5年ぶりに横浜へ…3
(『5年ぶりに横浜へ…2』のつづき)
●「12月9日のフネブネ…2」で見て衝撃を受けた、塩浜運河のもの凄いアップトリムの本船「MARINA」、そのままの姿で同位置にいたので、いやもう2度ビックリ!
往路は光線が悪かったので、この2枚は復路に撮りなおしたもの。5カ月近く経っても変化なしとは、これが空荷の常態などではなく、のっぴきならないのだと思わざるを得ませんでした。

●やはり機械室とか、船尾の大きな区画が浸水しているのでしょうか。しかし、長期に渡っていわば放置状態ということは、船主が手元不如意か何かで、修繕や移動もままならないということになります。早く解決するといいですね‥‥。

●田辺運河入口の東、5年前にも紹介した強烈なアンローダー(船尾にちらっと見えていますが)がよい目標になっている、三井埠頭では巨大なばら積み船が荷役中。京浜運河ならではの質量過剰な光景、いいものですわ!
●鶴見線・海芝浦駅の前まで来ると、一つ変化が。画面奥に「TOSHIBA」の大きな電飾看板が掲げられていたはずなのに、なくなっていますね。
23年10月の記事「京浜運河地帯に拾う…4」の写真と見くらべてみたら、看板を掲げていた建物、建て替えられていたことが判明。いい雰囲気の看板だったのですが、惜しいことでした。

●横浜港の防波堤内に入ると、ノースドックにカタマラン・タイプの米軍艦が。音響測定艦ですね。後ろにはクレーン船、揚陸艇も見えます。音響測定艦、ハルナンバーが見えないこともあり、艦名はあまり自信がありませんが「インペカブル」でしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(31年4月13日撮影)
(『5年ぶりに横浜へ…4』につづく)

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往路は光線が悪かったので、この2枚は復路に撮りなおしたもの。5カ月近く経っても変化なしとは、これが空荷の常態などではなく、のっぴきならないのだと思わざるを得ませんでした。

●やはり機械室とか、船尾の大きな区画が浸水しているのでしょうか。しかし、長期に渡っていわば放置状態ということは、船主が手元不如意か何かで、修繕や移動もままならないということになります。早く解決するといいですね‥‥。

●田辺運河入口の東、5年前にも紹介した強烈なアンローダー(船尾にちらっと見えていますが)がよい目標になっている、三井埠頭では巨大なばら積み船が荷役中。京浜運河ならではの質量過剰な光景、いいものですわ!

23年10月の記事「京浜運河地帯に拾う…4」の写真と見くらべてみたら、看板を掲げていた建物、建て替えられていたことが判明。いい雰囲気の看板だったのですが、惜しいことでした。

●横浜港の防波堤内に入ると、ノースドックにカタマラン・タイプの米軍艦が。音響測定艦ですね。後ろにはクレーン船、揚陸艇も見えます。音響測定艦、ハルナンバーが見えないこともあり、艦名はあまり自信がありませんが「インペカブル」でしょうか。
【撮影地点のMapion地図】
(31年4月13日撮影)
(『5年ぶりに横浜へ…4』につづく)

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英艦「モントローズ」来航!…4
(『英艦「モントローズ」来航!…3』のつづき)


●対岸、豊洲の近くまでゆっくり回頭しながら距離を取って、両艦のサイドビューを遠望。う~ん、「モントローズ」の塗色が淡い色のせいもあるのでしょうが、やはり背景の足場が架かったビルに埋もれがちだなあ。竣工後の壁面の色によっては、今後もちょっと考えてしまいそう。
この点、「むらさめ」は場所的に恵まれたのと、塗色が濃いこともあって割とくっきり撮れました。暖かくなったこともあり、少し霞がかかっていますから、真冬の鮮明さは望むべくもありません。
●豊洲に寄せたとなれば、市場の桟橋に着けた魚介運搬船をスナップしておかなければウソというもの。
この日は前回と違って、「第一八幡丸」一隻のみでした。逆光でしたが、陽に照らされた甲板が白く浮かび上がり、いつもと異なった印象。毎回同じことをいって恐縮ですが、小型の本船って夢があるなあ。
●「モントローズ」拝観は以上で終わり、以下は同日の道々で拾った沿岸のことどもや、フネブネの姿を垂れ流してゆきます。
砂町運河から六叉流に至り、東雲運河へ進もうとしたら、右手の豊洲運河から黒い船体色のいかつい押船が。東庄丸船団の一隻ですが、番号はわかりませんでした。一旦停止して、独特の船首波と、無骨なフォルムを堪能しつつやり過ごしました。

