阿玉川閘門…4

(『阿玉川閘門…3』のつづき)

143036.jpg国道の橋がゲートに迫っているので、少し南へ下がるとご覧のとおり。艇で通行するときは、少々見通しの悪い場所かもしれません。いや、夏に通るときは、桁下にできた日陰で、涼しい水位調整待ちになる利点はありますね。

眺めながらあれこれ妄想していたら、右の堰柱に、ようやく竣工年の刻まれたプレートを発見。昭和34年9月「竣功」とのこと、四隅に締め込まれた、太いマイナスネジの頭にシビレてしまいました。

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143038.jpg橋の下で、ふと水際に目をやると、黒い小さなブイが。感心したのは「暗礁有り」と注意書きがあったこと。文字の書かれた球形ブイというと、新芝川のアレを思い出してしまいましたが、こちらは1個で完結しているのが違います。

簡単ではありますが、航行の安全を思うと、効果は決して少なくないことでしょう。東京の水路でも、マネをしていただきたいくらいです。

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143040.jpg前々回触れた、堤防と国道の築堤に挟まれた「谷間」からの眺め。見えるのは二つのゲートと青空のみ、誰もいない紡錘形の枯れた草原を、閘室が二つに割るという、何とも不思議で、静かな空間です。

川風に吹かれながらの閘門見物、楽しいひとときでした。未訪の「兄弟閘門」はまだ一つ、この東に笹川閘門があるのですが、これは次回のお楽しみとし、帰途につくことにしました。


(26年1月2日撮影)

(この項おわり)

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阿玉川閘門…3

(『阿玉川閘門…2』のつづき)

143031.jpgこの手の管理標識は、他の兄弟閘門でも見かけましたが、今回初めて意識したのが最下欄、「操作受託者 直轄管理」の項目。

本閘門は通航艇の乗員が把手を引いて動かす、セルフ操作ですから普段は無人ということですが、十六島にある仲江間閘門のように、近在の住人の方へ管理・運転が委託されている場合は、受託者の名前または、「委託管理」などと記入されるのでしょうね。

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143033.jpg管理橋から閘室を見下ろして。繰り返しになりますが、ゲート設備のゴツさ(?)にくらべると、閘室は実にちんまりと、ささやかなものに見えます。右は閘室側壁の操作把手と、非常停止の手順を説明したボード。

このくらいの規模の閘門が、江戸川の行徳可動堰や新川排水機場、旧中川~荒川間の木下川排水機場などに併設されたら、楽しいだろうなあ‥‥などと、例によって妄想がむくむく。

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南側に下りて、陽射しに輝く両ゲートを一枚。国道の橋の下から撮るかたちになりましたが、ぎりぎり橋桁が入らないポジションで、フレームに収めることができました。

143035.jpgほぼ同じ位置から、はじめましての阿玉川。利根川と平行する黒部川を結ぶ、全長0.8kmほどの水路ですが、ご覧のとおり釣り人さんで賑わっていました。ヘラブナ釣りの有名スポットのようですね。

大利根本流から、堤防と閘門で守られたいわば「堤内地」とあって、河畔の眺望は開け、逆光にキラキラ輝く川面も穏やか。艪走したら気持ち良さそうな川だなあ、というのが第一印象でした。
撮影地点のMapion地図

(26年1月2日撮影)

(『阿玉川閘門…4』につづく)

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