックが開催されるころまでには、外観はもとより、安全性ともに面目を一新することでしょう。川景色も、今とはずいぶん変わったものになっているに違いありません。
撮影地点のMapion地図

(28年7月10日撮影)

(『7月10日の水路風景…16』につづく)

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タグ : 隅田川 小名木川 大島川水門 新小名木川水門 水上バス 台船