●そしておなじみ、宇部さんのダブルリンク引き込み式クレーンを、ぐっと近くからアップで。
ツートンの塗装にハンドレールの黄色が映えて、独特の外観とともに、えもいわれぬ魅力を発散していました。
【撮影地点のMapion地図】
(31年3月9日撮影)
(『3月9日のフネブネ』につづく)

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●対岸、豊洲の近くまでゆっくり回頭しながら距離を取って、両艦のサイドビューを遠望。う~ん、「モントローズ」の塗色が淡い色のせいもあるのでしょうが、やはり背景の足場が架かったビルに埋もれがちだなあ。竣工後の壁面の色によっては、今後もちょっと考えてしまいそう。
この点、「むらさめ」は場所的に恵まれたのと、塗色が濃いこともあって割とくっきり撮れました。暖かくなったこともあり、少し霞がかかっていますから、真冬の鮮明さは望むべくもありません。

この日は前回と違って、「第一八幡丸」一隻のみでした。逆光でしたが、陽に照らされた甲板が白く浮かび上がり、いつもと異なった印象。毎回同じことをいって恐縮ですが、小型の本船って夢があるなあ。

砂町運河から六叉流に至り、東雲運河へ進もうとしたら、右手の豊洲運河から黒い船体色のいかつい押船が。東庄丸船団の一隻ですが、番号はわかりませんでした。一旦停止して、独特の船首波と、無骨なフォルムを堪能しつつやり過ごしました。

●そしておなじみ、宇部さんのダブルリンク引き込み式クレーンを、ぐっと近くからアップで。
ツートンの塗装にハンドレールの黄色が映えて、独特の外観とともに、えもいわれぬ魅力を発散していました。
【撮影地点のMapion地図】
(31年3月9日撮影)
(『3月9日のフネブネ』につづく)

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英艦「モントローズ」来航!…3
(『英艦「モントローズ」来航!…2』のつづき)
●艦橋構造物をほぼ正横から。壁面に取り付けられたさまざまな装備品が、陽光でディテールをくっきり浮かび上がらせています。
「むらさめ」のそれにくらべて、構造物がこじんまりとまとまっている分、装備品の密度が濃い感じがします。しかし、背後に林立するクレーンがどうも‥‥。クレーン群のみで眺めたら、青空に紅白のジブがきれいなのでしょうが。

●目を引いたのが、この煙突に取り付けられた王冠と紋章らしきもの。ハシゴとハンドレール、足場が周りに見えることから、常時掲げているのではなく、今回の入港時のような儀礼的な必要があるときに限って、取り付けられるのかもしれません。
23型フリゲートは、各艦とも公爵家に由来した艦名をつけているそうで(Wikipedia『23型フリゲート』)、下の紋章はモントローズ公爵家の紋章、薔薇であることはわかったのですが、王冠についてはわかりませんでした。しかし、グレー一色の中でよく映えて、デザインも品がよくきれいですね。

●左舷後方から。賑やかな艦橋と前部マスト周りにくらべて、後半はだいぶシンプル。そのせいでヘリコプター格納庫の、上すぼまりなエッジが立った外形が見てとれ、軽快な印象を受けました。
興味を惹かれたのは、船尾周りの開口部がすべて、網状の何かで塞がれていたこと。ヘリ甲板のそれと合わせると、船尾が網だらけといった感じでしたが、何か運用上の理由があるのでしょうね。
●少し戻って、先ほどから気になっていた横付け中のバージも少し。
船名は「1×1八洲丸」、真ん中の数字が錆で読めませんね。舷側も汚れて、だいぶくたびれた感じです。ホールドにはシートがかかり、何か荷役をしているわけでもなさそう。船尾側から見てみると‥‥。

