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築地市場跡の陸閘たち

(『1月7日の水路風景…2』のつづき)

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昨年「10月22日の水路風景…4」で、今さらながら気づいた築地市場跡の堤防に残る陸閘群を、一つづつスナップしてみました。

ただ並べただけで恐縮ですが、これだけの陸閘が一堂に会した(といういい方もおかしいですが!)河畔はそうそうないようですし、番号が振ってあるのにも魅力を覚えたことから、撤去や塗り込めの憂き目にあう前に、記録しておこうと思ったのです。お目汚しまで。

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タグ : 隅田川陸閘

1月7日の水路風景…2

(『1月7日の水路風景…1』のつづき)

311031.jpg港内を流した後は隅田川河口を横断、汐留川水門をくぐって、浜離宮前内水面へ進入。

堤防前はテラス化が進み、周囲には高層ビルがにょきにょき建ち‥‥と、変化の激しい隅田川の中で、浜離宮前は昔と変わらぬ硬質な風景を見せてくれる場所。生地のままのコンクリート堤防に、それを乗り越す排水機場のぶっといパイプ。このハードな雰囲気、今となっては貴重な川景色に思えてきます。

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で、ここに入ったら、築地川をのぞいて様子を見るのがルーチン。‥‥ああ、船着場の少し奥で、フェンスで閉塞されている状態に変化なし。

浜離宮をはさんだ汐留川と築地川って、自由通航を身上とする都内可航河川の中では、珍しい通航禁止区間。かつて不法繋留が多かったこともあり、それを警戒しての処置とは思いますが、マナーも向上したことだし、暗岩や浅瀬もなく危険の少ない築地川はそろそろ開放してもいいのではと愚考するのですが、いかがでしょう。また南門橋を堪能したいなあ‥‥。

さて、以下は先にこちらの動画をご覧になってから読み進めてください。

いつものとおり、築地川水門を通って隅田川に出るわけですが、見通しの悪い水門ゆえ通航時の長声吹鳴は必須。径間の向こうに見える上航・直進している水上バスは「竜馬」。自艇の吹鳴が終わった瞬間、左手から汽笛が! (動画では終盤、かすかに聞こえる程度ですが)‥‥さあ大変、下航船が水門へ進入してくるんだ!

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カメラはONのまま台上に放置して、直ちに増速し水門を出、面舵を大きく切りながら下流方向へ離脱。十分距離が取れたところで目を向けると、左舷を見せて水門に向かっていたのは、観光汽船の「道灌」でした。

ホーッと息をついたところで、頭を下げつつ手を振って、伝わったかどうかは怪しいもののお詫び。ドキッとしましたが、異常接近にはならず何よりでありました。

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下流側へ大回りしながら艇を立て直し、上流へ船首を向けたところでもう一枚。「道灌」はふたたび長声を鳴らしながら、巧みな舵さばきで奥へ消えてゆきました。

いや~‥‥。見通しの悪い場所、しかも定期航路もあり輻輳する区間での長声吹鳴、安全確保には欠かせないことが、改めて身に沁みた次第。皆様もゆめご油断召されぬよう。

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水門を抜ける際に上航していった、「竜馬」の航跡をなぞりつつクールダウン。定期便で賑わう都大路、やはり気は抜けないなあと、改めて肝に銘じたやつがれであります。

あれ、カメラが傾いているのか、橋が傾いているのか‥‥? 築地大橋を前にして撮ると、どうも水平感覚がおかしくなりがちで、いけませんね‥‥。
撮影地点のMapion地図

(令和6年1月7日撮影)

(『築地市場跡の陸閘たち』につづく)

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タグ : 隅田川築地川汐留川水門築地川水門水上バス

10月22日の水路風景…4

(『10月22日の水路風景…3』のつづき)

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隅田川といえば、旧築地市場前で気づかされたことが一つありまして。長きに渡った桟橋の撤去がほぼ終わったようで、コンクリート堤防が本来の姿を露わにしたところで、陸閘がズラリと並んでいることにようやく気づいたのでした。

今年7月、「7月9日の水路風景…4」で鋼管杭が撤去中だったころにもすでに見えていたのですから、相変わらずの注意散漫ぶりですが、堤防がこうして完全に白日のもとに(?)さらされると、陸閘の存在感もまた違って見えてきます。

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306032.jpg昔の水門同様、塗色は赤なのも目に染みてよいものでしたが、何より注目したのが、開口部の両側にナンバリングされていたこと!

