4月8日の神田川

(『4月8日の常磐橋』のつづき)

218046.jpg毎度おなじみ、御茶ノ水駅横の巨大足場を上流側から望んで。左手法面の陽射しに輝く新緑とは対照的に、自らがつくる日陰に黒々と沈んだ姿が印象的です。

河道上の足場、仮設工作物のたぐいは多く目にしてきましたが、高さのみでいえばこれが群を抜いているように思えるのですが、いかがでしょうか。


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218048.jpg一足先に足場が外れて、更新工事が完了した聖橋の下から、青空にぽっかり浮かんだ白い雲を。RCアーチが作り出すまろやかな円弧のフレーム、いいものです。

さて、振り返って初々しい更新直後の質感を愛でて‥‥と気負っていたら、見事に失敗、ゆがみまくりです。聖橋自身が少しはすになっていることもあって、ズームの歪みを考えよく塩梅しないと、何やらフニャフニャになってしまいますのう。

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和泉橋を望んだところで、轟々と複数の爆音が聞こえてきました。PWCのフリートが遡上してきたのです。

いったん和泉橋船着場の前で漂泊し、後続艇を待ってから一群となって、ふたたび楽しそうに遡上してゆきました。暖かくなれば、大川筋も彼らの姿で賑わうことでしょう。

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神田川を出た後は、軽く浅草までお散歩です。好天とあって各船社の水上バス、プレジャーと上下する船も多く、都大路の華やかさが味わえました。

観光汽船の浅草船着場の前を通ると、「アーバンランチ」が接岸中。いよいよこちらまで定期航路が伸びたのかしら、と思ったらさにあらず。オフシャルサイトのインフォメーションを見ると、「浅草周遊『ちょこっとクルーズ』運航中!」とありました。同船着場を発着点に1日3便、約20分近場をめぐるという、小型船ならではの遊覧コース。気軽に楽しめそうでいいですね。

(30年4月8日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 神田川 隅田川 水上バス アーバンランチ

豊海橋がジャッキアップされる?

218036.jpg4月8日は、お世話になっている方をご招待しての近場巡り。昨日7日は大荒れだった空模様も一転、少し肌寒いものの穏やかに晴れて、気持ちのよい水路行となりました。

砂町運河では港湾局の監視艇「わかしお」と反航。いつもながらシャープかつ端正な姿、しかも手入れが行き届いてピカピカです。

218037.jpg隅田川に出て、水上バスと並んで遡上しながら永代橋をくぐると、高欄側面左寄りに「日本橋川 工事中につき 航路幅減少」の横断幕が。

これも、今回のお題と関係があります。舵を左に転じて、日本橋川河口と向き合ってみましょう。



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ご覧のとおり、豊海橋にも横断幕が。おまけに桁裏は中央を残して足場が架かり、右手の護岸上には、何やら重機の姿も。工事中なのは、第一橋の豊海橋だったのです。

実はこれより前、工事区間の警戒船のお勤めもされているH艇長より、豊海橋はジャッキアップして桁下高を増高する工事にかかる旨、お話を伺っていましたから、「いよいよ始まったんだ!」と、心の中で快哉を叫んだものでした。

しかし、検索して確認しようとしても、ヒットするものはどれも「豊海橋の車両通行止めのお知らせ」(中央区)のように、陸側に向けた道路工事のお知らせばかりで、ジャッキアップの話が一向に出てきません。

う~ん、まだ計画段階で、発表されるに至っていないのかな? 納得のゆかないまま、この日豊海橋を前にしてみたら、横断幕の文言にそれらしいものが。拡大してみましょう。

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豊海橋の工事により、下記の時間帯は、日本橋川が通航止めとなります。/通航止め日時:H30年5月23日(水)(予備日5月24日、25日、28日、29日)時間8時~20時

ウェブ上のお知らせに載っている、陸上の車輌通行止め期間は、2月1日から5月31日。わざわざ船舶の通航を止め、日中のみ1日で済ませようとしているところを見ると、この5月23日ほかがジャッキアップ+支承嵩上げ工事の日とみても、よさそうな気がしてきました。

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現時点で公開情報に当たれないこともあり、タイトルには「?」をつけさせていただきますが、豊海橋の嵩上げ、考えてみれば理にかなった話ではあります。

もともと桁下高が計画高水位を割っていて、堤防に食い込んだ形であり、また今をときめく日本橋船着場への出入りを考えても、豊海橋の低さは懸案事項だったに違いありません。新造、改架という線も考えられたでしょうが、国内では数少ない珍型式の震災復興橋、多少手間ではありましょうが、姿はそのままジャッキアップという案が出ても、不思議ではないでしょう。

日本橋が美しく洗浄され、錦橋は補修の上エポキシ塗装で面目を一新、常磐橋も解体調査後再組立、そして聖橋は補強とともに本来の姿に復元‥‥と、日本橋川・神田川筋の古い橋たちに対する手厚さは、近年とみに目立ってきた感があります。

かつては補修の際、今風な装飾を施したりして、原形を失わせたりした例が少なからずありましたが、最近は竣工時のデザインをできる限り保ちつつ、橋の寿命を延ばす方向へシフトしてきたように思えます。これも水上からの目線が増えたおかげ、と悦に入るのは、ちょっとうがち過ぎでしょうか。

(30年4月8日撮影)

(『4月8日の常磐橋』につづく)

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タグ : 砂町運河 隅田川 日本橋川 水上バス 監視艇

駆け足お花見水路…4

(『駆け足お花見水路…3』のつづき)

218016.jpg大島川水門の右径間を出ようとすると、向こうの右手護岸上に、何やら新しい構造物が立っている‥‥。コンクリートの色がまだ新しく、陽光を反射しているので目立ちますね。

下の写真が正横から見たところ。鋼管の3本脚で、やたらとガッチリした印象です。いずれテラスとなるであろう、張り出しの上に設けられていますが、さて何でしょうね?