●座っていた乗り組みさんがやおら立ち上がり、仁王立ちでにらまれてしまった(笑)。まあ、不審船接近ともなれば、監視せずにはおられますまい。ご心配をおかけしてすみませんでした。
舵の座には発電機が置かれ、右を見ると「モントローズ」との間に、黒い電線かホースのようなものが渡されています。停泊中の電源を供給しているとは考えづらいし、ビルジを抜くホースとしては細過ぎるし‥‥と、こちらも何をしていたのかわからずじまい。
(31年3月9日撮影)
(『英艦「モントローズ」来航!…4』につづく)

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「むらさめ」のそれにくらべて、構造物がこじんまりとまとまっている分、装備品の密度が濃い感じがします。しかし、背後に林立するクレーンがどうも‥‥。クレーン群のみで眺めたら、青空に紅白のジブがきれいなのでしょうが。

●目を引いたのが、この煙突に取り付けられた王冠と紋章らしきもの。ハシゴとハンドレール、足場が周りに見えることから、常時掲げているのではなく、今回の入港時のような儀礼的な必要があるときに限って、取り付けられるのかもしれません。
23型フリゲートは、各艦とも公爵家に由来した艦名をつけているそうで(Wikipedia『23型フリゲート』)、下の紋章はモントローズ公爵家の紋章、薔薇であることはわかったのですが、王冠についてはわかりませんでした。しかし、グレー一色の中でよく映えて、デザインも品がよくきれいですね。

●左舷後方から。賑やかな艦橋と前部マスト周りにくらべて、後半はだいぶシンプル。そのせいでヘリコプター格納庫の、上すぼまりなエッジが立った外形が見てとれ、軽快な印象を受けました。
興味を惹かれたのは、船尾周りの開口部がすべて、網状の何かで塞がれていたこと。ヘリ甲板のそれと合わせると、船尾が網だらけといった感じでしたが、何か運用上の理由があるのでしょうね。

船名は「1×1八洲丸」、真ん中の数字が錆で読めませんね。舷側も汚れて、だいぶくたびれた感じです。ホールドにはシートがかかり、何か荷役をしているわけでもなさそう。船尾側から見てみると‥‥。

●座っていた乗り組みさんがやおら立ち上がり、仁王立ちでにらまれてしまった(笑)。まあ、不審船接近ともなれば、監視せずにはおられますまい。ご心配をおかけしてすみませんでした。
舵の座には発電機が置かれ、右を見ると「モントローズ」との間に、黒い電線かホースのようなものが渡されています。停泊中の電源を供給しているとは考えづらいし、ビルジを抜くホースとしては細過ぎるし‥‥と、こちらも何をしていたのかわからずじまい。
(31年3月9日撮影)
(『英艦「モントローズ」来航!…4』につづく)

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英艦「モントローズ」来航!…2
(『英艦「モントローズ」来航!…1』のつづき)
●こうして不審船がのほほんと眺めている間にも、乗り組みの皆さんはきびきびと立ち働いており、甲板掃除をしたり、ものを運んだりとお忙しそう。何か申しわけないような気持ちになります‥‥。
写真のように、大きなパレットを降ろしている隊員さんも。一般公開の準備もあるのでしょうね。

●さて、「モントローズ」拝見とまいりましょう。艦橋の高さを抑えてあるせいか、重心の低い、しかも引き締まった精悍な印象。陽射しを反射する明灰色の塗装が、英艦らしさを感じさせてよいものです。おや、バージが左舷に着いていますね。これは後ほど見てみることにしましょう。
●英艦といえば、興味の注がれるのがマスト周り。6年前の「デアリング」には及びますまいが、こちらも劣らず強烈な印象です。
詳しくないので、造形を愛でるに留まっていますが、例のトゲトゲやヤードの複雑な形、あと、何より目線を吸い寄せられたのは、手前に張り出したプラットフォーム上にゴロリと乗った、うつろな顔の丸坊主‥‥。

