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秋田港で、ロータリーボートの生存が確認される!


先日、まも(@Kojimamo)氏のツイートを拝読していたら、10月27日にアップされたものの一つに、「秋田港の貯木場に置かれてた曳船。陸に上がったその小さな姿は殺人的可愛さであった。」とありました。

貯木場、可愛らしい曳船…もしや? 何かピンとくるものがあって、写真を拝見してみると、おお、まごうかたなきロータリーボート! 上部構造物はこの現場のオリジナルらしい、立派なエンクローズドキャブですが、タライのような寸詰まりの可愛らしさはスポイルされていません。

過去ログ「究極の曳船! 第十一あかつき」「ロータリーボートだった! 第十一あかつき」ほかで、すでに引退してしまったロータリーボート「第十一あかつき」に惹かれて、早や5年余。

その間、ちょぶさんに「心残りの名古屋港、会いたかったロータリーボート」(がーちゃんフォトアルバム Vol.2)で名古屋に現役艇がいることを教えていただいたり、のち幸いにして、新潟で現役のロータリーボートに出会う(『山の下閘門の筏…2』参照)ことができましたが、その後は全く情報が途絶えていました。

それだけに、今回のまも氏のご報告は嬉しく、もしかしたら他の地方の貯木場にも、現役艇が生き残っているかもしれない…と、ほのかな希望を抱いたものです。まも氏にこの場を借りて御礼申し上げます、ありがとうございました!

(写真は23年8月10日、新潟・通船川にて撮影)

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タグ : 通船川ロータリーボート

朱鷺メッセから眺める新潟…3

(『朱鷺メッセから眺める新潟…2』のつづき)

70296.jpgそして北東方向を見ると、おおお、タンクの林の向こうに、通船川と山の下閘門が見える!

しかもよ~く目を凝らすと、曳船に曳かれた筏が東へ去ってゆくところ(赤矢印)まで! これは思ってもみなかった眺めで、嬉しくなりました。


70297.jpg
山の下閘門を、ぐっとズームで引き寄せた一枚。

今回、構内に入って間近に運転風景を見られなかったのは残念でしたが、お陰で豪快な排水シーンや筏の通航、それに現役ロータリーボートの活躍ぶりも見ることができたのですから、怪我の功名といったところでしょうか。

70298.jpg万代島東水路の末端には、造船所がありました。建屋まで引き込まれた2本のレールのうち1本には、漁船が上架されており、もう1本にはトラバーサーが設けられていて、船台を屋外のレールに横移動できるしくみになっています。

周囲を真新しい道路や駐車場に囲まれたさまは、少々肩身が狭そうな雰囲気ではありますが、頑張っていただきたいものですね。

70299.jpg
見るもの全てが面白く、楽しめた今回の新潟訪問でしたが、中でも一番の水路風景を挙げるとしたら、やはり通船川、山の下閘門で見た筏の通航シーンでしょう。首都圏では過去のものとなってしまった筏輸送が、今なお盛んに行われている通船川! それを想うだけでも、もう何か胸がいっぱいになってきます。

70300.jpg素晴らしい眺望を堪能して朱鷺メッセを後にし、帰りの電車を待つ間に入った喫茶店で、テーブルの上に置かれていた星占いの自販機(?)。子供のころ、近所のラーメン屋さんに置かれていたっけなあ…かつては1回20円だった記憶が。

懐かしさから、100円を入れてことに及んだところ、故障なのかものが出てきません。すぐにママさんが代わりの100円を出してくれ、再度挑戦したところ今度は成功、ストローに入った巻紙がコトンと出てきました。実はまだ開封していないのですが、良いことが書いてあるのかしら。


(23年8月10日撮影)

(『ご当地銘菓、その名も「河川蒸気」!』につづく)

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タグ : 通船川山の下閘門閘門曳船

通船川水門…2

(『通船川水門…1』のつづき)

70205.jpg水門北側から、高水敷に伸びる河道を眺めて。すぐ下には排水機場の樋門があり、向こうにはびっしりと漁船がもやっています。

水辺まで灌木が迫る緑濃い水路に、舷を接して憩うフネブネ…。実に感じのよい船溜で、しばらく立ちつくし、ほれぼれと眺めてしまいました。


70207.jpg扉体の裏側には、これまた厳めしい銘板が。「新潟市 遠藤鋼機株式会社 製造」地元のメーカーでしたか、書体がリベット組み扉体の雰囲気によくマッチしています。

しかし、せっかく立派な銘板を掲げているのですから、扉体と同色で塗りつぶすのはかわいそうですね。磨き出しとはいわないまでも、凹部を黒く塗るだけでずいぶん引き締まると思うのですが。

