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扇橋閘門の通航再開せまる

そうだ、バタバタしていて大事なことを忘れていた‥‥。

更新工事の様子をたびたびお伝えしてきた扇橋閘門ですが、通航再開の予定日(あくまで予定らしいですが)が迫ってきました。
8月1日(木)だそうです。

扇橋閘門通航再開日のお知らせ(PDF・東京都建設局

当初の予定では4月1日と、お花見の季節に間に合わせているあたり「さすが都建設局だな!」と一人合点していたのですが、何かご事情があったのでしょう、残念ながら4カ月先送りとなり、加齢が進行する船頭としては少々ツラい夏の盛りと相成りました。でも楽しみだなあ。

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というわけで大変遅くなり恐縮ですが、3月31日に訪ねた扇橋閘門西側ゲート、前扉室の姿を。

前回「12月9日の川景色…2」から約4ヶ月後、足場もすっかり取り去られ、初めて目にする全貌を前に、快哉を叫びたくなるのを抑えてニヤついたものです! いや~、巻上機室の天地一杯に取った窓、大きく張り出した、どこか軽快さを感じさせる回廊。なかなか魅力的じゃないですか!

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公告と通航制限の注意書き看板も更新されました。操作室棟、以前のタイルで化粧していたような華はありませんが、こちらもシンプルで悪くありません。

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この日はロケハンのお手伝いでして、荒川経由で水位低下化区間にもご案内。同日中に後扉室ゲートまで見ることができたのは、本当にラッキーでした!

間近までグッと迫って仰ぐと、未来的な雰囲気が強調されて、これまた素敵です。堰柱をほとんどそのまま流用したとは思えないほど。扉体の巻上機や注排水のバイパス設備も改良されて、高速化されたりしたのかしら。あれこれ想像して、早く通ってみたい思いがつのるばかり。

再開の初日に、一番乗りで通ってみたいのはやまやまながら、8月1日は木曜日、平日です。‥‥う~ん。そういえば、閘門様一番乗りの日は月曜日だったなあ‥‥(悪辣な笑い)。

(31年3月31日撮影)

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タグ : 扇橋閘門 閘門 小名木川 江東内部河川

5月5日の仲江間…4

(『5月5日の仲江間…3』のつづき)

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235017.jpg仲江間閘門を囲んで息づく、微高地集落へ進入。少しはらみだして傾いた右のお宅の塀、ゲート前の無骨な人道橋と、変わらぬ風景を眺めながら奥へ。

人道橋の下、テンダーが一杯もやってありましたが、棹やら廃材やらが山積みになり、おまけに水線付近から草まで生えて、久しく使われていない様子。通航も減ってきたのでしょうか、ちょっと心配になる光景です。

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後扉室ゲートの直前まで近づいてもらい、逆光ながらぐっと仰いでみました。昨年1月2日の記事とくらべていただけるとわかるように、改修工事の結果、扉体の巻上装置が従来のスピンドルからラックに更新されたのです。

更新後の様子は、すでにGoogleストリートビューで確認はできていたのですが、極小閘門ファンとしては、やはり実際にこの目で確かめたいもの。スピンドルのころは、堰柱上に高々と突き立っていた2本のさやが失せ、だいぶおとなし目になった印象を持ちました。

235019.jpg扉体は水上にあって薄目に開けられ、閘室内の水を代謝させている点も以前と変わらず。

しかし、巻上機器周りを更新したのですから、ついでに扉体を塗り替えたり、堰柱を補強したりと何らかの補修がされてもよさそうなものですが、一切それが見られないあたり、使用頻度の低さを感じさせて、少々寂しいものがあります。

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船頭さんがサービスしてくれて、扉体にぶつかる直前まで舟を寄せてくれたので、伸び上がって前扉室の様子ものぞくことができました。

あちらも後扉室同様、巻上機器周りのほかは一切、手を入れられていないようですね。予算など厳しい面もあるのでしょうが、数少ない極小閘門の一つであり、十六島における利根川方への唯一の玄関口でもある仲江間閘門としては、ちょっと気の毒になるような最小限の更新ではありました。
撮影地点のMapion地図

(元年5月5日撮影)

(『5月5日の仲江間…5』につづく)

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タグ : 仲江間閘門 仲江間 閘門 水郷

手賀沼調節水門を訪ねて…5

(『手賀沼調節水門を訪ねて…4』のつづき)

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ふたたび管理橋上、北詰近くから南を見て。高低2基のゲートが並立しているのって、いかにも閘門、という感じがして高揚感のある眺め。

いや、二つ並んだゲートに喜び勇んで近づいてみたら、単なる二重水門だった、という悔しい過去が何度かありますんでねえ‥‥。高さに差があれば、まず閘門に間違いないからです。

230022.jpgそうそう、後扉室のセルフ操作チェーンをもう一度見てみたら、気になるところがあったのでメモとして。チェーンの先端近く、亜鉛引き鉄板らしいプレートがボルト留めされているのが見えますが、手前の横になった1枚、薄れてはいるものの「開」の文字が読めますね。

