12月10日の川景色…3

(『12月10日の川景色…2』のつづき)

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道々に、おなじみ堅川水門の進捗観察。8月13日とくらべると、右径間に巻上機室の鈑桁が渡され、右堰柱の足場は外されて、工程の半ばは過ぎたようですね。

214037.jpg神田川に入りました。聖橋の養生パネルが外されたと聞いて、やはり久方ぶりの全貌を眺めるなら川面から、と思って、近所で仕事しているにもかかわらず、見に行くのをガマンしていたのです。

この時期の神田川は、川辺に高いビルが迫り、本郷台の堀割区間はいわずもがなで、陽が射さず冷気が堪える区間。イヤ、顔がこわばりますが、聖橋見たさに背中を押され、微速前進!

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昌平橋と水道橋分水路の吐口があるここ、最近ビルが撤去されて駐車場になり、眺望がよくなりました。

ご覧のとおり総武線の松住町架道橋が、楽に拝めるようになったのです。ユリカモメ君たちが浮いている中にお邪魔して、陽光に輝く橋のサイドビューを堪能。

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214040.jpg昌平橋をくぐったら、陽の角度もよろしく人道橋の側面が反射して川面に映り、いい感じ。おっ、聖橋が早くも、チラリと見えてきましたね。

頭上を渡る総武線電車を仰ぎ、轟音を聞きながら、次第に姿を見せつつある聖橋との対面に、胸が高鳴るおっさん一人。ただし指先はかじかみ、顔面も固くこわばって、だらしないありさまではありましたが。
撮影地点のMapion地図

(29年12月10日撮影)

(『12月10日の川景色…4』につづく)

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タグ : 隅田川 神田川 堅川水門

12月10日の川景色…2

(『12月10日の川景色…1』のつづき)

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クレーン兄弟の奥には、「海王丸」がもやっていました。年末も近いとなれば、港内に休む練習帆船の姿は風物詩といってよいものです。

岸壁に寄せていたので、そのまま真正面から接近し、右舷をなめるように航過して堪能。冬の青空と多檣船、まっことよきかな、佳き哉。

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214033.jpgふたたびすっ飛ばして、豊洲、晴海の沖を過ぎ、隅田川河口でZEN船長の「エスエスSerenade」を発見。

航跡に入ったりしてしばらく遊んで(すみません)いたら、竹芝にジェットフォイル「セブンアイランド友」が接岸中なのを見て、ツーショットを撮りたくなり、右舷側から。フネブネの息づく活気ある川景色、いいですねえ。


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そして浜離宮前、観光汽船「リバータウン」。ああ、待ちに待った冬の陽光の下では、何を眺めても、撮っても楽しい。たのしい。

214035.jpg佃大橋下流で、「TOKYO WATER TAXI」の一隻に追いつきました。今回もハルナンバー00、「2月26日の運河風景…1」でお世話になった1番艇です。

スロットルをしぼってカメラを向けたら、船尾にいた乗り組みさんがこちらに気づき、にこやかに手を振ってくださいました。
撮影地点のMapion地図

(29年12月10日撮影)

(『12月10日の川景色…3』につづく)

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タグ : 東京港 隅田川 水上バス

10月9日の川景色

(『隅田川上流のフネブネ』のつづき)

212041.jpg10月9日、帰路の落穂拾い分といっては語弊がありますが、気になった物件をいくつか。

ちょっとしたことばかりとはいえ、刻々と変わりゆく水路風景の記録として見れば、あだやおろそかにはできますまい‥‥と、例によって暑苦しくスナップした数枚、お目汚しまで。

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タグ : 隅田川 小名木川 大横川 汐浜運河 源森川水門 新小名木川水門 台船

隅田川上流のフネブネ

(『10月9日の岩淵水門』のつづき)

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流頭部より隅田川を下った道々で、出会ったフネブネのスナップです。まずは岩淵水門のすぐ下流にもやう、国交省の「かもめ」。

バウドアを備えた角ばった船体は、揚陸艇を思わせますね。ご覧のとおりえらくアップトリムで、これが常態とは思いますが、はた目にも不安を覚えるスタイルではあります。

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「かもめ」のすぐ下流には、同じく国交省の清掃船、「ちどり」と「水明号」の2隻のカタマランが。

操舵室と船体を塗り分けた、カラフルな「水明号」、機械然とした「ちどり」、同じカタマランとはいえ、対照的な外観が目を楽しませてくれます。

212038.jpg石神井川に入ってみようかな、と思っていたら、風向きの関係か河口にえらい量の浮流物が滞留しており、ペラに巻き込んだらことと断念。

代わりに河口を半ばさえぎって停まっていた押船、「12東庄丸」を一枚。バージの高さに合わせて操舵室が上下する、伸縮式のからくりが魅力の一つ。3年前にも勝どきマリーナで会いましたよね。

212039.jpg尾竹橋の上流まで下ってきたら、おお、堀船清掃作業所に向かう、ゴミ運搬のプッシャーバージが遡上してきました!

ここは腰を据えてじっくりものしてやろうと、スロットルを引いて艇を流し、上ってくるのを待つことに。静かな川面に、ディーゼルの爆音が迫ってくるのを聞きながら過ごすひととき。いや、いいものです。

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押船は「第十八中島丸」、バージは「第六六号」、神田川でもおなじみの中島運輸。

押船の船首を支点にして、バージがゆらり、ゆらりとピッチングするたび、「へ」の字を作るのも面白く、引き波の揺れを快く感じながら、まめまめしく働くその姿を見送ったのでした。
撮影地点のMapion地図

(29年10月9日撮影)

(『10月9日の川景色』につづく)

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タグ : 隅田川 清掃船 曳船

10月9日の岩淵水門

(『10月9日の旧岩淵水門…2』のつづき)

212031.jpg向き直って、こちらは現役の岩淵水門にご機嫌伺い。中央径間をはさむ2本の堰柱は補強され、扉体は中央・右径間が下塗りが露出するほど色褪せてと、以前と変わらぬ状態。

中央径間のみ下航可を示す標識に従い、くぐりながらディテールを愛でてゆくとしましょう。


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左端の巻上機室をズームで。側面に3つ並んだ丸窓、四隅を丸めた台形状の側板が、ちょうど上製本のチリを出したような格好と、未来っぽいような、懐かしくなるような外観。どこか、大阪万博のパビリオンぽい匂い(?)もします。

212033.jpgううう、うまく撮れなかったのですが、舵を取りつつ片手で頑張って、扉体をくぐった瞬間をものしてみました。

広大なスキンプレートの平滑さ、下端にびっしり並ぶ水密材のゴムを留めるボルト、リムの補強を施した梁の丸穴と、普段じっくり見られない角度ではあるので、お馴染みさんとはいえ新鮮な感じです。

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部分補修の跡も痛ましい巻上機室、塗色が褪せ切った2枚の扉体、対照的な補強済みの堰柱‥‥。この中途半端なまだらぶり、さっき訪ねた芝川水門に一脈通じるものがあるなあ。

下流一帯の水門たちは、更新工事が盛んに行われているのに、このもどかしい放置感は何なのでしょう。都心に近い低地の津波・高潮対策が優先されている、ということなのかしら。

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離れたところでぐっとたぐり寄せ、扉体の梁に掲げられたナンバーを一枚。抜き文字の扉体番号って珍しいような。

下塗りが赤く透けてしまっているため、健全なNo.1よりかえって目立ち、目を引かれたのですから皮肉なものです。
撮影地点のMapion地図

(29年10月9日撮影)

(『隅田川上流のフネブネ』につづく)

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タグ : 岩淵水門 隅田川