70208.jpg
ふたたび堤防を降りて、閘門の前から管理橋の下をのぞき込んで。

閘門を楽しんで、橋と水門をくぐると船溜の舟列に迎えられ、そして雄大な阿賀野川の川面が広がる…。可航水路としては、最高レベルのシーナリィに恵まれた区間じゃないですか! ここを艇で走れる人は、幸せ者です。

70209.jpg堤防を降りた南岸にあった、カマボコ屋根のブロック小屋は「通船川水門発電機室」。停電時に備えての自家発設備ですね。

公道のかたわらに、柵にも囲われず一棟だけぽつりと建っているさまが、何だかわびしくて惹かれるものがありました。



70210.jpg水位低下化河川に閘門、水門と、水路の面白さが凝縮された津島屋を辞して、堤防道を南下します。

初めて見る阿賀野川の雄大な流れに目を奪われながら、汗だくの身体に鞭打って、次のお楽しみスポットへ!



(23年8月10日撮影)

(『新井郷川排水機場の「船通し」…1』につづく)

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タグ : 通船川水門樋門通船川阿賀野川

通船川水門…1

(『津島屋閘門の周辺…2』のつづき)

70201.jpg阿賀野川の堤外地にあって、通船川の東端を守るのがこれ、通船川水門。

ダンプがひっきりなしに通る堤防道・県道17号線を横切って、正面の表情を拝んでみようと法面を降りてみました。



70202.jpg
南側から見上げて。コルゲート鉄板製の巻上機室は、後ろに控える津島屋閘門とよく似ています。規模にくらべて、不釣り合いなほど階段が大きいですね。遠隔操作ではなく、巻上機室に人が上がって、機側操作する必要があるためでしょうか。
撮影地点のMapion地図

70203.jpg閘門に負けず立派な銘板。「昭和四十年三月竣功」とありました。新潟地震(昭和39年6月16日)の翌年に完成したのですね。

いわば、水位低下化以前の通船川を知っている水門、ということになります。


70206.jpg
ぐっと近寄ってもう一枚。やはり水門は、見上げる角度から眺めると迫力が違います。東京では、夜間設備に監視カメラ、スピーカーと、お祭りみたいに装備をぶら下げた水門を多く見てきたので、ずいぶんあっさりした印象でした。

70204.jpg近くに寄ってみると、扉体がリベット組みなのに気づかされました。ちょっと古めかしく見えますよね。

ひとつ気になったのが、この堰柱内側に取り付けられた金具。足場の内側にそれぞれ2段、ローラーのようなものが見えます。う~ん、何だろう? 足場の近くにあるということは、人が上がって何かをするものだということはわかるのですが、皆目見当がつきません。扉体の整備に関係するものでしょうか。


(23年8月10日撮影)

(『通船川水門…2』につづく)

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タグ : 通船川水門通船川阿賀野川

津島屋閘門の周辺…2

(『津島屋閘門の周辺…1』のつづき)

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拡幅工事の西端部から、さらに西側を見たところ。鋼矢板むき出しの狭水路、まさに「阿賀野川 通船川水門と津島屋閘門」で拝見した通船川そのものの光景です。工事に取りかかる以前は、北岸の際まで家屋が密集していたのでしょう。

ここも仮設橋の下に低い梁があり、リンボーダンス状態になっていますね。矢板のコンクリート製天端が2段になっているのは、地盤沈下にともなって護岸をかさ上げした跡でしょうか。

70197.jpg北岸の排水機場に隣接したスペースは、河畔のテラスとして整備されていました。小さいながら日除けやベンチ、お手洗いまで備えた立派なもので、テラスというより小公園の趣きです。

写真奥にゲートが見えるように、閘門を眺めるにも具合のよい場所であり、南岸にくらべて小高い位置にあることもあって、眺望もよく居心地は悪くありません。
撮影地点のMapion地図

70198.jpgテラスからはスロープが伸び、前回紹介した、船着場様の拡幅部に降りられるようになっていました。

このテラスが一通りの設備をそろえているのは、船着場の待合スペース的な機能を考えてのことかもしれませんね。静かな家並の中にある、閘門の見える船着場とテラス、素敵じゃないですか。


70199.jpg
失礼ながら、笑ってしまったのがこの看板。法面や護岸の構造が、柵の根入まで図面のように詳しく描いてある…。テラスの利用者に向けての注意としては、ずいぶん濃厚な情報量です(笑)。

70200.jpg変わり型閘門・津島屋閘門のディテールだけでなく、変貌しつある通船川の様子も観察することができて、満足満足。

おっと、堤防の向こうには、まだ通船川水門が控えています、こちらも楽しんでいくとしましょう。




(23年8月10日撮影)

(『通船川水門…1』につづく)

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タグ : 通船川水位低下化河川通船川水門