セルフ閘門には珍しく、一切の操作説明が掲げられていない中、唯一の説明らしいものがこのプレートというわけ。まあ、これがないとどっちを引っ張っていいのか、わかりませんものね。

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北詰西側にある詰所風の建物は、門柱に「調節水門操作室」とありました。銘板にも「コンクリートブロック造り」とあったように、壁面は全てブロック積みというのが、今となっては珍しいですね。窓周りの様子から、サッシは一度更新されたようです。

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操作室の裏手に回って、枯れたガマの穂越しに、冬枯れた雰囲気の一枚をとスナップしてみたもの。

とにかく風が冷たくて、手袋なしの手がかじかんで往生しましたが、爽やかに晴れた冬空の下、閘門と水門風景を大いに楽しんだのでした。

230025.jpg水門を眺めた後は、北詰近くの手賀沼水産会館2階にある、「numa Cafe」でおいしいコーヒーをいただいて温まったのですが、敷地内に観音像があったので、気になって説明を読んでみました。

説明板によると、この像は手賀沼聖観世音菩薩といって、明治以降に水難で亡くなられた250人余りを供養するため、昭和53年に建立されたものだそう。観音様に手を合わせ、一礼してから湖畔を離れたのでした。
撮影地点のMapion地図

(31年1月27日撮影)

(この項おわり)

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タグ : 手賀沼 手賀沼調節水門 閘門

手賀沼調節水門を訪ねて…4

(『手賀沼調節水門を訪ねて…3』のつづき)

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管理橋を渡って南岸、西側から眺めたところ。低く抑えられた堰柱と、間口にくらべ天地をしぼった水門の扉体が、どこか控え目な雰囲気を醸し出しています。水門と舟通しでは、扉体のスキンプレートの向きが逆なのがわかりますね。

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舟通しの前扉室をズームでたぐって。左側の堰柱、セルフ操作のチェーンが2本、強風にあおられて揺れているのが見えますね。こちらはちぎれてしまったのか、先端のアイ(環)は失われていました。周囲に何の説明もないのは他と一緒です。

230018.jpgまだ設置して間がないのか、矢印の赤も鮮やかな河川管理境界の標識。水門から東、利根川に至る水路を手賀川としています。

ご存知のように、干拓によって東側の大半が手賀川となった手賀沼は、東西2つに分かれてしまいました。この点お隣の印旛沼とよく似ていますが、印旛沼が長門川を経て利根川に舟航できるのに対し、手賀川は排水機場のみで、利根川に出られないのが大きな違いです。

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水門の東側には新しい橋が架かっており、しかも管理橋より高さがあるとあって、眺めるには実に好都合です。ただし交通量は多く歩道も仕切られていないので、訪ねられる際はお気をつけて。

イヤ、いいですねえ。離れずとも、全容が視界にすっかり収まってしまうのは、小閘門ならではの楽しさ。実際に稼働することはもうほとんど無きに等しいにせよ、かろうじて現役状態に踏み留まってここに在ってくれるのは、閘門ファンとしてありがたいことです。

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後扉室を正面から。小なりといえどやはり閘門、どっしりとした頼もしさを感じさせる風貌。橋上で寒風に震えながら、その星霜を経た枯れた面持ちに、しばし見入ったことではありました。
撮影地点のMapion地図

(31年1月27日撮影)

(『手賀沼調節水門を訪ねて…5』につづく)

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手賀沼調節水門を訪ねて…3

(『手賀沼調節水門を訪ねて…2』のつづき)

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高欄ギリギリまで迫った前扉室ゲート。裏側も褪色が進み、塗料が剥離して生地が出てしまっている部分も見受けられました。点検運転しているのかなあ‥‥。

230012.jpg前扉室堰柱の橋上から向かって右側、2本のレバーにチェーンが下がっている‥‥。もしかして、セルフ操作の把手? 後扉室を急いで見直してみると、向かって左側にチェーンが2本、からまったようになって下がっていました。

操作説明など、どこを見回しても何も掲げられていませんでしたが、セルフ操作式だったのですね。機側操作と思ったのは勘違いでした。

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左側の堰柱には、風格ある書体で書かれた銘板が。正式名称は関東農政局手賀沼調節水門、扉体の製造は三菱重工横浜造船所。竣工年が記載されていないのが妙ですね。管理橋の親柱に書いてあるので、こちらは省略ということでしょうか。

閘門はやはり「舟通し」と呼称、径間5m、巻上速度0.5m/秒。閘室寸法に触れられていないのが、ちょっと物足りません。

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230015.jpg舟通しゲート前から管理橋上、南を見て。水門のゲートが低いため、管理橋としては眺望が妨げられておらず、明るい印象です。

右写真、塗料がすっかり剥離して読みにくいですが、水門ゲートの銘板。2000年3月とあるので、扉体周りは一度更新されていることがわかりました。もしかして、更新以来再塗装はされていないということでしょうか‥‥。

(31年1月27日撮影)

(『手賀沼調節水門を訪ねて…4』につづく)

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