●艦首周りをほぼ正横から。緩やかな曲線で構成された艦首や上甲板のライン、無骨な上部構造物とは対照的な、ステルス仕様の砲ケーシングと目線を移しつつ堪能。ううん、艦首舷側にハルナンバーがないのって、やはり寂しい気がして、なかなか慣れません。

●艦橋付近に目を移して、気になったのはウィング直下に2本並んでいたこれ。短魚雷発射管でもなし、何だろうと検索してみたら、Mk.59なるデコイのランチャーなのだそう。
発射されると多面体の風船(?)がボッとふくらんで水面に浮き、低空を突進してくる対艦ミサイルをおびき寄せる働きをするのだとか。なるほど、レーダーリフレクターをおとりにして、ミサイルを逸らせるための兵器なのですね。
(31年3月9日撮影)
(『英艦「モントローズ」来航!…3』につづく)

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写真のように、大きなパレットを降ろしている隊員さんも。一般公開の準備もあるのでしょうね。

●さて、「モントローズ」拝見とまいりましょう。艦橋の高さを抑えてあるせいか、重心の低い、しかも引き締まった精悍な印象。陽射しを反射する明灰色の塗装が、英艦らしさを感じさせてよいものです。おや、バージが左舷に着いていますね。これは後ほど見てみることにしましょう。

詳しくないので、造形を愛でるに留まっていますが、例のトゲトゲやヤードの複雑な形、あと、何より目線を吸い寄せられたのは、手前に張り出したプラットフォーム上にゴロリと乗った、うつろな顔の丸坊主‥‥。

●艦首周りをほぼ正横から。緩やかな曲線で構成された艦首や上甲板のライン、無骨な上部構造物とは対照的な、ステルス仕様の砲ケーシングと目線を移しつつ堪能。ううん、艦首舷側にハルナンバーがないのって、やはり寂しい気がして、なかなか慣れません。

●艦橋付近に目を移して、気になったのはウィング直下に2本並んでいたこれ。短魚雷発射管でもなし、何だろうと検索してみたら、Mk.59なるデコイのランチャーなのだそう。
発射されると多面体の風船(?)がボッとふくらんで水面に浮き、低空を突進してくる対艦ミサイルをおびき寄せる働きをするのだとか。なるほど、レーダーリフレクターをおとりにして、ミサイルを逸らせるための兵器なのですね。
(31年3月9日撮影)
(『英艦「モントローズ」来航!…3』につづく)

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英艦「モントローズ」来航!…1

パターンではありますが、東雲運河をデッドフルで気持ちよく飛ばし、エンジンの健康管理を兼ねつつ急行。

‥‥しかし、オリンピック選手村ですか、大きな建物群の工事が急ピッチで進んでおり、沖からの眺めも一変した感が。船を撮っても埋もれてしまいそうですね。

●近づいて減速、堪能モードに。ホストシップは護衛艦「むらさめ」、英艦は23型フリゲート「モントローズ」。こうして英海軍艦艇の来航が相次ぐのを見ると、両国海軍の交流が緊密になってきたのを感じさせます。

●まずは「むらさめ」から。これも毎度のパターンで恐縮ですが、正面から一枚ものしようと微速で航過しつつパシャパシャ。
ああ、きれいにど真ん中がきまらず、わずかにズレてしまった‥‥。影になった左側、右舷のハルナンバーのみ、くっきり浮かび上がっているのが印象的です。岸壁上には、艦名の横断幕が張られた舷梯が渡されているのがわかります。今日は間もなく一般公開されて、両艦とも多くの見学者で賑わうことでしょうね。

●左舷に回って、艦橋周りから艦首を。ゆるやかな波形を描く、上甲板のラインが素敵。しかし、舷側方向から眺めると案の定、クレーン群や足場で囲まれた建物が背景を埋めて、特に大型艦の上部構造物のディテールを観察するには、具合のよくない状態です。
工事が終われば、今よりだいぶすっきりすることと思いますが、バックに建物が連なれば、以前のように心おきなく、というのは望むべくもなくなりそうではあります。慣れたらこれも、一つの変化として楽しめるようになるのかもしれませんが。
(31年3月9日撮影)
(『英艦「モントローズ」来航!…2』につづく)

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