書体もちょっと独特だし、惹かれるものがありますよね。テラスになった後も、築地市場の遺構として、非可動ながら残されたりするのかしら。今後がちょっと気になる物件ではあります。

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特にあてなく近場徘徊しているとて、通る水路は限られていますから、恐縮ながらこれもおなじみ、亀島川へふらりと。

降り注ぐ陽光に、両岸にみっちり並んだビル群が水面とともに輝き、明朗な街場の水路といったうららかな表情。都心近くにもかかわらず繋留船群の姿があって、寂しくなりがちな河道を賑わせているのも、この川のよいところでしょう。

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秋から冬にかけての風物詩の一つ、オオバン君もついに大挙飛来する時期となりました。さっそく艦隊(!)を組んで、黒くつやのある羽毛を見せながら母港のポンドを遊弋するようになりました。つい先日と思っていた酷暑も遠くなり、冬の足音を感じさせる水路風景であります。

(令和5年10月22日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 隅田川亀島川水辺の鳥たち

10月22日の水路風景…3

(『10月22日の水路風景…2』のつづき)

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天王洲運河の橋といえば、やはり天王洲ふれあい橋でしょう。新規に架けられた人道橋ながら、どこか古豪鋼橋の風格を感じさせるトラスを選んだのは正解で、このエリアのシンボルといってもいい過ぎでない存在感があります。

くぐろうとしたら、小さな女の子を抱いたお父さんが橋上からこちらを見ていて、二人でニコニコしながら手を振ってくれました。振り返ると、反対側に移動してお見送りまで。こちらからも大きく手を振って応えたものでした。

306026.jpg早くからテラスが整備された芝浦運河地帯とあって、船着場が各所に設けられているのはご存じのとおり。

そういえば、芝浦・新芝運河の周辺ばかり目がいって、高浜運河の船着場は記録していなかったな‥‥と、今さらながらのスナップ。場所は新港南橋の北側、東岸になります。護岸のゴムフェンダーと青い看板が見えますね。

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看板をズームでたぐってみると、「東京港防災船着場 港南3丁目」とありました。いうまでもなく、運河は東京港の一部、テラスや船着場も港湾局の管轄なのです。

港湾局の管理する船着場の場所は、「東京港防災船着場整備計画 参考資料」(PDF)の18ページで総覧できます。ご参考まで。

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ふたたび港内を縦断して、隅田川に入りました。澄んだ空気と青空の下、ビル群をバックにした築地大橋もいいお顔です。

築地大橋はもちろん好きなんですけれど、道路の都合もあって片勾配がついており、眺めているとつられて、平衡感覚がおかしくなるのがどうも‥‥。特に写真に収めると顕著で、難点といわないまでも、う~んと唸ってしまうことではあります。

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築地大橋をくぐったところで、上航する水上バス「ヒミコ」が視界に入ってきました。距離はまだありながら、すでにディーゼルの排気が匂ってきて、船の鼓動が感じられるひととき。航跡をなぞってしばらく遡上しましょう。

塗装工事の養生で、ウッディー(笑)になった勝鬨橋の東径間に近づいたところで一枚。こういった工事中のシーンも、のちのち貴重なひとこまになりますものね。
撮影地点のMapion地図

(令和5年10月22日撮影)

(『10月22日の水路風景…4』につづく)

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タグ : 天王洲運河高浜運河隅田川水上バス

9月18日のフネブネ…2

(『9月18日のフネブネ…1』のつづき)

304011.jpg晴海埠頭H-3バースでおなじみの船影、水産庁の漁業調査船「開洋丸」をスナップ。この煙突周りを切り取ったところ、すごく魅力的じゃないですか。

「水」の字を意匠化した水産庁の庁旗を、そのままファンネルマークとしてあしらったデザインの佳さもさることながら、本船の信号符字が、開口部のない舷側にゴシックで大書きされているのも格好よく、引き締まった感じに。新たなチャームポイントを見つけた気分でした。

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永代橋下流、プレーニングする警備艇「あじさい」。この直前、水辺ラインの水上バス「こすもす」と行逢するシーンを動画(こちら)で撮っていて、その際は徐航していたのですが、何を思ったのかいきなり猛然と増速、すっ飛ばしていきました。

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304014.jpgほぼ同位置で、タイミングよく三崎町中継所通いのバージ便が来たので、こちらも嬉しくスナップ(動画はこちら)。

こちらも顔なじみ、曳船「第33中島丸」。長年見慣れた姿とはいえ、最後の不燃ゴミ輸送河川航路を担っている立役者となれば、おだやおろそかにはできません。ズームでぐぐっと追いかけて、永代橋をくぐる雄姿も一枚ものしたのでした。

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(令和5年9月18日撮影)

(『9月18日のフネブネ…3』につづく)

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タグ : 東京港隅田川派川隅田川曳船警備艇