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形からして、水門の運転や大横川の通航情報を発信する、電光掲示板が載る架台のように思えました。間違っていたらごめんなさい。

大横川も目黒川同様、お花見水路として知られるようになり、この時期には輻輳するので、日にちを限って通航を規制しようかという話も出ているとのこと。これが電光掲示板だとしたら、そのための準備も兼ねているのかもしれません。

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218019.jpg大横川を出ると、ちょうど水上バス「ヒミコ」が下航してきました。堤防上の桜並木をバックに、季節感のあるスナップを撮りたくなるもの。

佃島もなかなか濃厚な咲きっぷりで、遠望するとピンクの真綿を敷いたように見え、よいものです。ちょっと距離をおくと薄霞がかかってしまうのも、春らしさを感じさせますよね。

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最後は砂町運河、潮見運動公園の桜を背負った清掃船、「第七清海丸」の姿でシメることができました。すでに4~6月のご案内画像で、一瞬前の写真を掲げましたが、明るい船体塗色に桜並木が似合って、これまた春めいたフネ写真になったと自画自賛。1時間に満たない駆け足散歩の割には、大いに楽しめて満足でした。
撮影地点のMapion地図

(30年3月28日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 大横川 隅田川 隅田川派川 砂町運河 水上バス 清掃船 大島川水門

2月3日の川景色…7

(『2月3日の川景色…6』のつづき)

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217032.jpg引き続き道々のスナップを。伊澤造船の桟橋には、都港湾局の監視船「はやみ」の姿が。操舵室上のマストをたたみ、船尾の国旗も掲げていないところから、整備中でしょうか。

隅田川に出て下航していたら、駒形橋の中央径間が、すっぽりとパネルで覆われて養生されていました。側面に点々と窓を開けているやり方、初めて目にしますね。


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いいタイミングでゴミ運搬のプッシャーバージが遡上してきたので、養生の記録を兼ねて一枚。

窓は明かり取りなのでしょうか。塗装ならメッシュ状のカバーで覆うところですが、パネルを使って密閉に近い状態にしたのは、住宅密集地が近いということへの気遣いかもしれません。

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217035.jpg神田川に入ると、清掃船「建河清第7号」と反航。声を掛け合いながら、きびきびと働く乗り組みさん、ご苦労さまです。よく見ると操舵室の妻板上部に、「IHI」のメーカーズプレートが掲げられているのですね。

和泉橋船着場は、えらい数のユリカモメ君たちで埋まっていました。すぐ上のテラスには人がたくさんいるにもかかわらず、手すりに留まっている子も何羽か見えたことから、定期的に餌をくれる人がいるようですね。
撮影地点のMapion地図

(30年2月3日撮影)

(『2月3日の川景色…8』につづく)

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タグ : 旧綾瀬川 隅田川 神田川 清掃船

12月10日の川景色…3

(『12月10日の川景色…2』のつづき)

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道々に、おなじみ堅川水門の進捗観察。8月13日とくらべると、右径間に巻上機室の鈑桁が渡され、右堰柱の足場は外されて、工程の半ばは過ぎたようですね。

214037.jpg神田川に入りました。聖橋の養生パネルが外されたと聞いて、やはり久方ぶりの全貌を眺めるなら川面から、と思って、近所で仕事しているにもかかわらず、見に行くのをガマンしていたのです。

この時期の神田川は、川辺に高いビルが迫り、本郷台の堀割区間はいわずもがなで、陽が射さず冷気が堪える区間。イヤ、顔がこわばりますが、聖橋見たさに背中を押され、微速前進!

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昌平橋と水道橋分水路の吐口があるここ、最近ビルが撤去されて駐車場になり、眺望がよくなりました。

ご覧のとおり総武線の松住町架道橋が、楽に拝めるようになったのです。ユリカモメ君たちが浮いている中にお邪魔して、陽光に輝く橋のサイドビューを堪能。

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214040.jpg昌平橋をくぐったら、陽の角度もよろしく人道橋の側面が反射して川面に映り、いい感じ。おっ、聖橋が早くも、チラリと見えてきましたね。

頭上を渡る総武線電車を仰ぎ、轟音を聞きながら、次第に姿を見せつつある聖橋との対面に、胸が高鳴るおっさん一人。ただし指先はかじかみ、顔面も固くこわばって、だらしないありさまではありましたが。
撮影地点のMapion地図

(29年12月10日撮影)

(『12月10日の川景色…4』につづく)

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タグ : 隅田川 神田川 堅川水門