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淀川の川蒸気を眺めて

248010.jpg古代から舟運路として利用され、江戸時代は近代にいたるまで活躍した三十石舟、過書船でも知られるなど、京、大阪を控えていただけに、早くからひらけていた淀川航路。

川蒸気も関東に先んじて就航しており、大いに興味をそそられるところではあります。乏しい手持ちの中から、川蒸気たちの活躍ぶりをしのべるような絵葉書と錦絵、7点を選んでみました。
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タグ : 川蒸気船 淀川 東横堀川 毛馬閘門 閘門 絵葉書・古写真

3月20日の水路風景

248001.jpg3月20日はお世話になった方々と、お花見を兼ねた近場回りに繰り出してきました。

開花の第一報は早かったものの、さて出てみると満開にはほど遠く残念な結果となりましたが、昼近くにはさわやかに晴れ渡り、楽しめました。以下おなじみの風景ながら、当日のスナップをご覧に入れたいと思います。

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タグ : 大横川 小名木川 北十間川 旧中川 江東内部河川 水位低下化河川 扇橋閘門 荒川ロックゲート 閘門

開田橋閘門を訪ねて…9

(『開田橋閘門を訪ねて…8』のつづき)

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243047.jpg銘板を見つけてホッとしたところで、陸上から閘門の外観を愛でておくことに。上の写真は南側から見たところ。扉体が影に隠れていると、何やらガッチリした橋脚といった風情。こういうローラーゲートとは真逆の“自己主張”しないあたりが、スイングゲートの特徴といえばそうではあります。

左は北側を橋上から見下ろして。右のケーシングが閘門、左が水門ゲートの動力設備になります。


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水門のマイタゲートは、橋上からの視点が最も迫力がありました。広大な径間と、「へ」の字を形作った斜接の様子が強調されて、これぞマイタゲート、といった魅力が感じられたものです。そういえばこのお話の最初に掲げた、Googleマップのスクリーンショットをよく見ると、全開状態のゲートが写っていますね。

243049.jpg西側に回って、よい視点がないか歩きながら探したのですが、ゲートの存在感が薄く(笑)いま一つ。しかし、山並の緑が迫る鏡のような水面は、美しく心癒されるものがありました。

そうだ、手前に見える瓦屋根の長屋、関連施設ぽいですよね。近づいて検分してみましょう。


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おおお、「開田橋予備ゲート格納庫」! 大当たりでした! 建屋の長さからしてもちろん、水門ゲートを収めているのでしょう。ローラーゲートと違って常時水中にあり、清掃や再塗装などメンテナンスの難しいこの手のタイプにとって、迅速に交換できるよう準備しておくのは、必須といえますね。扉体の交換工事の際に必要な角落しも、当然中に備えてあるのでしょう。

水面上からはいうに及ばず、陸上からも大いに楽しませてくれた開田橋水閘門。北潟湖水域の塩分遡上防止と通船を担って、末永く活躍してほしいものです。

(元年11月23日撮影)

(『東尋坊に遊ぶ…1』につづく)

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タグ : 北潟湖 開田橋閘門 閘門

開田橋閘門を訪ねて…8

(『開田橋閘門を訪ねて…7』のつづき)

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後扉室ゲートが静々と開いて、二度の通航も終わりが近づきました。開田橋閘門とも、名残惜しくもお別れです。

普段、ローラーゲートの閘門ばかり通航しているので、水しぶきを上げて開く扉体や大きな閘程、水垂れに備えて身構えるなど、ダイナミックな動きとちょっとした緊張感がつきものなのですが、スイングゲート閘門はそれと正反対の魅力がありますね! 音もなく、激しい動きもなく、あくまで穏やか。静謐こそこの種のゲートの身上ということが、改めて実感できました。

243042.jpg社長にお願いして、もう一回水門ゲートの斜接部に近づいてもらい、まじまじと観察。この角度から見たかぎりでは、水密材はぴったり接しているようですが‥‥。

横利根閘門は、木製の水密材で断面ほぼ一杯に接するようなタイプでしたが、これは手前の平たく幅広のと、奥の太いのと、2条に分けているのでしょうか?


