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船頭平閘門を訪ねて…6

(『船頭平閘門を訪ねて…5』のつづき)

213026.jpg前方はるか、上流に見えるローゼ橋は長良川大橋。先ほどくぐった立田大橋に続く、愛知県と岐阜県の県境をまたぐ橋です。

このあたり、左手は揖斐川と長良川を分かつ細い背割堤で、有名な油島千本松が川面からも望め、宝暦治水碑もあるとガイドさんよりさまざまなお話があったのですが、寒さと雨で集中できず、申しわけないことをしてしまいました。

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ガイドさんのお話が続く間は、船は微速で上流を目指していたのが、お話が終わったところで舵を切り、爆音を高めて下流へ戻り始めました。

失礼ではありますが、寒さと雨の不安で気持ちが挫けかけていたので、このときは本当に、心底ホッとしたものです。早く上陸して、閘門をゆっくり眺めまわしてみたい!

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閘門のある水路に戻ってくると、長良川から一転してウソのような穏やかさ。ああ、狭水路って本当にありがたい。

写真は船着場にもやった直後で、お弁当を予約した人は上陸して見学後、公園の東屋やベンチで昼食です。屋内の休憩所はないので、この時季はちょっとつらいかもしれませんね。

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213030.jpg晴れたり曇ったり、たまに雨も降ったりと猫の目のようにめまぐるしいので、陽が射すとこの機を逃さじとばかりカメラを向けるクセが‥‥。晴れてさえいれば、暖かくて穏やかなんですがねえ。

さて、本来ならばガイドさんに引率されて木曽川文庫他の見学なのですが、30分以上かかるとのこと。時間もないのでお詫びして失礼し、例によって閘門の周りを走り回ることになりました。
撮影地点のMapion地図

(29年11月19日撮影)

(『船頭平閘門を訪ねて…7』につづく)

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タグ : 船頭平閘門閘門長良川木曽川木曽川観光船

船頭平閘門を訪ねて…5

(『船頭平閘門を訪ねて…4』のつづき)

213021.jpg注水が終わり、閘室両岸の石垣もすっかり水没し、水音が聞こえなくなったところで、ゲートが開きはじめました。

相変わらず暗く撮れてしまいますが、引き続き寒さは寒し、陽が射してくれないかしら。閘門を抜けたら長良川へ出るので、大河の上とて風が抜け、ここより厳しくなるはず。少しでも暖かくなるとありがたいのですが。


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閘門を抜けたところの水路は、なだらかな草の法面がそのまま河水と接するような、実にいい感じの水辺。脚立を水際に立てて、釣りをする人も多く見られました。

と、ここでさあっと晴れ間が! 木々の紅葉が陽に映えて、本当にキレイ! ほんの一瞬でしたが、絵のような川景色に乗客一同うっとり。

213023.jpgくねる水路を回り込むと、屈曲の内側に結構な広さの船溜があり、フェンスで囲われた中には数隻の業務船が見えました。

独特の甲板室を持つ、やけに扁平な白いカタマラン3隻は清掃船かしら。左の「はりま 三重」と書かれた青い船体は、浚渫船と押船かな? どうやら、国交省の河川整備用の業務船みたいですね。

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初めましての長良川。鵜飼で知られる大河川の中央に躍り出た船は、スロットルを開いて遡上開始。風はさらに強く、ご覧のとおり川面もさざ波立って、予想どおりの厳しい寒さに、まあ震えあがりました。

おまけに小雨もぱらつき始め、川景色にカメラを向けるのも気が進まなくなるような状況に。せっかく来たのですから、色々と眺めて、撮って帰りたい気持ちはあるものの、ここでちょっとくじけてきたのも正直なところです。

213025.jpg
河中から基礎を介して建つ鉄塔が、ちょうど正横に来たところで頑張って一枚。むう、やはり雨滴がついてしまった‥‥。「↑電線注意」の警告があるあたり、関東と変わりません。
撮影地点のMapion地図

(29年11月19日撮影)

(『船頭平閘門を訪ねて…6』につづく)

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