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吉崎屋マリーナに帰着。閘門好き冥利に尽きる楽しく貴重な体験ができたのも、不躾なお願いにもかかわらず社長が快くお引き受け下さり、自ら舵を取って艇を出してくださったおかげ。本当にありがとうございました!

さて、今度は陸上からの検分とまいりましょう。ウェブ上にも資料となるものが少ないので、何か諸元がわかるような発見があると嬉しいのですが。

243044.jpg水上にあるときから気になっていた、開田橋東詰、閘門と隣接した場所にある瓦屋根の建物。変電設備とか、水閘門の関連施設くさいとにらんでいたのですが、どうでしょうか。

ガラスブロックの明り取りがあったりして、大きさからも公衆便所のような雰囲気ではありますが、正面は頑丈そうな鉄扉。むむ、いよいよ怪しいゾ!


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ビンゴ!銘板がありました!左の銘板は水門ゲート、右は閘門ゲートと、二つ揃って掲げられており、思わずニンマリ。

水門は実に、径間18m。扉体の天地は2.5mなので、水深は2mほどといったところ。そして肝心な開閉方式が、「内外水位差による自動開閉及び油圧シリンダによる補助開閉式」! やはり、扉体をフリーにしてあるんですね!

閘門の方を拾ってみると、径間3.5mと、文句なしの極小閘門です。他にゲート設備の記載はないので、推測したとおり注排水のバイパスはなし。設置はどちらも平成16年9月、メーカーは高田機工とのこと。イヤ~、知りたかったことがいっぺんに解明できて、もう小躍りしたくなったことではありました。
撮影地点のMapion地図

(元年11月23日撮影)

(『開田橋閘門を訪ねて…9』につづく)

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タグ : 北潟湖 開田橋閘門 閘門

開田橋閘門を訪ねて…7

(『開田橋閘門を訪ねて…6』のつづき)

243036.jpg閘門を出た後は、社長にお願いして開田橋の下に入ってもらい、水門であるマイタゲートを裏側から眺めてみることに。

桁下高が低いことと、扉体自身が天地寸法がないこともあいまって、実寸以上に大きい径間に見えますね。ここで「あ‥‥アレッ?」と思うところがあって、さらに近づいてみると‥‥。

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扉体の合わせ目、斜接部分にすき間があって、向こうの光が見える!

ということは、全閉時にしっかりロックされているわけではなく、ゆる~く閉じているだけということ? 潮位が高くなれば水圧で密着し、上流側が増水すれば開いて排水するという、あなたまかせのゲートというわけでしょうか。小さい水門には今でもそういう仕組みのものがありますが、こんなに大きな水門で見るのは初めてだなあ‥‥。

243039.jpg桁下から出るとき、社長が「ここに銘板がありますよ!」と笑顔で指さしながら、舵を切って撮りやすいポジションに持って行ってくれました。

いや、“水門マニア”のココロをよく理解してらっしゃる! 近づいてから見てみると、水門や閘門のものではなく、開田橋の銘板でしたが、ありがたくスナップ。平成16年4月竣工、オリエンタル建設の施工と判明。


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いったん距離を取ってもらい、水閘門の全景を一枚。堰柱のない型式のゲートなので、ご覧のとおり外観はあっさり目、存在感があるのは橋のみといってよいほど。その筋の人でなければ、水門や閘門があるなんてわからないでしょう。

左右に見える瓦屋根の建物は、どうやら水閘門の関連施設みたいですね。ゲート関連の銘板があるかもしれませんし、後で見に行ってみましょう。

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ふたたび閘門を通って帰路へ。極小スイングゲート閘門を2度も通れる日など、人生のうちでそうそうあるものでなし、よきかな、佳き哉。秋も深まってのこととて陽射しも低く、逆光続きだったので、イイお顔を記録できてこれまた眼福です。

(元年11月23日撮影)

(『開田橋閘門を訪ねて…8』につづく)

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